700系の定期運用は12月まで

 2019年度中に引退することがすでに発表されているJR東海の700系。しかし、実際に乗ることができなくなるのはもう少し早くなりそうです。

 現在、東海道新幹線での700系の定期運用は「こだま」3本のみ。「こだま683号」(東京→新大阪)、「こだま696号」(新大阪→名古屋)、「こだま636号」(名古屋→東京)の3本で、東京-新大阪間を1往復するだけです。しかし、これら3本も12月にはN700系に切り替えられます。東海道新幹線での700系の定期運用は12月で終わるのです。

 年末年始の臨時列車などで走る機会はあるでしょうが、16両編成の700系に乗っておきたい人は、今のうちに乗っておいたほうが良いかもしれません。
(参考:「
鉄道ファン」2019年12月号 交友社)

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「エクスプレス予約」等で西鉄「旅人」が安くなる

 JR東海、JR西日本、西鉄は、福岡・太宰府エリアへの観光推進のため、東海道・山陽新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス、「エクスプレス予約」、「スマートEX」の利用者を対象に、「太宰府ライナーバス『旅人』」(2014年に運行を開始しましたが、好評のため増便され、多いときには約15分間隔で運行されています)や福岡市内の西鉄バスの1日フリー乗車券を割引価格で購入することのできるキャンペーンを期間限定で行います。

 キャンペーンの期間は11月1日から2020年3月31日まで。広島以東の東海道・山陽新幹線各駅から「エクスプレス予約」、「スマートEX」で博多まで利用した人は、定価1500円の「福岡市内+太宰府ライナーバス『旅人』1日フリー乗車券」を1000円で買うことができます。「福岡市内+太宰府ライナーバス『旅人』1日フリー乗車券」購入日の当日あるいは前日に新幹線を利用することが条件で、「EXご利用票」または「ご利用票兼領収書」を博多バスターミナル3階乗車券窓口で提示します。新幹線の切符では割引は受けられません。なお、「福岡市内+太宰府ライナーバス『旅人』1日フリー乗車券」は大人1枚で同伴する子供1人の運賃が無料になります。

 また、「EXご利用票」、「ご利用票兼領収書」の提示によって、九州国立博物館の入館料等が割引になります。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040123.pdf)

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「ムーンライトながら」は2020年正月に運転せず

 18日のことですが、JRグループから冬(12月1日から2020年2月29日まで)の臨時列車についての発表がありました。

 そこで気になったのは、東京と大垣を結ぶ夜行快速「ムーンライトながら」の運転日の少なさ。大垣行きは12月20日から30日まで(始発日基準)、東京行きは12月21日から31日まで(始発日基準)の11日間です。前年より2日減り、冬の運転日としては過去最低です。年内で「ムーンライトながら」の運転は終わり、大垣31日発の便が元旦に東京に着くのを除いては、2020年正月以降は走らないのです。なお、車両は従来と同じ185系10両編成で全車指定席、ダイヤは東京23:10発大垣5:45着、大垣22:48発東京5:05着です。

 「ムーンライトながら」に使用される185系も引退の方向で、先が見えません。「ムーンライトながら」にはかなりお世話になりましたが、長くないかもしれません。覚悟しておいたほうが良いでしょう。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/nagara2019winter/、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20191018-911602/)

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びわ湖疏水船に乗る

 11日のことですが、約70年ぶりに復活したびわ湖疏水船に乗ってきました。

 

 久しく乗っていない路線に乗るため、近鉄名古屋7:11発の急行で津へ。車両は混んでいて、座ることができるようになったのは、江戸橋。三重大の学生が降りる。名古屋から通うと長距離だが、通学定期が驚くほど安いからだろう。週1回乗れば元が取れるぐらいだから、下宿させようとはしないのはある意味当然だ。江戸橋と次の津で大量に降りてガラガラ。津で紀勢線に乗り換え。8:26発の亀山行きに乗る。ロングシートのキハ25の4両編成だ。通学の高校生で混んでいたが、次の一身田で高校生は降りる。大半はすぐに降りたが、一身田では交換待ちで7分停まるので、友達とおしゃべりをしてしばらく待ってから降りるのもいる。出口が混むのでそれを避けるためだろう。

