京急、「みさきまぐろきっぷ」でダイナミックプライシング強化

 京急の往復切符に現地での食事などがセットになった、「みさきまぐろきっぷ」。9月からリニューアルされました。

 これまでも「みさきまぐろきっぷ」は、利用する日に応じて値段が変わっていました。品川発着の場合、3750円、3950円、4250円と3段階に分かれていましたが、9月1日発売分からそれが3850円、4100円、4500円、5000円の4段階に分かれます。新設される一番高い5000円は、ゴールデンウィーク、シルバーウィーク等の繁忙期に適用されます(逆に、年末年始を含む12月と1月は一番安い3850円です)。引き続き紙の切符も発売していますが、こちらの値段は年間を通じて一番高い繁忙期の料金と同額の5000円が適用されます。繁忙期でなければデジタルのほうが安いのです。

 また、「みさきまぐろきっぷ」にセットになっている「まんぷく券」(食事がセットされています)に追加で現金を払えば、豪華になったり、一品が増えたりする「まんぷく券PLUS」を新たに導入します。追加料金は店によって異なり、500~2500円です。さらに三崎の魚市場食堂では、2500円追加して「まんぷく券PLUS」にした人を対象に(食事が「三崎まぐろ極み御膳」になります)、ゴールデンウィーク、シルバーウィーク等の繁忙期に限り、さらに500円を現金で追加すると優先的に着席することができます。

 このような利用時期に応じて値段が変わる制度は、「葉山女子旅きっぷ」でも適用されます。なお、「葉山女子旅きっぷ」は、男性でも利用できます。
(参考:京急ホームページ https://www.keikyu.co.jp/assets/pdf/20260825HP_26024TE.pdf)

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羽田と成田を結ぶ特急、2030年代に実現か?

 昨日記事にした、押上と成田空港とを結ぶ新型有料特急。2028年度に運行を始める予定ですが、それでは終わりません。2030年代には、羽田空港まで延びるのです。そのころには品川の改良がなされ、羽田空港の引き上げ線が整備されるからです。

 今でも「アクセス特急」が羽田と成田を結んでいますが、新型有料特急によってそれよりも速くかつ快適に移動することができるのです。都営地下鉄や京急との調整が済んだのでしょうか?

 もっとも、今でも成田空港への列車の本数が多く、「アクセス特急」にしわ寄せが来ています。いくら複々線区間ができるといっても、単線区間が残る現状ではそこが制約になります。これに羽田発着の新型有料特急が加わるとさらに窮屈になります。これについては秘策があるようですが、それについては別記事で書きます。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/economy/20260703-GYT1T00314/、NHKホームページ https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-1000130100、朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/DA3S16497952.html)

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京急、久里浜線の全線複線化を凍結

 京急はほとんどが複線区間ですが、久里浜線の一部に単線区間があります。元々は全線複線化する予定でしたが、一部区間だけが完成した状態なのです。複線化が完了したのは、堀ノ内-京急久里浜間と京急長沢-三浦海岸間です。

 残る区間は京急久里浜-京急長沢間と、三浦海岸-三崎口間の2区間。ここも複線化する計画で、京急は約10年ごとに国に複線化工事の完成期限の延長を申請していましたが、今回、それを見送ることにしました。完全複線化は凍結されるのです。沿線人口や観光客の利用状況を考えると、全線複線化は必要なく、現状で十分だからです。確かに一番多いときでも10分間隔で、快特も各駅に停まる現状では、今のままでもやっていけるでしょう。

 ただ、部分的には複線化のために取得した土地があります。複線化できるならば価値を生み出す土地ですが、それが実現しないのなら使い道はありません。そこで、京急は2026年3月期の決算において、20億円の減損損失を計上しています。10年ほど前には油壺への延伸も断念し、人口が減る三浦半島の先のほうの厳しい状況がよくわかります。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC116KQ0R10C26A5000000/)

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京急に2両編成の車両

 京急で一番多い車両は1000形。2002年に登場した車両なので、20年以上もつくり続けているということになります。これだけ長い期間つくり続けているので、いろいろマイナーチェンジがあります。

