2023年3月から南栗橋に特急停車

 東武は2023年3月に予定しているダイヤ改正から、その南栗橋に特急を停車させます。停車する本数は上り(東京方面)が3本、下り(栃木方面)が6本です。南栗橋にはかつて特急が停まったことがありましたので(南栗橋行きの通勤特急的な列車です)、厳密に言えば新規停車ではなくて復活です。具体的にどの列車が停車するかは、後日発表されます。

 この駅の近辺に車庫があることから特急以外の列車は南栗橋で系統が分断され、全て始発列車です。ここから東京方面に通勤、通学したい人にとっては座っていくことができるので恵まれた駅と言えないこともないですが、なぜここに特急が停まるのでしょうか? 東武は、ここ南栗橋を舞台に、地元の久喜市(南栗橋は旧栗橋町にありましたが、合併により、久喜市になりました)をはじめとする産官学の連携によって、次世代のまちづくりを推進しています。特急が停まるのは、南栗橋のさらなる魅力と利便性向上のため。都心(に直通できる)と自然の両方を兼ね備える南栗橋に特急を停めることにより、街全体のさらなる魅力向上を図ります。

 また久喜市は、市街からの移住者に対して特急券の購入補助制度を創設することを考えているようです。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/202208181546187ZNLJXSvDNtR7LOmqgoIWw.pdf)

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「SPACIA X」は2023年7月15日運行開始

 東武の特急の新型車両についての続報です。

 N100系が使われる東武の新特急の愛称が決まりました。「SPACIA X」です。「スペーシア」の伝統を維持・継承するとともに、新型車両に期待される役割の象徴として「X」を加え、「スペーシア」を正しく進化させたものであることを思い出させる意図があるようです。

 その「SPACIA X」ですが、運行開始日等も決まりました。運行開始日は2023年7月15日です。運行区間は浅草-東武日光・鬼怒川温泉間で、JRには乗り入れません。「SPACIA X」は観光に便利な時間帯に走ります。毎日2~4往復走りますが、4往復走るのは週末などに限られます。停車駅はとうきょうスカイツリー、北千住、春日部、栃木、新鹿沼、下今市、東武ワールドスクウェア(鬼怒川温泉発着のみ)です。希少な存在の「SPACIA X」になったからと言って停車駅が減るわけではないようです。

 ただ、特急料金は現在の「スペーシア」より上がります。現在は平日が1360円(浅草-東武日光間、以下同じ)、休日が1470円ですが、「SPACIA X」のスタンダードシートは1940円です。プレミアムシートは2520円です。特別座席料金については、コックピットラウンジが1人用200円、2人用400円、4人用800円、2人定員のボックスシートが1室400円、4人定員のコンパートメントが1室6040円(現在の「スペーシア」は平日1室3150円、休日1室3770円)、7人定員のコックピットスイートが1室12180円です。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20220714145639kM21uyWeaNPoTNtDiNssEw.pdf)

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東武、新卒初任給などを引き上げ

 日本経済が低迷している原因はいろいろありますが、給料が上がらないというのもそのひとつと言えます。給料が上がらないのでできるだけ節約しようとします。個々人としては正しい行動ですが、全体としてみた場合は、国内の消費が少なくなり、経済はさらに冷え込みます。給料を上げることはさらに難しくなります。

 この悪循環を防ぐためには、誰かがきっかけをつくらないといけません。そしてそのきっかけになるかもしれない動きが、東武及び東武グループにあります。東武及び、東武の鉄道事業にかかる業務を受託する機能別会社4社(東武ステーションサービス、東武エンジニアリング、東武インターテック、東武シェアードサービス)は、新卒初任給等を引き上げます。

 新卒初任給は2022年度と2023年度の2回に分けて引き上げます。2022年度は4月1日に遡って引き上げます。2021年度の東武鉄道(ポテンシャル採用(大卒総合職))と機能別会社(高卒)の新卒初任給はそれぞれ218500円、181500円でしたが、2023年度にはそれぞれ230000円、200000円にします。高卒の場合、約10%の賃上げです。新卒初任給以外でも、若年層については基本給を引き上げます。定期昇給相当と合わせて、2022年度、2023年度の2年で約1割、基本給を引き上げます。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20220620120257vJ2Wej8NeWXFHaviMlqO1A.pdf、https://www.tobu.co.jp/recruit/)

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東武、7月18日からC11 123の営業運転開始

 東武は2019年1月からC11 123の復元作業を行ってきましたが、無事終わり、7月18日から営業運転ができるようになります。これにより、東武はSL3両による運行体制が整います。東武の保有するSLはC11ばかりなのですが、同一形式を3両保有する鉄道会社は日本で東武、ただひとつだけということになります。

