「サンライズ瀬戸」、「サンライズ出雲」存続のためなら値上げはやむを得ず?

 日本で唯一の定期夜行列車、「サンライズ瀬戸」、「サンライズ出雲」。人気の夜行列車です。「サンライズ瀬戸」、「サンライズ出雲」に使われる285系は、5編成あります。通常は5編成のうち1編成が車両点検などで休みになりますが、繁忙期にはそれも使われ、休みなしの体制になります。東京から高松や出雲市に行くのですから、ハードです。

 しかし、車両ができてからあと2年で30年、そろそろ次の車両を考えないといけません。JR西日本によれば、「サンライズ瀬戸」、「サンライズ出雲」はできるだけ長く走らせたいとのことですが、あまりにも古くなったらどうしようもありません。

 新車をつくって長く走らせたいのは誰もが思うところです。ただ、今の運賃、料金では安すぎるという指摘もあります。参考にした記事の著者の見解によれば、寝台料金が取れない「ノビノビ座席」は廃止します。特急料金も安いので、現在の601キロ以上よりもさらに高い区分をつくります。さらに、今のような運賃、料金の組み合わせを止め、旅行商品にします。JR西日本が「tabiwa トラベル」を使って一部の席を旅行商品として発売していますが、それが標準になるのです。旅行商品なら朝食などの食事もセットにすることができます。気軽に使えなくなるかもしれませんが、廃止になるよりは良いでしょう。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20260621-sunriseexpress/)

| | | Comments (0)

JR四国の観光列車、グリーン料金の値上げとグループシートの設定

 JR四国は、10月2日乗車分から、観光列車(「伊予灘ものがたり」、「四国まんなか千年ものがたり」、「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」)のグリーン料金の値上げを行います。現行では1700円のところ、2500円になります。

 「伊予灘ものがたり」、「四国まんなか千年ものがたり」では、4人掛けのボックスシートを3~4人で利用することのできるグループシートを設定します。「伊予灘ものがたり」には2つ、「四国まんなか千年ものがたり」には4つあります。人数分の運賃、特急券に加え、1ボックスあたり9000円です。この9000円が、ボックス全員のグリーン料金に相当します。

 「四国まんなか千年ものがたり」の事前予約制食事も、10月2日利用分から値上げします。「そらの郷紀行」(多度津→大歩危)、「しあわせの郷紀行」(大歩危→多度津)ともに6000円から6300円に値上げされます。
(参考:JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/assets/2026/06/17/20260617%2002.pdf)

| | | Comments (0)

予土線は地元の人にとっても重要な路線ではないし、実際にも使われていない

 JR四国は、2025年度の輸送密度を発表しました。

 このうち、国が早急な改善が必要だとしている輸送密度1000人未満の区間は5つ。少ない順に輸送密度107人の予土線、輸送密度183人の牟岐線牟岐-阿波海南間、輸送密度319人の予讃線向井原-伊予大洲間(海回り)、輸送密度395人の牟岐線阿南-牟岐間、輸送密度761人の土讃線須崎-窪川間です。最後の土讃線を除いては通学定期の利用が半数を占め、少子化を考えると、増える見込みはありません。なお、牟岐線牟岐-阿波海南間は2024年度に比べて輸送密度が21.9%増えましたが、それは阿波海南が最寄りの徳島県立海部高校が、3駅離れた牟岐に新しい寮をつくったからです。

 さて、JR四国で輸送密度が最下位の予土線ですが、地元の人はどう評価しているのでしょうか? JR四国が線区ごとに沿線住民に実施したアンケートがあります。それによれば、JRは重要な路線ではないと回答した人が39%、そしてJRを全く使わないと回答した人が81%いました。いずれもトップの数字で、予土線が地元の人にとっても重要な路線ではないし、実際にも使われていないということが伺えます。

 正直言って、無理して維持するような路線ではありません。幹線機能のある土讃線はともかく(ここはいざとなったら土佐くろしお鉄道が引き取るしかないでしょう)、それ以外の路線はバスになってもおかしくない路線です。地元の人が積極的に支える(当然、金銭面を含めて)姿勢がなければ、いつ廃止になっても文句は言えないのです。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20260612-GYO1T00084/)

| | | Comments (0)

