「スカイライナー」が時速200キロ運転に?

 「スカイライナー」は新幹線以外では最速の時速160キロを誇ります。その「スカイライナー」がパワーアップするという話があるようです。

 まず、その背景から説明します。成田空港では、新しく滑走路をつくったり、既存の滑走路を延伸したりして、年間発着回数を現在の1.7倍の50万回に増やす計画がつくられています。そうなると成田空港の利用者も増えるので、それに対応できるよう、アクセスの強化が必要となるのです。現状のままでは、JRの「成田エクスプレス」や京成の「スカイライナー」の混雑率は100%を超える時間帯が出ます。京成本線の列車の中には混雑率が250%になるものもあるようです。

 混雑率を下げるには、列車の本数を増やすか列車を長くするかしないといけません。しかし、成田空港付近は単線区間も多く、このままでは単純にはいきません。部分的な複線化を行うようです。JR、京成ともに複線化を行う場合、900~1400億円かかるようです。都心側では、押上線の活用も考えているようです。

 もうひとつ、「スカイライナー」の高速化が出てきました。目標は現在最速で36分かかる日暮里-空港第2ビル間を20分台で結ぶことです。どうやってスピードアップするのかと言えば、最高速度の時速160キロで走っている区間を増やす方法で行います。時速130キロで走っている区間を高速化します。具体的には曲線の改良、待避設備の充実、ホームドア、車両性能の向上を行います。長期的には時速200キロ運転を目指すとのことです。これによって、成田空港は遠いというイメージを解消しようとしているのです。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/skyliner200kmh/)

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山陽新幹線、「オフィスシート」廃止

 1か月ほど前ですが、JRグループから秋(10、11月)の臨時列車についての発表がありましたので、遅くなりましたがそのことについて記事にします。

 JR北海道では9月末にキハ281系が定期運転を終えますが、「ノースレインボーエクスプレス」も2023年春をもって運行終了を予定しています。そこでJR北海道は、引退前に函館(東室蘭経由、倶知安経由)、稚内、網走方面に臨時特急を走らせます。

 10月1日に全線での運行を再開する只見線では、それを記念して臨時列車が走ります。10月8~23日の休日には会津若松-只見間にレトロラッピング車両を連結した快速「只見線満喫号」を走らせます(自由席もあります)。10月22、23日は新潟-只見間に快速「只見 Shu*Kura」を走らせます。10月29、30日には会津若松-只見間に快速「風っこ只見線紅葉号」を走らせます。寒いからでしょうか、窓枠をつけて運転します。

 9月23日に開業する西九州新幹線では、「かもめ」及び「リレーかもめ」を金曜日や休日に増発します。4往復増発します。佐賀発博多行きの「かささぎ」も休日の朝に1本増発します。日豊線の「ソニック」は日中の5往復、臨時列車ですが毎日運転されます。

 臨時列車の話とは少し違いますが、JR西日本から「ひかりレールスター」の「オフィスシート」についての発表がありました。壁際にあるためコンセントがあり、テーブルが広めのため、仕事がしやすい座席としてほかの座席と分けて発売していましたが、10月1日以降は区分けせずにほかの座席と同様の発売方法となります。ただ、座席の設備自体は10月以降も変わらないので、使いたいときは「みどりの窓口」やインターネットでその座席を指定して買う必要があるでしょう。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/220819_KO_autumn_extra.pdf、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220819_ho04.pdf、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220819_04_00_pressakirin.pdf、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/08/19/220819_kaisei_ikou_daiya.pdf)

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10月から「グランクラス」の軽食を簡素化

 東北新幹線等で走っている「グランクラス」には、アテンダントによる人的サービスがあるものがあります。軽食の提供があり、ドリンクはアルコールを含めて飲み放題です。このような人的サービスを含めての「グランクラス」なのですが、10月1日から軽食が簡素化されます。

 これまでは、路線別、上下別に異なる軽食を提供していましたが、10月1日からは乗客が希望すれば提供するというかたちにします。和食と洋食の2つから選ぶことができますが、冷凍しているので、余ってもロスにはなりません。10月からの軽食は弁当というより、お酒に合うおつまみみたいなものです。プレスリリースを見る限りでは、物足りないように思えます。このほか、茶菓子を乗客から希望があったときにだけ配るなど、食品ロスの削減に努めます。

 このようなリニューアルにより、「グランクラス」の専任アテンダントを2人から1人に減らすとともに、2021年3月26日から行っていた一部列車の発売座席数の制限(12席まで)を解除します。

