山口線湯田温泉-山口間に新駅

 山口市議会の一般質問で明らかになったことですが、山口市は、山口線湯田温泉-山口間に新駅を設置することを検討しています。

 新駅の設置が考えられているのは、中園町の周辺。市有地を使って駅をつくるようです。駅から少々離れたところですが、済生会山口総合病院や中央公園があります。湯田温泉と山口は約2.3キロ離れているので、この間に駅をつくることにより、車に頼らずとも行くことができるようにします。

 山口線は大半の区間が輸送密度1000人未満で、見直し対象になっていますが、新山口-宮野間の輸送密度は大きく、2019年度で6091人もいます。SLや特急だけでこれだけの需要は集まりません。地道に普通列車に乗る人を集めていたら、これだけの数字になったのです。新山口-宮野間に関しては、今後も鉄道が求められる区間なので、新駅の設置などでさらに磨きをかけるのは望ましいことです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/3602a04232f3ae0e98099747518d35d9adb3f446、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/pdf/data2020_08.pdf)

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鳥取-若桜間で鉄道もバスも乗り放題のフリー切符

 鳥取と若桜との間には、鉄道(JR西日本+若桜鉄道)のほか、日本交通の路線バスも走っています。鉄道は14往復、バスは15往復走っていますが、並行して走っている路線のため、連携は取れていません。

 ところが鳥取県東部地域MaaS協議会(参画交通事業者はJR西日本、若桜鉄道、日本交通。会長は鳥取市都市整備部交通政策課長)は、10月10日から12月30日の間、JR西日本、若桜鉄道、日本交通が5日間乗り放題となる共通パスによる実証実験を行います。

 共通パスは「鳥取県東部共通パス(JR因美線、若桜鉄道、日本交通若桜線共通パス)」と言います。共通パスはJR西日本観光型MaaS「setowa」のシステムを使います。10月3日から12月26日まで発売し(利用開始日の1か月前から当日まで発売)、10月10日から12月30日の範囲内で購入時に選択した利用開始日から連続する5日間使えます。5日間と短い期間なので、お試し感覚で使うことができます。

 「鳥取県東部共通パス」は鳥取-若桜間の全区間が利用可能なタイプ、鳥取-郡家間のみ利用可能なタイプ、郡家-若桜間のみ利用可能なタイプの3つがあります。また、定期券非所持者向けと定期券所持者向けでは値段が違います。鳥取-若桜間の全区間が利用可能なタイプの場合、定期券非所持者向けは4400円であるのに対し、定期券所持者向けは1000円です。なお、JRで特急に乗るときは、自由席は自由席特急券を買えば良いですが、グリーン車や指定席は運賃も支払う必要があります。また、今回の実証実験では先着100人限定ですが、モニターを募集します。モニターは利用料金の半額が補助されます。

 朝のラッシュ時に若桜方面から鳥取へ来るまで通勤する人が多く、国道29号線は渋滞しているようです。そういう人が少しでも列車やバスに乗れば、渋滞は減ります。この実証実験により、車から公共交通機関へシフトする人が出てくることを狙っているのでしょう。次のダイヤ改正では、鉄道もバスも所要時間はあまり変わらないようなので、鉄道とバスのダイヤを調整して、ちょうど互い違いに使えるようにするのも良いでしょう。運賃も牟岐線で事例があるので、それを参考にしても良いでしょう。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220908_00_press_tottori.pdf)

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JR西日本、熊本・鹿児島キャンペーンで長崎-熊本間割引切符

 西九州新幹線は昨日、9月23日に開業しましたが、JR西日本は公益社団法人熊本県観光連盟、観光かごしま大キャンペーン推進協議会と組んで、10月1日から2023年3月31日までの間、「新幹線で九州へ!熊本・鹿児島キャンペーン」を行います。西九州新幹線が開業したばかりなのに、なぜか九州新幹線へのキャンペーンを行うのです。

 このキャンペーンの対象は、10月1日から2023年3月31日の間、関西・北陸・山陽エリア等から、(1)「e5489」で購入した、熊本県・鹿児島県エリア内の駅発着の「スーパー早特きっぷ」等のお得な切符 (2)旅行会社で購入した、JRと宿泊がセットになったキャンペーン専用旅行プラン のいずれかを購入して、山陽新幹線等で往復利用した人です。

