丘珠空港、滑走路延長構想
札幌には、新千歳空港のほか、丘珠空港というものがあります。札幌市内にあるので、新千歳空港より近いのが長所です。
都心に近い丘珠空港ですが、致命的な欠点は滑走路が短いこと。1500メートルしかないので、長距離路線や小型ジェット機の通年就航に支障が出ます。遠くからの便が着陸するには滑走路の長さが必要です。また、滑走路が凍結したり雪が積もったりする冬は、車がそうであるように制動距離が長くなります。これを解決するためには、滑走路を1800メートルに延ばさないといけません。
延長方法は2つあります。(1)滑走路の両端を150メートルずつ延ばす案 (2)北西側を200メートル、南東側を100メートル延ばす案 です。事業費と工期はそれぞれ、(1)が160億円、3~4年、(2)が180億円、5年以上です。工期が短く、安い(1)が有力視されています。なお、事業費の85%は国が負担し、残りは北海道と札幌市が負担します。
この2案のうちどちらにするかは、2025年度末に決める予定です。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/economy/20251016-OYT1T50044/、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/2fb389dd304b1fe2327fec08732168d09e323d39)
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