「モーニングライナー」、「イブニングライナー」を距離に応じた料金に

 京成も同じ11月23日にダイヤ改正を行います。

 「スカイライナー」については、成田空港21時台の便を1本増発し、21:00から23:00までの時間帯においても、20分間隔で走らせます。また、京成上野19:40発と20:20発については、「スカイライナー」を青砥、新鎌ヶ谷にも停め、沿線の人にも使いやすくします。

 また、朝晩に走る「モーニングライナー」、「イブニングライナー」については、これまで距離に関係なく450円(子供は230円)の均一料金でしたが、ダイヤ改正日の11月23日からは、距離に応じた料金になります。20キロまでなら250円(子供は130円)、21~40キロが450円(子供は230円)、41~48キロが500円(子供は250円)、49~65キロが600円(子供は300円)、66キロ以上が950円(子供は480円)です。一番高い950円は、京成上野・日暮里-空港第2ビル・成田空港間でのみ適用されます。
(参考:京成ホームページ https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/FSsgDYdY.pdf)

| | | Comments (0)

京成の新型車両は先頭車が多い

 京成は2025年初めの営業運転開始を目指して、新型車両3200形を導入します。5年ぶりの新形式車両で、2024年度に6両1編成を導入します(2025年度以降も継続して導入する予定です)。

 この3200形のコンセプトは、「人や環境にやさしいフレキシブルな車両」。これまでは運転席がある分コストが高く、かつ収容力が減ることから分割できない編成をつくってきましたが、今回は需要に応じて2両単位で分割できるようにします。輸送需要に見合った長さにすることによって、環境負荷の低減に努めるのです。もちろん、需要の多いところでは連結運転をしますが、そのときでも常時通り抜けができるように、貫通扉は中央に配置します。
(参考:京成ホームページ https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/WvoPrgWW.pdf)

| | | Comments (0)

「サンキュー♥ちばフリーパス」等、京成等にも乗車可能に

 千葉県内のJRや一部の私鉄、バス、フェリーが乗り放題の「サンキュー♥ちばフリーパス」、それに加えて都区内各駅からの往復もセットになった「サンキュー♥ちばフリー乗車券」。2024年秋と2025年早春にも発売します。秋の発売期間は9月1日~10月30日、利用期間は9月1日~10月31日、早春の発売期間は2025年1月4日~2月27日、利用期間は2025年1月4日~2月28日です。値段は「サンキュー♥ちばフリーパス」が大人3970円、子供1980円、「サンキュー♥ちばフリー乗車券」が大人4790円、子供2390円です。

 この「サンキュー♥ちばフリーパス」、「サンキュー♥ちばフリー乗車券」ですが、今回から3社が新たに加わることになりました。京成、新京成、芝山鉄道です(北総鉄道は2023年度から利用可)。千葉県内部分のみ使えます。すでに系列の北総鉄道で使えるようになっていたとはいえ、大手私鉄の京成が使えるようになるとは意外でした。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2024/chiba/20240822_c01.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/127801)

| | | Comments (0)

新京成は松戸線に

 以前にも記事にしましたが、京成は新京成を合併します。5月21日に鉄道事業の合併認可申請を行っていましたが、6月25日に国交相から認可されました。2025年4月1日に合併を行い、新京成(京成津田沼-松戸間、26.5キロ)は京成の松戸線として営業を開始します。松戸線、成田空港線を含めて京成は180キロ弱の路線網を誇ることになります。

 新京成が松戸線になると、どうなるのでしょうか? 駅ナンバリングは今のSLからKSになりますが(新津田沼がKS66、松戸がKS88)、合併に伴う運賃・料金、ダイヤの変更はありません。松戸線とそれ以外の京成線を乗り継ぐ場合、両者の運賃は別々に計算され、初乗り運賃は2回かかることになります(もっとも、新京成の場合は、新京成の運賃が京成に比べて安く、京成の水準に合わせると値上げになる人が続出するという事情もあります)。ただ、車両のデザインは今のピンクから、京成と同じ赤と青をベースとしたものになります。
(参考:京成ホームページ https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/Y6GBPH35.pdf)

| | | Comments (0)

JR東日本等もQR乗車券に移行

 少し前に、東武や京急が磁気乗車券を廃止してQRコードを使用した乗車券(QR乗車券)に切り替えるという内容の記事を書きましたが、QR乗車券に移行する会社はほかにもあったのです。