 亀山からはJR西日本のエリアになる。当然乗り換え。加茂方面からのディーゼルカーがキハ120の2両編成でやって来たが、ここで1両を切り離す。加茂側の1両は車庫に引き上げる。残りの1両に乗るのだが、スーツ姿の人もそこそこいて、絶望的なほどのローカル線ではない。柘植で乗り換えたのは草津線。次の草津行きは10:00発と30分ほど先だが、ホームで待つ。来たのは113系の4両編成。中は転換クロスシートにリニューアルされていていいのだが、外は緑一色に塗られていて興ざめ。

 貴生川で信楽高原鐵道に乗り換え。車両は目の前に停まっている。2両編成で前がNHKの朝のドラマの「スカーレット」のラッピング、後ろは土山サービスエリアのラッピングだ。前はロングシート、後ろは転換クロスシートなので、後ろに乗る。2017年製の新しい車両だ。貴生川10:24発の列車は坂を上り続ける。駅は全くなく、ひたすら坂を上り続ける。坂を上ったところで駅がポンポンと現れ、終点の信楽に到着。すぐ折り返しの列車に乗っても良かったが、せっかく信楽まで来たので、1本落として、信楽の町をぶらりと歩く。駅の売店でお土産を買って、次の11:54発貴生川行きに乗る。行きに乗ったのと同じ、「スカーレット」と土山サービスエリアの組み合わせだったので、転換クロスシートの土山サービスエリアのほうに乗った。貴生川のホーム上には「ICOCA」の改札機があったのでここにタッチして、12:21発の草津行きに乗る。柘植から貴生川まで乗ったときと同じ、緑に塗られた113系の4両編成、転換クロスシート。貴生川までと同じように橋上駅舎の駅が続き、駅ごとに客が増えていく。草津からは新快速で石山へ。

 石山寺へは石山から京阪バスが1時間に8本出ているが、歩くことにする。瀬田の唐橋も見て、50分ほどかけて石山寺に着いた。石山寺では参拝するとともに、奥のほうで「石山寺と紫式部展」をやっていたのでそれも見ることにした。紫式部はここ石山寺で月を見て、「源氏物語」のアイデアが浮かんだと言われている。石山寺を出て、京阪に乗る(石山寺14:39発)。石山坂本線だ。石山坂本線は小ぶりな2両編成の列車が10分間隔で出ていて、駅はこまめにある。ごく一部を除いて専用軌道だが、路面電車感覚で利用することができる。ところどころ、無人駅がある。無人駅でもICカードリーダーがあるが、ワンマン運転で、全ての扉が開くので、運転士がチェックしているとは思えない。事実上の「信用乗車方式」なのか?

 三井寺で降り、2、3分ほど歩くと、橋の上で立っているのが何人かいる。ここが本日のメインイベント、びわ湖疏水船の乗り場なのだ。びわ湖疏水は、明治になって首都が移転し寂れた京都の街を復興させるためつくられた運河。発電や物資の輸送に活躍しましたが、戦後すぐに舟運は使われなくなった。これが復活したのは2018年、それからは春と秋の週末を中心に、観光用としての舟が走る。舟は15:50に出るのだが、乗船30分前に来なければならないので、早く来ているのだ。乗船45分前の15:05に扉が開き、建物の中に入る。何の建物かと思っていたら、京都市上下水道局の建物だった。乗船時間の30分前になって、ビデオでの説明が始まる。その後12人乗りの舟に乗り込むが、座席はすでに決まっていて、舟が傾かないよう指示通りに乗り込む。舟は大津を出た。すぐに長いトンネル(出るのに20分かかった)に入るが、男性ガイドの話が面白く、真っ暗なトンネルの中でも飽きることはない。外に出ても疏水から見る景色はいつもと違って新鮮だ。時間通り16:50に終点の蹴上に着いたが、蹴上に着いてもガイドの説明があり、下船場を出たのは17:00のことであった。京都市営地下鉄の東西線(京阪からの乗り入れ車両で、後ろ向きのクロスシートに座った)と烏丸線を乗り継いで京都に行く。

 暗くなった京都からの最終ランナーは高速バス。大阪バスグループの「京都名古屋特急ニュースター号」に乗る。京都駅17:50発の便だ。相席にならない程度の、ほどほどの埋まり具合。旅行の最後に乗る高速バスは遅れることが多く、今回もそうならないか心配したが、今回はスムーズに走り、予定より15分早く終点の愛知県庁前に着いた。