 C11 123運行開始初日の7月18日は、SL「大樹1号」、SL「大樹2号」、SL「大樹5号」、SL「大樹6号」の4便をけん引します。座席指定券はすでに6月18日から発売しています。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/sl_topics/20220616165336W2Ta9NgaDkwtGXSjw8u5pw.pdf)

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東武野田線は5両編成に短縮

 特急の話題が目立つ東武ですが、普通列車にも新型車両が入ります。

 新車が入るのは野田線。大宮と船橋の間をぐるっと結ぶ路線です。

 現在、野田線の列車は全て6両編成ですが、2024年度以降から順次導入を開始する予定の新型車両は、5両編成です。従来より1両少ないです。

 しかも、既存の6両編成の車両を5両編成に短くします。1両短くすることによって使用電力を減らし、環境負荷を低減するとのことですが、うまく5両編成に組み替えることができるのでしょうか? なお、列車本数については必要な本数を維持するとのことです。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20220428101948xAjXttvVkCPcsLFY-1sKOQ.pdf)

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N100系に6種類のシート

 2023年に登場するN100系は、「スペーシア」の名に恥じない豪華な特急です。そのN100系のシートバリエーションが発表されました。浅草側の6号車から順に紹介していきます。

 一番浅草側にあるのは、7人個室のコックピットスイート。私鉄特急最大の11平方メートルの個室で、前方と側面の窓からの景色を楽しむことができます。その後ろにあるのが、4人個室。4部屋あります。コの字型のソファーと可変テーブルがあり、レイアウトの変更ができます。3~5号車に合計130席あるのが、スタンダードシート。現在の「スペーシア」と同じ110センチのシートピッチでゆとりがあります。5号車の4号車寄りに4席だけあるのが、ボックスシート。2人で向かい合わせに座る構造で、80センチの横幅を1人占めできます。半分個室みたいなものです。2号車のプレミアムシートは、2+1列配置で、35席あります。シートピッチは120センチもあります。東武初の電動リクライニングやバックシェル構造で、快適性・プライベート性を向上させています。大型インアームテーブルや読書灯もあります。カフェカウンターのある1号車には、20席のコックピットラウンジがあります。6号車のコックピットスイート同様の展望が楽しめます。ソファーは1人掛け、2人掛け、4人掛けの3種類が用意されています。

 なお、料金や運行概要は今のところ決まっていません。期待が持てる新特急なので、その発表が待たれます。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20220425123623PV0Zq69AlwGIMn7mVlqd0w.pdf)

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「ぐんまワンデーパス」、軽井沢まで利用可能に

 群馬県内のJR線のほか(一部他県でも乗車可)、ジェイアールバス関東の長野原草津口-草津温泉間、東武の一部区間、上信電鉄全線、上毛電鉄全線、わたらせ渓谷鐵道の一部区間が1日乗り放題となる、「ぐんまワンデーパス」。2022年度も発売されます。発売期間は3月22日から9月30日まで、利用期間は4月1日から9月30日までです。

 この「ぐんまワンデーパス」ですが、エリアが拡大されました。ジェイアールバス関東の横川-軽井沢間がエリアに加わり、長野県へも行くことができるようになりました(北陸新幹線はこれまで通り、安中榛名までです)。しかし、2021年までの「ぐんまワンデー世界遺産パス」に比べて、450円値上げされています。

 この切符、以前使いましたが、群馬県内の私鉄に乗り潰すときには重宝します。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/gunmaoneday2022/)

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地下鉄直通の通勤ライナーは不振?

 首都圏の私鉄では、ロングシートにもクロスシートにもなる車両を使った有料の通勤ライナーを走らせているところがあります。さて、これらの通勤ライナーはどれだけ利用されているのでしょうか?

 どうやら地下鉄など複数の会社にまたがるのは不振のようです。通勤ライナーは追加料金が500円以下に収まるようになっているので、気軽に乗ることができます。しかし、これが地下鉄など複数の会社にまたがると各社で追加料金がかかるので、どうしても高くなってしまいます。通勤ライナーの椅子は特急としてはレベルが低いですが(近鉄は同様の車両を、追加料金が要らない急行等として走らせています。この程度で追加料金が取れるのは東京だからです)、まだワンコインで収まるのなら許せます。これが高くなるとわざわざお金を払ってまで、という気持ちになるのかもしれません。
(参考:「鉄道ジャーナル」2021年11月号 鉄道ジャーナル社

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「DL大樹」が会津田島へ

 2月12日、「DL大樹」が野岩鉄道、会津鉄道に乗り入れます。構想は当初からありましたが、営業運転として初めて「DL大樹」が会津田島に乗り入れるのです(展示だけなら、2021年11月に会津田島でSLやDLの展示がありました)。

 2月12日の会津田島乗り入れは、旅行商品のかたちで発売されます。当初はいろいろなツアーが用意されていましたが、新型コロナウイルスの影響で現地フリープランのみ発売することとなりました。距離がいつもよりも長い分、客車列車の旅を楽しむことができます。

 もっとも、今回乗り入れる野岩鉄道や会津鉄道は、もともと国鉄線として計画されていたり、かつては国鉄であったりした路線。今市と会津若松を結ぶ計画だったのです。DLの牽引する客車が走ったかはともかくとして、キハ58などのディーゼルカーが走ったとしても不思議ではなかったでしょう。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/news/20220120154823Kfs00Jz99bv2x7TveocUJQ.pdf、https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/news/20220128105245s5V7uNlHKc3HKWDGp5qThQ.pdf)

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東武等、「スペーシア」、6050型大幅削減か?

