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October 2026

JR北海道、上下分離案を撤回

 いくつかの路線が廃止になりましたが、JR北海道にはまだまだ利用者の少ない路線がたくさんあります。以前にも記事にしましたが、その路線を今後も維持するため、JR北海道は、自治体に線路の維持費用などの負担を求める上下分離案を提案していました。

 しかし、負担を求められる沿線自治体からの反発は強く、JR北海道は上下分離案を撤回することになってしまいました。

 沿線自治体の立場からすれば、これからも負担することなしに路線を維持できると考えているでしょう。しかし、肝心の路線が赤字である以上、誰かは負担しないといけません。それがローカル線の利用者になるか、沿線自治体になるか、札幌の利用者になるか、北海道か、首都圏や東海道新幹線の利用者になるか、国になるかの違いだけです。沿線自治体が負担を拒否すれば、ほかの主体が負担せざるを得ないだけです。

 これら上下分離案の対象になっている路線の中には、特急や貨物列車が走り、国の幹線鉄道網のひとつになっているところもあります。そういうところは国が負担する余地もあるでしょうが、必要なのは特急や貨物列車だけで、普通列車に関しては沿線自治体、せいぜい北海道で解決すべき課題なのです。駅を思いっきり減らし、1日2~3本の特急や貨物列車だけを維持すれば良いのです。線路が廃止にならなければ良いのです。普通列車が欲しければ、JRではなく第三セクターとして地元が責任を取れば良いでしょう。大体、こうやって議論している間に上下分離案の対象になっている路線も利用者が減り、根室線釧路-根室間のように、輸送密度が200人を下回ったところまで出てきました(2025年度で190人)。4月1日に完全廃止になった留萌線のように、輸送密度が低すぎて廃止になってしまった路線レベルになってしまったのです。

 ある意味、地元が金銭面での負担をしないということは、廃止に同意したと同義なので、普通列車に関しては大幅な減便や駅の廃止があっても文句は言えないでしょう。国の幹線鉄道網の一部ではなく、地元で対処すべき単なるローカル線に過ぎないところもあるのです。
(参考:FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/1115884、JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20261007_KO_shihanki.pdf)

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「わっかない号」夜行便、冬季運休へ

 広い北海道では、道内で完結する夜行バスも走っています。20年ほど前は列車もありましたが、今は廃止され、夜に公共交通機関で移動するなら、バスしかありません。

 札幌と稚内を結ぶ宗谷バスの「わっかない号」もそのひとつ。23:00に札幌と稚内を出て、翌6:00にそれぞれ稚内と札幌に着きます。しかし宗谷バスは、12月1日から2027年3月19日までの冬期間、年末年始を含めて夜行便の運行を休止します(昼行便はこれまで通り運行します)。

 なぜ夜行便を休止するのでしょうか? 冬期間は夜間の天候や道路状況が厳しく、また運転士等の確保が難しくなることから、休止することにしたのです。なお、2027年3月20日以降の夜行便の運行については、決まり次第、発表されます。ということは、そのまま消えることもあり得そうです。
(参考:宗谷バスホームページ www.soyabus.co.jp/archives/8669)

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秋の北海道、平日に5000円で乗り放題

 JR北海道は、秋の平日に特急を含めて全線乗り放題になる、「JR北海道 どこ行く? 平日パス」を「えきねっと」限定で発売しています。

 「JR北海道 どこ行く? 平日パス」は、購入時に指定した利用開始日もしくは利用開始日とその翌日の2日間、JR北海道の在来線普通車自由席が乗り放題となるフリー切符です。特急は全車指定席ですが、1日間用は2回まで、連続する2日間用は4回まで追加料金なしで利用できます(超えた場合は特急料金等は追加で払うことになります)。値段は1日間用が5000円、連続する2日間用は8000円で、子供の設定はありません。利用できる期間は10月26日から11月20日の平日(連続する2日間用は2日間とも平日である必要があります)、発売期間は利用開始日の1か月前から14日前までです。

 回数が限られるとは言え、特急も使えるので、道内で出かけるなら便利な切符です。簡単に元が取れる切符です。北海道に住んでいるのなら、この機会に出かけるのも良いでしょう。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20260915_KO_dokoiku.pdf)

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東海道新幹線、倉見の概略設計へ

 かなり前に記事にしましたが、東海道新幹線新横浜-小田原間に新駅をつくるという話があります。寒川町の倉見地区、わかりやすく言えば相模線の倉見のあたりです。相模線を北にたどればリニアが停まる、橋本になります。

 この倉見への新駅計画ですが、神奈川県が概略設計を始めます。概略設計は新駅の構造や配置を決める作業です。それとともに神奈川県は、新駅による経済波及効果などの推計も行います。新駅を具体化する作業に踏み出したのです。本来なら、関係する自治体の間で負担割合を決めてから進める話のようですが、それでは一向に前に進まないので先に概略設計を始めることにしたのです。

 今のところJR東海は、新駅をつくると現行のダイヤに影響を与えるので、新駅の設置に反対しています。ただし、リニアが開業した後については新駅をつくることができる可能性があるとしています。そういうこともあって、JR東海は新駅について技術的な助言は行っています。

 どちらにしても新幹線の駅がすぐできるわけではありません。リニア開業後を見据えての動きでしょう。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/kuramishineki2026/)

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房総半島にE233系改造車とE131系増備車両

 JR東日本は千葉エリア(総武線(千葉以東)、成田線(我孫子-成田間を除きます)、外房線、内房線、東金線)において209系を走らせていますが、それをE233系とE131系に置き換えます。

 E233系は6両編成で既存の車両を改造(209系みたいにセミクロスシートへの改造はしません。今回つくられるE131系と同じく、オールロングシートです。なお、電動車椅子対応のトイレは付きます)、E131系は3両編成または6両編成で新造します。E131系にはすでにセミクロスシートの2両編成のものもありますが、需要の少ない区間で使い続けるということでしょうか? E233系はすでに10月5日から走り始めていますが、E131系(3両編成、6両編成)は2027年夏以降準備が整い次第、運行を始めるとのことです。デザインはE233系、E131系ともにすでに千葉で走っているE131系と揃えたものになります。

 また、E233系やE131系に置き換えた後、準備が整い次第ワンマン運転の区間の拡大を行います。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2026/chiba_j/20260910_c02.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/716959)

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熊本市交通局も「信用乗車」へ

 路面電車は基本的に停留所に改札がないため、運賃の収受は車内で行います。乗るときか降りるときのどちらかで運転士の横を通り、運転士の目の前でお金を払います。

 この方法だと確実に運賃の収受はできますが、時間がかかります。バスでも同じ方法ですが、バスより多くの人を乗せることがしやすい(連節バスは少ないですが、2両編成以上の路面電車はそれよりはあります)路面電車で同じような運賃収受方法を採ると、時間はよりかかります。

 そこで出されたのが、「信用乗車」というアイデア。運転士による運賃の支払いの確認を省略し、どこの扉からでも自由に乗り降りできます。運賃収受の確実性は落ちますが(ただ最近は交通系ICカードなど現金以外の決済手段が普及し、運転士の目の前でなくても支払いがしやすくなりました)、停留所での乗降時間が短縮し、定時性の向上が見込まれます。一部の路面電車ではすでに行っていますが、熊本でも2031年度に全ての車両で「信用乗車」ができるようにするようです。また、同じ2031年度には2両編成以上の路面電車についても、ワンマン運行を行う予定です。

 ただここでネックになるのは、昔の乗降口が狭く、段差の大きい1両編成の路面電車での「信用乗車」の導入。こちらについては安全性の検討が必要なようです。
(参考:TBS NEWS DIG https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2966284?page=2)

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複線の特殊自動閉塞?