 ただ、このようなコスト削減を主眼としたリニューアルを行うということは、「グランクラス」の魅力を損なうという側面もあります。北海道新幹線札幌延伸用の新型車両には「グランクラス」はつくのでしょうか? このままでは荷物室になってしまいそうです。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220826_ho01.pdf)

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奥羽線の全線復旧まで数か月

 8月に東北地方の大雨の影響で、一部の路線で運転を見合わせています。秋田支社管内では奥羽線鷹ノ巣-大館間、五能線岩館-鰺ケ沢間が大きな被害を受けて、運休しています。被害が深刻なので、運転再開まで奥羽線は数か月、五能線は見込みすら立っていません。観光列車はあるものの、輸送密度が低い五能線はともかく、奥羽線の運休の影響は広範囲に及びます。貨物列車が走っているからです。秋田貨物-大館間が運休しています。関西-北海道間の列車にも影響が及びます。

 そこでJR貨物は16日から、迂回列車を走らせています。関西-北海道間の貨物列車を東海道線、東北線、いわて銀河鉄道線、青い森鉄道線経由で1往復運転しています。20両でコンテナ100個を積むことができます。17日からは関西-秋田貨物間及び仙台貨物ターミナル-大館間(東青森経由)で折り返し列車を走らせています。関西-秋田貨物間は20両、仙台-大館間は11両です。トラックによる代行輸送も行っています。5日から秋田貨物-大館間及び仙台貨物ターミナル-秋田貨物間で1日最大5個を運びます。トラックの輸送量の小ささが伺えます。

 23日からは船舶による代行輸送も行っています。秋田港-石狩湾新港間を船で運びます(秋田貨物-秋田港間及び石狩湾新港-札幌貨物ターミナル間はトラック)。1日80個を運びます。

(追記1)
 このほか、8月の大雨で、津軽線蟹田-三厩間、花輪線鹿角花輪-大館間、米坂線今泉-坂町間、磐越西線喜多方-山都間が運休しています。

(追記2)
 奥羽線は10月中旬に復旧する予定ですが、ほかの路線については復旧の目途は立っていません。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/akita/20220825_a01.pdf、https://www.jreast.co.jp/pdf/saikaijoukyou_tohoku.pdf、JR貨物ホームページ https://www.jrfreight.co.jp/info/2022/files/20220825_01.pdf、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC050QG0V00C22A9000000/)

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品川区、羽田空港アクセス線に新駅設置か?

 東京の都心と羽田空港とを結ぶ、羽田空港アクセス線。これまで羽田空港以外の駅はできないとされていましたが、途中駅をつくるという話があるようです。品川区議会は令和4年度品川区一般会計補正予算に羽田空港アクセス線新駅可能性検討業務委託に関する費用として770万円を計上しています。

 品川区としては、区民の交通利便性のさらなる向上と、都市の持続可能な発展を目的に、新駅の可能性を検討するとしています。どこが候補地になるのかは全く分かりません。これからのようです。
(参考:品川区議会ホームページ https://gikai.city.shinagawa.tokyo.jp/wp-content/themes/shinagawakugikai/pdf/2022.06.27ken03.pdf)

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上野で「カシオペア」の体験

 豪華寝台列車の「カシオペア」。北海道新幹線が開業する前までは、上野と札幌の間を結んでいました。今も走っていますが、乗るにはツアーに参加しないといけません。

 その「カシオペア」ですが、8月に2回、上野で乗車体験をすることができます。まず、子供向けの「day-time edition for kids」から紹介します。「day-time edition for kids」は8月13日、20日の10:30~15:30に行われます。「カシオペア」の個室体験、尾久までの往復乗車、車掌室での放送体験ができます。弁当はこだわりの駅弁と「カシオペア」の朝食として実際に提供している弁当を1つずつもらえますが、車内で食べることのできる弁当や軽食の販売も行います。食堂車では実際に車内販売で出しているアイスの提供もあります。小学生とその保護者の1組2人で申し込むことができ、各日とも先着35組限定です。値段は1組34000円(1階)、36000円(2階もしくは車端室)です。

 大人向けの「mid-night edition」は深夜に行います。8月13日、20日の1:20~4:40です。朝には終了しますので、時間には注意が必要です。「カシオペア」の個室体験、駅を消灯しての撮影タイム、深夜の駅構内を巡るツアー、JR東日本社員による座談会、構内店舗(「Bravo」)または車内で食べることのできる軽食の販売も行います。各日とも先着35組限定です。時間帯が時間帯なので、18歳以上の大人限定で、1組1人または2人で参加します。値段は1組34000円(1階)、36000円(2階もしくは車端室)です。

 この2種類のイベント、7月24日から申込を受け付けていましたが、8月4日現在、満席で申し込むことはできません。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/tokyo/20220721_to01.pdf)