端岡が高松市の西の拠点に

 岡山と高松を結ぶ快速「マリンライナー」は、四国に上陸すると最初の停車駅が坂出、次は終点の高松です。早朝や深夜を除いて、途中の駅には停まりません。

 ところが高松市は、そのような小さい駅のひとつである、端岡を高松市の西の拠点にしようとしています(ただし、端岡はごく一部の快速「マリンライナー」が停まるほか、快速「サンポート」も停まるので、これら通過駅の中では大きいほうです。2024年度の乗客数も2218人で、高松-坂出間の中間の駅の中では一番多いです)。国道11号線や高松道の高松西インターチェンジにも近いので、それを活かして拠点にしようとしています。中心から離れた拠点を新たに設けることによって、都心まで車で行かなくてもよいところをつくろうとしているのでしょう。高松の中心部に行きたいのなら、ここで車から乗り換えてもらえばいいのです。

 今は駅の片側からしか出入りすることができませんが、新たに南に駅前広場をつくり、バス、タクシー、一般車の乗降や待機スペースを設けます。駐輪場も360台分用意します。国道11号線へのアクセス道路をつくり、ことでんの伏石や岡本とのバス路線もつくります。現在はない、エレベーターも設置します。快速「マリンライナー」の停車本数増加のほか、これらの施策で乗降客数を倍以上の4900人に増やそうとしています。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV5G3RRMV5GPLXB00FM.html)

| | | Comments (0)

JR四国の観光列車は飲食物持ち込み禁止

 JR四国には特製の食事も用意されている、観光列車があります。「伊予灘ものがたり」「四国まんなか千年ものがたり」「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」です。キハ185系を改造した車両で、全車グリーン車の特急です。事前に注文すれば、列車ごとに特徴ある食事が用意されています。

 しかし、この3つの列車には注意事項があります。特徴ある食事が用意されているので、水、お茶以外の飲食物の持ち込みができないのです。乳幼児やアレルギーの場合を除いて、持ち込みができないのです。

 ただし、食事は乗車日の数日前までに予約をしなければいけません。それでは、それより後に列車を予約した場合はどうすれば良いのでしょうか? 人が食べているのをじっと眺めているだけでしょうか?

 予約がなくても、当日注文できるメニューもあるようです。食事は少ないものの、アルコールを含む飲み物やデザートを楽しむことができます。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/662147)

| | | Comments (0)

3600系は6月27日営業運転開始、ダイヤも決まっている

 JR四国の3600系は、国鉄時代からの古い車両の置き換えを目的とした、ハイブリッド式の普通列車用車両です。ハイブリッド式の車両は、JR四国では初めてのものです。

 この3600系の営業運転開始の日が決まりました。6月27日です。当日は徳島で出発式を行い、徳島14:30発普通阿南行きから運転を開始します。すでに応募は締め切られていますが、午前中には試乗会も行われます。

 そして、3600系が走るダイヤもすでに決まっています。朝は4303D板野6:49発の徳島行きから始まります(休日は1000型で運転)。朝の運転はこれだけで、午後は553D徳島14:30発阿南行きから始まります。阿南からは560D(徳島からは5471D)阿南15:56発で阿波池田まで行き、阿波池田からは5486D阿波池田19:51発で徳島に戻ります。徳島からは4376D徳島22:26発で板野に行き(金曜日、土曜日、休日の前日は1000型で運転)、1日を終えます。高徳線、牟岐線、徳島線とあちこちを走ります。休日等には1000型が使われるので、4376Dは6月28日から、4303Dは6月29日からの運行となります。また、検査等で3600系で運転しない日もあります。
(参考:JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/assets/2026/04/28/20260428%2002.pdf)

| | | Comments (0)

JR西日本とJR四国に跨がる定期券も「ICOCA」対応に

 岡山県と香川県の間は途中、海があるにもかかわらず日常的な利用が多くありますので、2社に跨がるにもかかわらず、交通系ICカードが使えます。珍しい事例です。

 しかし、定期券についてはJR四国が対応していないこともあり、2社に跨がったものを買うことができません。定期券こそ日常的に使うものなのに、対応できていないのです。

 ところが、2027年春から、JR西日本とJR四国の「ICOCA」エリアを跨がる定期券を発売します。JR四国は高松-多度津間のみが対象で、飛び飛びに「ICOCA」が使える駅がある区間は対象外です。また、JR四国で完結するものも対象外です。

