「四国たびきっぷ」、8月8日で発売終了

 「四国たびきっぷ」という切符があります。名古屋市内から岡山までの「のぞみ」普通車指定席と、フリーエリア(JR四国全線、JR西日本の岡山-児島・宇野間、土佐くろしお鉄道及び阿佐海岸鉄道の全線)の特急普通車自由席が乗り放題で、29330円(5日間)。ゴールデンウィーク、お盆、年末年始の時期を除いて使えました。かつての「ワイド周遊券」に往復の新幹線をセットにしたもので、わかりやすい切符でした。かつては岡山方面、広島方面、山口方面にも設定がありましたが廃止され、「四国たびきっぷ」のみが残っています。

 ところが、この8月9日で、「四国たびきっぷ」が廃止されることになりました。「四国たびきっぷ」は利用開始日の前日までに買わないといけないので、最終の発売日は8月8日です。もっとも、8月8日に買った場合、9日に四国まで行って帰ってくる必要があります。松山まで行けば道後温泉に入ることができ、しかもそれだけで元が取れるでしょうが。
(参考:JR東海ホームページ https://railway.jr-central.co.jp/tickets/tabi-kippu2/index.html)

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60年前のパターンダイヤ

 2021年3月のダイヤ改正で、JR四国は徳島線の一部区間でパターンダイヤを導入しました。阿波川島まではほぼ30分間隔、穴吹まではほぼ60分間隔です。このほか徳島地区では、牟岐線徳島-阿南間で2019年3月からパターンダイヤを導入しています。このようなパターンダイヤは、昔から大都市圏の国鉄や私鉄などで採用されてきました。時刻表を見なくても列車の発車時間がわかるので、利用しやすいです。ところでこのパターンダイヤ、徳島で約60年前に採用していた時期がありました。どういうことでしょうか?

 当時の国鉄は、SLが中心。しかしSLは、煙を出します。そこでSLをディーゼルカーに置き換える無煙化計画が出てきて、四国にディーゼルカーが導入されました。そのときの幹部が、コストをかけずに無煙化を行うため、SLを朝夕のみとし、昼間はディーゼルカー1両にして増発させました。ダイヤが不均等だと特定の列車に混雑が集中するので、等間隔となるパターンダイヤにしたのです。幸い、当時の徳島地区で優等列車は高徳線の準急1往復だけだったので、パターンダイヤが組みやすかったのです。30~60分間隔のパターンダイヤとなり、国鉄はPRのため、路線図の入ったカードをつくりました。このようやパターンダイヤは、土讃線土佐山田-須崎間、予讃線松山-伊予市間、高徳線でも行われました。

 パターンダイヤのダイヤにより乗客は増えましたが、そのために1両では運びきることが難しくなりました。2~3両に増結すると、車両が足らなくなり、一部列車を運休しないといけないようになりました。そうこうしているうちに道路事情が改善し、舗装された道路をバスや車が走るようになりました。パターンダイヤは数年で消滅したそうです。

 ここ近年でパターンダイヤを導入した区間は、それなりに利用者がいる区間です。そういうところにはサービスの状況を図り、使われる鉄道を目指さないといけません。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASP796WYPP6BPTLC02D.html)

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JR四国も「みどりの窓口」半減

 有人の「みどりの窓口」を減らそうという動きが各地でありますが、JR四国も同じように「みどりの窓口」を減らしていく方針です。現在「みどりの窓口」がある駅は32ありますが、そのうち半分の16駅について、2020年度中(10月以降)に廃止して機械化します。

 対象となる駅は徳島県が阿波池田など3駅、香川県は琴平など4駅、愛媛県は宇和島など5駅、高知県は朝倉など4駅です。これらの駅では「みどりの窓口」の代わりにオペレータと会話しながら切符を購入することができる機械を置き、特急券等が買えるようにします。すでに5つの駅に設置されている「みどりの券売機プラス」に置き換えるものと思われます。

 高知に近い朝倉はともかく、阿波池田や宇和島から「みどりの窓口」が消えたら、「みどりの窓口」のある駅はかなり遠くになりそうです。将来的に有人の「みどりの窓口」が残るのは県庁所在地クラスだけになるのでしょうか?
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20210701-FR6UMVJCMNJMRJYV2GUEPQBSIM/、NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210701/k10013112611000.html)