 その1000形ですが、2026年度は24両つくられます。4両編成が4本と、2両編成が4本です。これまで1000形は4両編成、6両編成、8両編成のものがありましたが、2両編成ははじめてです。

 京急によれば、今後の輸送需要を考えて2両編成をつくったということです。編成の自由度が増すのです。ただ、具体的にどのように2両編成を使うか、ということはまだ決まっていません。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/664337)

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京急と京成が共同検討

 沿線に空港があり、そこへのアクセス利用が見込まれる京急と京成。10月31日のことですが、この両社が共同検討に関する合意書を締結しました。

 何を共同検討するのかと言えば、3つあります。一つ目は、両社沿線の観光拠点等への相互送客。イベントの実施や企画乗車券の発売等を検討していきます。まず第一弾として、両社沿線の神社仏閣を巡るスタンプラリーを行う予定です。二つ目は、株主優待の拡充に向けた相互協力。両社の株優をそれぞれの企画乗車券と交換できるようにします。京急ストア、リブレ京成で使うことのできる「お買い物優待券」の相互利用を開始します。

 そして、三つ目の鉄道の運行に関してはと言えば、次世代運行システムの導入に向けて、地上設備や車両の共通化等に向けての研究、検討を進めます。京成が2028年度から運行を計画している新型有料特急車両との共通化の検討を進めます。押上で折り返すのではなく、羽田空港と成田空港とを結ぶ特急ができるのでしょうか? 羽田空港第1・第2ターミナルにつくられる引き上げ線が活用されるのでしょうか?
(参考:京成ホームページ https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/DiQryo6r.pdf)

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京急、「イブニング・ウイング号」の停車駅追加

 京急は11月23日にダイヤ改正を行います。

 今回大きく変わるのは、夕方から夜にかけて走る、「イブニング・ウイング号」。品川を出ると上大岡までノンストップでしたが、全ての「イブニング・ウイング号」が京急蒲田、京急川崎、横浜に停まります。3駅とも乗車専用です。

 この「イブニング・ウイング号」に乗るためには、乗車券のほかに、座席指定券、「Wing Ticket」が必要です。しかし、この「Wing Ticket」、今回追加で停まる3駅では、駅の窓口では売らず、「KQuick」でしか売りません。ですから、ある程度使う人はともかく、あまり使わない人には使いづらいです。また、「イブニング・ウイング14号」、「イブニング・ウイング16号」は4両編成の金沢文庫行きとして走っていますが、利用状況を考え、8両編成の三崎口行きとして走らせます。

 羽田空港利用者については、平日、休日ともに羽田空港第1・第2ターミナル0:05発の快特品川行きを新設するとともに、休日は早朝に金沢文庫発羽田空港第1・第2ターミナル行き急行1本、夜間に羽田空港第1・第2ターミナル発金沢文庫行き急行2本を増発します。

 また、大師線については、平日の最終を繰り下げます。京急川崎発小島新田行きの最終を14分繰り下げ、京急川崎0:17発とします。平日神奈川新町5:19発の特急青砥行きを特急成田空港行き(成田スカイアクセス線経由)に変更します。
(参考:京急ホームページ https://www.keikyu.co.jp/company/news/2024/20241022HP_24100TE.html)

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JR東日本等もQR乗車券に移行

 少し前に、東武や京急が磁気乗車券を廃止してQRコードを使用した乗車券(QR乗車券)に切り替えるという内容の記事を書きましたが、QR乗車券に移行する会社はほかにもあったのです。

 それは、京成、新京成、西武、東京モノレール、JR東日本、北総の6社。東武、京急と合わせて8社がQR乗車券に移行するのです。結構な数が2026年度末以降、順次移行するのです。交通系ICカードの普及により磁気乗車券の割合は減っていますが(現在のICカード利用率は5~10%ぐらい)、磁気乗車券の紙は金属を含んでいるため、リサイクルするためには磁気の層を分離する必要があり、一定の環境負荷がかかります。QR乗車券なら環境に優しい紙に置き換えることができます。これまでのように切符を高速で前方に送る必要はなく、自動改札機の構造が簡素化されます。これまでQR乗車券は反応時間の遅さが問題になっていましたが、交通系ICカードの普及によりQR乗車券の利用者はそれほどいないと想定されるので、移行することにしたのでしょう。