 特急などがたくさん行き交う大幹線でも、新幹線が開業すれば都市間輸送を担っていた特急は消え、需要は減ってしまいます。駅を増やし、今までできなかったローカル需要の掘り起こしができれば良いのですが、そういう路線ばかりではありません。鹿児島線の鳥栖-熊本間もそのような路線のようです。大牟田までは西鉄が並行しているのですから、それなりに需要はありそうですが、うまくいっていません。特急がたくさん走っていたときの設備が、結果として過剰になっています。

 そこで鹿児島線のうち羽犬塚-植木間は、複線形特殊自動閉塞が導入されました。単線区間ではよくあるのですが、複線区間では珍しいです。駅間の設備が簡素化されるので、維持コストの節約になります。駅と駅の間が一閉塞になるので、列車が次の駅に着かないと、次の列車を発車させることができません。特急や快速が走る区間ならともかく、そうでないのなら普通列車が続行することはあり得ず、このような簡素な設備で良いということなのです。
(参考:「鉄道ファン」2026年9月号 交友社)

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伊予鉄道、郡中線でワンマン運転

 伊予鉄道は16日から、松山市と郡中港とを結ぶ郡中線でワンマン運転を始めます。終日、朝ラッシュ時を含めた全便でワンマン運転を行います。市内電車はすでにワンマン運転を行っていますが、郊外電車で行うのはこれが初めてです。

 なぜワンマン運転を行うのかと言えば、運転士や車掌が不足しているため。限られた人員で路線を維持するため、ワンマン運転をすることにしたのです。
(参考:伊予鉄道ホームページ https://www.iyotetsu.co.jp/group/whatsnew/press/2026/0916_rgom.pdf、南海放送ホームページ https://news.ntv.co.jp/n/rnb/category/economy/rbfdec5a7a826d4248be521221a6659568)

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姉ケ崎-長浦間、シェアサイクルを導入

 JR東日本の内房線は姉ケ崎-長浦間が台風25号の影響で運休し、代わりにバスを走らせています。しかし、もともとの需要が大きいところなので、バスにすると輸送力は大幅に減ってしまいます。

 その輸送力の大幅な低下をカバーするために14日から加わるのが、シェアサイクル。運休区間の姉ケ崎と長浦の駅近くに臨時のシェアサイクルステーションを設置し、両駅間で電動アシスト自転車を相互に利用、返却できるようにします。自転車は130台体制で始まり、16日までに300台に増やします。実際にシェサイクルサービスを行う会社、OpenStreet社のアプリで会員登録をすれば、12時間まで無料で利用できます。後でも述べますが、姉ケ崎と長浦の間に12時間以上かけることはないので、実質的に無料です。実際に利用するときは、ヘルメットを持参してくださいとのことです。

 姉ケ崎-長浦間は国道16号線経由だと約6.5キロ、自転車で約30分かかるとのことです。通常、車だと約10分で通過できますが、渋滞で30分程度かかるようです。国や千葉県などは鉄道の運休期間中はシェアサイクルサービスを続け、今後の災害対応に活かせるかどうか検証するとのことです。
(参考:千葉県ホームページ https://www.pref.chiba.lg.jp/doukei/press/2026/documents/261009happyouv2.pdf、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20261010/k00/00m/310/046000c、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20261009-GYTNT00310/)

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小湊鐵道、沿線での飲食券がセットになった「小湊鉄道たべあるきっぷ」発売

 先ほどの記事で予告した、フリー切符について紹介します。

 小湊鐵道が10日から売り出しているフリー切符は、「小湊鉄道たべあるきっぷ」。運行している五井-上総牛久間の1日フリー乗車券と社員がおすすめする沿線の飲食店で利用することができる1000円の飲食券をセットにしたものです。このほか、五井にある「こみなと待合室」でホットコーヒーもしくはアイスコーヒー(400円相当)のサービスを受けることができます。「小湊鉄道たべあるきっぷ」は大人のみ販売し、値段は2200円です。五井、上総牛久など主要駅の券売機で発売します。発行日当日限り有効です。

 なお、現在利用できる飲食店は5店舗だけですが、今後、増える予定です。復旧した区間の店舗も加わる予定です。
(参考:小湊鐵道ホームページ https://www.kominato.co.jp/wp-content/uploads/2026/10/26efe1e291ac85bfedd46167949547b0.pdf)

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小湊鐵道の全線復旧は半年から1年?

 台風25号で千葉の鉄道は大きな被害を受けましたが、JR東日本以外にも大きな被害を受けた鉄道はあります。

 それは小湊鐵道、上総牛久-上総中野間で運休しています(五井-上総牛久間は平常通り運行しています)。上総牛久-上総中野間は26か所も被災し、線路が宙づりになっている区間もあります。

 小湊鐵道は13日から復旧工事を行い、完了した区間から順次運行を再開する予定ですが、被害の規模が大きいことから全線復旧は半年から1年以上かかることが想定されています。そのため小湊鐵道は14日から平日に限りバスやタクシーによる代行輸送を行いますが(通学者向けの振り替え輸送はすでに8日から行っています)、養老渓谷の手前までです。養老渓谷や上総中野には行きません。そもそも、代行輸送のダイヤも通学での利用を前提としていて、沿線に遊びに行くということは想定されていません。

 今のところは上総牛久以遠を復旧させる予定ですが、観光需要もない養老渓谷-上総中野間については、いすみ鉄道が上総中野まで復旧させるかということも判断材料になるでしょう。

 なお、その小湊鐵道ですが、運行している区間で沿線を楽しむことができる切符を売り出しています。それについては別記事で書きます。
(参考:小湊鐵道ホームページ https://www.kominato.co.jp、日テレNEWSNNN https://news.ntv.co.jp/category/society/69a0a4583f8043e6aceb24d1abce319b)

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肥薩おれんじ鉄道は連休明けの13日に全線復旧

 7月の地震の影響で運休していたJR九州鹿児島線の宇土-八代間ですが、10月10日に運行を再開しました。それでは、同じく運休している肥薩おれんじ鉄道の八代-肥後田浦間はいつ運行を再開するのでしょうか?

 もうすぐです。連休明けの13日に運行を再開します。代替バスの運行は前日の12日までということになります。
(参考:肥薩おれんじ鉄道ホームページ https://www.hs-orange.com)

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錦町-津和野間に連絡バス

 錦川鉄道の前身の岩日線は、岩国と山口線の日原との間を結ぶ計画でした。結局のところ途中の錦町から先は完成することなく、行き止まりの線路になってしまったのです。今、錦川と日原の間を移動するなら、岩国市のバスと六日市交通のバス(もしくは石見交通の高速バス、広島市内以外は自由に乗り降りできます)を使って行くことになります。接続は悪いものが多く、岩国市のバスは日曜と祝日はかなり本数が減るため、実質的に移動できるのは平日と土曜日に限られます。ちなみに、9年前にこのルートで行ったことがあります。

 さて、「山口デスティネーションキャンペーン」に関連して、錦川鉄道は10月12日、17日、11月3日の3日間、錦町-津和野間に連絡バス、「清流リレー号」を走らせます。ダイヤは錦町駅11:20発津和野駅12:50着、津和野駅16:00発錦町駅17:30着です。どちらも錦町での接続は良く、津和野ではSLに乗って町を観光できるだけの時間があります。

 値段は大人3000円、子供1500円、10人乗りのワゴン車を使うので事前に錦川鉄道に電話して予約する必要があります。定員は10人です。
(参考:錦川鉄道ホームページ https://nishikigawa.com/topix/seiryurelay-bus/)

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秋の東北へ、普通列車の旅(9)

 越後湯沢12:16発の水上行きは新幹線の接続を受けて少し遅れて出発。昨晩(21日)の到着が遅く、睡眠不足なので座ると寝てしまいそう。座席も埋まっているので、最後部に立つことにする。車掌も乗っていて、途中の無人駅から乗って来た人に切符を売っていた。定時に着いた水上からは211系の4両編成に乗り換え、この列車は高崎まで行かないので、新前橋で両毛線からの列車に乗り換える。同じ211系の4両編成なので、座ることができなかった。高崎で次の列車まで時間があるので、横川まで往復する。信越線の列車も211系の4両編成、両毛線や上越線と同じ車両だ。途中、新駅ができるようで、ホームはかなりできあがっていた。横川の名物は「峠の釜めし」、特急が通らなくなって久しいが、駅弁は変わることなく名物だ。ここまで来たのだから、駅を出て買うことにする。シルバーウィークだからなのか駅前に臨時の販売所を出していて、そこで買った。再び折り返しの列車に乗る。高崎に近づくに連れ、だんだん増えていった。