 さて、キャンペーンで安く買うことのできる体験メニューは次の8つです。(1)熊本城特別公開・わくわく座入場セット券 (2)南阿蘇サイクルラリー (3)天草イルカウォッチング (4)球磨川遊覧船「梅花の渡し」 (5)仙巌園満喫プラン (6)いぶすき極上体験プログラム (7)指宿・知覧定期観光バス (8)My竹箸づくり体験 です。

 このほか、二次交通も用意されています。熊本駅-熊本港間の路線バス、熊本港-島原港間の熊本フェリー、島原港-雲仙・小浜-諫早間の路線バスがセットになった切符、「諫早・雲仙・熊本横断きっぷ」です。3日間有効で、逆戻りしなければ何度でも乗り降りできます。島原・雲仙の観光や西九州新幹線の乗車もできます。このほか、熊本県・鹿児島県エリアの営業所限定で、レンタカーをお得な値段で利用できます。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220912_press_kkcp.pdf)

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中国地方のローカル線、分割民営化後本数大幅減

 中国地方にある利用者が極めて少ないローカル線。分割民営化時の1987年と比較して、運行本数はどのように変わったのでしょうか?

 中国地方にある19区間について見ていくと、芸備線東城-備後落合間、木次線出雲横田-備後落合間でいずれも上下合計16本から6本に減り、福塩線府中-塩町間は上下合計27本から12本に減りました。これらを含めて5区間で50~63%減っています。10区間で8~44%減っています。1区間が横ばいで、3区間は逆に9~37%増えています。無人駅も増え、4区間では全駅が無人駅になりました。19区間全体で見ても、9割近くの駅が無人駅になっています。交通系ICカードもごく一部の区間を除いて、使えません。

 これだけ見れば、醜い状況でしょうが、参考にした記事には肝心な情報が欠けています。利用者数(輸送密度)です。国鉄時代はそれほど悪くなく、鉄道として存続させるのが妥当だったところでも、分割民営化をしてから35年経った今となっては、誰がどうやっても鉄道として存続させるのが無理という状況になっています。特に芸備線東城-備後落合間は、1987年度の輸送密度が476人であるのに対して、2019年度は11人、2%にまで減っています。

 JR西日本は株式を上場している民間会社なので、こんな悲惨な状況のローカル線を維持する必要はありません。ライバルの道路はどんどん整備が進む中(公共事業で高速道路も整備されました)、よく鉄路を維持してくれたと言ってもいいぐらいの状況です。どうしても鉄道を残したかったら、地元自治体がお金を出して高速化したり、増発分の費用を出したりすればいいのではないでしょうか? もちろん、このような方策が採れるのはある程度需要がある区間に限られ、芸備線備中神代-備後庄原間あたりはどうやっても鉄道を存続させることは無理でしょう。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/2c472a453bc8b8ed47a287d4c1325498a1e3ad4b、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220411_02_local.pdf)

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「くろしお」でもサイクルトレイン

 自転車をそのまま持ち込むことができるサイクルトレインはあちこちで見られるようになりました。紀勢線でも御坊-新宮間でサイクルトレインを行っています。

 その紀勢線のサイクルトレインですが、10月1日から特急でも行うことになりました。白浜-新宮間を走行する全ての「くろしお」で、最繁忙期などを除いて1日6往復(5往復となる日もあります)全てで自転車を持ち込むことができます。白浜以北と違い、白浜-新宮間は特急でも利用者が少ないので、サイクルトレインを行っても支障はないと考えたのでしょう。6号車が専用車両で(1号車になる場合もあります)、白浜、串本、紀伊勝浦、新宮の4駅で利用できます。

 どうやって利用するのでしょうか? 事前に「みどりの窓口」、「e5489」などでサイクルトレインの切符を購入します。列車名は「くろしお」ではなく、「くろしおサイクル」となります。通常の指定席特急券と同額です。列車に乗るときには、改札口で係員から専用自転車カバー、ゴム、ウエスを借ります(この手続きがいるので、利用できる駅が有人駅に限られるのでしょう)。その後、ホームまで行き、6号車停車位置近くにある専用カバー着脱スペースで、自転車の汚れをウエスで拭き取り、専用カバーを装着します。「くろしお」車内では、1人でA席からD席までの4席を占領することができます。A、B席に自転車を借りたゴムで固定します。降車後は、ホーム上の専用スペースで専用カバーを外し、改札口で専用カバー、ゴム、ウエスを返却します。

