北陸新幹線敦賀-新大阪間ルートについて、専門家の見かたは?
北陸新幹線の敦賀以西のルートが「小浜-京都ルート」のうち、桂川を経由するルートに決まりました。これについての意見はいろいろありますが、専門家はどのように考えているのでしょうか?
すでに完成した東京-敦賀間の建設費を「小浜-京都ルート」以外は上乗せした事実については、さすがに否定的な見解を示しています。環境アセスメント等がすでに終わっている「小浜-京都ルート」とは違い、そのほかのルートはこれからその作業を行います。それに必要な7年分の社会的割引率4%と物価上昇率2%を加味すると、1.5倍になるのがその理屈ですが(1.06の7乗は約1.5です)、さすがにそれは無茶な話のようです。しかし、敦賀-新大阪間の採算に固執するのではなく、東京-新大阪間全体で評価すること自体は評価されているようです。敦賀への支線をつくるのが目的ではなく、後もう少しで完成する北陸新幹線を完成させるのが敦賀-新大阪間をつくる目的なのですから。
「小浜-京都ルート」に決まったこと自体は評価されています。北陸新幹線は東海道新幹線のバイパスとしてつくられるのですから、大阪まで直通できることが話の前提です。直通できるかどうか怪しい「米原ルート」は論外なのです。実現性はともかく、山陰新幹線に対応することができるというのも評価できるポイントなのです。
ただ、桂川は不便だとする声は結構あります。誰だって利便性を考えたら京都に併設するのが一番なのですが、あれだけ反対する声があったら京都を避けるのはやむを得ないです。京都としては負担が大きいのに利益は少ない、と思っているかもしれませんが、京都市内のほかに松井山手にもできるのですから、その理屈はほかの府県には通用しません。十分利益はあるはずだ、と認識しています。不便になるのを覚悟で負担を減らしてもらうか、京都市内(もしくはJR京都線沿いの近郊)に駅ができる代わりに適正な負担をするかの2択です。人気のある京都なら、少々不便でも観光客は来るでしょう。
もちろん、ほかの府県が寛大な心で京都府の負担をかぶってくれるなら、別に反対はしません。最優先は大阪まで直通させることですから。ただ、現状では京都の負担を軽減する大義名分が見つからないのも事実です。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/69c578cccca939e5e7170a2b9726bb6e61e8c8d2)
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