 八高線は3番乗り場から出る。3番乗り場は切り欠きホームなので歩くことになる。15:50発の高麗川行きはすでにホームにいた。HB-E220系の2両編成、ハイブリッドの車両である。機器室が車内にあるのでデッドスペースはかなり多い。3扉ロングシートの割には収容力はなさそうに見える。さらにトイレも車椅子に対応できるよう大きくなっているので、窓は荷物車みたいに少なくなっている。キハではなくキニだ。車内は混んでいたので、最後部に立つ。それにしても、なかなか減らない。小川町で降りる人は多かったが、座ることができない人が多く、結局終点の高麗川まで立っている人がいた。HB-E220系の接客設備には不満を持っている人が多いようだが、八高線の問題は列車が少ないことのほうが大きいと思われる。高麗川まで行くのが2時間に1本は明らかに少ない。赤字だから増発できないとしたら、JRにいること自体が問題の原因なのか? 高麗川からは電化区間なので、乗り換えになる。川越線から直通のE231系の4両編成だ。客はだんだん増えてくるが、拝島で降りる人が多く、そのときに座ることができた。拝島で完全に暗くなった。そのまま旅を進める。八王子で横浜線に、そして橋本で相模線に乗り換える。相模線はE131系の4両編成、直前にやってきた人は座ることができなかった。ただ、途中で降りる人は多く、立っている人はかなり少なくなる。

 茅ヶ崎で東海道線に乗り換え。相模線の列車は茅ヶ崎に19:56に着いたので、20:03発に乗る予定で東海道線のホームに行ったが、東海道線が遅れているようで、所定のダイヤでは19:45発の熱海行きに乗ることができた。この熱海行きでするのは、晩の弁当を食べること。駅弁は横川で買ったが、昨日(21日)みたいにロングシートでは食べたくない。たとえガラガラでも恥ずかしいし、東海道線でガラガラなのも想像できない。ただ東京は、お金を出せば良いシートに座ることができる。グリーン車にする。グリーン券はホーム上の券売機で「Suica」を使って買った。後は座席の上の読み取り機にタッチするだけだ。遅れていた列車だが、ダイヤでは9分停まる小田原ですぐ発車したこともあって、終点熱海の到着(所定のダイヤでは20:45着)が2分遅れにまで縮まった。ここからJR東海のエリアになるが、熱海20:47発の浜松行きは待ってくれていた。当初の予定では熱海21:11発だったから、20分以上早くなっている。ただここまで15両で来ていたのが4両(313系転換クロスシート)になるので、車内は当然混雑。座ることができず、立つことになる。沼津で座ることができたがまだ立っている人は多く、立つ人がいなくなったのは富士だった。

 このまま普通列車に乗り続けていると今日(22日)のうちに名古屋に戻ることができない。新幹線の力を借りる。1本早い列車に乗っているが、静岡で新幹線に乗り換えないと戻ることができないことには変わりはない。事前に(JR東日本とJR東海の境である)熱海からの乗車券と静岡からの自由席特急券を買っていたため、乗り換え改札にその2枚を入れる。静岡の駅の構造がシンプルなこともあり、4分で新幹線に乗ることができた。静岡22:07発の「ひかり665号」に乗ることができたので、当初の予定より50分ほど早い。次の浜松では窓側の席が空いたのでそちらに移り、スマホの充電をすることにした。

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秋の東北へ、普通列車の旅(8)

 今日の宿は桐生の駅近くにある。家族経営の小さなホテルだが、和室の部屋を予約している。フロントで手続きをして部屋に行くが、いろいろ建て増しているようで、和室の部屋に行くにはいったん外に出ないといけない構造になっている。もともとは旅館で、後でホテルをつくったのだろうか? 旅館の建物に入った。何回か建て増したようで、小さな段差がある。注意が必要だ。和室の部屋はトイレも風呂もない。共同のものを使う。風呂は24時間利用可能だ。浴槽はひとつしかなく、男女共用で使う。女性が入っているときは看板を掲げる仕組みだ。風呂に入ろうとしたが、女の人が入ろうとしていたので、しばらく待つ。

 昨日(21日)の到着は遅かったが、それでも朝の出発は早い。前橋まではJR以外に私鉄で行く方法もあるので、それで行くことにする。上毛電鉄の西桐生はJRの駅の山側にある。駅名を西桐生という。西桐生の駅舎は開業当初からの洋風のモダンなものとして知られているが、朝早い時間は無人なので、駅舎は閉鎖され、直接ホームに入ることになる。元東京メトロの車両が停まっていた。それに乗って5:49に中央前橋行きが出る。休日の早朝なので客は少ない。途中駅から自転車を持ち込む人がいた。上毛電鉄では平日朝のラッシュを除いて、自転車を持ち込むことができる。運賃以外の追加料金は不要だ。ほとんど増えないまま、中央前橋に到着。先頭に行き、スマホの「ICOCA」で支払う。朝早い時間なので、JRとの間を結ぶバスは走っていない。15分ほどかけて歩くことにする。前橋からは上野東京ラインで隣の新前橋へ、新前橋からは上越線に乗る。車両は211系の4両編成、両毛線と共通運用のようだ。車内は立っている人もいたが、沼田で降りる人が多く、空く。水上からはE129系の2両編成で越後湯沢に行く。この区間はワンマンではなく車掌が乗っている。トンネルの中にある土合で降りる人が多かった。

 越後湯沢は広い構内に土産物屋や飲食店がいっぱい。ところで、なぜ越後湯沢に来たのか。それは普通はスキーシーズンしか走っていないガーラ湯沢への支線で列車が走るからだ。海の日の3連休、お盆、シルバーウィークに限り、ガーラ湯沢への列車が走るのだ。スキーシーズン以外に走るのは26年ぶりのことで、この機会に合わせて出かけることにしたのである。ガーラ湯沢への列車は在来線特急の扱いになるので、「北海道&東日本パス」は使えない。切符を買うことになるのだが、指定席券売機では買えない。越後湯沢には有人の「みどりの窓口」がないので改札の駅員に尋ねると、オペレーター付きの券売機で買えば良いとのこと。その通りにすると簡単に買うことができた。ガーラ湯沢への列車は期間限定で、しかも1日1往復なので、オペレーターなしでは買えないようにしているのだろうか? もし来年も走るならば、事前に買っておいたほうが良い。オペレーター付きの券売機は、混んでいたら待たされることもあるからだ。新幹線ホームに行く。ガーラ湯沢に行く「たにがわ403号」がやってきた。後ろのほうの自由席に乗り込んだが、見事なまでのガラガラ。期間限定の運転なので、混雑で景色を見ることができないことを心配していたが、全く逆だ。「たにがわ403号」はガーラ湯沢に到着。スキーシーズンに合わせて大きくつくっている駅である。

 越後湯沢に戻るシャトルバスは1時間以上後。ガーラ湯沢で遊んでも良かったが、お金を払うほどでもないので、歩いて駅に戻る。途中、歴史民俗資料館があったので、立ち寄る。越後湯沢は川端康成の「雪国」の舞台として有名なところなので、それに関する展示も多い。隣には足湯もあったので、そこにも寄る。駅に戻ったときには11時を大きく過ぎていた。駅の土産物屋や飲食店はすでに大勢の人で賑わっている。雪が全くない夏だが、スキーシーズンみたいな賑わいだ。お昼までには早いが、これからの行程を考え、早目の昼にする。選んだのは、おにぎりの専門店。南魚沼産コシヒカリでつくる、爆弾おにぎりだ。2合の米で握るおにぎりはとてつもなく大きく、お箸で少しずつほじくって食べる。1個で十分だ。小さいが味噌汁もついている。土産物屋でお土産を追加で買う。(続く)