 今回置き換えの対象となるのは、自動券売機で購入する近距離の切符です(新幹線などの長距離切符は対象外です)。自動改札機では、QRコードをQRリーダーにタッチします。QR乗車券の情報や、入場・出場などの利用状態は8社共通のQR乗車券管理サーバーで管理します。同一のシステムを利用するので、会社間に跨がるQR乗車券の発行が可能になります。JR東日本など主要な鉄道事業者が移行するので、このシステムが事実上の標準になるのでしょう。

 ただ、相互直通運転が盛んな首都圏では、8社以外でもQR乗車券に移行したほうが良さそうな事業者はあります。今回発表のあった8社以外にも、QR乗車券に移行するところはあると思われます。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240529_ho02.pdf)

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東武、2027年度までに磁気乗車券全廃?

 大都市圏の鉄道では、交通系ICカードがよく使われていますが、交通系ICカードでは対応できない部分は、磁気の切符になります。どうしても交通系ICカードが100%対応できるわけではなく、磁気の切符が残ってしまいます。

 ところが、東武が4月30日に発表した「東武グループ中期経営計画2024~2027」によれば、QRコードによる乗車券を導入することによって、磁気乗車券を全廃するとのことです。QRコードによる乗車券はすでに沖縄都市モノレールなどで実用化されていますし、磁気乗車券がなくなれば、自動改札機の機能は簡略化することができます。

 沖縄都市モノレールのように営業エリアが狭く、ほかの鉄道と接続することのない、閉じた鉄道なら磁気乗車券の廃止は難しいことではありません。しかし、東武の場合は営業エリアが広く、JRや地下鉄など、いろいろな鉄道と接続しています。単純にはいかない話なので、格段にレベルが上がります。相互直通運転をしているところもあるので、中間改札を置くこともできません。本当に4年でできるのでしょうか?

(追記)
 京急も磁気乗車券のQRコード化を考えているようです。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/disclosure_documents/20240430143543tMZzvskWzDDVvn19AC00Qw.pdf、京急ホームページ https://ssl4.eir-parts.net/doc/9006/tdnet/2432617/00.pdf)

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京急で急行復活

 京急、京成等は11月25日にダイヤ改正を行います。

 京急で休日の昼間に走る「ウイング・シート」ですが、運行開始時刻を30分程度繰り上げます。改正後は泉岳寺9:25発、三崎口10:48発が始発となります。運行本数は午後は概ね1時間間隔に減ります。平日夜の「イブニング・ウイング号」については、これまで単独の8両編成で走っていましたが、遅くに走る14号(品川20:58発)と16号(品川21:19発)については、快特の後ろに併結して、金沢文庫行きとして走ります(「イブニング・ウイング号」として走る車両については、品川を出ると、上大岡まで扉は開きません)。4両編成のトイレ付き車両、「Le Ciel」です。平日の朝ラッシュ時や休日の夜間に若干の増発があります。

 そして、京急では「エアポート急行」が走っていますが、これを急行に改めます。これまで急行はないのに「エアポート急行」はあるという妙なことが起こっていましたが、それが解消されることになります。停車駅の変更はありません。

 京成は成田空港22時台の「スカイライナー」を1本増発し、20分間隔で走らせます。新鎌ヶ谷や青砥にも停まります。成田空港発最終列車の西馬込行き通勤特急(休日は京成上野行き通勤特急)を平日、休日ともに快速京成上野行きに変更します。

 北総は前のダイヤ改正で増発した新鎌ヶ谷-印西牧の原(一部は印旛日本医大)間の普通列車のうち、平日は4本、休日は12本を矢切まで延長します。
(参考:京急ホームページ https://www.keikyu.co.jp/company/news/2023/20231024HP_23082TE.html、京成ホームページ https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/Wd6JsCsd.pdf、北総ホームページ https://origin.hokuso-railway.co.jp/topics/detail/28491)

