マイナンバーカードを活用して、学生向けにお得な「EXサービス」
航空機や高速バスより大幅に遅れているとは言え、鉄道にもネット予約が徐々にではありますが、進みつつあります。しかし、鉄道でのネット予約は学割に対応していません。大都市圏の駅を中心に自動改札が普及し、検札も減っている現状では、航空機や高速バスみたいにその切符の持ち主が学生かどうかチェックが利かないのです。
ところがこの10月1日から、「EXサービス」において、マイナンバーカードやマイナポータルから取得した生年月日等の情報を元に(事前にマイナンバーカードやマイナポータルから取得した情報を「EXアプリ」に登録しておく必要があります。つまり、スマホのみが対象です。「LINEからEX」も使えません。なお、「エクスプレス予約」の法人会員や「スマートEX」の海外向けサービス会員は対象外です)、年齢等の資格確認が必要な割引商品を発売します。
割引は2種類あります。ひとつは若者向けの「EX U22割」、乗車日時点で18歳以上22歳以下の人が対象です。もうひとつは「EX 65+割」、こちらは乗車日時点で65歳以上の人が対象です。東海道、山陽、九州新幹線で100キロを超える区間を利用するときに使うことのできる切符で、乗車券と特急券が一体となったチケットレス商品です。利用できる席数には列車ごとに限りがあります。利用期間は10月1日から2027年3月31日まで(「EX 65+割」は利用できる日が限られています。主に月曜日から木曜日までの平日で、休前日は除きます)、発売は9月15日から行います。
値段は、通常期に「のぞみ」普通車指定席に乗った場合、東京-新大阪間が12930円(100キロを超える区間なら、設定があります)。「みどりの窓口」で学割で買ったときと同額です。しかも、紙の切符と違い、新宿、大阪、天王寺で乗り降りすると追加料金がかかります。そういう意味では何のメリットがあるのかよくわからない切符ですが(そもそも大学生でクレジットカードを持っているのはどれぐらいいるのでしょうか?)、学割には致命的な欠点があります。「みどりの窓口」に行かないと買うことができないのです。ネットでは買うことができないのです。「みどりの窓口」を潰してネットでの購入を勧める以上は、その問題を解決していかなければならないでしょう。若い人ならスマホは当たり前のように使いこなせるのですから。駅にQRコードの読み取り機能を備え、学割はスマホでしか適用できないようにするのが解決の方向性でしょうか? 今回の「EX U22割」はある意味実験的な商品ですから、課題を見つけて将来の改善に結びつければ良いです。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000045859.pdf)
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