なにわ筋線、総事業費は倍増だが事業は継続、2031年度の開業も変わらず
少し前の記事で予告した、なにわ筋線についての話です。
大阪とJR難波、新今宮とを結ぶなにわ筋線は全長7.2キロの路線。関西高速鉄道が建設主体となり、2021年に着工しています。開業すれば関空に行きやすくなります。
このなにわ筋線、2017年に試算したときは総事業費が約3300億円とされていました。大阪府、大阪市はそのうち1180億円を折半して負担しました。しかし、2026年4月に行われた会議で、総事業費はほぼ倍の約6500億円になりました。物価の高騰などで総事業費が膨れ上がったのです。
関西高速鉄道が精査したところ、総事業費は6425億円になりました。これでもほぼ倍になりましたが、このように増えても、費用便益比は1.05となり、1を上回っています。整備新幹線のところでも書きましたが、総事業費が倍になっても、費用便益比は半分にならないのです。物価が上がれば運賃や料金もそれなりに上がりますし、収入が増えた工事会社は、下請けや従業員に払うお金も増え、その人たちがまたほかのところにお金を使っていきます。経済はこうやって回るのです。
そして今のところ、総事業費がほぼ倍に増えても、2030年度末の工事完了、2031年度の開業というのは変わらないようです。計画自体が大幅に遅れることはないようです。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF180V90Y6A810C2000000/)
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