JR東日本、「新幹線回数券」等を廃止

 JR東日本は、「タッチでGo!新幹線」のサービスエリアを拡大します。2021年のダイヤ改正からで、東北新幹線(北海道新幹線は除きます)、秋田新幹線、山形新幹線、上越新幹線(ガーラ湯沢を含みます)、北陸新幹線(高崎-上越妙高間)も加わります。

 このように交通系ICカードで利用できる区間が増えるのは便利ですが、これに伴い、「新幹線回数券」等が廃止になります。発売終了日は自由席用のものが2021年3月31日、指定席用のものが2021年6月30日です。購入した回数券は、有効期間内なら発売が修了していても使えます。このこと自体は構わないのですが、問題は「タッチでGo!新幹線」があまりお得でないこと。長岡-新潟間の値段は3040円ですが、これは自由席の正規料金と同じです。高速バスとの競争が激しい区間であるにもかかわらず、安くならないのです。サービスエリア拡大から3か月の間はキャンペーンがあるため、若干のポイントがつきますが、大したことはありません。

 回数券の代わりとして「タッチでGo!新幹線」を普及させたいのなら、そういう競争の激しい区間には大胆にポイントを付与する必要があるでしょう。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201112_ho01.pdf)

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首都圏の大手私鉄、大晦日の終夜運転を行わないところが続々と

 通常、深夜には貨物列車などを除いて列車の運行は行わないものですが、大晦日から元日にかけては列車の運行を行う鉄道会社があります。夜通し運行を行う終夜運転のところもあれば、最終の繰り下げや始発の繰り上げで対応するところもあります。

 ところが、この2020年から2021年にかけての年末年始は、恒例の終夜運転を行わない会社が出ています。首都圏の大手私鉄では、東武、東急、小田急、西武が該当します。早朝に臨時列車を走らせる小田急の片瀬江ノ島方面を除いて最終の繰り下げや始発の繰り上げも行わず、東武の大師線を除いて、年末年始は通常の休日ダイヤで運行します。

 なお、JR東日本は首都圏の12路線において終夜運転を行います。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2020/tokyo/20201117_to01.pdf、東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/news/20201112142046Td3p-8PGb-mW2otM5hLCtw.pdf、東急ホームページ https://www.tokyu.co.jp/information/list/Pid=post_372.html、小田急ホームページ https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001uj37-att/o5oaa1000001uj3p.pdf、西武ホームページ https://www.seiburailway.jp/news/information/20201120_information.pdf)

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「成田エクスプレス」でテレワーク

 JR東日本は駅の中に、「STATION WORK」というブランドでシェアオフィスを展開する方針です。千葉支社の場合、千葉駅や西船橋駅など6駅に合わせて16台設置します。電話ボックスみたいな箱にこもり、テレワークをするのです。

 そのJR東日本ですが、11月27、28日の2日間、意外な場所をシェアオフィスにします。それは列車の中。普段は使われない両国駅の3番線に(国際線がほとんど飛ばないので仕事が少なくなった)E259系車両を据え付け、そこをシェアオフィスにします。当然ながら列車の中なので、個室ではありません。出張中のパソコン同様、できる仕事には限界があると思われます。シェアオフィスの開設時間は2日間とも10時から16時まで、料金は15分で100円(税抜き)です。このシェアオフィスを使いたい人は事前に予約する必要があり、20日12時から「STATION WORK」のWebサイト上で受け付けています。

 また、このE259系車内でのテレワーク利用者には、利用日限定で両国駅構内の店舗での特別サービスがあります。
(参考:JR東日本千葉支社ホームページ https://www.jreast.co.jp/chiba/news/pdf/pre2011_nextere.pdf)

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「踊り子」はE257系に統一、「湘南ライナー」等は「湘南」に

 これまで国鉄時代の車両185系を使っていた、首都圏と伊豆を結ぶ特急「踊り子」。2020年春のダイヤ改正で一部がリニューアルされたE257系になりましたが、2021年春のダイヤ改正で残りもE257系に統一されます(「サフィール踊り子」を除きます)。修善寺に行く編成もE257系です。

