地鉄本線は全線維持へ
一部区間で廃止の話があった富山地鉄本線ですが、廃止せずに全線を維持する方針になりました。
その理由は、以前にも書きましたが、あいの風とやま鉄道との並行区間(滑川-新魚津間)を廃止してもコストの削減ができないこと。2026年度から10年間でかかる費用を見ると、むしろ現状維持したほうが安上がりなのです。営業収支は廃止しても残しても6億円程度の赤字は続き、残すことによる社会的便益は年間120億円とも試算されています。それを考えると、あえて廃止する必要はないということなのです。
問題はその赤字路線を誰が負担するかとのことです。滑川市は市民にアンケートを取っています。滑川市民のうち、年数回でも地鉄を使っているのはたったの3割です。月1回以上になるとたったの6.6%しかありません。その滑川市民でも必要だと判断しているのは7割近くいます。それなのに、行政が負担すべきだというのは半分程度です。赤字路線でも必要ならば、誰かが負担しなければなりません。負担できるのは行政だけです。それを拒否するということは、廃止に同意したと認識されても仕方がないでしょう。
さて話は変わりますが、富山地鉄の不二越上滝線には増便の話があります。藤井富山市長の提案によれば、全ての区間で終日30分間隔のパターンダイヤを導入し、最終も繰り下げます。小杉までの市街化区域は、朝夕15分間隔の運行を目指します。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20260721-GYTNT00348/、FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/1079173、https://www.fnn.jp/articles/-/1073450)
| Permalink | 1
「鉄道」カテゴリの記事
「東海・北陸私鉄」カテゴリの記事
- 地鉄本線は全線維持へ(2026.08.02)
- 北陸鉄道の新造車両はひゃくまん系(2026.08.11)
- 黒部宇奈月キャニオンルートは10月2日から(2026.08.02)
- 井川線にはいくつかの旅行プランがある(2026.07.19)
- 樽見鉄道、スタフ閉塞に変わっていた(2026.08.04)


Comments