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東急新横浜線、相鉄新横浜線に乗る(2)

 幕末、ペリーが上陸したのは浦賀ではなく、久里浜だった。上陸したところには石碑が立っていて、ペリー公園という名前の公園になっている。駅から30分ほど歩いて公園に向かう。小さな資料館もあり、ペリーの来航について紹介している。このペリー公園の近くの開国橋というところから浦賀行きのバスに乗る。久里浜と浦賀の間にはバスがあるが、1時間に1本程度の割合で少し遠回りの便もある。どこを通るのかと言えば、少年院の入口。中が見えるところまで行くのだ。トンネルを抜けて浦賀の町に入る。どこに行こうか決めていなかったが、とりあえず紺屋町で降りることにした。ここまでなら運賃は199円(ICカード)で済む。バス停の近くに渡し船があったので乗ってみることにする。浦賀の町を行き来する渡し船で、ダイヤは特に決まっていない。運航時間内ならボタンを押せばやって来るのだ。ボタンを押した。対岸からやって来た。2~3分でやって来るのだ。運賃は車内で払う。1回400円と高いが、600円の1日フリー切符もある。往復するつもりだったのでフリー切符にした。対岸に着いたら少し辺りを散歩して、再び元に戻る。その後は浦賀奉行所の跡など、幕末の歴史を感じさせるところを巡る。 

 浦賀から京急に乗る。堀ノ内で特急に乗り換え、汐入で降りる。横須賀の中心部に近いこのエリアで食べたのは、アメリカサイズのハンバーガー。ナイフとフォークで食べる。ハンバーグはビーフだけでできているからか、完全に焼けていないところもある。ハンバーグではなく、肉そのものを食べているような感じだ。昼を食べた後に寄ったのが、戦艦三笠の記念館。日露戦争で活躍した三笠をそのまま博物館にしている。ゆっくりと見ていたら、意外と時間がかかった。雨が降っている。汐入にしろ、横須賀中央にしろ、駅まで歩くと時間がかかるので、バスの時間に合わせて見る時間を調整すべきだったか。快特が停まる横須賀中央まで歩いていくことにしたが、途中から歩道に屋根があり、助かった。

  横須賀中央16:25発の特急で横須賀を後にする。横須賀は山が海近くまで迫っている町で、トンネルをたくさんくぐる。京急川崎まで行き、支線の大師線に乗る。大師線は沿線に川崎大師があるが、日常の姿は工業地帯への通勤路線。小島新田への行きは空いていたが、帰りは工場からの帰宅ラッシュで混んでいた。この帰宅需要に対応するため、日中は10分間隔のところ、夕方は5分間隔となっている。

 このまま品川に戻ると18時ごろ。予約している新幹線は品川19:34発の「こだま753号」なので、品川で1時間半も時間がある。そこで都営浅草線の西馬込まで往復することにした。都営浅草線の泉岳寺―西馬込間は、枝線みたいな区間。乗ったのは京急川崎17:45発の快特青砥行きなので、品川を過ぎて次の駅、泉岳寺で乗り換え。泉岳寺18:08始発の西馬込行きに乗る。都営の車両だ。12分後に西馬込に着くが、駅の外に出るのに意外と時間がかかる。地下鉄なのにいったん階段を降りないといけないからだ。折り返して乗ったのは、西馬込18:32発の快特成田空港行き。こちらは京成の車両。泉岳寺で京急に乗り換え、品川で降りる。

  品川で晩の弁当とお土産を買うのだが、売り場は少ない。新幹線の改札内に少々ある程度である。弁当は「品川貝づくし」にした。予約した「こだま753号」に乗る。「EXこだまグリーン早特」で予約したので、正規の普通車指定席よりも安くグリーン車に乗ることができた。「エクスプレス予約」の普通車指定席よりも1000円以上安い。「こだま」だからこそできる贅沢だ。「こだま」には車内販売はないが、「のぞみ」などの通過待ちのため、数分の停車時間がある駅もある。ホーム上に売店のある駅は少ないが、たまたま三島の売店がグリーン車の目の前にあったので、そこで足らない土産を買うことにした。

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