西武、7月1日から特急料金等を値上げ

 西武は7月1日購入分から、特急料金及び座席指定料金の値上げを行います。

 現在、特急料金は300円(事前に購入したときの値段、以下同じ)から710円までですが、新しい特急料金は400円から900円までになります。主な区間の特急料金は、池袋-所沢間が400円から500円、池袋-西武秩父間が710円から900円、西武新宿-本川越間が500円から600円になります。

 「拝島ライナー」は300円から400円に上がりますが、「S-TRAIN」は複数の鉄道会社を乗り継ぐことから、据え置きます。値上げするとさらに客が減りそうだからでしょうか?
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20230131_tokkyu_1.pdf)

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西武、朝に「拝島ライナー」設定

 西武も3月18日にダイヤ改正を行います。

 こちらも有料列車の充実を図ります。「拝島ライナー」が平日朝に2本新設されます。同じ平日朝、新宿線の「小江戸」も利用の多い時間帯に変更します。池袋線の「ちちぶ」も平日朝に1本増発されます。休日の朝は秩父方面に特急の増発や延長を行います。

 夕方の特急等からの接続も改善します。平日夕方や夜の「拝島ライナー」と小平で接続する列車を全て本川越行きにします。平日、飯能に15:00から23:10ごろに到着する下り特急は、全て各駅停車の秩父行きに接続します。

 秩父鉄道に直通する列車は減ります。休日朝に運転される飯能発長瀞、三峰口行きは2本から1本に減ります。代わりに横瀬始発の長瀞行きを1本走らせます。休日夕方の長瀞、三峰口発飯能行きは廃止となります。休日昼間の狭山線は、平日と同じように毎時3本になります。

 話は変わりますが、3月18日からは西武鉄道もバリアフリー料金を設定することになりました。ICカード、紙の切符ともに10円です。通勤定期は1か月600円、3か月1710円、6か月3240円を加算します。子供は料金加算後の大人の半額です。通学定期には加算は行いません。
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20221216_daiya.pdf、https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20221216_barrierfreestart.pdf)

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実質600円で有効区間内の西武鉄道と西武バスが1日乗り放題

 西武鉄道と西武バスは11月22日から2023年3月21日までの期間限定で、有効区間内の西武鉄道と西武バスが1日乗り放題の、「西武鉄道×西武バス おトクにおでかけきっぷ」を発売しています。

 この「西武鉄道×西武バス おトクにおでかけきっぷ」は、有効区間内の西武線が1日乗り放題の「おでかけきっぷ」、有効区間内の西武バスが全線乗り降り自由の「1DayPass」がセットになった一日乗車券と、「ところざわサクラタウン」(航空公園からバス)または「三井アウトレットパーク 入間」(入間市からバス)で使うことのできる1000円相当のクーポンをセットにして、1600円で発売します。つまり、クーポンの分を差し引けば、実質600円で乗り放題になるのです。

 「西武鉄道×西武バス おトクにおでかけきっぷ」は、鉄道は高麗-西武秩父間及び多摩川線を除く西武線が1日乗り放題です。バスは高速バスやリムジンバスなどを除く、路線バスが1日乗り放題です。武蔵横手-西武秩父間、小竹向原、多摩川線各駅を除く西武線各駅の自動券売機で16時まで発売します。バスでの購入はできません。発売当日限り有効で、前売りはありません。切符は大人のみで、子供の設定はありません。
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20221115_seibubus.pdf)

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2023年春から朝に上り「拝島ライナー」運転

 西武は2018年から、西武新宿-拝島間に「拝島ライナー」を走らせています。今は夕方以降に下りのみを走らせていますが、2023年の春からは平日の朝にも走らせます(下りと違い、休日は走りません)。朝の通勤通学時間帯に2本走るのです。

 朝の「拝島ライナー」の停車駅は小平までの拝島線の各駅と、高田馬場。小平から高田馬場まではノンストップで走ります。西武立川(拝島の次の駅)から小平までは乗車専用で、高田馬場は降車線用です。下りとは違って全区間座席指定で、乗車には乗車券のほか、別途指定券が必要です。

 車両はもちろん、40000系。料金、ダイヤ、指定席発売方法などの詳細については、決定次第発表されます。
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20220929_haijimaliner.pdf)

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西武新宿線高架で上石神井2面4線に

 西武新宿線は立体交差化が進まず、都内でも地上を走っていますが、立体交差化の動きがあります。中井-野方間は地下化の工事が行われています(ただ、予定より遅れているようです)。

 今回取り上げる区間は、井荻-西武柳沢間の約5.1キロ。この区間は高架化されます。井荻を出て環八通りを越えたところから高架化が始まり、都立東伏見公園の手前で終わります。上井草、上石神井、武蔵関、東伏見の4駅が高架化されます。踏切は19か所なくなります。

 この高架化される4駅ですが、8日、東京都建設局等が説明資料を公開しました。それによれば、相対式2面2線の上井草、武蔵関は島式1面2線になります。東伏見は現在と同じ、2面4線です。残る上石神井は2面3線の駅ですが、これが2面4線になります。西武には時々2面3線という、大都市圏の私鉄には珍しい配線の駅がありますが、2面3線だと上下線で同時に緩急接続を行うことができません。ダイヤ作成のネックになります。2面4線だと上下線で同時に緩急接続でき、ダイヤ作成のネックが解消します。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/121268)