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秋の東北へ、普通列車の旅(7)

 一ノ関から13:50発の小牛田行きに乗る。同じ701系2両編成だが、当分の間は町がないので、空いている。この間に盛岡で買ったパンを食べる。ロングシートでも空いているのなら、パンぐらいは食べられる。盛岡で有名な福田パンとコラボした商品のようで、コッペパンに切り込みを入れて餡とクリームを挟んでいる。ところで、一ノ関から再び列車に乗るとき、駅の掲示板で台風による運休の案内があった。これから乗る路線も、夜遅くには運休するらしい。台風の状況によっては運休する路線が増える危険性もある。台風を気にしながらの旅となる。小牛田から仙台行きに乗り換えるが、同じ701系でも4両編成だった。仙台に近づくに連れ、客は増える。仙台からは福島行きに乗る。701系に乗ったが、前にはE721系があり、全部で6両だ。6両あるので座ることができる。終点の福島で乗り換え。福島17:34発に乗る予定だったが、一本前の列車が遅れていて、それに乗ることができた。とは言っても、17:34発より少し早いぐらいだが。E721系の4両で、ボックスシートに座る。郡山でまた乗り換えだが、予定通りの18:32発新白河行きに落ち着いた。こちらもE721系の4両編成で、ボックスシートに座る。

 次の乗り換えは新白河だ。ここで黒磯行きに乗り換える。しかし、黒磯行きは40分以上待たないといけない。到着も遅くなるし、台風なので新たな運休区間が出る危険性もある。そこで思いついたのが、那須塩原まで新幹線に乗ること。昨日(20日)行くことができなかった岩泉に行ったため、到着時間はかなり遅くなっている。最終に近いので、台風で運休や大幅な遅れが生じたら予約しているホテルに着かない危険性がある。そのため急遽、隣の那須塩原まで新幹線に乗ることにした。新幹線に乗るのはひと駅だが、接続が良いのでホテルの到着は50分ぐらい早くなる。新幹線の接続は7分、いったん改札を出て券売機で乗車券と自由席特急券を買い、「やまびこ218号」に乗る。空席を見つけて座る。次の那須塩原で降りたので乗った時間はたったの10分、在来線への乗り換え時間は14分だった。那須塩原まで来たら関東の情報が入りやすくなる。今のところ、大きな問題はなさそうだ。

 那須塩原19:42発の宇都宮行きに乗る。E131系の6両編成、ロングシート。帯の色は黄色と茶色で何か南武線みたい。ここから先はロングシートが続く。夕食の弁当は一ノ関で買ったが、まだ食べていない。本来なら新白河の待合室か新白河からの普通列車の中で食べる予定だったが、急遽新幹線に乗ったので食べる機会を逃したのだ。昼も一ノ関からのロングシートの車内で食べたが、昼はパン、今回は弁当だ。もう少し早く新幹線に乗ることを考えていたならば、新白河行きの車内で弁当を食べていたが。ボックスシートを確保していたのだから。宇都宮に近づくと乗客も増えるだろうから、早めに食べておこう。一ノ関で買った駅弁は「栗駒の四季 秋」である。きのこ御飯をメインにした幕の内弁当だ。ずっと売っている弁当かと思っていたが、この秋に約40年ぶりに復刻した弁当なのだ。那須塩原時点では私の乗った車両にはほかに客はなく、途中で乗ってきたのも西那須野のひとりだけ。それ以上は増えることなく、終点の宇都宮に着いた。

 本来なら、宇都宮から次に乗るのは20:37発。しかし、20:37発は湘南新宿ラインなので、台風の影響で運休となっている。次の20:47発に乗る。20:47発も横浜方面に行くが、こちらは上野東京ラインなので通常通り運行する。これで小山まで行く。雨は降っていないし、風もそんなにない。それなのに水戸線は運休している。水戸のほうがどうなっているのかわからないが、当初の計画では常磐線と水戸線に乗るつもりだったから、途中でどこにも行くことができずに困っていたかもしれない。小山で両毛線に乗り換える。両毛線の乗り場は奥のほうにあり、意外とわかりにくい。21:30発の高崎行き、211系の4両編成である。工場が多い地域柄か、外国人も見かける。遅い時間なので、車両そのものは空いている。(続く)
(参考:岩手日日新聞社ホームページ https://www.iwanichi.co.jp/2026/10/05/18199736/)

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秋の東北へ、普通列車の旅(6)

 夜明け前(21日)の宮古では弱い雨が降っていた。コンビニでパンを買い、宮古5:23発の川内行きに乗る。朝早いのにちゃんと駅員がいる。キハ110系の1両編成で、車掌も乗っている。客は私だけ。川内から宮古に行く列車のための回送みたいなものだろうか? 茂市で降り、待合室でバスを待つ。列車の到着は5:46、バスの出発は6:15と30分近くあるのに、バスは早々と来た。「はやぶさ」みたいな塗装をしているが、バスは小さい。マイクロバスだ。客も私しかいない。

 バスは出発した。しばらくは整備された道を進む。バス停をこまめに設置していることもあり、集落の中の細い道を走ることもあるが、並行してバイパスは整備されている。しかし、和井内を過ぎたあたりから怪しくなる。国道なのにすれ違いできないのだ。トンネルは改良されたが、それ以外は国道とは思えない道がしばらく続く。ようやく信号が現れた。茂市で国道106号線から分岐したとき以来の信号だ。役所や商店があり、ひさびさの町だ。バスは高校などをぐるっと回り(途中から乗ってきた高校生2人が高校前の停留所で降りた)、終点の岩泉病院に着いた。

 帰りも同じバスで茂市まで行く。行きと同じく1時間25分かかるので、運転士にトイレの場所を聞いたところ、ひとつ手前のバス停に待合室があり、そこにトイレがあるとのこと。そこまで戻り、待合室で折り返しのバスを待つ。折り返しも乗客は私だけだった。こちらは茂市を越えて宮古病院前まで行くので(ただし乗車した21日は休日である)、途中から高齢者2人が乗ってくる。また比較的短距離の利用だが、介護施設に通勤のために使っていると思われる高齢の男性の利用もあった。バスはほぼ定刻で走ってきたので、ひとつ手前の茂市で降りる。運賃が720円と茂市駅まで行く場合に比べて90円安くなる。国道106号線上にあるバス停で、「106急行」も停まる。5分ぐらい歩くと駅に着く。駅の周りには郵便局も派出所もある。

 天候次第では運休する、とのことだったが、茂市9:41発の快速「リアス」はちゃんと走ってきた。茂市まで乗ったときと同じキハ110系の1両編成で、1両なのに車掌もいる。客は10人程度、鉄道ファンしか見えない。その「リアス」だが、坂を登っているためか、かなり遅い。茂市の次の駅は陸中川井だが、その次は上米内まで停まらない。1時間半近くも停まらないのだ。これだけ停まらないのは、新幹線の「のぞみ」、「はやぶさ」、「かがやき」ぐらいだ。上米内を過ぎると盛岡近郊なので、客が乗ってくる。3駅合わせて10人乗ってきた。無人駅なので、車掌が切符を売る。今回は盛岡に無事到着。しかし、雨が激しいようで、その後の山田線は運休となった。昨日(20日)、乗ろうとして運休になった、13:12発の快速「リアス」は今日も運休だ。

 盛岡で昼食用のパンを買い、東北線に乗る。乗り換え時間は13分なので、じっくりと選ぶ時間はない。急いでひとつ買って、11:54発の一ノ関行きに乗る。701系の2両編成、ワンマン。混んでいて、しばらくの間は座ることができなかった。終点の一ノ関で仙台行きに乗り換えるが、20分ほど時間がある。乗り換え時間を使って、宮古でほとんど買うことができなかったお土産を買う。改札を出てすぐのお土産コーナーに行ったが、さすがは新幹線の停車駅。「はやぶさ」が停まらない駅でもたくさんお土産がある。仙台や盛岡なら多すぎて迷っただろうが、一ノ関ならちょうどいいぐらいだ。駅弁も売っていたので、夕食用に買い求める。朝も昼もパンなので、幕の内にした。(続く)