 それは、京成、新京成、西武、東京モノレール、JR東日本、北総の6社。東武、京急と合わせて8社がQR乗車券に移行するのです。結構な数が2026年度末以降、順次移行するのです。交通系ICカードの普及により磁気乗車券の割合は減っていますが(現在のICカード利用率は5~10%ぐらい)、磁気乗車券の紙は金属を含んでいるため、リサイクルするためには磁気の層を分離する必要があり、一定の環境負荷がかかります。QR乗車券なら環境に優しい紙に置き換えることができます。これまでのように切符を高速で前方に送る必要はなく、自動改札機の構造が簡素化されます。これまでQR乗車券は反応時間の遅さが問題になっていましたが、交通系ICカードの普及によりQR乗車券の利用者はそれほどいないと想定されるので、移行することにしたのでしょう。

 今回置き換えの対象となるのは、自動券売機で購入する近距離の切符です(新幹線などの長距離切符は対象外です)。自動改札機では、QRコードをQRリーダーにタッチします。QR乗車券の情報や、入場・出場などの利用状態は8社共通のQR乗車券管理サーバーで管理します。同一のシステムを利用するので、会社間に跨がるQR乗車券の発行が可能になります。JR東日本など主要な鉄道事業者が移行するので、このシステムが事実上の標準になるのでしょう。

 ただ、相互直通運転が盛んな首都圏では、8社以外でもQR乗車券に移行したほうが良さそうな事業者はあります。今回発表のあった8社以外にも、QR乗車券に移行するところはあると思われます。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240529_ho02.pdf)

| | | Comments (0)

成田空港への鉄道が複線化?

 成田空港には新ターミナルの建設とそれに伴う線路の移設のがありますが、成田空港会社は現在あるアクセス鉄道についても話を行っています。

 成田空港へのアクセス鉄道はJRと京成の2つがありますが、どちらも単線区間があります。単線だと、駅や信号場でない限りすれ違いができず、運行本数に制約が出ます。成田空港は将来、航空機の発着回数が大幅に増え、その増えると見込まれる需要に供給が追いつかない危険性があるのです。

 運行本数を増やすには、複線化が欠かせません。複線化費用の負担の問題などについて、鉄道会社などに働きかける方針です。
(参考:チバテレプラスホームページ https://nordot.app/1151483664453206165)

| | | Comments (0)

成田空港新ターミナルで鉄道も移設?

 成田空港には3つのターミナルがあります。第1旅客ターミナル、第2旅客ターミナル、第3旅客ターミナルです。

 ところがその成田空港ですが、滑走路の新設や延伸に伴い、利用客の大幅な増加が見込まれるため、ターミナルをひとつにまとめる構想があります。第2旅客ターミナルの南側にできる予定の新ターミナルは数階建てで、延べ床面積が100~120万平方メートルです。現在ある3つの旅客ターミナルを合わせた広さよりも若干広くなっています。この新ターミナルを建設した後、まず老朽化した第1旅客ターミナルを閉鎖し、最終的には第2旅客ターミナル、第3旅客ターミナルも閉鎖して、旅客ターミナルをひとつにまとめます。

 そして、この新ターミナルの話は、鉄道にも影響を与えます。現在は空港第2ビルに停まった後、成田空港に行きますが、空港第2ビルからの線路を変え、新ターミナルの近くに延伸します。現在の成田空港は、第1旅客ターミナルがなくなりますから駅は廃止されますが、空港第2ビルのほうは第2旅客ターミナル、第3旅客ターミナルがなくなっても貨物施設などに勤務する従業員の通勤のために残るようです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS2700VRS26UDCB01B.html、NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240206/k10014349731000.html、共同通信ホームページ https://nordot.app/1127562202333774337)

| | | Comments (0)

宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(1)

 千種駅前から「ドリームなごや10号」に乗って東京へ。平日にもかかわらずよく乗っている。東京に着くと雨が降っていた。東武の新特急、「スペーシアX」 は午後の便なので(午前の便は取れなかった)、それまでは東京近郊の私鉄を中心に乗っていくことにしよう。東京から山手線に乗って、大崎へ。大崎からはりんかい線に乗る。大崎で15分ほど時間があったので、朝食用におにぎりを買う。6:46発の新木場行きに乗る。りんかい線は地下の区間が多く、大崎で地下に入ると国際展示場を過ぎるまで地下だ。大井町から臨海副都心方面に向かう人が目立つ。

