3年ぶりの「完乗」奪回(1)

 朝早くから時間を有効に使おうと思ったら、前日の夜行に乗るとよい。寝ている間に目的地まで連れていってくれる。よく使った手だが、新型コロナの感染が広がってからは夜行に乗ることはなかった。今回は久しぶりの夜行である。

 バスタ新宿行きの名鉄バスは栄からも乗ることができるので、栄のバスターミナルに行く。発車時間(22:45)の15分ほど前に着いた。やがて名鉄バスセンターからバスがやってきて、乗る。切符はインターネットで予約し、プリントアウトしている。4列シートのため、3600円と安い。バスは中津川までこまめに停まっていく。栄を出た時点では7、8人しかいなかったが、多治見などで乗ってきて、13人になった。隣には座ってこないので、2席を使うことができた。朝は中央道沿いのバス停に停まっていく。そのうちのひとつ、中央道府中で降りる。ダイヤでは4:39着だが、5分ほど早く着いたようだ。6月なので、外は明るくなっている。

 中央道の南には道路があり、それに沿って西南西に13分ほど歩けば、西武の是政。多摩川線はほかの西武の路線とは接続していない、離れ小島の路線だが、砂利採取のためにつくられたのだろうか? 駅に着いたときにはシャッターが降りていたが、5時過ぎになってシャッターが開いて、駅に入ることができるようになる。始発は5:31なので、30分近く前から開いているのだ。武蔵境方面から列車がやってきた。古い西武の電車をモデルにしたラッピングをしている。いつの間にか客も集まっていて、5時台の始発とは思えない。

 武蔵境から中央線で国分寺まで行き、ラッシュが終わるまで西武の支線に乗ることにする。国分寺線と西武園線に乗って西武園に行き、そのまま折り返して国分寺に戻る。国分寺からは多摩湖線に乗って多摩湖へ。ここからは新交通システムの山口線で西武球場前へ。山口線の始発は7時台で、一番本数が多いのが西武ドームで野球をするとき(山口線は単線だが、こういうときに備えて交換設備がある)という純然たるレジャー用の路線だが、意外なことに西武球場前からやってきた列車には通勤通学客が結構乗っていた。どこに家があるのだろうか? 山口線に乗っても遊園地、ゴルフ場、野球場があるだけだ。西武球場前で狭山線に乗り換え。狭山線は池袋などにも直通することのできる、普通の鉄道だ。野球などのイベント時に備えて、駅は大きくつくられている。

 西所沢で池袋線に乗ってひと駅、所沢で降りる。次に乗るのは8:39発の「S-TRAIN104号」。有楽町線に直通する座席指定列車だ。ホームにある券売機で、指定券を買い求める。ラッシュがまだ残っている中、「S-TRAIN」がやってきた。40000系の10両編成で、座席は車端部を除いてクロスシートになっている。先頭の10号車には「パートナーゾーン」というフリースペースがある。指定された座席は4号車だが、次の停車駅、保谷までそちらに乗ってみることにする。保谷と石神井公園に停まっている間に指定された席に移る。座席は窓側の席が埋まるぐらいで、そんなに混んでいない。少し前に所沢を出た「むさし12号」とは大違いだ。「むさし12号」は満席なのだ。窓が大きく、眺望の利くリクライニングシートと、ロングシートにもクロスシートにもなる車両の差は大き過ぎる。しかも、「S-TRAIN」は2社をまたぐため、料金が高い。どうしても人気に差が出る。「S-TRAIN」は練馬や小竹向原で運転停車を繰り返し、しかも地下鉄では追い越すことができないため、スピードは上がらない。

 「S-TRAIN」を飯田橋で降り、東西線と浅草線を乗り継いで泉岳寺へ。地下鉄の2回の乗り換えはいずれも、改札を出ての乗り換えだった。東京の地下鉄は難しい。泉岳寺を出て少し歩くと、高輪ゲートウェイ。再開発工事をやっていて、鉄道開業当時の遺構は見えず。高輪ゲートウェイの駅構内に無人のコンビニがあったので試してみる。買ったものを台に置くと機械がそれを認識し、客がそれを承認すると支払いに移るという方式である。支払いは現金も対応しているようだ。(続く)

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3年ぶりの「完乗」奪回(0)

 2019年11月に相鉄・JR直通線が開業しましたが、約3年間、乗っていませんでした。

 ところがこの17日に乗りに行きましたので、その時の様子を明日、2回に分けて書きます。

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西武、中古車を購入?