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秋の東北へ、普通列車の旅(5)

 田沢湖線は新幹線も在来線も同じ線路を走る。単線なので駅などで交換する。新幹線も在来線も同じ線路を走るとは、鉄道模型みたいだ。この列車は田沢湖止まり(本来は角館止まりだが休日等は田沢湖まで延長されている)。盛岡まで行く普通は4時間近く後なので、盛岡までは秋田新幹線に乗ることにする。E6系に乗るのはこれが初めてだ。切符は大曲にいるときに買っている。秋田新幹線は全車指定席だが、短距離での利用に配慮して、特定特急券というものが売られている。自由席と同額で、空席に座ることができる。幸い、2席とも空いているところがあったので、そこに座った。次の赤渕までの間に県境がある。とても新幹線とは思えないところを走る。信号場での交換もある。スピードも出ない。山形新幹線には板谷峠にトンネルを掘る計画があるが、秋田新幹線にもそのような計画がある。積極的に進めたいところだ。

 盛岡では新幹線ホームに着いたので、在来線ホームに行く。次に乗るのは、13:12発の快速「リアス」。宮古まで行く最終列車である。しかし、発車時刻が近づいても列車は来ない。何と落石を検知したということで運休になったのだ。フリーパスを持っている人を含めて「106急行」で代替輸送するとのことなので、駅の窓口で振替乗車票をもらってバス乗り場に行く。山田線に乗るのも今回の目的のひとつだし、予定が大きく狂うので、ホテルの変更も考えたが、シルバーウィークなので簡単には変更できず、予定通り宮古に行くことにする。鉄道とは違ってバスは1時間に1本の割合で走っているのでバスを遅らせることも考えたが、ややこしそうなので、運休した快速「リアス」の後に走る盛岡駅前13:45発の「106特急」にする。急行より高規格道路を通る区間が長く、停まる停留所が少ない。かつては急行がメインで特急が例外的な存在だったが、今は特急のほうが多い。特急は宮古駅前まで1時間40分で結ぶ。JRから移ってきた人で混雑していたが、何とか乗ることができた。車内で大曲で買った「鶏めし弁当」を食べる。鉄道に比べて座席は窮屈だが、何とかなった。バスは盛岡市内で混雑のため7分遅れたが、それ以外は問題なく、途中1か所で休憩を取り(車内にはトイレはあるが封鎖されている)、宮古駅前には3分の遅れで着いた。

 宮古に着いてすぐしたのは、山田線の運行情報の確認。駅で聞いたところ、宮古15:54発は運休するものの、次の17時台のは運行するとのこと。落石の問題はなくなったようだ。明日(21日)は動く、とのことなので早速計画を組み直す。明日はほかに行きたいところがあったが、遠くてなかなか行くことのできない山田線を優先する。明日の到着がかなり遅くなるので、明日の宿泊先に連絡しておく。ここまでしてから今日のホテルにチェックインする。カプセルホテルと聞いていたが、カプセルホテルは一部分のみで、3階以上は普通のホテルになっている。1階にはお風呂があるが、カプセルは男性専用なので、お風呂も男性のみだ。カプセルは割合広く、立って着替えることができるスペースがある。鍵のかかるロッカーもあるが、鞄が大きくて入らない。大きな鞄をフロントに預け、お土産を探しに行く。しかし、宮古の町には何もない。かと言って買わないわけにもいかないから、三陸鉄道がやっている店でひとつだけ買うことにする。鉄道グッズではない。

 お土産で迷っているうちに夕方になった。晩は駅前にある蛇の目寿司に入る。メニューを見ながら何にしようか考えていたが、「瓶ドン」というのが目に入る。このあたりの料理なのでそれにする。量は大中小と選べるので、あまりお腹が空いていないこともあり、小にする。「瓶ドン」が運ばれてきた。牛乳瓶の中にうに、あわび、いくらなどの海鮮が彩りよく入れられている。御飯、あら汁、小鉢もあるので、定食仕立てになっている。「瓶ドン」は聞いたことがあるが、食べかたはわからないので、店員に聞く。牛乳瓶の中身をそのまま御飯にかければよいのだ。これで海鮮丼ができる。ただ味はついていないので、各自で醤油などを使って味付けをする。食事を終えて店を出ると、祭をやっていた。みやこ秋まつりといい、夜は船山車のパレードを行う。船山車の上では太鼓を叩いている。青森県からはねぷたも来ていた。(続く)

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秋の東北へ、普通列車の旅(4)

 ただ村上を過ぎてからの羽越線の景色はすばらしい。海岸沿いに走り、日本海の眺望を楽しむことができる。こういうときはカーテンや日よけのない、JR東日本の普通列車用車両はありがたい。新しい車両には日よけの類がないのだ。この区間は部分的に複線化されているが、後になってつくった上り線は山のほうを走り、トンネルも多いので、景色を楽しむなら下りだ。どこで遅れを取り戻したかわからないが、鶴岡に定時に到着。降りる人もいたが、それよりも乗るほうが多い。同じ庄内地方の酒田との行き来もあるのだろう。鶴岡には20分停車。その間に583系風の「いなほ」に抜かれる。せっかく定時になったのに、反対側からの貨物列車が遅れ、6分遅れとなった。

 余目からは陸羽西線に乗り換え。陸羽西線は国道の工事のために3年以上運休していたが、この1月に運行を再開した。キハ110が1両で停まっている。ボックスシートを占領できるぐらいの混み具合なので10人程度しか乗っていない。ただスピードは速い。国道を走る車を追い越していく。ローカル線ではあり得ないぐらいの走りだ。それなのに利用されていないのはもったいない。新庄到着は16:53と早いが、今日はここまで。駅前のホテルにチェックインする。昔のチェーンになっていないビジネスホテルという感じで、建物は古く、部屋も結構狭い。風呂は大浴場が多かったが今日はユニットバスなので、結構窮屈だった。さて、早く到着したのは、友人に会うため。中高6年間一緒だったが、20年ぐらい振りの再会か。食べるところは少々迷ったが、ホテルに近い急行食堂にする。名前は聞いたことがあるが、実際に入るのはこれが初めてだ。新庄名物の「とりもつラーメン」など、中華のメニューで食べ、飲み、いろいろ話した。

 翌朝(20日)の新庄は雨だった。7:48発の列車に乗ればよいので、いつもより動きは遅い。昨日(19日)は三食とも米を食べなかったので、駅の中のコンビニでおにぎりを買った。乗るのは奥羽線横堀行き、実質的には始発列車だ。新庄は全ての列車が始発か終着で、スルーする列車はない。そこで山形新幹線開業のときに配線を改造し、階段がないように工夫されている。乗り換えに付きものの階段の上り下りは、ここでは関係ない。山形から始発の「つばさ」がやってきた。今日(20日)は休日なので関係ないが、平日なら新庄の出張所に通う県職員などが乗るのだろう。その「つばさ」から何人かが横堀行きに乗ってきた。ところでこの横堀行き、電車ではなくてディーゼルカーである。正確にいうとGV-E400系である。奥羽線はかつて在来線特急の「つばさ」や寝台特急の「あけぼの」などが走っていた幹線であったのだが、山形新幹線、秋田新幹線開業により両新幹線に挟まれた新庄ー大曲間はローカル線化し、さらに新庄ー院内間は大雨災害をきっかけに非電化にしてしまった。一部区間はすでに架線も撤去している。ディーゼルカーが1両で足りるのが現状だから(ただ休日だからなのか、立っている人はいる)、電化設備を維持するほうがもったいないのだ。交換設備やひと区間だけある複線区間については手をつけていないが、将来整理するかもしれない。この列車は横堀行きだが(しかもその横堀では、階段なしの乗り換えができる)、後続は院内から出ているので、そこで乗り換える。そこまでは乗り降りはほとんどなかった。階段を上り下りして乗るのは、秋田行き、701系の2両編成だ。秋田に向かう列車なので徐々に客が増えていくが、乗り降りともに動きが大きかったのは横手だった。大曲で降りる。

