「GRAN 天空」に乗ってきました
17日のことですが、4月24日に運行を始めた「GRAN 天空」に乗ってきました。
高野山は弘法大師が修行の場として開いたところで、約1200年の歴史を誇っている。この高野山に向けて、南海は看板列車となる特急を走らせてきた。「こうや」がそれである。その南海が橋本ー高野山間を走っていた「天空」を発展させるかたちで運行を始めたのが「GRAN 天空」である。車両は新しくつくるのではなく、既存の高野山直通の「ズームカー」を改造する。
特急券は原則インターネットのみの販売なので(1、2号車なら乗車当日に限り、難波、極楽橋、高野山で買うことができる)、事前に買っておいた。「こうや」などとは別の、独自のシステムを採用している。ただ、高野山への客層を考えるととても難しい人が多そうに思われる。いざとなったら当日駅で買う方法もある、特急券だけの1、2号車はまだ良いが、4号車は乗車券もスマホなので、慣れていないと難しい。それを考えると、少々高くても旅行会社で買えたほうが良い。今のところ、1、2号車に乗るツアーはあるが(日帰り、宿坊での宿泊ともにあり)、4号車のプランは見当たらなかった。いずれ出てくるのを期待したい。
「GRAN 天空」には橋本から乗る。近鉄名古屋から急行等を乗り継ぎ、吉野口からはJRに乗って橋本にやって来た。これから乗るのは橋本11:30発の「GRAN 天空2号」である。高野山から「GRAN 天空2号」がやって来た。どこの扉からでも乗ることができるが、2号車に係員がいるため、そこから乗る。特急券を見せる必要があるかと思い、スマホの準備をしたが、見せる必要はなかった。指定された席に座る。以前にも書いたが、「GRAN 天空」は既存の「ズームカー」を改造したもの。扉の位置はそのときのものを活かしている。そのため座席の位置と窓が合っておらず、一部の座席は景色が見づらい。指定された席もあまり良くない。
「GRAN 天空」の売りは、サービスカウンター。4号車は本格的な食事を出すが、1、2号車の乗客も軽食(北極星のオムライスと会津屋のたこ焼きがある。ただ正直言って少なく、カレーなどもう少し点数が欲しいところだ。せっかく自由軒のお菓子を売っているのだから、自由軒のカレーを売ってもいいだろう)や飲み物が買える。南海は明治時代(夏目漱石も利用した?)と大正末期から昭和初期にかけて食堂車を連結していたが、それ以来のできごとだ。そのときはいずれも南海本線だったから、高野線では初めてのことだろう。もう少し後で行こうと思ったが、金剛で営業を終了するとのことなので、すぐに向かう。2列+1列のリクライニングシートが並ぶ1号車、2人が横に並ぶか向かい合わせになる2号車を通り、3号車のサービスカウンターに行く。ちなみに4号車は食事を頼んだ人の席で、1、2号車の人は立ち入ることもできない。ホットコーヒーを頼んだ。座席に戻って飲む。
「GRAN 天空」は「こうや」よりもサービスは上だが、停車駅は「こうや」と同等。むしろ九度山が増える分、多い。橋本から乗ったが、林間田園都市、河内長野、金剛と停まっていく。通勤特急ではないのでだから、林間田園都市や金剛ぐらいは通過しても良いだろう。見る限り利用者はいなかったが(河内長野では親子連れが乗ってきた。試乗目的か?)、どうしても停まるとせわしなくなる。後の都合もあって、堺東で降りる。次に乗る機会を期待しつつ、「GRAN 天空」を見送った。
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