スマホで北関東周遊(4)
駅でお土産を買い、西武秩父から帰途につく。池袋まで特急で一気に行っても良かったが、普通に乗っても飯能まで先着するので、普通に乗っていく。14:07発の普通に乗り、飯能まで行く。4000系の4両編成だった。飯能で後続の特急に追いつかれるので、特急に乗り換える。飯能はターミナルではないが、配線の都合でスイッチバック式の駅となっている。そのためか、特急は上下とも専用のホームに発着し、中間改札も設置されている(ただし、駅員はいないので、特急券のチェックはできない)。中間改札の前に特急券の券売機があり、そこで池袋までの特急券を買う。西武秩父からの特急、「ちちぶ34号」がやってきた。西武の看板特急、「Laview」だ。「Laview」の売りは、大きな窓。窓は上も下も大きい。横も大きく、「大きすぎる」というのがぴったりなぐらいの大きな窓だ。車内は黄色で統一されていて、銀色の外観と対照的だ。池袋までの停車駅は入間市と所沢のみで、飯能から40分弱、15:43に池袋に到着。
まだ時間があるので、もう少し西武に乗り続けることにする。フリー切符なので、まだ乗ることができるのだ。乗ったのは、枝線の豊島線。練馬で分岐し、豊島園までひと駅、1キロだけの短い支線である。ただ列車は池袋から直通している。(西武有楽町線が合流する)練馬までの普通列車を逃がす機能があるようだ。高架の練馬から地上に降り、単線の線路を行くと豊島園。駅を出る。駅の左側にあったのは、西武の遊園地、「としまえん」。しかし、それは閉鎖され、一部が「ハリー・ポッター」のテーマパークとなっている。そう言えば駅も「ハリー・ポッター」風になっていたし、歩いている人も「ハリー・ポッター」で見かけるような格好の人がいる。ただ、「としまえん」の跡が残っているところもあり、フェンスの向こうにはまだ解体されていない建物があった。再び西武に乗り、池袋に戻る。「ハリー・ポッター」のラッピングをした車両であった。
埼京線で新宿に行き、中央線に乗り換え。中央線の快速はロングシートの通勤型車両が走っているが、2階建てグリーン車を連結することになった。今は10両編成のE233系に2両のグリーン車を組み込んでいる段階である。グリーン車の組み込みが完了するまでは、10両編成と12両編成が混在し、グリーン車はグリーン料金なしで乗ることができる。グリーン車の組み込みが完了し、営業を開始するのは2025年春のことなので、それまでの期間限定だ。この機会を逃すと、グリーン車に運賃だけで乗ることはできない。そこで、この機会に中央線のグリーン車に乗ることにした。中央線のホームに行く。ホームに着いた途端、12両編成の列車が発車した。ただ、幸いなことに次のも12両編成。2階席に空席を見つけて、座る。すでに暗くなっているとはいえ、都心を2階建ての車両で走るのは新鮮な気分だ。グリーン車のついた12両編成の列車は、東京に到着した。
帰りの新幹線は乗り換えが楽な、品川から乗ることにしている。ちょっとお土産を買い、東海道線で2駅。乗る列車は品川18:34発の「こだま749号」、まだ発車までは1時間近くある。新幹線改札を通り、売店で夕食用の駅弁を買ったが、東京と違って品川は売店が少なく(ただ選択肢が少ないので、急ぐときは品川のほうがスムーズ)、やることがない。何本か西に行く新幹線を見送り、「こだま749号」を待つ。「こだま749号」がやって来た。指定した席に座る。本来は「こだまグリーン早特3」を使ってグリーン車に乗りたかったが、予約するのが遅く、予約が取れなかった。代わりに使ったのが、「ぷらっとこだま」。かつては旅行会社で買うものであったが、今は「EXサービス」専用の商品になっている。当然ながらインターネット限定の商品だ。「ぷらっとこだま」は切符ではなく、あくまでも旅行商品なので、ドリンクがついてくる。JR東海の売店で引き換えるのだが、これはスマホがないとできない。実は旅行中は水筒を持ち歩いているので、飲みものはいらない。ドリンクの引き換えは当日でなくても良いので、1週間後に引き換えた。高そうなプレミアムビールにした。車内に入る。12号車の普通車指定席だ。早速弁当を食べる。弁当は品川で買った「品川貝づくし」。茶飯の上に様々な貝が敷き詰められた弁当だ。貝がメインの弁当は少ない。名古屋まで隣に来る人はなく、2人掛けのシートを占領することができたが、やはりグリーン車と普通車では大きく違う。数百円程度の差でグリーン車に座ることができるなら、やはりグリーン車を選ぶ。次からは早目に予約することにしたい。
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