 どうしても古い車両は省エネ性能が低く、環境負荷が高くなります。できるだけ早く新しい車両に置き換えたいところです。

 西武は2022年度に40000系車両を3編成導入する予定です。しかし、それだけでは足りません。2022年度末時点で西武は1227両保有していますが、そのうち無塗装でVVVFインバータ制御等の比較的新しい車両は56%程度しかなく、残り44%は古い車両です。2023年度以降、これらの古い車両の置き換えを行うことになりますが、新車で賄うことは難しいようです。そこで西武が考えているのが、他社から比較的新しい中古車を購入することによって、古い車両の置き換えを図るということです。

 中小私鉄ならよくある話ですが、大手の西武です。古くなった車両を出すなら良くありますが、もらうのは珍しいです。それでは、どのような車両が欲しいのでしょうか? キーワードは「サステナ車両」です。「サステナ車両」とは、「無塗装車体、VVVFインバーター制御車両等の他社からの譲受車両」と西武は定義しています。比較的新しい車両を他社からもらうことによって、省エネを推進し、固定費を削減します。

 さて、置き換えの対象となるのは、支線用の101系、飯能-西武秩父間を中心に走る4000系、かつての西武の主力の2000系といった古い制御器を搭載した車両です。2000系は大半が黄色に塗られ、昔の西武の電車のイメージです。VVVFインバータ制御車両に比べて消費電力が大きく、これらの車両の置き換えは急務です。反対に1990年代以降に登場した6000系、9000系、20000系、30000系、40000系は残ります。9000系は全塗装車ですが、VVVFインバータ制御のため残ります。

 具体的にどこの会社からもらうのかは決まっていません。ただどうやら、池袋線や新宿線といったメインの路線ではなく、支線に導入する方針です。また、現在使っている車両も古いとはいえ、走行性能が劣っているわけではないため、中小私鉄に譲渡されることがあるようです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/118570)

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地下鉄直通の通勤ライナーは不振?

 首都圏の私鉄では、ロングシートにもクロスシートにもなる車両を使った有料の通勤ライナーを走らせているところがあります。さて、これらの通勤ライナーはどれだけ利用されているのでしょうか?

 どうやら地下鉄など複数の会社にまたがるのは不振のようです。通勤ライナーは追加料金が500円以下に収まるようになっているので、気軽に乗ることができます。しかし、これが地下鉄など複数の会社にまたがると各社で追加料金がかかるので、どうしても高くなってしまいます。通勤ライナーの椅子は特急としてはレベルが低いですが(近鉄は同様の車両を、追加料金が要らない急行等として走らせています。この程度で追加料金が取れるのは東京だからです)、まだワンコインで収まるのなら許せます。これが高くなるとわざわざお金を払ってまで、という気持ちになるのかもしれません。
(参考:「鉄道ジャーナル」2021年11月号 鉄道ジャーナル社

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西武ダイヤ改正で平日昼間の新宿線、減便

 西武も3月12日にダイヤ改正を行います。多摩川線以外の路線で変更があります。また、特急の本数は変わりません(時刻の変更はあります)。

 まず、池袋線、西武秩父線、西武有楽町線、豊島線、狭山線について触れます。平日の朝は飯能発池袋行きの快速急行1本が減ります。飯能-西武秩父間の各駅停車が4両編成になります。平日の昼は東京メトロと直通する快速急行(「Fライナー」を含みます)を飯能発着から小手指発着に短縮します。東京メトロ直通電車、狭山線、飯能-西武秩父間で減便があります。池袋を11~15時台に出る急行はスピードアップし、所沢まで最速21分で走ります。また、池袋の11~15時台の乗車ホームを統一します。平日の夕方以降も減便があります。

 休日の昼は東京メトロと直通する快速急行(「Fライナー」)を飯能発着から小手指発着に短縮します。12時ごろからが短縮の対象です。東京メトロ直通電車、狭山線で減便があります。池袋を11~14時台に出る急行はスピードアップし、所沢まで最速21分で走ります。また、池袋の11~13時台の乗車ホームを統一します。休日の夕方以降は西武秩父発池袋行き快速急行が各駅停車飯能行きに短縮されます。飯能で急行に乗り換えることになります。池袋21時以降の優等列車が3本減ります。

 それでは、新宿線、拝島線、多摩湖線、国分寺線、西武園線はどうでしょうか? 平日の朝は減便が行われるようです。ただ、西武新宿に6~9時台に到着する特急の所要時間が最大3分短縮されますし、それ以外の優等列車も最大3分短縮されます。平日の昼は12時ごろから15時ごろにおいて、新宿線などで運行本数が減ります。10分間隔から12分間隔になるようです。反対に多摩湖線は増発し、国分寺-萩山間は10分間隔になります。平日の夕方以降も19時以降で減便があります。休日も減便が見られますが、平日のように12分間隔になることはないようで、10分間隔が維持されるようです。終電の繰り上げは行わず、逆に多摩湖線では最大20分程度の繰り下げがあります。