 このJR西日本とJR四国の2社に跨がる定期券は、JR西日本の「みどりの窓口」等でのみ発売し、JR四国では発売しません。ここは注意が必要です。

 なお、JR四国によれば、2024年度にJRで瀬戸大橋を利用した人は712万人、そして全体の約2割が定期券の利用者だそうです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2026/04/09/items/260409_00_press_icocateikiken_shikoku.pdf、FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/1027795)

| | | Comments (0)

徳島に自動改札

 全国で唯一、電車が走らない県、徳島。駅には自動改札もありません。徳島県は全国で唯一、自動改札機がある駅が全くない県でもあるのです。

 その徳島ですが、県庁所在地駅の徳島に、磁気券(裏が黒色の切符)及びQRコードの読み取りに対応した自動改札機を導入します。実は徳島の利用者は多く、2024年度の数字ではJR四国で3番目に多い1日平均約1.1万人の利用があります。今なおこれだけの数を駅員が目で確認しています。自動改札はJR四国のチケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」にも対応していますが、徳島では「ICOCA」等の交通系ICカードの対象エリアには入っていないので、使えません。これはすでに自動改札を導入している松山や高知と同じです。自動改札は2026年度上期に設置する予定で、通路は4つ用意されます。内訳は入場専用が1つ、出場専用が2つ、そして入出場共用が1つです。

 交通系ICカードがないため徳島以外での自動改札の整備はありませんが、徳島だけでも整備されることで不正乗車を減らす効果はあるでしょう。
(参考:JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/assets/2026/03/24/2026%2003%2024%2001.pdf、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20260408-GYO1T00149/)

| | | Comments (0)

「しおかぜ」、「南風」が全車指定席に

 特急の全席指定席化が進んでいます。隣のJR西日本でも、岡山から山陰へ向かう「やくも」が全車指定席になりました。そして、1年後の2027年春に、岡山から四国に向かう「しおかぜ」、「南風」も全車指定席になります。なお、「しおかぜ」は四国に入ると「いしづち」と併結しますが、「いしづち」には2027年以降も自由席を残します。

 ところで、「しおかぜ」に使われる8000系は、今リニューアルが行われています。リニューアルの内容のひとつに、客室へのコンセントの設置がありますが、グリーン車や指定席は全席に用意するのに対して、自由席は窓側のみの設置に留まります。シートのカラーリングも、指定席と自由席では異なります。2027年春に、「しおかぜ」が全車指定席になりますが、このリニューアルの見直しは行われるのでしょうか? それとも見直しは行わず、元から指定席だったところと元は自由席だったところとでは、サービスレベルが違ったままにするのでしょうか?
(参考:JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/assets/2026/03/19/2026%2003%2019%2004.pdf)

| | | Comments (0)

徳島の高架化は中止か?

 徳島付近を高架化するという話があります。隣の佐古は高架化していますが、それに続くかたちで徳島を越えて牟岐線の二軒屋付近まで高架化します。徳島に隣接している車両基地については、当初は徳島市南部の牟岐線沿いにする計画でしたが、徳島-阿波富田間の旧文化センター跡地にする計画に変わったようです。

 この高架化計画ですが、徳島市は厳しい財政事情などを理由に、徳島県に対して事業の見直しを申し入れています。2月の徳島市議会の特別委員会では、中止の可能性もあるとしています。

 徳島市に関して言えば、旧文化センター跡地につくられる予定だった新ホールの場所を変えましたが(この新ホールの近くには、もできる予定でした)、事前に議会への報告がなかったことから、トラブルになっているようです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV3345S3V33PUTB002M.html、徳島新聞ホームページ https://www.topics.or.jp/articles/-/1386802、徳島県ホームページ https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kendozukuri/toshikeikaku/2009082500192/、日テレNEWS NNN https://news.ntv.co.jp/category/politics/jre3e2fed9345944b7bc13e169a490301b)

| | | Comments (0)

より以前の記事一覧