 大曲では1時間半ほど時間がある。どうしようか考えていたところ、歩いて10分ほどのところに「はなび・アム」というのがあるので、そこに行くことにする。大曲の花火は有名だ。地図をちゃんと写真で撮らなかったので行きは迷ったが、帰りは10分ほどで駅に戻ることができた。売店でお土産を少し買うとともに、駅弁も買う。大曲には駅弁はないはずだが、秋田や大館から持ってくるのだ。大館の「鶏めし弁当」にする。今どきの駅弁で1070円は安い部類だ。田沢湖線の普通列車は3番乗り場から出ている。秋田新幹線は中間改札を通る必要があるが、普通列車はその必要がないので、奥羽線上りの向かいから出る。車両は701系(2両編成)だが、一部ボックスシートがある。ボックスシートに座った。秋田方面からの乗り継ぎ客を乗せて発車。標準軌なので安定した走りのように感じる。(続く)

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秋の東北へ、普通列車の旅(3)

 新潟からは白新線に乗り換え。新潟8:50発の村上行きに乗る。E129系の4両編成、若干席が空いているところもあるが、立っていく。新発田のひとつ手前の西新発田で降りる。駅のすぐ近くにイオンがある。村上行きが出てもホームには人がいる。西新発田は交換する列車がなければ、上下とも1番乗り場から出るのだ。9:35発に乗って新潟に戻る。こちらもE129系の4両編成だが、新潟に向かう人が多く、座ることができなかった。

 新潟では3分の乗り換え。乗り換えできるかどうか心配だったが、幸い向かいのホームに停まっていたので問題なく乗り換えできる。E129系の6両編成なので、空いている。羽越線の起点は新津。新幹線ができた今となっては、羽越線の特急は新潟から白新線経由で出ていて、新津は通らない。実態には合っていないのだが、日本海を縦貫する貨物列車は新津からの羽越線を使う。さて10:38発の新発田行きは電車と思っていたらディーゼルカー。GV-E400系の2両編成。キハでないのは、電気式のディーゼルカーだからである。普通のディーゼルカーは軽油でエンジンを動かすが、これは軽油でまず電気をつくり、その後は電車と同じように電気で走るのだ。小さな発電所が車内にあるようなものだ。走行中、ディーゼルカーらしき音はするが、加速は電車みたいに速い。

 白新線は西新発田で折り返したので、西新発田と新発田の間が乗っていない。新発田12:02発に乗る。E129系の4両編成。臨時の「いなほ」が走るので(シルバーウィークなので、臨時の「いなほ」が設定されている)、通常より4分遅くなっているが、「いなほ」の姿が見えないうちに発車。どうやら「いなほ」は遅れているようで、次の西新発田で交換待ち。遅れが10分に拡大する。ここで降りようとも思ったが、次に乗る村上行きも12分ほど遅れているようなので(遅れの根本の原因は上越新幹線の遅れらしい)、次の佐々木まで乗ることにする。12分なら佐々木ですれ違うことはない、との読みは当たり(当たるまではかなり心配だったが)、佐々木は改札に面した1番乗り場に到着。次の村上行きは10分ほど遅れてやってきた。E129系の4両編成で、空席を見つけて座る。遅れは回復しないまま村上に到着。

 村上でお昼を買うことにするが、村上には駅弁はなく、駅の中のコンビニにも面白いものはない。30分ほど時間があるので駅前を歩くと、果物屋を見つける。そこは果物以外にも食料品を扱っていて、地元のパン屋のパンを買う。賞味期限が今日(19日)なので若干安くなっている。同じパンでも全国チェーンより地元の店のほうが面白い。駅のホームで昨日名古屋で買ったパンの残りを食べ、先ほど買ったのは次に乗る列車で食べることにする。村上からは13:41発の酒田行きに乗る。村上の先で交流になるので、直流と交流の両方に対応した車両が必要だが、利用者の少ない区間まではもったいないということで、国鉄時代から普通はディーゼルカーで対応している。令和の今はGV-E400系。新津から新発田まで乗ったのと同じ2両編成だが、こちらは2両でないと走ることができないバージョン。運転台が片側しかないのだ。両運転台なら1両で走るので、全ての車両にトイレがいるが、2両セットならトイレはひとつで良い。今どきのトイレは車椅子にも対応できるサイズのものが求められるから(ローカル線用の車両に実際に使う人がいるかは関係なく)、どうしても客席のスペースは狭くなる。通学の高校生がメインの客とはいえ(だからこそ)、立席スペースは確保しなければならないのだ。しかもGV-E400系にはほかにもデッドスペースがある。事情はあるのだろうが、無駄の多そうな設計に感じる。「いなほ」の遅れを待って5分遅れで出発。ロングシートに座ることにした。(続く)

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秋の東北へ、普通列車の旅(2)

 松本に戻って、篠ノ井線で北に向かう。次の長野行きは松本13:30発。E127系の2両編成なのでセミクロスシートだが、結構席は埋まっているので弁当を食べる雰囲気ではない。早かったが中央線で食べて正解だった。最初の1、2駅では降りる人もいたが、その後はあまり降りる人はなく、長野に向かう。途中の姨捨では交換待ちのため、6分停まる。列車から降り、善光寺平の展望を楽しんだ。

 長野からは飯山線。ただし正確には豊野まではしなの鉄道なので、券売機で豊野までの切符を買う。こちらも「SMART ICOCA」で支払った。車両はキハ110の2両編成。後ろの車両に空いているところを見つけ、乗る。次の北長野までの間にE131系が停まっているのが見える。あれが211系を置き換えていくのだろうか? 豊野からはしなの鉄道と分かれて飯山線に入る。すでにしなの鉄道の区間で客は降りていて、2人掛けのボックスシートは占領できる。新幹線停車駅の飯山でもさらに降りた。

 戸狩野沢温泉までこの列車、2両編成で来たが、ここで1両を切り離す。あっと言う間に幌を外し、後ろの車両に運転士が乗り込んでほんの少し後ろにバックすると切り離しは完成。終点の越後川口まで1両で行く。飯山線は信濃川に沿って走る。ローカル線なので線路も整備されていないようで、スピードは出ない。かなり遅く感じる。客も少なく、ガラガラだ。こんなスピードなら、飯山でも新幹線を使いたくなる。様子が変わったのは、十日町。高校生などがたくさん乗ってくる。数は少ないがスーツを来たビジネスパーソンもいる。反対側の長野方面にも乗る人が多い。夕方なので、ちょうどいい時間なのだろうか? 線路の状態もよくなったようで、スピードが出る。

 越後川口で上越線に乗り換え。高校生の多くは途中で降りたが、それでもそこそこの人が上越線に乗り換える。ホームで待っているうちに完全に暗くなった。越後川口18:13発はE129系の2両編成。空いている席はあるが、長岡まで4駅なので立っていくことにする。小千谷にも高校があり、乗ってくる。長岡からは新潟行きに乗り換え。こちらもE129系だが、4両編成。ボックスシートに座る。初日の最終ランナーは東三条19:25発の弥彦線経由柏崎行き。E129系の2両編成で、三条で乗ってきた高校生がそのまま移ってきた格好になる。2駅目の燕三条で降りる。改札口があるとのことだったが、在来線の改札口は無人で、ICカードの改札機があるだけだった。泊まるホテルは燕三条の駅前、新幹線の線路沿いにある。1階に居酒屋があり、そこでタレかつ丼と栃尾の油揚げを頼んだ。食事の後は風呂。ビジネスホテルなので各部屋にユニットバスはあるが、10階に展望風呂がある。大浴場があるなら使いたい。10階の大浴場で足を伸ばしてお湯に浸かった。