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JR東日本、山形付近の21駅で「Suica」利用可能に

 奥羽線福島-新庄間は山形新幹線を使わない限り、仙台近郊区間に入りますが、福島と山形を除いて「Suica」は使えません。ところが2024年春以降、山形付近の21駅で「Suica」が使えるようになります。

 「Suica」が使えるようになる21駅は、奥羽線かみのやま温泉-村山間の各駅(山形を除く)と、左沢線の北山形-寒河江間の各駅。山形付近の今回導入された駅同士のほか、仙台など仙台近郊区間の「Suica」導入駅との間で「Suica」が使えます。「Suica定期券」はかみのやま温泉-村山間及び北山形-寒河江間のみ使え、仙台-北山形間のように「Suica」が導入されていない駅が含まれている場合は使えません。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/sendai/20220722_s01.pdf)

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JR東日本も100円稼ぐのに22149円

 JR東日本にも、利用者が著しく少ないローカル線はたくさんあります。そのローカル線について、JR東日本も収支を公表しました。公表の対象となるのは、2019年度の輸送密度が2000人未満の線区です(只見線会津川口-只見間、上越線越後湯沢-ガーラ湯沢間を除きます)。35路線、66線区が対象です。

 JR西日本同様、厳しい数字です。どこの営業係数もかなり高いです。特に新型コロナウイルスの影響で利用者が激減した2020年度で一番悪い数字は、陸羽東線鳴子温泉-最上間の22149です。100円稼ぐのに22149円もかかります。新型コロナウイルスの影響がほとんどない2019年度においても、営業係数が1000以上のところが多く、10000以上のところもあります。100円稼ぐのに10000円以上かかるのです。2019年度で一番数字が悪かったのは、久留里線久留里-上総亀山間の15546です。

 これでJR東海を除く5社のローカル線の収支が明らかになりました。JR東海が公表しないのは、このようなローカル線が名松線ぐらいしかないので、東海道新幹線の利益でやっていけるのでしょう。ローカル線だらけの他社とは違うのです。話を元に戻します。今回公表された区間の中には、羽越線村上-鶴岡間など、特急や貨物列車がたくさん走っているところもあります。ここの区間の赤字額は約56億円(2019年度)と公表された66線区で最大ですが、この羽越線村上-鶴岡間を廃止してバスに転換するのが望ましい姿とは思えません。広域的に与えるマイナスの影響が大きいからです。普通列車はともかく、特急と貨物は維持しないといけないでしょう。これに対して、ローカルの需要しかない線区については、ある程度需要のあるところは第三セクター化、それすらないところはバスに転換となってもやむを得ないでしょう。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220728_ho01.pdf、NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220725/k10013735601000.html、朝日新聞7月29日朝刊 中部14版)

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「海里」が夜行列車に

 羽越線を走るハイブリッドの観光列車、「海里」。この「海里」が鉄道開業150年を記念して、新潟-青森間で夜行運転をします。「夜想<ノクターン>海里」です。

 「夜想海里」が走るのは、出発日基準で8月16日と8月17日。8月16日は新潟22:05発発青森6:58着、8月17日は青森22:05発新潟6:48着のダイヤで走ります。夜食とお菓子の用意があり(始発駅を出発後に各席に届けられます。なお、お菓子は青森発のみです)、車内で仮眠がしやすいようにアイマスクと耳栓が各席に用意されています。3号車の売店は出発直後から到着直前まで深夜も開いていて、オリジナル商品、ドリンク、お菓子などを購入することができます。

 この「夜想海里」は団体専用列車です。通常の「海里」と違って乗車券と指定席券だけで乗車することはできません。上越新幹線とセットになった、東京-青森間(新潟経由)の片道ツアーとして7月19日から販売されています。大人1人30000~32000円です。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220719_ho02.pdf)

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10月1日只見線復旧後のダイヤ

 以前にも記事にしましたが、只見線は10月1日に全線復旧します。豪雨から11年、ようやくの運転再開です。

 7月13日のことですが、JR東日本から全線復旧後のダイヤが発表されました。以前にも記事にした通り、会津若松-小出間の直通列車が1日3往復します(このほか、会津若松-会津川口間、大白川-小出間には区間運転の列車があります)。ダイヤは下りが会津若松6:08発小出10:41着、会津若松13:05発小出17:47着、会津若松17:00発小出21:26着、上りが小出5:36発会津若松10:32着、小出13:12発会津若松17:24着、小出16:12発会津若松20:55着です。

 また、会津若松-只見間でワンマン運転を行います。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/sendai/20220713_s03.pdf)

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