 また、これに合わせて東海道線の特急も、常磐線や中央線などと同じように、全車指定席になります。切符を購入するときに、列車や座席を指定する指定席特急券か、乗車日と区間のみを指定し、列車や座席を指定しない座席未指定券のいずれかを選ぶことになります。座席未指定券は乗車する列車が決まったら「みどりの窓口」等で指定席特急券に変更することができます。手数料はかかりません。なお、この方式は普通車のみで、グリーン車は従来通りです。ですから、オールグリーン車の「サフィール踊り子」は従来通りということになります。

 料金については、指定席特急券、座席未指定券ともに同額で、繁忙期や閑散期の区別もありません。年間を通じて同額です。「みどりの窓口」等で事前に買えば今より若干安い料金になりますが(ただ短距離だと全車指定席となる分、割高になります。50キロまでだと760円です)、車内で購入した場合は「みどりの窓口」等に比べて260円(子供は130円)高くなります。新幹線との乗継割引も廃止となります(「サフィール踊り子」はもともと乗継割引の対象外です)。スマートフォンで座席指定を受けることができる「えきねっとチケットレスサービス」が東海道線でも利用できるようになり、記念キャンペーンも行われます。なお、これまで特急料金の設定がなかった伊豆箱根鉄道ですが、2021年春から特急料金の設定がなされます。大人200円、子供100円で、JRとまたがるときは料金は合算されます。

 朝晩の「湘南ライナー」等も変わります。2021年春のダイヤ改正から新たに東京・新宿-小田原間を走る「湘南」の運行が始まり、「湘南ライナー」、「おはようライナー新宿」、「ホームライナー小田原」は廃止となります。「湘南」も「踊り子」と同じように全車指定席で、同じ料金体系になります。「湘南ライナー」等ではグリーン券を買えば定期券でもグリーン車に乗ることができましたが、「湘南」ではグリーン券を買っても定期券では乗車できなくなります。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201112_ho02.pdf、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20201112-1488811/)

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時差通勤でポイント、月に11回以上乗ってもポイント

 JR東日本は、2021年春から新たなポイントサービスを始めます。

 「Suica」の通勤定期券を持っている人に対しては、平日の朝、ラッシュのピークを外して利用すれば、「JRE POINT」というかたちで還元します。JR東日本在来線首都圏エリアにおいて、ピークより早い時間に改札を通れば、15ポイントがつきます。遅い時間に改札を通れば、20ポイントがつきます。2021年春から1年間の期間限定での実施を予定しています。実際にどの時間に改札を通れば「JRE POINT」がもらえるのかどうかは、細かい内容が決まり次第となります。

 新型コロナウイルスの影響で、定期券ではなくて、回数券を利用する人も増えています。そういう人も、「JRE POINT」はもらえます。「Suica」のチャージ額を使うかたちで使った場合、同一運賃(運賃が同じならば乗車区間は異なっていても構いません)での利用回数が月10回を超えれば、「JRE POINT」はもらえます。同一運賃での利用が1か月で10回に達すれば、10回目の乗車のときに運賃1回分相当の「JRE POINT」がもらえます。その後は1回ごとに運賃の10%相当のJRE POINTがもらえます。回数券みたいな割引で(JR西日本の「ICOCA」にも同様のサービスがありますが、付与されるポイントは一部の場合を除いてかなり低いです)、開始時期は2021年3月1日からです。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201110_ho01.pdf)

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鶴見線を貸し切って夜景観賞

 日本旅行は12月19日、鶴見線を舞台とした日帰りツアーを行います。

 ツアーの名前は「貸切列車で行く夜の鶴見線探訪 港湾・工場夜景の旅」。日没後の鶴見線に貸切列車(205系)を走らせて、工場夜景ガイドの付き添いで、全線を走破します。鶴見17:00に出て、大川、国道(昭和の雰囲気が残る駅)、新芝浦、海芝浦、鶴見(休憩)、扇町を通って、鶴見に22:40に戻ります。終点の新芝浦、海芝浦、扇町の各駅ではガイドが工場夜景スポットなどを案内します。暗い箇所があるので懐中電灯があったほうが良いようです。