 単純に床に置けば良い普通列車のときと違って、特急ならではの難しいところがあります。ただ、いくらカバーがされているとはいえ、白浜より北では普通に特急の座席として売られます。混まない限り白浜以北でも売らないように配慮するとは思いますが、特急料金が無料になるとか、大幅に割引になるならともかく、少なくとも正規価格では座りたくないです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220831_00_press_kuroshiocycletrain_1.pdf)

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HC85系は富山に

 7月1日に名古屋-高山間で運行を開始した、HC85系。現在は、3往復に使われています。

 このHC85系ですが、12月1日からさらに1往復増えます。「ひだ3号」と「ひだ14号」で、この2本は現行ダイヤと同じく富山まで行きます。JR西日本エリアの富山まで乗り入れるのです。なお、これまで富山までグリーン車付きで走っていましたが、HC85系で運転される「ひだ」は、高山-富山間をグリーン車なしの2~4両編成で走ります。普通車指定席と自由席だけで走ります。通常は2両で、混雑が予想されるときは4両で走るのでしょうか?

 また、9月17日、10月15日、11月6日の3日間は飛騨市で行われるイベントに合わせて、高山止まりの「ひだ1号」が飛騨古川まで延長されます。一足早く、飛騨古川にHC85系がデビューするのです。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000042210.pdf)

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JR西日本、次世代バイオディーゼル燃料導入の実証実験を行う

 ディーゼルカーは軽油で動きますが、その軽油を燃やすときに二酸化炭素が発生します。しかし、JR西日本では2021年に環境長期目標「JR西日本グループ ゼロカーボン 2050」を策定し、2050年にグループ全体の二酸化炭素排出量を実質的にゼロにすることを目指しています(2021年度は約5.5万トンを排出していました)。需要の少ない路線もあることから全線を電化することは実質的に不可能で、列車の運行を続ける以上、ディーゼルカーから出る二酸化炭素の排出量をいかに少なくするかが重要です。

 そこでJR西日本が行おうとしているのが、次世代バイオディーゼル燃料を使った走行実験。次世代バイオディーゼル燃料とは、軽油とほぼ成分が似ているため、軽油から100%置き換えることができるとされているバイオディーゼル燃料です。次世代バイオディーゼル燃料も燃焼時には軽油とほぼ同等の二酸化炭素を出しますが、次世代バイオディーゼル燃料は軽油とは違って、微細藻類や植物でできています。これらが成長するときには光合成により二酸化炭素を吸収するので、二酸化炭素排出量は実質的にゼロとみなされます。

 実験は2022年度から3年かけて行います。まず初年度の2022年度はエンジン性能の確認試験を行います。車両は使わず、エンジンだけの試験です。次世代バイオディーゼル燃料を5%混合させるところからはじめ、段階的に100%まで引き上げていきます。2023年度は走行試験です。山陰線など、主にディーゼル車両が走る線区で行います。試運転列車に次世代バイオディーゼル燃料100%を入れて、1日1往復走らせます。通常期、夏季、冬季の3シーズンで1か月程度ずつ走らせます。車両はDEC700またはキハ40などを使います。2024年度は長期走行試験です。通常の営業列車に次世代バイオディーゼル燃料100%を入れて、1日200キロ程度走らせます。問題がなければ2025年度に本格的に導入します。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220824_03_press_baio.pdf)

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「WEST EXPRESS 銀河」、昼行出発時間を繰り上げ

 以前にも書きましたが、「WEST EXPRESS 銀河」は2022年も南紀に向けて走ります。2021年に続いてのことで、10月から2023年3月までの間に夜行(新宮行き)、昼行(京都行き)36本ずつ走ります。

