兵庫県立佐用高校、岡山県の一部から通学できるようになる
県立高校と言えば、県の壁を越えて通学できないものですが、世の中には例外があります。兵庫県佐用町にある佐用高校は、2019年度から岡山県東部にある、美作市の一部(大原地区、東粟倉地区)と西粟倉村に住む生徒の志願を認めます。
かつてこの地区には高校がありました。美作市の大原高校が2004年度に生徒の募集を停止し、それから後は最も近い高校でも、美作市の林野高校になりました。ただここに行くにはバスで約1時間、3か月の運賃は約4.3万円かかります。ところが、県境の壁を取り払えば、近い高校はあるのです。それが佐用高校、大原地区、東粟倉地区、西粟倉村は智頭急行沿線にあり、30分程度で通学できるのです。時間も費用も半分程度になるのです。岡山県教育委員会自体が兵庫県教育委員会に受け入れの要望を行っているのです。これは(定員割れの年もある)佐用高校にとってもありがたい話で、生徒が増える要因になります。大原地区、東粟倉地区、西粟倉村の中学1年生(2019年度に受験します)は約40人いますが、このうち10人ぐらいが佐用高校を受験すると見られているからです。
このように他県の高校を受けることができるという話は、すでにあります。岡山県内からは、広島県の東城高校、鳥取県の日野高校、智頭農林高校を受けることもできます。
(参考:神戸新聞NEXT https://www.kobe-np.co.jp/news/kyouiku/201703/0010006046.shtml、山陽新聞digital http://www.sanyonews.jp/article/502865)
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