 このツアーは「Go To トラベル」の対象で、大人5200円です(1000円分の「地域共通クーポン」付き)。定員は96人、最少催行人数は70人です。10月27日15時から、日本旅行大阪法人営業支店のホームページで発売されます。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/101137)

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五能線、10年かけて設備強化工事

 秋田県と青森間の県境を海沿いに走る、五能線。日本海を眺めながら乗ることができる路線です。この五能線ですが、将来にわたって健全な状態を保ち、故障頻度の削減と省メンテナンス化による安全・安定輸送を確保するために、設備強化工事を行います。

 設備強化工事の主な内容は、木製枕木をコンクリート製に置き換えること。2020年度から10年間にわたって、東能代から川部までの全線にある135000本を置き換えます。枕木の置き換え以外の改良工事も行います。普通、鉄道の工事は列車の走らない夜間に行います。しかしこれでは時間がかかってしまうので、昼間、定期列車を運休させて行うこととなりました。

 五能線においては、12月から3月までの火曜日から木曜日までの週3日間、9時ごろから17時ごろまで行います。真冬の五能線でどれだけの工事ができるのか心配なところですが、この時期なら観光列車の「リゾートしらかみ」が毎日走ることはないので、工事日に選ばれたのでしょう。2020年度の場合、12月から3月にかけて、31日間で工事による運休が発生します。運休する列車は下りが東能代10:59発弘前行き(能代-鰺ヶ沢間運休)、東能代12:58発岩館行き(能代-岩館間運休)の2本、上りが弘前6:46発快速東能代行き(鰺ヶ沢-能代間運休)、岩館13:51発東能代行き(岩館-能代間運休)、深浦14:36発東能代行き(深浦-能代間運休)の3本です。なお、バス等の代行運転はありません。
(参考:JR東日本秋田支社ホームページ https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20200917-1.pdf)

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JR東日本の終電繰り上げの概要

 以前に記事にした、JR東日本の終電繰り上げについて、20日、概要の発表がありました。

 終電を繰り下げるのは17線区、そして始発を繰り下げるのは5線区(京浜東北・根岸線、中央線各駅停車、総武線各駅停車、常磐線快速、常磐線各駅停車)あります。このうち、終電を繰り下げる線区の中から一部をピックアップして、状況を見ていきましょう。

 まず山手線は、ほぼ現行通りの内回りの品川→池袋間を除いて、15~20分程度繰り上がります。東海道線の最終は東京23:54発の小田原行きですが、それが平塚行きに短縮されます。国府津行きは7分ほど繰り上がり東京23:47ごろ発、小田原行きは15分ほど繰り上がり東京23:39ごろ発となります。横須賀線の最終は東京23:50発の逗子行き、東京23:22発の久里浜行きですが、逗子行きは大船行きに短縮されます。逗子行きは15分ほど繰り上がり東京23:35ごろ発、久里浜行きは18分ほど繰り上がり東京23:04ごろ発となります。京浜東北・根岸線の最終は品川1:02発の蒲田行きですが、それが16分ほど繰り上がり品川0:46ごろ発となります。蒲田から先も終電が繰り上げられ、最大33分程度の繰り上げとなります。

 中央線快速の最終は東京0:15発の高尾行きですが、それが30分ほど繰り上がり東京23:45ごろ発となります。豊田行きや武蔵小金井行きも30分ほど繰り上がります。中央線各駅停車の最終は御茶ノ水0:43発の三鷹行きですが、三鷹行きは25分ほど繰り上がり御茶ノ水0:18ごろ発、中野行きは7分ほど繰り上がり御茶ノ水0:36ごろ発となります。