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名古屋市の「敬老パス」、JRや私鉄にも拡大

 65歳以上の名古屋市民なら年間最大5000円というわずかな負担で名古屋市交通局の地下鉄やバス、あおなみ線が乗り放題になる、「敬老パス」

 ただし、「敬老パス」は名古屋市交通局の路線がないところでは意味がありません。そこで「敬老パス」の適用範囲を拡大することになり、2022年2月から名古屋市内のJR東海、名鉄、近鉄でも乗ることができるようになる予定となります(乗車駅と降車駅がともに名古屋市内であることが必要です。なお、名鉄はこれまででもごく一部で利用できました)。JR東海、名鉄、近鉄の乗車に関しては、「敬老パス」にチャージされた分からいったん支払い、名古屋市が2か月ごとにまとめて返還することになります。

 ただ、対象路線を増やすと、その分名古屋市の負担は増えます。対象路線の拡大によって「敬老パス」の利用者は約1.1万人増え(現在は33万人です)、8.9億円が必要になります。名古屋市は負担の上限額を145億円(消費税を10%としています)としたいので、これまで制限がなかった利用回数に制限を設けます。

 新たに設ける制限は年間700~800回にするようです。ちなみに、2018年2月までの1年間で、1人当たりの平均は約210回です。結構多く、定期券みたいに毎日使わないと制限には達しません。制限を設けても結構緩いです。そして、年間利用回数が2000回を超える人は498人いて、一番多い人は4350回です。1日当たりにすると12回です。さすがに名古屋市議会から不正使用が疑う声が出ています。
(参考:朝日新聞10月12日朝刊 中部14版、中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019101090003536.html)

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JR3社、会社またがりの定期券も交通系ICカードで発売

 これまで、「Suica」エリアと「TOICA」エリア、「TOICA」エリアと「ICOCA」エリアをまたいでの利用は公式にはできませんでした。しかし、2021年春から小さな穴が開きます。「Suica」エリアと「TOICA」エリア、「TOICA」エリアと「ICOCA」エリアをまたがる区間の在来線定期券を、「Suica」、「TOICA」、「ICOCA」で発売するのです。小田原-沼津間、大垣-彦根間といった2つのICサービスエリアにまたがる利用ができるのです(小田原-彦根間という3つのICサービスエリアにまたがる利用はできませんが、そのような定期券の需要はないでしょうから、問題はありません)。ただ、2つのICサービスエリアにまたがって使えるのは定期券のときだけで、定期区間外に飛び出すことはできません(例えば、小田原-沼津間の定期券を持っている人が、横浜まで乗り越すことはできません)。あらかじめ紙の切符を買う必要があります。また、2021年春からは函南、下曽我、醒ケ井と会社の境の手前までしか使えなかった「TOICA」ですが、熱海、国府津、米原まで使えるようになります。

 2021年春からは新幹線の定期券、「FREX」、「FREXパル」も変わります。東海道・山陽新幹線の東京-新岩国間について、これまでの磁気定期券に加え、「Suica」、「TOICA」、「ICOCA」でも発売することができるようになります。現在の新幹線定期券と同様、新幹線と在来線にまたがる定期券(例:御茶ノ水-沼津)、東海道新幹線と山陽新幹線にまたがる定期券(例:名古屋-新神戸)も発売することができます。新幹線IC定期券も現在の磁気定期券同様、新幹線に並行する在来線を利用することができます。

 現在、「TOICA」エリアでは、定期券区間内に新幹線停車駅が2駅以上含まれる在来線IC定期券を、新幹線の自動改札機にタッチするだけで定期券区間内の新幹線普通車自由席に乗車することができます(特急料金は自動改札機を通ったときにチャージ残額から差し引きます)。現在は三島-岐阜羽島間だけですが、2021年春にはこのサービスが拡大し、東京-新岩国間で使えるようになります。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040007.pdf)

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東海道、山陽、九州新幹線に荷物置き場

 新幹線のような長距離の列車の場合は、大きな荷物を持って乗ることがあります。特に近年増えている海外からの客は、大きな荷物を持って乗ることが多いです。

 そこで東海道・山陽・九州新幹線は、車内に一定以上の大きさの荷物を持ち込むときは、荷物置き場付きの指定席をあらかじめ予約した上で乗車する、事前予約制を導入します。2020年5月中旬乗車分から導入します(2020年4月中旬から予約を受け付けます)。

