「スペーシア X」のカフェカウンターの概要

 この15日に運行を開始する東武の「スペーシア X」。ここの1号車のコックピットラウンジの中には、カフェカウンターがあります。このカフェカウンターの概要が明らかになりましたので、紹介します。

 カフェカウンターを優先的に使うことができる人がいます。それは、1号車に座っている人。それ以外の2~6号車の人については、オンラインで整理券を発行し、その整理券に記載されている時間帯にカフェカウンターに行き、買うことができます。どうしてもカフェカウンターを使いたいのなら、コックピットラウンジを予約したほうが良いでしょう。決済はクレジットカードと交通系ICカードに限られ、現金は使えません。車内販売はなく、飲食がしたければ、カフェカウンターで買うことになります。

 メニューについて言えば、食事のメニューはありません。クラフトビール、日本酒、コーヒー、コーラー、リンゴジュース、天然水、おつまみ、アイスクリーム、焼き菓子、ようかんのみです。ただ、日光や栃木の特産品を使った物ばかりで、どこにでもあるような商品ではありません。限定商品が多いので、それはそれで価値があります。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20230607094638KCzg5fyA7Q-mc9utnOV-dw.pdf、https://www.tobu.co.jp/spaciax/cafe/)

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羽田空港には東武も乗り入れか?

 羽田空港アクセス線の記事は昨日書きましたが、その続報です。羽田空港に乗り入れる特急は常磐線特急だけではありません。

 それではどれが羽田空港に乗り入れるのでしょうか? どうやら東武の特急のようです。それも日光や鬼怒川方面の特急ではなく、伊勢崎線方面の特急のようです。久喜に連絡線を設け、直通させるようです。別に特急が乗り入れるとは決まっていませんが、距離があることから羽田空港に乗り入れるのは「りょうもう」のような特急のようです。館林、足利市、太田と言った群馬県南部から(足利市は栃木県ですが)、羽田空港や東京に直通するのです。

 ただし羽田空港に乗り入れるのは1時間に4往復のため、伊勢崎線特急が乗り入れると何を減らすかが問題となってきます。さらに言えば、普通列車の乗り入れはなく、全て特急になるとの見解もあります。JR東日本は建設費の返済をする必要があり、そのためには客単価を上げないとやっていけません。加算運賃はあるかもしれませんが、羽田空港は東京都内にあるので、東京都区内発着の切符なら、追加料金無しで羽田空港まで行くことになります。0円ではどうやっても建設費の償還はできません。

 もっとも、今のところ決定事項ではなく、正式に決まるまではいろいろ構想が出てくることでしょう。
(参考:47NEWS https://nordot.app/1039032622294745321?c=648454265403114593、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/23a46604bd9d4f80da5f801528cc633e468a4cc2)

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「スペーシア X」、2編成増備

 7月15日にデビューする、東武の新型特急車両、「スペーシア X」。N100系で、1日2~4往復運行されます。

 ところがこのN100系、デビュー当初は6両編成2本しかつくられません。週末など4往復走るときは、予備の車が全くない状態となります。

 さすがにこれでは危ないので、2023年度中に2本増備し、当初の予定通り、4本を用意することにしました。4本あれば、かなり余裕があることから、最繁忙期には追加の臨時列車が運行されるのかもしれません。
(参考:レスポンスホームページ https://response.jp/article/2023/04/30/370500.html)

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「スカイツリートレイン」が野岩鉄道に

 野岩鉄道の普通列車の車両は2扉クロスシートの6050型。もともとは浅草から日光、鬼怒川温泉方面への快速用として東武などがつくった車両なのですが、浅草直通の快速は2017年に廃止され、2編成4両が野岩鉄道の普通列車5往復で細々と走っています。

 ところが、この2編成のうち1編成はクラウドファンディングで資金を得て改修中、そして残る1編成が定期点検に入ることになりました。車両が足りません。そこで助っ人として野岩鉄道に行くのが、東武634型の「スカイツリートレイン」4両編成。4月24日新藤原18:44発から4月28日新藤原16:34着まで代走します。先ほども書いたとおり野岩鉄道の普通列車は5往復しかないため、1編成あれば何とかなるのです。

 野岩鉄道で走る「スカイツリートレイン」は、運賃だけで乗車することができます。座席の指定はありません。4往復が走る特急「リバティ」の取り扱いは変わりありません。

(追記)
 7月23日(新藤原18:44発)から7月30日(新藤原16:34着)についても、「スカイツリートレイン」が代走することになりました。
(参考:野岩鉄道ホームページ www.yagan.co.jp/upimages/files/634型運転のお知らせ(修正済み).pdf、www.yagan.co.jp/upimages/files/5年7月634型運転のお知らせ.pdf、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70175570T10C23A4L83000/)