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牟岐線に新駅構想

 牟岐線に新駅をつくるという話があります。

 新駅の場所は徳島と阿波富田の間。徳島県には徳島市文化センターの跡地などを利用して県立の新ホールをつくる計画があります。その新ホールの横には牟岐線が走っているので、そこに新駅をつくるというのです。また、新ホールの予定地周辺には徳島市役所、新しい徳島中央署、裁判所などの公共施設があり、そこへのアクセスとしても期待されています。駅のホームの長さは約90メートルなので、4両編成に対応することができます。

 なお、JR四国はこの新駅の設置について前向きに検討しているようです。牟岐線でも徳島寄りのほうは利用者が多いので、そういうところを強化するのは好ましいことです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASND36VH8ND3PTLC00K.html、日刊建設工業新聞ホームページ https://www.decn.co.jp/?p=119319、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20210220/ddl/k36/020/432000c)

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キロ47の「伊予灘ものがたり」は12月で引退

 松山-伊予大洲・八幡浜間を伊予長浜経由で走る、「伊予灘ものがたり」。2014年に運行を開始したJR四国の観光列車です。

 この「伊予灘ものがたり」、運行開始からの平均乗車率は88.7%を誇り、2月時点で約13万人の利用がありましたが、「四国デスティネーションキャンペーン」が閉幕する12月をもって引退することになりました。

 この後はどうなるのでしょうか? 後継の車両が出ます。キハ185系を改造(内外装のデザインはこれまで通りJR四国の社員が行います)した3両編成の列車が、「伊予灘ものがたり」を名乗ることになるのです。これまで通り、松山-伊予大洲・八幡浜間を休日を中心に1日2往復する予定です。ただ、今の快速から特急に格上げされ、乗車するときは特急料金が必要になります。3両編成になることにより、若干定員が増えます。

 新しい「伊予灘ものがたり」は2022年春に登場します。現行の車両が走る最後の年である2021年は、「伊予灘ものがたりラストランイヤー」として様々なイベントを実施する予定です。
(参考:JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2021%2003%2029%2003.pdf、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASP496TRQP49PTLC01T.html)

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JR四国の「四国WEBトクお試しきっぷ」に半額以下の切符

 JR四国のチケットレスサービスは明日3月13日から本格的に始まります(これまでは「マリンライナー」のみでした)。その新しいチケットレスサービスをより多くの人に使ってもらうため、期間限定でお得な切符を2種類発売します。

 まずひとつは、「おトクに四国チケットレス」。「J-WESTネット会員」限定の短距離向けの商品で(「e5489」で発売します。「みどりの窓口」では発売しません)、特急の指定席をスマートフォン等から予約し、そのまま駅で切符を引き換えることなく乗ることができます。乗車1か月前から当日2分前まで購入することができます。利用期間、発売期間はともに3月13日から6月30日までで、26~50キロが450円(設定区間は19区間あります)、51~100キロが900円(設定区間は16区間あります)です。自由席特急料金はそれぞれ530円、1200円ですから、それより安い値段で指定席に乗ることができます。なお、これとは別に乗車券(回数券、定期券、ICカードを含みます)が必要です。

 もうひとつは、「四国WEBトクお試しきっぷ」。「J-WESTネット会員」限定の商品で(「e5489」で発売します。「みどりの窓口」では発売しません)、特急の指定席を自宅等で予約し、駅の「みどりの窓口」で切符を引き換えて乗ります。乗車1か月前から前日まで購入することができます。利用期間は3月13日から4月28日まで、発売期間は3月12日から4月27日までです(4月28日乗車分まで発売します)。

 設定のある区間は岡山-松山、岡山-高知、高松-松山、高松-高知、高松-徳島、徳島-高知の6区間。高松-松山間の場合、通常価格が6290円のところ、3870円で乗ることができます。2420円お得です。一番割引率が高いのは、高松-徳島間。休日のみ使えるのですが、通常価格が3200円のところ、1400円で乗ることができます。半額以下です。高松-徳島間はもともと格安の往復割引切符、「週末自由席早トクきっぷ」があるので、安くなっているのでしょうか?
(参考:JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2021%2003%2009.pdf)