 昨日(18日)は弥彦線に乗って燕三条のホテルに泊まったのだが、夜なので景色は見えない。燕三条5:50発に乗って東三条に戻る。E129系の2両編成。その列車がそのまま弥彦行きになる。弥彦では彌彦神社を参拝。神社は駅から歩いて15分ほどのところにある。参道には旅館や店が並んでいるが、朝早すぎるのでどこも開いていない。弥彦7:20発に乗って吉田に行き、吉田からは新潟方面の列車に乗り換える。新潟を経由して長岡に行くのだが、ラッシュ時に走るのでE129系だが6両編成となっている。早速高校生が乗ってくるが、今日(19日)は土曜日。制服姿の高校生も多く、部活なのか授業なのかはわからない。高校生は学校のある駅で降り、また乗ってくるの繰り返し。新潟に近づくにつれほかの客も乗ってくるが、休日なので立っている人も扉付近にいるだけ。6両は平日に対応してのものだろう。(続く)

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秋の東北へ、普通列車の旅(1)

 千種6:23発の中津川行きに乗る。中央線なので、315系の8両編成、ロングシート。中津川まで行くのはこれが最初なので、意外とよく乗っている。座席の空いているところを見つけて座った。中津川で乗り換え。名古屋からの列車は改札に面している1番乗り場に着いたので、階段を上り下りして2番乗り場から出る松本行きに乗る。こちらは313系の2両編成、転換クロスシートの車両。相席にしたくなくて立っていたが、2駅目の坂下に高校があり、そこで降りる生徒が多く、車内は一気に空く。無人駅なので一番前からしか降りることができないが、坂下で「しなの」の通過待ちをするので、時間はある。坂下で岐阜県は終わり。長野県に入って最初の駅、田立で乗って次の南木曽で降りる高校生もいるが、数はあまり多くない。このまま塩尻まで行くかと思ったら、木曽路にもインバウンドの波が押し寄せている。塩尻までの間で唯一、後ろの車両の扉が開く木曽福島で結構乗ってくる。3駅先の藪原で降りる人が多かったが、これから木曽路を歩くのだろうか? 山を越えて奈良井まで行くのだろうか?

 塩尻はJR東日本とJR東海との境の駅。千種から日出塩までと日出塩から塩尻までの2枚の切符を使ったので、駅員に渡して改札を出る。ここでしなければならないのが、切符の購入。「青春18きっぷ」のシーズンは終わっているので、今回買うのは「北海道&東日本パス」、JR北海道とJR東日本、あと一部の第三セクターの普通列車が7日間乗り放題の切符だ。指定券券売機ですぐに買うことができた。JR東日本に来て最初に乗るのは、塩尻10:00発の辰野行き。中央線なのでかつては特急なども走っていた幹線なのだが、みどり湖経由のルートができたためにローカル線になっている。忘れたころに辰野と塩尻を結ぶ列車が行ったり来たりするだけの路線だ。車両はE127系の2両編成、西側だけがセミクロスシートになっている。ワンマンだが、運転席の横にも係員がいて、運賃の収受を行なっていた。

 辰野からの折り返しは、11:00発の塩尻行き。辰野まで来た車両がそのまま折り返す。行きよりは乗っている人が多いようにも見えたが、似たり寄ったりでガラガラだ。十分にボックスシートを占領することができる。この折り返しで少し早いが、お昼にする。お昼は塩尻で買った「山菜釜めし」。支払いは「モバイルICOCA」で行なった。どうやらスマホのカバーを外して、電源を入れて暗証番号を入れてロックを外すと上手くいくようだ。アプリの起動まではいらない。「山菜釜めし」は名前の通り山菜が載っているので、ほかの駅弁に比べると健康的か? 終点の塩尻に着くが、降りない人が多い。実はこの列車、そのまま塩尻11:43発の長野行きになるのだ。私もそのまま乗って松本まで行く。

 松本でアルピコ交通に乗り換え。アルピコ交通が出る7番乗り場に行くが(改札を出ずに乗り換えできる)、交通系ICカードが使えないことに気付き(2027年春ごろから使えるようになる)、いったん改札を出る。カードの「SMART ICOCA」で新島々までの切符を買い、12:09発の新島々行きに乗る。「モバイルICOCA」の時代になってもICカードは必要なようだ。車両は元東武のもので、日比谷線直通用の車両が改造されてアルピコ交通に来ているのだ。インバウンドの観光客も見られる。終点は新島々。先にも線路が伸びている。元々はもうひと駅先が終点だったのだが、台風災害で廃止になり、新島々止まりとなった。いったん降りて、折り返しの列車に乗る。JRからそのまま乗った人が多く、精算の行列ができている。私は松本で切符を買ったのですぐに出ることができたが、帰りの切符を買わないといけない。前の人が手間取っていたようで、時間がかかる。隣にもクレジットカード専用の券売機があったのでそれで買って、何とか間に合う。(続く)
(参考:アルピコ交通ホームページ https://www.alpico.co.jp/traffic/datas/files/2026/06/01/98bfc8f3b50a90141ff86a31a9dc261055affb2b.pdf)

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秋の東北へ、普通列車の旅(0)

 9月18日から9月22日にかけて、秋の東北に出かけてきました。その時の様子を明日から何回かに分けて書きます。

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三江線の代替バス、利用者が少なく2027年3月に廃止へ

 三江線は2018年に廃止になり、その後はバスになりました。バスは三次と江津を直接結ぶのではなく、細かいバスを何度か乗り継いでいきます。そのいくつか乗り継いでいくバスのひとつが、石見川本と江津を結ぶ、江津川本線。1日4.5往復しています。

 ところがその江津川本線ですが、2027年3月に廃止されるようです。バスを運行している石見交通によれば、廃止の理由は利用が低迷していること。2024年10月から2025年9月の間の1日あたりの輸送量は5.4人と少なく、そのため廃止する方針になったのです。

 沿線自治体の江津市と川本町は石見交通に対して廃止の見直しを求めていますが、利用者が少ないのが事実である以上、何もせずに存続できることはありません。存続させるならば、何らかの補助が必要になるのは当然のことです。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20260916-GYO1T00069/)

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「ようおこし30hパス」発売

 Osaka Metroは10月1日から、「ようおこし30hパス」を発売しています。2027年9月30日までの期間限定です。使用開始から30時間、舞洲を含むOsaka Metro全線が乗り放題となるデジタル乗車券です。値段は大人1200円、子供600円です。「e METROアプリ」で購入して、顔情報をアプリに登録しておけば、顔認証改札を利用することもできます。

 Osaka Metroにはすでに同じようなフリー切符があるのに、なぜこのようなものをつくったのでしょうか? 新発売の「ようおこし30hパス」は、これまでのデジタル乗車券の利用傾向を踏まえて、大阪を観光する人などがより利用しやすいものになるように、有効期間を見直したものです。

 そのため、既存の「Osaka Metro 26時間券」、「Osaka Metro 48時間券」は廃止されることになりました。発売終了は9月30日で、10月1日3時(深夜です)の利用開始期限を過ぎれば、使用開始も払い戻しもできません。廃止のプレスリリースが9月24日に出たことを考えると、使用はともかく、払い戻しもできないのは厳しいです。
(参考:Osaka Metroホームページ https://subway.osakametro.co.jp/news/news/ticket/20260924_youokoshi_30hpass.php)

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富山地鉄、「市内電車1日フリーきっぷ」発売

 富山地鉄は10月1日から、「市内電車1日フリーきっぷ」を発売しています。市内電車全線と鉄道線の電鉄富山-南富山間が1日乗り放題で、大人650円、子供330円です。切符はスクラッチ式になっており、事前に利用する年月日をコインなどで削り、利用の際には運転士や駅員に使用日の表示面を提示します。スマホでなく、今どきスクラッチ式とは珍しいです。

 そもそも、今まで富山地鉄に市内電車の一日乗車券はなかったのでしょうか? 実はすでにありました。「市内電車・バス1日ふりーきっぷ」というもので、市内電車と鉄道線電鉄富山-南富山間、そして富山駅前から280円区間のバスが1日乗り放題の切符です。こちらもスクラッチ式です。この切符、9月まで大人650円、子供330円だったのですが、10月1日に値上げされ、大人750円、子供380円になりました。「市内電車1日フリーきっぷ」は、バスに乗ることができない代わりに価格を維持した商品だったのです。
(参考:富山地鉄ホームページ https://www.chitetsu.co.jp/?p=84777、https://www.chitetsu.co.jp/?p=1002)

