15日のことですが、JR各社から夏の臨時列車についての発表がありました。その中から気になる列車を取り上げます。
東海道・山陽・九州新幹線では、広島-鹿児島中央間の「さくら」が走ります。7月20、25、26日、8月1、2、22日に走る上りの「さくら782号」は鹿児島中央9:30発、広島12:07着です。7月25、26日、8月1、2、23日に走る下りの「さくら783号」は広島16:38発、鹿児島中央19:23着です。広島早朝や深夜ならともかく、昼間に走るのは初めてです。
実はこの「さくら」、広島までの人だけを相手にしているのではありません。上下とも、広島で東京-広島間の「のぞみ」に接続しているのです。上りの「さくら782号」は広島に12:07に着きますが、5分後の12:12には東京に向けて「のぞみ146号」が同一ホームから発車します。東京着は16:06です。下りの「さくら783号」は広島を16:38に出ますが、5分前の16:33には東京を12:39に出た「のぞみ163号」が同一ホームに到着しています。新大阪や博多ではよくある「のぞみ」と「さくら」の乗り継ぎを広島で行うのです。
北陸新幹線は敦賀止まりなので、敦賀で在来線と乗り換えないといけないのですが、在来線特急の「サンダーバード」との接続が良いのは、富山以西のみを走る「つるぎ」で、東京方面に行く「かがやき」、「はくたか」はわざと接続を悪くしています。複雑に枝分かれするJR東日本の新幹線、そして複雑な系統を華麗に捌くJR西日本の在来線、このどちらかのダイヤが乱れても波及させないようにうまくつくられているのです。ところが今回、それまでの常識を覆す臨時列車ができました。
それは、7月18日、8月8、9日、9月19、20日に走る、「はくたか668号」。「サンダーバード95号」(大阪8:51発、敦賀10:20着)からの接続を受け、敦賀10:30発、長野12:41着のダイヤで走ります。金沢までは福井のみに停まり、金沢から先は各駅に停まります。長野のみならず、富山以遠の各駅に行く人にも便利な列車です。敦賀での乗り換え時間が10分に短縮され、「はくたか」が金沢まで速達運転するため、大阪から長野までの所要時間が3時間50分となり、定期列車ではできなかった3時間台の列車が誕生します。
反対方向もできます。7月20日、8月15、16日、9月22、23日に走る、「はくたか665号」。東京12:48発、長野14:17発、敦賀16:26着の列車です。敦賀では「サンダーバード32号」(敦賀16:43発、大阪18:09着)に接続します。途中、上野、大宮、高崎、軽井沢、長野と停まり、長野と金沢の間は各駅に停まります。金沢から先は福井のみの停車です。「はくたか665号」から「サンダーバード32号」に乗り継ぐと、長野から大阪までの所要時間が3時間52分となります。
話は変わりまして、夜行列車に。新宿から白馬に行く「アルプス」は恒例の夜行列車です。新宿を23:58に出て、白馬に翌朝5:50に着きます。始発駅基準で7月17日、8月7日、9月18日に運転します。車両は7月17日と9月18日がE257系9両編成の予定、8月7日はE353系9両編成の予定です。いずれも全車指定席です。これに新しいバージョンも加わります。「ナイトエクスプレス信州」です。同じく新宿を23:58に出ますが、到着は長野です。翌朝5:40に着きます。始発駅基準で7月24、31日に運転します。車両はE257系9両編成で、こちらも全車指定席です。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20260516-4465701/、https://news.mynavi.jp/article/20260516-4465988/、https://news.mynavi.jp/article/20260515-4462847/、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2026/05/15/items/260515_00_press_2026einjiunten.pdf)
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