 新木場からは京葉線に乗り、舞浜で降りる。7時半前という早い時間帯なのに、降りる人が多い。開園は8時半(ディズニーランド)と9時(ディズニーシー)。まだ開園まで1時間か1時間半もあるのに入口の前に並んでいる。今回、ここに来たのは、ディズニーランドが目的ではなく、ディズニーリゾートラインに乗るのが目的だ。少し歩いたところに乗り場があり、そこから乗る。交通系ICカードが使えるのは普通の鉄道と同じだが、ディズニーランドを走る鉄道らしく、車両にはディズニーランドの世界がちりばめられている。窓はミッキーマウスのかたちをしているし、つり革もそうだ。モノレールからディズニーランドを楽しめる。一周した後は武蔵野線直通の列車で西船橋へ。

 西船橋からは東葉高速鉄道に乗る。東京メトロ東西線の延長線だが、東京からは離れているので、別会社になっている。西船橋と勝田台の間のこれまで鉄道がなかったところにとっては便利な鉄道だが、用地買収に苦労してコストが上がり、それを反映して運賃は結構高い。東葉勝田台からは京成に乗り換えて芝山千代田へ。持っていた「ICOCA」で出ようとするが、できない。「Suica」や「PASMO」だけが対応しているのではない。芝山鉄道はそもそもICカードに対応していないのだ。芝山鉄道の分だけを現金で支払い、京成の分は交通系ICカードに対応している駅で処理するように言われる。それにしても京成の一部分みたいな芝山鉄道で交通系ICカードが使えないとは思わなかった。駅員の対応は手慣れている。同じようなことはたくさんあるのだろう。ひと駅だけなのだから交通系ICカードを導入したほうがよい。帰りはユーカリが丘で降りて、山万に乗る。山万は京成の駅から離れた住宅地のために新交通システムをつくった会社。駅名もシンプルに公園、女子大、中学校といった具合だ。なお、女子大で降りても女子大はない。来る計画はあったが消えたようだ。山万はユーカリが丘を起点にラケット状に反時計回りに回り、再びユーカリが丘に戻ってくるようになっている。交通系ICカードは使えないので、現金で払って一周した。

 京成船橋から歩いて船橋へ。雨は降っているが、ビルの中を歩くことができるので、傘は要らない。船橋からは東武に乗るが、急行は30分後の11:43発なので、東武百貨店でちょっと時間調整。時間になったのでホームに行く。野田線は普通しかなかったが、複線区間で通過運転する急行ができた。今回はそれに乗って春日部まで行く。急行運転をしていたところは空いていたが、単線になり、各駅に停まるようになるとなぜか乗客は増えてくる。雨は激しく降り、この後予定通りいくかどうか心配になる。春日部に到着。ちょうど野田線のホームには立ち食いの店がある。駅での立ち食いと言えばうどんかそばだが(名古屋ならきしめん)、春日部はラーメンだ。時間もいいし、寒いのでお昼はここにする。(続く)

| | | Comments (0)

宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(0)

 16日の深夜から18日にかけて、北関東方面に出かけてきました。

 明日から何回かに分けて、その時の様子を書いていきます。

| | | Comments (0)

京急で急行復活

 京急、京成等は11月25日にダイヤ改正を行います。

 京急で休日の昼間に走る「ウイング・シート」ですが、運行開始時刻を30分程度繰り上げます。改正後は泉岳寺9:25発、三崎口10:48発が始発となります。運行本数は午後は概ね1時間間隔に減ります。平日夜の「イブニング・ウイング号」については、これまで単独の8両編成で走っていましたが、遅くに走る14号(品川20:58発)と16号(品川21:19発)については、快特の後ろに併結して、金沢文庫行きとして走ります(「イブニング・ウイング号」として走る車両については、品川を出ると、上大岡まで扉は開きません)。4両編成のトイレ付き車両、「Le Ciel」です。平日の朝ラッシュ時や休日の夜間に若干の増発があります。

 そして、京急では「エアポート急行」が走っていますが、これを急行に改めます。これまで急行はないのに「エアポート急行」はあるという妙なことが起こっていましたが、それが解消されることになります。停車駅の変更はありません。

 京成は成田空港22時台の「スカイライナー」を1本増発し、20分間隔で走らせます。新鎌ヶ谷や青砥にも停まります。成田空港発最終列車の西馬込行き通勤特急(休日は京成上野行き通勤特急)を平日、休日ともに快速京成上野行きに変更します。

 北総は前のダイヤ改正で増発した新鎌ヶ谷-印西牧の原(一部は印旛日本医大)間の普通列車のうち、平日は4本、休日は12本を矢切まで延長します。
(参考:京急ホームページ https://www.keikyu.co.jp/company/news/2023/20231024HP_23082TE.html、京成ホームページ https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/Wd6JsCsd.pdf、北総ホームページ https://origin.hokuso-railway.co.jp/topics/detail/28491)

| | | Comments (0)

より以前の記事一覧