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「スペーシア X」のダイヤ

 7月15日に運行を開始する東武の新特急、「スペーシア X」。1か月ほど前にそのダイヤが発表されています。

 「スペーシア X」は浅草-東武日光・鬼怒川温泉間を毎日2往復運行します。浅草9:00発(「スペーシア X3号」、東武日光行き)と14:00発(「スペーシア X7号」、鬼怒川温泉行き)、東武日光11:55発(「スペーシア X4号」、浅草行き)と鬼怒川温泉16:37発(「スペーシア X8号」、浅草行き)です。さらに木、金、休日は4往復運行します。浅草7:50発(「スペーシア X1号」、東武日光行き)と13:00発(「スペーシア X5号」、東武日光行き)、東武日光10:45発(「スペーシア X2号」、浅草行き)と15:43発(「スペーシア X6号」、浅草行き)が加わります。なお、休日を除く月、火、水は「スペーシア X1号」、「スペーシア X2号」、「スペーシア X5号」、「スペーシア X6号」は走らず、代わりに「スペーシア」の100系が走ります。それぞれ、「けごん7号」、「けごん20号」、「けごん25号」、「けごん38号」になります。また、車両運用等の都合により、「スペーシア X1号」、「スペーシア X2号」、「スペーシア X5号」、「スペーシア X6号」の運転日が変わることがあります。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20230215153923tb4B30xYnats_YssqdHXNA.pdf)

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東武は高校3年生無料

 新型コロナウイルスは、若い人に大きな制約をもたらしました。新型コロナウイルスがどういうものかわからない最初のころはともかく、ある程度分かってからもだらだらと続いた厳しい行動制限は、高齢者を中心とした死亡者の減少につながったかもしれませんが、その分若い人の活動の機会を失い、学校行事も中止になるものが相次ぎました。そこで東武は、この春高校を卒業する高校3年生を対象に、3月22、23日の2日間、東武全線の運賃を無料にすることにしました。「#みらいエールきっぷ」です。

 「#みらいエールきっぷ」は駅で自由に買えるものではありません。事前の申し込みが必要です。それも個人個人ではなく、学校単位で申し込みます。クラブなど、学校の一部だけで申し込むことはできません。学校単位で申し込んだ「#みらいエールきっぷ」は、学校を通じてこの春高校を卒業する高校3年生全員に配ります。

 無料になる3月22、23日は、最初に使うときに「#みらいエールきっぷ」のほか、高校3年生であることを証明する書類(生徒証など)の呈示が必要となります。駅係員が所定の位置に押印しますので、2回目以降は「#みらいエールきっぷ」のみを呈示するだけで済みます(自動改札機を通ることはできません)。「#みらいエールきっぷ」で無料になるのは運賃だけで、特急料金等は通常通りかかります。また、東京スカイツリーなど、一部の施設が入場無料になります。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/news/3229/)

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1月、2月の休日は日光・鬼怒川エリア無料

 東武は日光市等と協力して、1月28日から2月26日までの休日(11日間)、日光・鬼怒川エリア内の鉄道、バス、一部の東武グループ施設が1日無料となる、「日光・鬼怒川エリア週末フリーデー」を実施します。

 無料の対象になるのは、「NIKKO MaaS webサイト」から「日光・鬼怒川エリア週末フリーパス」を購入した各日先着600人(日光市民は対象外です)。全員が対象になるわけではないのですが、無料の対象になった人はいろいろな特典があります。東武は日光線下今市-東武日光間、鬼怒川線下今市-新藤原間が1日乗り放題になります。日光・鬼怒川エリアの路線バス、明智平ロープウェイ等の一部の東武グループの施設も無料になります。そのほか、協賛店舗での割引も受けられます。

 「NIKKO MaaS webサイト」からの「日光・鬼怒川エリア週末フリーパス」は、1月16日から購入できています。ただ、姉妹都市の八王子市、小田原市、苫小牧市と、友好都市の東京都台東区、東京都板橋区に住んでいる人は1月13日から購入できました。

(追記)
 「日光・鬼怒川エリア週末フリーパス」は好評で、1月30日の時点で全ての日程で発売予定枚数を終了しました。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20230110173145fwqCpppvDsIoMl4v9F_AVA.pdf、https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/sl_topics/20230130120318W4mQgfKjFNJpKRW0Ze9QGQ.pdf)

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東武は東上線中心のダイヤ改正、特急料金は値上げ

 東武も3月18日にダイヤ改正を行います。東急と直通する、東上線が中心のダイヤ改正です。

 東急新横浜線、相鉄新横浜線の開業により、東上線は東海道新幹線の新横浜まで乗り換えなしで行くことができます。東上線まで直通するのは普通列車が中心で、日中は1時間に1本程度の割合で走ります(平日は走らない時間帯も多いです)。

 こちらも有料列車は増発されます。「TJライナー」は平日朝に1本、平日夜に1本増発します。休日の朝の上りは3本新設されます。「川越特急」も増発されます。朝の下りは平日は2本増えて4本に、休日は1本増えて3本になります。夕方以降の上りはかなり増えます。平日は11本増えて14本に、休日は6本増えて10本になります。