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10月5日から内房線長浦-木更津間の運行を再開

 JR東日本の内房線は、9月の台風25号で大きな被害を受け、姉ケ崎-木更津間が運休しています。被害は大きいようで、復旧まで3か月はかかると見込まれています。

 バスで足りる程度の需要の路線なら代行バスを走らせたらいいのですが、内房線のこの区間は利用者が多く、とてもバスだけで対応できる区間ではありません。そこでJR東日本は長浦で、千葉寄りに折り返し設備をつくることによって長浦-木更津間での鉄道の運行を再開させ(複線で運行します)、被害が大きかった姉ケ崎-長浦間のみをバスで代替させることにしました。以前とは話が変わりますが、長浦-木更津間の運行が再開するのです。

 長浦-木更津間の運行が再開するのは、5日のこと。5時台から21時台まで、1時間に2本程度の運行を行います。朝夕の時間帯は、通常の2~3割程度です。そして、引き続き鉄道の運行を取り止めている姉ケ崎-長浦間は、5日から代行バスの運行を始めます。小湊鐵道や都営バスによる臨時バスは役割を終えるということになりますが、今度は代行バスとして使われるのでしょうか? 代行バスは、6時台から20時台まで走ります。ただ、代行バスはさらに輸送力が小さく、鉄道の1~2割しかカバーできません。所要時間はかかりますし、混雑時には待たされることもあります。千葉-姉ケ崎間は鉄道が使えますが、朝夕の時間帯は通常の3割程度しか走りません。日中でも7割程度です。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/aas/20261003_c01.pdf)

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苦しみながらも優勝

 みなさん、おめでとうございます。

 阪神タイガースは今日(10月3日)の広島戦で負けましたが、2位の巨人もDeNAに敗れ、2年連続のセ・リーグ優勝となりました。連覇は2リーグになってからは初めてのことです。巨人の追い上げはすごかったのですが、何とか巨人の追撃をかわして、栄冠を勝ち取ることができました。自力で勝つのが一番ですが、格好はどうでも構いません。結果が一番です。戦力的には充実しているはずなのにかなり苦戦しましたが、ともかく勝てば良いです。

 巨人の追い上げは驚異的だったのですが、ギリギリで首位を守り(阪神が負け続けても巨人も負けるという、運にはかなり助けられました)、マジックも消えませんでした。逆転されていれば、そのままズルズルと行ってしまうところだったでしょう。ギリギリのところで首位を守ったのは大きかったと思われます。新しい歴史をつくりました。

 ただ、これで終わりではありません。クライマックスシリーズがありますし、最後には日本シリーズがあります。そこまで達成して、去年の忘れ物を取り返したいです。

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北陸新幹線敦賀-新大阪間ルートについて、専門家の見かたは?

 北陸新幹線の敦賀以西のルートが「小浜-京都ルート」のうち、桂川を経由するルートに決まりました。これについての意見はいろいろありますが、専門家はどのように考えているのでしょうか?

 すでに完成した東京-敦賀間の建設費を「小浜-京都ルート」以外は上乗せした事実については、さすがに否定的な見解を示しています。環境アセスメント等がすでに終わっている「小浜-京都ルート」とは違い、そのほかのルートはこれからその作業を行います。それに必要な7年分の社会的割引率4%と物価上昇率2%を加味すると、1.5倍になるのがその理屈ですが(1.06の7乗は約1.5です)、さすがにそれは無茶な話のようです。しかし、敦賀-新大阪間の採算に固執するのではなく、東京-新大阪間全体で評価すること自体は評価されているようです。敦賀への支線をつくるのが目的ではなく、後もう少しで完成する北陸新幹線を完成させるのが敦賀-新大阪間をつくる目的なのですから。

 「小浜-京都ルート」に決まったこと自体は評価されています。北陸新幹線は東海道新幹線のバイパスとしてつくられるのですから、大阪まで直通できることが話の前提です。直通できるかどうか怪しい「米原ルート」は論外なのです。実現性はともかく、山陰新幹線に対応することができるというのも評価できるポイントなのです。

 ただ、桂川は不便だとする声は結構あります。誰だって利便性を考えたら京都に併設するのが一番なのですが、あれだけ反対する声があったら京都を避けるのはやむを得ないです。京都としては負担が大きいのに利益は少ない、と思っているかもしれませんが、京都市内のほかに松井山手にもできるのですから、その理屈はほかの府県には通用しません。十分利益はあるはずだ、と認識しています。不便になるのを覚悟で負担を減らしてもらうか、京都市内(もしくはJR京都線沿いの近郊)に駅ができる代わりに適正な負担をするかの2択です。人気のある京都なら、少々不便でも観光客は来るでしょう。

 もちろん、ほかの府県が寛大な心で京都府の負担をかぶってくれるなら、別に反対はしません。最優先は大阪まで直通させることですから。ただ、現状では京都の負担を軽減する大義名分が見つからないのも事実です。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/69c578cccca939e5e7170a2b9726bb6e61e8c8d2)

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七隈線が6両編成に

 地下鉄七隈線は、2023年の博多延伸により利用者が増え、混雑が問題となっています。

 そこで以前にも書きましたが、車両を追加投入する方針です。まず2027年春までに現在21編成ある車両を4編成増やし、2026年秋と2027年春の2回のダイヤ改正で一番混雑する8時台の本数を18本から21本に増やします。

 それだけではありません。2030年度から現在4両編成の列車を6両に増やします。1年で最大8編成を6両編成化し、2034年度までに6両編成化を完了させます。

 これには、車両を増やすだけではなく、駅ホームの改修や車両基地の線路延長も必要です。約360億円かかります。
(参考:FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/1110996)

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JR東日本、2030年代初めに全駅で「Suica」利用可能に

 以前、「Suica」の将来像についての記事を書きましたが、どうやらその方向に進んでいるようです。2023年5月から進めてきた、運賃計算処理におけるセンターサーバー方式の導入が2026年度末に完了するからです。

 完了すれば、どうなるのでしょうか? センターサーバー方式になれば、JR東日本管内全駅での運賃計算が可能になります。現在、「Suica」の利用エリアは首都圏、仙台、新潟、青森、盛岡、秋田の6つに分かれていますが、ひとつに統合されます。これまではできなかった、エリアを跨ぐ利用も可能になります。いわき-原ノ町間、一ノ関-北上間など短距離なのに違うエリアに属するために使えなかったところでも、使えるようになります。

 「Suica」の利用エリアがひとつに統合されるのは2026年度末のことですが、その時点では「Suica」を使うことのできる駅は全体の6割程度です。しかし、2030年代初めにはそれを100%にすることを目指しています。各駅に自動改札機を整備するのではありません。どうするのでしょうか? そうではありません。駅のほか、車両にも柔軟に設置することのできる汎用的な端末を使います。タブレット端末などを使うようです。運転本数が少ない線区でも列車に置くことにより、1台の端末で複数の駅に対応することができます。バスやJR西日本の一部列車みたいなものでしょうか? 仮称は「どこでも改札」と言います。

 「どこでも改札」は、交通系ICカードで対応しますが、さらにその次があります。駅でタッチしなくても、GPS等を活用して、駅に入れば自動的に入場、出場処理ができる、「スマホ改札」(仮称)というものもできます。2030年代中ごろの実現を目指しています。これは「スマホ改札」というだけあって、スマホを使うのが前提です。交通系ICカードには対応していません。このような「スマホ改札」が実用化し、普及すれば、駅に改札は必要ない、ということにもなります。

 また、「Suica」エリアがひとつになる2026年度末には、新たに「Suica」を使うことができる駅が32駅増えます。久留里線の久留里までの各駅のほか、首都圏エリアと仙台エリアが連続して使えるよう、東北線と常磐線で白河、桃内など9駅を追加します。そのほか、大館、酒田、気仙沼、越後湯沢など13駅を追加します。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2026/20260908_ho03.pdf)

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