 なお、所沢での道路建設工事の影響により、西武新宿と西武球場前とを直通する臨時列車の運転は休止となります。
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/news/news-release/2020/20211217_dia.pdf)

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限定デザインの「西武線1日フリーきっぷ」を発売

 基本的に全線フリー切符の類がない西武(デジタル版やホテルのランチとセットにしたものはこの春に発売されていましたが)。しかしこの夏、多摩川線を除く西武線が1日乗り放題のフリー切符が発売されています。7月21日から9月12日まで、池袋、西武新宿、所沢、西武秩父の各駅で発売されています(有効期間も同じく7月21日から9月12日のうちの1日です)。値段は大人1500円です。子供の設定はありません。

 ところでこの「西武線1日フリーきっぷ」、西武線沿線の2作品とコラボした、限定デザインのフリー切符となっています。2作品とは、所沢が舞台の映画「妖怪大戦争 ガーディアンズ」、秩父が舞台のアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」です。「妖怪大戦争~」は映画の公開、「あの花~」は放送開始10周年を記念しています。切符は9000枚限定で、「妖怪大戦争~」は2種類の券面デザインが1500枚ずつ、「あの花~」は2種類の券面デザインが3000枚ずつ発売されます。発売する駅によって買うことのできる券面デザインは決まっていますが、4駅とも「妖怪大戦争~」、「あの花~」の両方を買うことができます。なお、1回の購入で買うことができるのは5枚までです。

 西武ではこの夏、埼玉県横瀬町と共同でキャンペーンも行っています。7月31日から8月31日の間、一部特急が芦ヶ久保に臨時停車するとともに、池袋や所沢から芦ヶ久保、横瀬、西武秩父着の特急を利用する子供限定で、「往復小児特急料金 実質無料キャンペーン」を行っています。

(追記)
 東急の各駅からは、西武線全線乗り放題の「東急線西武線まるごときっぷ」というものが発売されています。出発駅により値段は異なり、横浜からは1850円です。
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/news/news-release/2021/20210712_1dayfree.pdf、東急ホームページ 東急ホームページ https://www.tokyu.co.jp/railway/ticket/types/value_ticket/marugoto_ticket.html)

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西武鉄道にサイクルトレイン

 地方の鉄道では自転車をそのまま車内に持ち込むことができるところがありますが、大手私鉄の西武も期間限定ながらできるようになります(大手私鉄では、近鉄が養老線で行ったことがあります。養老鉄道になった今も引き続いて行っています)。

 西武でサイクルトレインを行うのは、多摩川線。中央線の武蔵境から出ている、離れ小島の路線です。7月1日から9月30日までの毎日、多摩川線の全線(武蔵境-是政間、8.0キロ)で行いますが、多磨での乗降はできません。利用できる列車は昼間の便に限られます。平日は上りが是政10:09発から15:45発まで、下りは武蔵境10:06発から15:42発までです。改札の入場は10時からで、改札からの出場は16時までにしなければなりません。休日は上りが是政8:09発から17:45発まで、下りは武蔵境8:06発から17:42発までです。改札の入場は8時からで、改札からの出場は18時までにしなければなりません。なお、駅ではスロープやエレベータを使い、階段やエスカレータは使ってはいけません。

 乗車券以外の追加料金は不要ですが、利用できるのは中学生以上です。小学生以下の人は、保護者と一緒の場合に限り利用できます。自転車を持ち込むことができる車両は武蔵境寄りの1号車のみです。列車当たりの定員は8台で、それを超えると次の列車まで待つことになります。車内では固定ベルトがあるのでそれを使い、自分の手で自転車を支えます。

 駅から少々離れたところに行くとき、歩くと面倒ですが、自転車ならそれほど時間がかからずに行くことができます。そういうところに面倒だからと言って車で行けば、環境にも良くないです。鉄道と自転車を組み合わせることによって、環境に配慮した行動ができます。

(追記1)
 西武は、多摩川線のサイクルトレインを10月1日から本格実施することにしました。トラブルや混乱がなく、利用客が多かったためです。9月20日時点のデータでは利用件数は2000件を超え、ほかのサイクルトレインと比べるとかなり大きい数字のようです。1日平均の利用者数は平日が13人、休日が55人と休日のほうが圧倒的に多いです。

