白糠に道内で22年ぶりの踏切
鉄道と道路が平面交差するところには、踏切が設置されます。踏切は車など鉄道車両以外のものが入るため、事故が起こる確率が高く、できれば立体交差化などで解消したほうが望ましいのですが、あまりにも数が多いため、その解消はまず難しいです。大体、遮断機や警報器もない第四種踏切もたくさん残っています。
踏切にはそのような問題があるため、新たにつくられることはめったにありません。しかし、1か月ほど前のことですが、白糠町に新たな踏切が設置されました。場所は白糠町の恋問地区で、道内で新たな踏切が設置されるのは、2003年以来、22年ぶりとのことです。線路を挟んで、海側には国道、山側には工業団地があり、物流の促進に役立つことが期待されています。
この踏切にはひとつ、期待される役割があります。それは、千島海溝沿いに巨大地震が起きたときに、津波から避難するためです。このあたりは最大10メートルを超える津波が押し寄せると想定されており、迅速な避難を行う必要があるのです。もっとも、このような地震が来た後、根室線はどうなるかはわからないですが。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20250415/7000074766.html)
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