 東武もJRと同じ3月12日にダイヤ改正を行います。伊勢崎線、佐野線、小泉線、桐生線、日光線、鬼怒川線、宇都宮線でダイヤ改正を行います。

 やはりここでも出てくるのが、新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んだ輸送需要に合わせた、運行本数等の見直し。平日の朝夕ラッシュ時には、浅草-館林、南栗橋間において列車本数や種別の見直しを行います。急行や区間急行が減って準急や区間準急が増えるイメージです。利用者が1/3ほどに減っている22時以降は減便が目立ちます。座って通勤したいというニーズに合わせて、「スカイツリーライナー」の時刻を変更し、春日部8:04発にします。北千住到着が8:25とラッシュの最中に到着します。夜の「THライナー」は霞ヶ関22:02発の最終を廃止し、霞ヶ関17:02発にシフトします。平日、休日ともに日中は北春日部-久喜、南栗橋間で東京メトロからの直通が減ります。浅草-北春日部間では一部を除いて最終が繰り上がりますが、最大8分なので、さほど大きくはありません。

 佐野線、小泉線、桐生線、宇都宮線については、輸送需要に応じて早朝や深夜の列車本数が見直されます。小泉線では最終が1時間弱繰り上がります。これにより太田から館林への最終列車は、東小泉経由から足利市経由になります。やはりここで大きく減るのが、日光線や鬼怒川線の急行。下り2本を除いて普通になります。ある意味予想できたことでもありますが。

 ワンマン列車が大幅に増えます。現在、南栗橋以北のワンマン運転は、宇都宮線及びそれに直通する列車でしか行っていません。しかし今回のダイヤ改正で、南栗橋以北の日光線、鬼怒川線についても、ワンマン運転を行います。普通列車は20400型に統一されます。また、特急列車、「AIZUマウントエクスプレス」、鬼怒川温泉発着の一部普通列車を除いて、野岩鉄道や会津鉄道への乗り入れがなくなります。「リバティ」は下今市-新藤原間で通過運転します。これまで下今市-東武日光、会津田島間のみ乗車するときは運賃だけで乗車することができましたが、これが鬼怒川温泉-会津田島間に短縮されます。日光線にしろ、伊勢崎線にしろ、特急の「リバティ」化が進みます。「リバティ」は3両で走ることができるので、減った需要にも対応できます。また、これほど「リバティ」が増えるのなら、新型「スペーシア」が4編成しかできないのも理解できます。並の特急(昔の急行レベル)が「リバティ」(その割には料金が高いですが)で、昔から特急の価値のあるものが新型「スペーシア」で走るということなのでしょうか?

 野岩鉄道と会津鉄道にも触れます。野岩鉄道は開業以来、ほぼ同じ運行本数を維持してきましたが、今回のダイヤ改正で4割ほど減らして、10往復とします(特急を含めての数字です)。「リバティ」が男鹿高原以外各駅に停まるのは、このためです。6050型は会津鉄道には乗り入れず、電化区間で走る電車は「リバティ」のみになります(ほかにディーゼルカーが走ります)。

(追記1)
 3月12日のダイヤ改正で、これまで休日のみに走っていた「きりふり」の運転が終了します。これにより、350系の定期運用も終了となります。

(追記2)
 会津鉄道の6050型は1編成しかありませんが、それが廃車になりました。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20211210120436z2ZpUL2macF_-vcgP5S43w.pdf、野岩鉄道ホームページhttp://www.yagan.co.jp/upimages/files/2022.3%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E6%94%B9%E6%AD%A3%EF%BC%A8%EF%BC%B0%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%96%87%EF%BC%88%E7%A2%BA%E5%AE%9A%E3%83%BB%E9%85%8D%E5%B8%83%E5%85%88%E6%A7%98%E7%94%A8%EF%BC%89.pdf、会津鉄道ホームページ aizutetsudo.sakura.ne.jp/mag_img/211231/jikoku.pdf、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASPDL73B5PDJUUHB00W.html、railf.jp https://railf.jp/news/2022/03/07/160000.html、https://railf.jp/news/2022/03/13/192500.html、https://railf.jp/news/2022/03/31/161500.html)

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