 要望を受けて、サイクルトレインが利用できる時間帯も拡大します。平日は9時から17時まで、休日は終日可能となります。

(追記2)
 多磨でサイクルトレインが利用できないのは、駅の東西を結ぶ通路が東京都府中市の管理になっているからです。
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/news/news-release/20210610_cycletrain.pdf、レスポンスホームページ response.jp/article/2021/06/10/346620.html、https://response.jp/article/2021/09/21/349664.html、「鉄道ジャーナル」2021年10月号 鉄道ジャーナル社

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西武鉄道が訪日外国人向けフリー切符を日本人に発売

 1000円で多摩川線を除く西武鉄道全線が乗り放題となる(特急料金は別払い)、「SEIBU 1Day Pass」。訪日外国人向けのフリー切符なのですが、これを期間限定で日本人にも発売しています。

 その期間は4月15日から5月31日までですが、この「SEIBU 1Day Pass」、駅では売っていません。事前にTwitterで手続きを行い、その画面を西武ツーリストインフォメーションセンター池袋で呈示します。そうすると「SEIBU 1Day Pass」を1枚1000円(子供は500円)で買うことができます。1人で4枚まで買うことができます。

 ちなみに駅の窓口では、沿線にあるプリンスホテルのランチと西武鉄道のフリー切符(多摩線以外が全線乗り放題)がセットになった、「西武線沿線 プリンスホテル ランチきっぷ」というものもあります。3月15日から6月30日までの期間限定で、大人2500円、子供1550円です。なお、ランチは発売当日でなくても構わないので、鉄道に乗りまくる日とランチを楽しむ日を分けるということもできます。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/seibu1day2021/、西武鉄道ホームページ https://www.seiburailway.jp/ticket/otoku/princehotellunch/index.html)

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西武の最終列車は特急

 西武も3月13日にダイヤ改正を行います。

 こちらもメインは終電の繰り上げ。保守、工事に従事する係員等の労務環境を改善すること及びそれを安全かつ効率的に実施することが目的で、山口線、多摩川線を除く全ての路線で上下とも繰り上げます。最大で30分ほどの繰り上げとなります。なお、こちらも国交省等からの要請に基づき1月20日から終電の繰り上げを行っていますが、それとは内容が異なりますので注意が必要です。

 さて、西武の終電繰り上げの最大の特徴は、終電の後に特急が走ること。平日だけの話ですが、池袋線は飯能行きの終電(池袋23:52発)の後に、池袋0:00発の「むさし55号」飯能行きが出ます。新宿線は本川越行きの終電(西武新宿23:42発)の後に、西武新宿23:54発の「小江戸53号」本川越行きが出ます。もちろん運賃のほかに特急券が要りますが、タクシー代やホテル代よりは安いでしょう。また、金曜日の夜、池袋線特急列車で西武秩父まで延長運転しているものがありますが、それを取りやめます。このほか、平日については秩父鉄道との直通運転を取りやめます。反対に、休日は2020年4月13日から秩父鉄道との直通運転を一時中止していましたが、この3月のダイヤ改正から運行を再開します。

 話は変わりまして、ダイヤ改正日の3月13日から、駅名の変更を行います。変更内容は以前にも記事にしたとおり、遊園地西を西武園ゆうえんちに、西武遊園地を多摩湖に変更します。西武園ゆうえんちのリニューアルオープン日は決まり次第発表されます。
(参考:西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/news/news-release/2021/20210126_daiyakaisei.pdf)

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首都圏の大手私鉄、大晦日の終夜運転を行わないところが続々と

 通常、深夜には貨物列車などを除いて列車の運行は行わないものですが、大晦日から元日にかけては列車の運行を行う鉄道会社があります。夜通し運行を行う終夜運転のところもあれば、最終の繰り下げや始発の繰り上げで対応するところもあります。

 ところが、この2020年から2021年にかけての年末年始は、恒例の終夜運転を行わない会社が出ています。首都圏の大手私鉄では、東武、東急、小田急、西武が該当します。早朝に臨時列車を走らせる小田急の片瀬江ノ島方面を除いて最終の繰り下げや始発の繰り上げも行わず、東武の大師線を除いて、年末年始は通常の休日ダイヤで運行します。

 なお、JR東日本は首都圏の12路線において終夜運転を行います。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2020/tokyo/20201117_to01.pdf、東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/news/20201112142046Td3p-8PGb-mW2otM5hLCtw.pdf、東急ホームページ https://www.tokyu.co.jp/information/list/Pid=post_372.html、小田急ホームページ https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001uj37-att/o5oaa1000001uj3p.pdf、西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/news/information/20201120_information.pdf)

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