 それでは、事前予約制の対象となる荷物とはどういう大きさの荷物でしょうか? 事前予約制の対象となるのは、3辺の合計が160センチメートル超250センチメートル以内のもので、概ね国際線航空機における有料預入荷物のサイズに相当します。新幹線の荷物棚に収納することのできないサイズが対象となるのです。これらの荷物の荷物置き場は2か所用意されます。ひとつは、2020年5月中旬乗車分から導入される、客室の一番後ろの座席の後ろにある荷物スペース(グリーン車は壁側にあるフットレストをつぶしてスペースを確保します)、もうひとつはデッキに2つある洗面所を1つ潰してつくる荷物コーナーです。荷物コーナーはこれから車両の改造を行うので2023年度より導入予定で、盗難防止のため二重ロック方式を採用します。

 それでは、荷物置き場はどうやって予約すればいいのでしょうか? きっぷうりばやインターネットで、荷物置き場付きの指定席を予約します。16両編成の「のぞみ」は42席、「ひかり」は32席、「こだま」は17席あります。荷物スペースは客室の一番後ろの席、荷物コーナーは後ろから3番目のD席、E席に座っている人が使えます。もし事前予約することなく大きな荷物を持ち込んだ場合、1000円(税込)の持込手数料がかかりますが、空席があれば乗車直前に荷物置き場付きの指定席に変更することによって持込手数料なしで乗ることができます。

 本来なら、JR東日本の新幹線みたいに、座席の一部をつぶして荷物置き場にするのが望ましいのでしょう。しかし、利用者の多い東海道新幹線では、座席を減らして荷物置き場にすることができません。喫煙コーナーをつぶしてもよいでしょうが、喫煙コーナーの数はあまりありません。今回の施策は、JR東海の苦しい事情に引きずられているようです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/08/page_14790.html、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49165300Z20C19A8CR8000/)

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リニア全線開業後も「のぞみ」は消えず

 リニアのメリットのひとつに、リニアを整備することによって、「のぞみ」中心の東海道新幹線に「ひかり」や「こだま」を増やすことができることができる、ということが挙げられます。今は「のぞみ」中心のダイヤにせざるを得ないため、静岡県内に停まる便は少ないのですが、リニアが開業すれば、「のぞみ」の利用者がリニアに移行し、「ひかり」や「こだま」を増発する余地が出てきます。リニアの駅ができない静岡県にとっては、これがリニアのメリットとなります。

 ただ、静岡県内の三島、静岡、浜松の3駅に設置されたパネルによれば、リニアが新大阪まで全線開業しても、「のぞみ」が全廃されることはないようです。以前のとは違い、名古屋暫定開業のときはともかく、新大阪まで開業しても「のぞみ」は残るのです。東京から山陽新幹線の岡山、広島に直通する客、あるいは名古屋から山陽新幹線の岡山、広島、博多に行く客のことを考慮しているのでしょうか?
(参考:中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/tokai-news/CK2018022802000093.html)

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東海道新幹線東京駅で自動改札に不慣れな人用の改札

 新幹線の改札には自動改札機がズラリと並んでいます。仕事などで新幹線によく乗る人ならすぐ通ることができますが、不慣れな人の中には自動改札機に手間取り、後に並んでいる人のことが気になってしまいます。前の人がそのようにモタモタしていれば、イライラする人も出てきます。

 そこで東海道新幹線の東京駅(南乗換改札)では、不慣れな人とよく使う人とで、自動改札機を分けることにしました。不慣れな人は左の自動改札機を、よく使う人は右の自動改札機を使うように誘導する掲示があるのです。

 確かにこうすれば、不慣れな人は左のほうに行くことになるでしょう。事実、JR東海も、そういう客がいることを把握しています。今後JR東海は、お盆のときの状況を分析して、検証を進めていくとのことです。
(参考:Jタウンネット j-town.net/tokyo/column/gotochicolumn/293293.html?p=all)

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リニアの体験乗車、2019年秋でいったん終了

 時速500キロのリニアを一足先に体験することができる、JR東海の体験乗車。年3回行っています。2019年秋も行います。

 ただし、2019年の秋は規模を縮小して行います。その理由は、2020年春に改良型試験車の投入を行うのですが、その準備のため。2019年冬から2020年春にかけては、これまでのような走行試験は行いません。この間は車両の不具合を想定した試験や、通常の走行試験では困難な大規模な条件変更を伴う試験などを集中的に行います。2020年春に改良型試験車を導入した後も、データ取得に専念するため、当分の間は体験乗車をすることができません。
(参考:JR東海ホームページ https://linear.jr-central.co.jp、中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019053190015432.html、山梨中央銀行ホームページ https://www.yamanashibank.co.jp/fuji_note/yamanashi/10500.html)

 

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