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西武、すとぷりのドームツアーに合わせてスタンプラリー

 すとぷりというインターネットを中心に活動しているグループがあります。主にインターネットで動画の配信を行っているようですが、時々インターネットから外に出て、ライブ活動を行います。小学生から高校生ぐらいの女の子に人気のようです。

 そのすとぷりですが、8月27、28日に、ベルーナドームでライブが行われます。1月から始まった5大ドームツアーのファイナルを飾るものです。これを記念して西武は8月18日から9月19日まで、「すとぷり DOME TOUR 2022『すとろべりーめもりー Vol.Next!!!!』The Final! 西武線アプリスタンプラリー」を開催します。スマートフォンを活用したデジタル形式のスタンプラリーとなります。

 このスタンプラリーに参加するには、事前に西武線アプリをダウンロードしておく必要があります。切符は西武の駅の自動券売機で買います。「西武線アプリスタンプラリー1日おでかけきっぷ(クリア賞引換券付)」を買います。スタンプラリーの対象駅は池袋、西武球場前など6駅あり、6駅に掲示されているポスターのQRコードを読み取ると、各駅ごとに異なる、6種類のスタンプを手に入れることができます。6種類のスタンプを手に入れることができたら、スタンプラリーの対象駅でスマートフォンの「スタンプラリークリア画面」を呈示します。クリア賞引換券1枚につき、オリジナルスタンプカードがもらえます。クリア賞の引き換え時間は、6駅とも9時半から17時の間です。

 ここで、「西武線アプリスタンプラリー1日おでかけきっぷ」について説明しておきます。この切符の発売期間は8月18日から9月19日までで、発売時間は始発から16時までです。高麗-西武秩父間及び多摩川線を除く西武線が1日乗り放題で、値段は大人1000円、子供500円です。武蔵横手-西武秩父間、小竹向原、多摩川線各駅を除く西武線各駅の自動券売機で発売します。発売当日限り有効で、前売りはありません。

 すとぷりのファンでない限り関係なさそうな切符ですが、所沢の南あたりの複雑な路線網を効率的に乗るなら、このようなフリー切符はありがたいのかもしれません。聞いたことのないグループかもしれませんが、そういうのもチェックしていれば、掘り出し物が見つかるかもしれません。
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20220812_strawberryprince.pdf)

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西武から秩父鉄道への夜行列車

 西武、秩父鉄道、日本旅行の3社は、8月1日からクロスシートの西武4000系を使った夜行列車のツアーを発売します。「臨時夜行急行『奥武蔵51号』西武鉄道線周遊・秩父鉄道線周遊 西武秩父行の旅」です。

 ツアーが行われるのは、9月17日から18日にかけて。池袋を21:14ごろに出て、豊島園、西武球場前、所沢を経て、御花畑から秩父鉄道に入ります。長瀞では夜鳴きそばの販売があり(日本旅行の夜行列車企画ではおなじみのイベントのようです)、三峰口まで行ってから、西武秩父に翌5:55ごろに着きます(途中、何駅か扉扱いをする駅があります)。「西武秩父駅前温泉 祭の湯」での入浴と朝食の後、解散になります。2日目は西武鉄道と秩父鉄道のフリー切符がもらえるので、好きなところに寄ってから帰ることができます。

 プランは3つあります。クロスシート1人分の席が用意されたプランは大人16000円、クロスシート2席占有プランは大人24000円、ロングシート2席占有プランは大人18500円です。子供はいずれも1000円引きです。1人でクロスシートを占有したい人は、クロスシート2席占有プランを2人分予約します。
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20220728_okumusashi51.pdf)

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3年ぶりの「完乗」奪回(1)

 朝早くから時間を有効に使おうと思ったら、前日の夜行に乗るとよい。寝ている間に目的地まで連れていってくれる。よく使った手だが、新型コロナの感染が広がってからは夜行に乗ることはなかった。今回は久しぶりの夜行である。

 バスタ新宿行きの名鉄バスは栄からも乗ることができるので、栄のバスターミナルに行く。発車時間(22:45)の15分ほど前に着いた。やがて名鉄バスセンターからバスがやってきて、乗る。切符はインターネットで予約し、プリントアウトしている。4列シートのため、3600円と安い。バスは中津川までこまめに停まっていく。栄を出た時点では7、8人しかいなかったが、多治見などで乗ってきて、13人になった。隣には座ってこないので、2席を使うことができた。朝は中央道沿いのバス停に停まっていく。そのうちのひとつ、中央道府中で降りる。ダイヤでは4:39着だが、5分ほど早く着いたようだ。6月なので、外は明るくなっている。