 2021年と変わっているところもあります。まず、昼行の出発時間を約2時間早めて、新宮9:50発としました。新たに停車駅として紀伊田辺を追加し(15:01着、15:25発)、新宮から串本までは日によってダイヤが異なります。10月から12月までの水曜日と1月から3月までの日曜日は、太地と串本での停車時間を長く取り、それぞれ19分、24分停車します。紀伊勝浦と古座の停車時間はそれぞれ5分、4分です。逆に10月から12月までの日曜日と1月から3月までの水曜日は、紀伊勝浦と古座での停車時間を長く取り、それぞれ25分、24分停車します。太地と串本の停車時間はそれぞれ2分、2分です。周参見では1時間15分停まるので、追加料金を払えばこの間にすさみ温泉に日帰り入浴することができます。このようにいろいろなイベントを楽しんだ後でも、2021年に比べて新大阪や京都には約1時間半早く到着することになるので、当日中に新幹線等で博多、東京、金沢まで帰ることができます(2021年は広島、名古屋までしか帰ることができませんでした)。

 また、車両の向きを変えることにより海側の座席を増やしました。2021年は定員を約半分の54人に抑えていましたが、2022年は本来の定員に戻したこともあり(夜行85人、昼行101人)、夜行の場合は24席から61席に、昼行の場合は30席から71席に増えます。夜行で提供している和歌山ラーメンはテイクアウトできるようになり、夜行列車みたいに駅のホームで食べることもできます。また、橋杭岩からの日の出を鑑賞することができるよう、季節によって時間を調整します。ダイヤ上は串本6:04着、8:00発と固定されているので、その停車時間内で鑑賞時間を調整するのでしょうか?
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220817_03_01_gingakinan.pdf、産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20220824-STNGCAZZCFLUFCSDPH6U6QERLE/)

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山陽新幹線、「オフィスシート」廃止

 1か月ほど前ですが、JRグループから秋(10、11月)の臨時列車についての発表がありましたので、遅くなりましたがそのことについて記事にします。

 JR北海道では9月末にキハ281系が定期運転を終えますが、「ノースレインボーエクスプレス」も2023年春をもって運行終了を予定しています。そこでJR北海道は、引退前に函館(東室蘭経由、倶知安経由)、稚内、網走方面に臨時特急を走らせます。

 10月1日に全線での運行を再開する只見線では、それを記念して臨時列車が走ります。10月8~23日の休日には会津若松-只見間にレトロラッピング車両を連結した快速「只見線満喫号」を走らせます(自由席もあります)。10月22、23日は新潟-只見間に快速「只見 Shu*Kura」を走らせます。10月29、30日には会津若松-只見間に快速「風っこ只見線紅葉号」を走らせます。寒いからでしょうか、窓枠をつけて運転します。

 9月23日に開業する西九州新幹線では、「かもめ」及び「リレーかもめ」を金曜日や休日に増発します。4往復増発します。佐賀発博多行きの「かささぎ」も休日の朝に1本増発します。日豊線の「ソニック」は日中の5往復、臨時列車ですが毎日運転されます。

 臨時列車の話とは少し違いますが、JR西日本から「ひかりレールスター」の「オフィスシート」についての発表がありました。壁際にあるためコンセントがあり、テーブルが広めのため、仕事がしやすい座席としてほかの座席と分けて発売していましたが、10月1日以降は区分けせずにほかの座席と同様の発売方法となります。ただ、座席の設備自体は10月以降も変わらないので、使いたいときは「みどりの窓口」やインターネットでその座席を指定して買う必要があるでしょう。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/220819_KO_autumn_extra.pdf、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220819_ho04.pdf、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220819_04_00_pressakirin.pdf、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/08/19/220819_kaisei_ikou_daiya.pdf)

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津和野も観光協会が切符を販売

 観光の主要駅でありながら、駅舎の改良のため切符の販売を終了していた津和野ですが、8月6日から切符の販売を再開しました。

 切符の販売を行うのは、津和野町観光協会。駅舎の改良に合わせて観光協会の事務所が駅に入り、そこでJRの切符の販売を行います。

 観光協会で切符を販売している時間は、9:30から16:00まで。年中無休です。普通乗車券、「スーパーおき」などの特急券、定期券のほか、新幹線の指定券も発売しているようです。ただし、支払は現金のみで、購入した切符の変更や払い戻し、「e5489」の受け取りなどできないものがあります。入場券も発売していません。窓口の販売時間外の当日の乗車券は、駅にある自動券売機で購入することができます。
(参考:津和野町観光協会ホームページ https://tsuwano-kanko.net/info/tsuwanokiten/)

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