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JR四国にも「チケットレス特急券」

 JR西日本が3月13日からチケットレスサービスを充実させるということは以前にも書きましたが、JR四国でも同じく3月13日から特急のチケットレスサービスを始めます。

 チケットレスサービスの対象となるのは、観光列車や「サンライズ瀬戸」を除く特急列車(土佐くろしお鉄道を含むことはできません)。3月13日から発売及び利用を開始します。なお、すでにチケットレスサービスを導入している「マリンライナー」については、これまで通りです。

 チケットレスサービスは2種類あります。どのクレジットカードでも購入可能な「チケットレス特急券」と、「J-WESTカード」を持っている人だけが購入可能な「eチケットレス特急券」です。「チケットレス特急券」は普通車指定席(通常期)に比べて200円安く、「eチケットレス特急券」は310~530円安くなっています。51キロ以上使う場合は、自由席と同額です。
(参考:JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2021%2001%2028.pdf)

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阿佐海岸鉄道のDMV導入は2021年度に

 今のところ、今年(2021年)に開業する鉄道はありません。しかし、阿佐海岸鉄道に線路と道路の両方を走ることのできる乗りもの、DMVが導入されます。

 そのDMV、2020年度中に運行を開始する予定でしたが、延期になりました。2020年12月25日に徳島市内で開かれた関係自治体による阿佐東線DMV協議会で決まったもので、夏の東京オリンピック・パラリンピックまでの運行開始を目指しています。

 なぜ遅くなったのでしょうか? 徳島県によれば、新型コロナウイルスの影響で関係機関との協議や必要な認可手続きがずれて、工事に着手するのが遅れたようです。また、DMVの本格的な営業運行は世界初のことなので、性能試験の項目は予定していたのよりも増えます。追加の安全対策、マニュアルづくりなどにも時間がかかります。

 事業費も増えます。約13.9億円だったのですが、約16.3億円に増えます。費用が増えた主な原因は、(1)無人駅に遮断機開閉装置を設置するなどの安全対策を行ったこと (2)牟岐線から編入した区間で老朽化した線路を交換したこと (3)代替バスを運行する期間が延びて、費用が増えたこと です。

 それでは、2020年11月まで使われていたディーゼルカー2両はどうなるのでしょうか? 1992年の開業当初から使われていた「しおかぜ」は海部駅で展示されるようです。高千穂鉄道が廃止になった後譲られて2009年から走ってきた「たかちほ」については、新たな譲渡先を探しているようです。

 2020年7月から代替バスが走り始めた牟岐-海部間の内、JRのままで残る牟岐-阿波海南間については、当初の予定通り、2月1日からディーゼルカーでの運行に戻ります。1日9往復走ります。
(参考:JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/pdf/20201223_mugi_jikoku.pdf、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASNDT6RT6NDTPTLC00G.html)

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「Go To トラベル」で高松-松山間日帰り5000円

 25日までしか発売、利用できない切符なので、今から使える人は少ないでしょうが、備忘録として記事にしておきます。

 JR四国は、特急を利用しての高松-松山間の日帰り旅行に便利な、「日帰り往復 高松・松山おでかけきっぷ」を発売しています。発売期間は12月1日から25日まで、利用期間も同じく12月1日から25日までです。出発駅(高松、松山)付近の「みどりの窓口」及びJR四国ツアーWEBで発売しますが、WEBでの購入は利用日の6日前までなので、今からではできません。有効期間は日帰りなので当然1日限りで、特急普通車自由席を利用することができます。

 さて、高松-松山間の運賃と自由席特急料金の合計は6290円です。往復だと12580円です。期間限定の2枚綴り回数券、「トク割2枚回数券(指定席用)」だと7740円です。この金額で往復できます。しかし、「日帰り往復 高松・松山おでかけきっぷ」だと、「Go To トラベル」の給付金を差し引いた実額でちょうど5000円(子供は2830円)、しかも「地域共通クーポン」が大人、子供ともに1000円ついています。「Go To トラベル」を使うからこそできる低価格です。