 列車の停車駅は大きく変わります。快速急行の停車駅を志木から朝霞台に変更します。東上線の主要駅の志木ですが、急行停車駅に格下げになります。また、川越-小川町間を各駅停車にします。このことにより日中の川越市-森林公園間の本数を1時間に8本(うち2本が通過運転する快速)から6本(全て川越以北は各駅に停まります)に減らすことができます。快速の運転は取りやめます。急行は朝霞に、準急は上板橋に追加停車します。「Fライナー」は東上線内を快速急行として走ります。平日のラッシュ時や夜間の本数見直しを行います。現在、小川町-寄居間と越生線で行っているワンマン運転を森林公園-小川町間にも拡大します。一部列車がワンマンになります。

 意外なのは終列車の1時間近い繰り下げ。寄居発の最終が23:11から0:08に繰り下げます。川越市到着は0:12から1:02になります。最終の繰り上げが続く中、都心に向かう上りが1時間程度繰り下がります。しかも、池袋まで行きません。なぜこんな列車を設定したのかと言えば、みなみ寄居にあるホンダの工場のシフトに対応させるためです。23:30までの勤務の人が鉄道で帰ることができるようにしているのです。

 伊勢崎線系統は特急に関するもののみのダイヤ改正です。南栗橋に上下合わせて9本の特急が停まり、新宿発着の特急が一部不定期化されます。日によって2~5往復と変動するのです。「リバティりょうもう」については、5.5往復が3両編成から6両編成に変わります。名前が「りょうもう」に変わる列車もあります。

 同じ3月18日には、特急料金の値上げも行います(3月18日以降に乗車する場合でも、3月17日以前に購入した場合は、現行の特急料金が適用されます)。「スペーシア」にあった、平日、土休日料金の区分が廃止され、統一されます。「THライナー」のみにあった、車内発売加算料金制度が大幅に拡大します。特急券を車内で購入した場合は、大人、子供ともに一律200円を加算します。無人駅から乗った場合は、駅に備え付けている乗降者駅証明書発行機で乗降者駅証明書を手に入れると、車内で買っても追加料金は発生しません。一部の駅では、特急列車乗車直前に、ホーム上の係員から特急券を買うことができますが、この場合でも大人、子供ともに一律200円の加算があります。

 これまで、とうきょうスカイツリーから浅草まで特急を使う場合は、特急券無しで乗車することができましたが、このサービスは3月17日で終了します。3月18日以降は通常通り特急料金がかかります。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20221216095003CgiPlyiMuAYy0ETMej1V2g.pdf、https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20221216095917fhEj50UpbYla0Jp7yFG1Mg.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/124196)

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「日光・足尾ルートパス」発売

 東武は11月24日から2023年3月30日までの間、「日光・足尾ルートパス」を発売しています。

 この「日光・足尾ルートパス」は、東武、わたらせ渓谷鐵道、日光市営バスを乗り継いで、日光の二社一寺、足尾銅山、富弘美術館等を回ることができます。有効期間は11月24日から2023年3月31日までの連続する2日間で、大人3500円、子供1760円です。

 利用できるのは、東武は東上線と越生線を除く全線で、引き返さない限り何回でも途中下車できます。特急券を買えば特急にも乗ることができます。わたらせ渓谷鐵道も普通列車に乗ることができ、引き返さない限り何回でも途中下車することができます。日光と足尾を結ぶ日光市営バスは1回限りです。経路は先に東武日光を経由したときは相老経由で帰り、先に相老を経由したときは東武日光経由で帰ります。

 「日光・足尾ルートパス」は東武の主要駅で発売しますが、東武日光や新桐生といった目的地近くの駅でも発売していますので、東武日光から日光市営バス、わたらせ渓谷鐵道、東武(東武動物公園経由)で再び東武日光に戻るということも可能です。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/2022111812340749OCgg7UI3xPbRt0PUhNNA.pdf)

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東武も全線でバリアフリー料金適用

 駅設備のバリアフリー化促進のため、バリアフリー料金を設定する鉄道会社が相次いでいますが、東武も2023年3月ごろから設定することになりました。

 ただ、東武ならではの問題もあります。栃木県や群馬県のローカルな区間まで路線があることです。東武のバリアフリー化の計画でも、整備の対象となるのは、伊勢崎線等の押上・浅草-東武動物公園-久喜・南栗橋間、野田線全線、東上線池袋-森林公園間のみです(ただ、このエリアにある駅でも、久喜を除く北春日部以遠と川越市以遠の各駅は、2035年度までにホーム柵の整備は行われません。またホーム柵の整備を行う駅でも、固定式のところもあります)。ところが、料金のほうはローカル区間を含めて全線が対象となります。そこは電車特定区間しかかからないJR東日本とは違うところです。

 なお、東武のバリアフリー料金の額はICカード、紙の切符ともに10円です。通勤定期は1か月600円、3か月1710円、6か月3240円を加算します。子供は料金加算後の大人の半額です。通学定期には加算は行いません。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20221020142505nPnPyZsHY3eiD3rIluu3LA.pdf)

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