 中央道の南には道路があり、それに沿って西南西に13分ほど歩けば、西武の是政。多摩川線はほかの西武の路線とは接続していない、離れ小島の路線だが、砂利採取のためにつくられたのだろうか? 駅に着いたときにはシャッターが降りていたが、5時過ぎになってシャッターが開いて、駅に入ることができるようになる。始発は5:31なので、30分近く前から開いているのだ。武蔵境方面から列車がやってきた。古い西武の電車をモデルにしたラッピングをしている。いつの間にか客も集まっていて、5時台の始発とは思えない。

 武蔵境から中央線で国分寺まで行き、ラッシュが終わるまで西武の支線に乗ることにする。国分寺線と西武園線に乗って西武園に行き、そのまま折り返して国分寺に戻る。国分寺からは多摩湖線に乗って多摩湖へ。ここからは新交通システムの山口線で西武球場前へ。山口線の始発は7時台で、一番本数が多いのが西武ドームで野球をするとき(山口線は単線だが、こういうときに備えて交換設備がある)という純然たるレジャー用の路線だが、意外なことに西武球場前からやってきた列車には通勤通学客が結構乗っていた。どこに家があるのだろうか? 山口線に乗っても遊園地、ゴルフ場、野球場があるだけだ。西武球場前で狭山線に乗り換え。狭山線は池袋などにも直通することのできる、普通の鉄道だ。野球などのイベント時に備えて、駅は大きくつくられている。

 西所沢で池袋線に乗ってひと駅、所沢で降りる。次に乗るのは8:39発の「S-TRAIN104号」。有楽町線に直通する座席指定列車だ。ホームにある券売機で、指定券を買い求める。ラッシュがまだ残っている中、「S-TRAIN」がやってきた。40000系の10両編成で、座席は車端部を除いてクロスシートになっている。先頭の10号車には「パートナーゾーン」というフリースペースがある。指定された座席は4号車だが、次の停車駅、保谷までそちらに乗ってみることにする。保谷と石神井公園に停まっている間に指定された席に移る。座席は窓側の席が埋まるぐらいで、そんなに混んでいない。少し前に所沢を出た「むさし12号」とは大違いだ。「むさし12号」は満席なのだ。窓が大きく、眺望の利くリクライニングシートと、ロングシートにもクロスシートにもなる車両の差は大き過ぎる。しかも、「S-TRAIN」は2社をまたぐため、料金が高い。どうしても人気に差が出る。「S-TRAIN」は練馬や小竹向原で運転停車を繰り返し、しかも地下鉄では追い越すことができないため、スピードは上がらない。

 「S-TRAIN」を飯田橋で降り、東西線と浅草線を乗り継いで泉岳寺へ。地下鉄の2回の乗り換えはいずれも、改札を出ての乗り換えだった。東京の地下鉄は難しい。泉岳寺を出て少し歩くと、高輪ゲートウェイ。再開発工事をやっていて、鉄道開業当時の遺構は見えず。高輪ゲートウェイの駅構内に無人のコンビニがあったので試してみる。買ったものを台に置くと機械がそれを認識し、客がそれを承認すると支払いに移るという方式である。支払いは現金も対応しているようだ。(続く)

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3年ぶりの「完乗」奪回(0)

 2019年11月に相鉄・JR直通線が開業しましたが、約3年間、乗っていませんでした。

 ところがこの17日に乗りに行きましたので、その時の様子を明日、2回に分けて書きます。

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西武、中古車を購入?

 どうしても古い車両は省エネ性能が低く、環境負荷が高くなります。できるだけ早く新しい車両に置き換えたいところです。

 西武は2022年度に40000系車両を3編成導入する予定です。しかし、それだけでは足りません。2022年度末時点で西武は1227両保有していますが、そのうち無塗装でVVVFインバータ制御等の比較的新しい車両は56%程度しかなく、残り44%は古い車両です。2023年度以降、これらの古い車両の置き換えを行うことになりますが、新車で賄うことは難しいようです。そこで西武が考えているのが、他社から比較的新しい中古車を購入することによって、古い車両の置き換えを図るということです。

 中小私鉄ならよくある話ですが、大手の西武です。古くなった車両を出すなら良くありますが、もらうのは珍しいです。それでは、どのような車両が欲しいのでしょうか? キーワードは「サステナ車両」です。「サステナ車両」とは、「無塗装車体、VVVFインバーター制御車両等の他社からの譲受車両」と西武は定義しています。比較的新しい車両を他社からもらうことによって、省エネを推進し、固定費を削減します。

 さて、置き換えの対象となるのは、支線用の101系、飯能-西武秩父間を中心に走る4000系、かつての西武の主力の2000系といった古い制御器を搭載した車両です。2000系は大半が黄色に塗られ、昔の西武の電車のイメージです。VVVFインバータ制御車両に比べて消費電力が大きく、これらの車両の置き換えは急務です。反対に1990年代以降に登場した6000系、9000系、20000系、30000系、40000系は残ります。9000系は全塗装車ですが、VVVFインバータ制御のため残ります。

 具体的にどこの会社からもらうのかは決まっていません。ただどうやら、池袋線や新宿線といったメインの路線ではなく、支線に導入する方針です。また、現在使っている車両も古いとはいえ、走行性能が劣っているわけではないため、中小私鉄に譲渡されることがあるようです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/118570)

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