 さらに、キヨスクで使うことのできるクーポン券がついています。高松発は松山で、松山発は高松で使うことのできる、1000円分のクーポン券がついています。ということは、実質的には3000円で高松-松山間を往復することができるのです。25日までしか使えないのが残念な切符です。
(参考:JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2020%2011%2030.pdf)

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2021年3月ダイヤ改正発表(4)(JR四国、JR九州、JR貨物)

 JR四国では2700系が増備され、「南風」、「しまんと」の全列車が2700系での運転となります。「あしずり」にも2700系が使われる列車が増えます。16本中4本から6本に増えます。土讃線土佐山田-高知間、徳島線徳島-穴吹間でパターンダイヤを導入し、徳島-阿波川島間では8本の増発を行います。阿波川島まではほぼ30分間隔、穴吹まではほぼ60分間隔です。穴吹から西は普通列車の本数が減るようです。JR四国でも最終列車の繰り上げが行われ、10月1日から運休している深夜時間帯の普通列車6本は正式に消えることになります。土佐くろしお鉄道では、県立あき総合病院の目の前に、新駅あき総合病院前が開業します。

 JR九州では九州新幹線の本数削減を行います。博多-熊本間の「さくら」2本と「つばめ」13本の運転を取りやめます。博多-筑後船小屋間の「つばめ」も廃止されます。在来線特急も減ります。「ソニック」は日中の速達タイプ12本を臨時列車にします。「かもめ」も1本の運転を取りやめ、3本を臨時列車にします。「にちりん」も日中の4本の運転を取りやめ、4本を臨時列車にします。延岡-宮崎空港間には「ひゅうが」を走らせてカバーしますが、大分-延岡間は2時間間隔での運行となります。「有明」は廃止され(代わりに大牟田発鳥栖行きの快速が走ります)、「きらめき」や「かいおう」も運転本数が減ります。「きりしま」は宮崎-鹿児島中央間の1往復と宮崎-都城・西都城間の1往復の運転を取りやめます。「海幸山幸」は利用が見込まれる日に増発し、2往復にします。

 普通列車は福岡都市圏だけでなく、熊本都市圏、大分都市圏、鹿児島都市圏で最終の繰り上げを行います。筑肥線の下山門-筑前前原間の各駅にはホームドアを整備します。篠栗線の日中の運転本数が見直されます。快速が1時間に2本から1本に減ります。日中の快速は篠栗-博多間が各駅停車になります。黒崎-直方間は日中に1時間3本走っている時間帯もありますが、2本になります。

 JR貨物は、宅配便を中心とした積合せ貨物の強化を図ります。積合せ貨物輸送のためのコンテナ列車を上下6本新設します。機関車やフォークリフトの新製を行います。EF210を11両、HD300を1両、DD200を6両新製しますが、やはり最大の話題はDD51の定期運用からの撤退。かつては全国各地で見ることのできる機関車で、ブルートレインの牽引も行っていましたが、今は関西線で石油やコンテナを運んでいるだけです。JR貨物からはなくなっても、旅客会社では当分見ることができますが、すでに貴重な存在です。

(追記1)
 JR四国の2000系の活躍の場は減りますが、2000系は台車を更新しているため、10年以上、走り続けることができるようです。

(追記2)
 これまで日豊線では783系も走っていましたが、今回のダイヤ改正で日豊線での定期運行を終了します。久大線の「ゆふ」は2両編成になり、ワンマン運転が開始されました。
(参考:JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2020%2012%2018%2002.pdf、JR九州ホームページ www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/12/18/2021daiyaminaoshi_1_1.pdf、JR貨物ホームページ https://www.jrfreight.co.jp/storage/upload/864ccac61055cdb3d9eb1a8c311cf225.pdf、土佐くろしお鉄道ホームページ https://www.tosakuro.com/news、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASNDL5DYSNDLOIPE012.html、https://www.asahi.com/articles/ASP236VN4P1YPTLC00G.html、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/ea0722660432c17586c233ebba7604e9874aaa7c、railf.jp https://railf.jp/news/2021/03/16/180000.html)

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