 総武線各駅停車の最終は御茶ノ水0:41発の津田沼行き、御茶ノ水0:29発の千葉行きですが、津田沼行きは16分ほど繰り上がり御茶ノ水0:25ごろ発、千葉行きは23分ほど繰り上がり御茶ノ水0:06ごろ発となります。京葉線の最終は東京0:35発の蘇我行きですが、新習志野行きは11分ほど繰り上がり東京0:24ごろ発、蘇我行きは30分ほど繰り上がり東京0:05ごろ発となります。なお、総武快速線はほぼ現行通りです。

 高崎線の最終は上野23:46発の高崎行き、上野23:07発の新前橋行きですが、高崎行きは籠原行きに短縮されます。高崎行きは21分ほど繰り上がり上野23:25ごろ発、前橋行きは37分ほど繰り上がり上野22:30ごろ発となります。 東北線の最終は上野23:38発の宇都宮行きですが、それが小金井行きに短縮されます。宇都宮行きは24分ほど繰り上がり上野23:14ごろ発となります。京浜東北線の最終は上野0:31発の大宮行きですが、それが南浦和行きに短縮されます。大宮行きは23分ほど繰り上がり上野0:08ごろ発となります。上野0:48発赤羽行きも廃止となります。埼京・川越線の最終は池袋0:41発の赤羽行き、池袋0:05発の川越行きですが、川越行きは大宮行きに短縮されます。川越行きは13分ほど繰り上がり池袋23:52ごろ発となります。赤羽行きは19分ほど繰り上がり池袋0:22ごろ発となります。

 常磐線・常磐線快速の最終は上野23:12発の勝田行きですが、それが23分ほど繰り上がり上野22:49ごろ発となります。土浦行きは上野23:42発のままですが、取手までの区間も終電が繰り上げられ、最大23分程度の繰り上げとなります。常磐線各駅停車の最終は綾瀬1:08発の松戸行き、綾瀬0:41発の我孫子行きですが、松戸行きは16分ほど繰り上がり綾瀬0:52ごろ発、我孫子行きは15分ほど繰り上がり綾瀬0:26ごろ発となります。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201021_ho01.pdf)

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北陸新幹線も東北新幹線、上越新幹線のスピードアップで時間短縮

 JR東日本は東北新幹線盛岡-新青森間のスピードアップのため、この10月から騒音対策工事を行います。それとともに様々な新幹線が乗り入れる東北新幹線上野-大宮間の一部区間でも最高速度を引き上げます。約10億円かけて騒音対策工事を行い、このたびそれをほぼ終えました。2021年春から最高速度を時速110キロから時速130キロに引き上げ、所要時間を最大1分程度短縮できる見通しです。この上野-大宮間のスピードアップによって、北陸新幹線も恩恵を受け、スピードアップを図ることができます。

 北陸新幹線のスピードアップはさらに続きます。北陸新幹線の単独区間となる高崎以西でのスピードアップは線路の勾配がきついため行う予定はありませんが(ただし、2014年3月のダイヤ改正時には、信号設備の改良により、所要時間の短縮がなされました)、上越新幹線のスピードアップの恩恵を受けます。JR東日本は上越新幹線大宮-新潟間において最高速度を時速240キロから時速275キロに引き上げるための工事を行っています。2023年春のダイヤ改正で実現する見込みで、北陸新幹線と共用する大宮-高崎間で最大2分程度の所要時間短縮が見込めます。上野-大宮間のスピードアップと合わせると、最大3分程度の所要時間短縮となるようです。
(参考:信毎web https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20201007/KT201006ATI090015000.php)

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2020年冬も「ムーンライトながら」なし

 16日のことですが、JR東日本は2020年12月1日から2021年2月28日までの臨時列車の概要を発表しました。しかし、この冬の期間においても、あの列車は見当たりません。

 その列車の名は、「ムーンライトながら」。に引き続いて、冬の運行も見送ることにしたのです。

 かつては定期列車として運行されていましたが、2009年に臨時列車化され、その後は繁忙期に限り運行されてきました。ところが、夏に続いて冬にも設定がありません。このまま消えてなくなってしまいそうです。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20201016-1419152/)

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