青い水の旅(1)
東京から「やまびこ」「はつかり」と乗り継いで八戸へ。4時間も経たないのに八戸まで行くことができるなんて、列車もかなり速くなったものだ。そこからさらに八戸線というローカル線に乗り換え、鮫で下車。線路沿いに10分ほど歩いていくと、天然記念物「ウミネコ」の生息地、蕪島にたどりつく。今は繁殖期を迎え、なかなかにぎやかな光景だ。
蕪島は元々はその名の通り「島」であったが、今では埋め立てが行われ、本州と陸続きの島となった。蕪島の真ん中にある神社にまで行くことができる(それ以外はウミネコの保護のため、立入禁止になっている)。神社への参道の入り口にはビニール傘が置いてある。理由はもちろん、ウミネコの「落とし物」をよけるためのものだ。ただ、その日は風がとても強く、傘はあまり役には立たなかった。
険しい三陸海岸沿いに走る三陸鉄道。一部はもともと国鉄の路線であったが、あまりに赤字が多いため第三セクター化された。三陸鉄道は一時的には黒字となったが、現在では輸送量の低迷に苦しんでいる。そのため、写真のようなレトロ風のディーゼルカーを走らせ、乗客を誘致しようとしている。
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