JR九州、10月15、16日は子供150円、ペット0円

 10月14日、日本の鉄道は開業150年を迎えます。これに合わせて鉄道会社ではいろいろなイベントの企画や特別な切符の販売を行いますが、JR九州もお得な切符を発売します。

 JR九州のターゲットは子供。10月15、16日の2日間は、子供は150円で快速、普通列車が乗り放題となる切符、「こどもおでかけきっぷ150(いちごーまる)」が発売されます。発売期間は9月15日から10月16日まで、利用できるのは10月15日、16日のうち1日です。この「こどもおでかけきっぷ150(いちごーまる)」が使えるのは、小学生まで。子供だけの単独利用も可能なので、高学年なら子供だけでのおでかけもできます。また、別途特急券を買えば、新幹線や特急にも乗ることができます。西九州新幹線の試乗にも使えます。

 子供が150円なら、ペットはもっと安いです。10月15、16日は、通常290円かかるペットの乗車が0円でできます。乗車駅、降車駅がどちらもJR九州のときだけ適用になり、他社に跨がるときは通常通り290円かかります。なお、JR九州の駅で乗り、下関で降りる場合は0円で乗ることができますが、逆に下関から乗るときは、290円かかります。もちろん、ペットだけで列車に乗ることはできず、飼い主も列車に乗る必要があります。飼い主はもちろん切符が必要です。なお、一部の駅では犬猫用のおやつがもらえます。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/08/31/220831_150_norihoudai.pdf)

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「SUGOCA」は佐世保へ

 JR九州のICカード、「SUGOCA」。現在、福岡・佐賀・大分・熊本エリアでは、長崎線は佐賀までしか使えません(長崎付近では使える駅がありますが、それについては後で述べます)。その「SUGOCA」ですが、2024年度に佐世保まで拡大します。鍋島-早岐-佐世保間の各駅及びハウステンボスで「SUGOCA」が使えるようになるのです。臨時駅のバルーンさがでも、「SUGOCA」が使えます。

 なお、先ほども述べましたが、長崎付近でも「SUGOCA」が使える駅があります。竹松-諫早-長崎間です。現川経由でも長与経由でも使えます(ただし、23日に開業する新大村(竹松-諏訪間)については、その長崎エリアに入っているにもかかわらず、今のところ「SUGOCA」導入の発表はありません)。佐世保まで「SUGOCA」が使えるようになっても、佐世保-長崎間といった、エリアをまたがる利用はできません。解決すべき課題と言えるでしょう。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/08/22/220822_sugoca_area.pdf)

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山陽新幹線、「オフィスシート」廃止

 1か月ほど前ですが、JRグループから秋(10、11月)の臨時列車についての発表がありましたので、遅くなりましたがそのことについて記事にします。

 JR北海道では9月末にキハ281系が定期運転を終えますが、「ノースレインボーエクスプレス」も2023年春をもって運行終了を予定しています。そこでJR北海道は、引退前に函館(東室蘭経由、倶知安経由)、稚内、網走方面に臨時特急を走らせます。

 10月1日に全線での運行を再開する只見線では、それを記念して臨時列車が走ります。10月8~23日の休日には会津若松-只見間にレトロラッピング車両を連結した快速「只見線満喫号」を走らせます(自由席もあります)。10月22、23日は新潟-只見間に快速「只見 Shu*Kura」を走らせます。10月29、30日には会津若松-只見間に快速「風っこ只見線紅葉号」を走らせます。寒いからでしょうか、窓枠をつけて運転します。

 9月23日に開業する西九州新幹線では、「かもめ」及び「リレーかもめ」を金曜日や休日に増発します。4往復増発します。佐賀発博多行きの「かささぎ」も休日の朝に1本増発します。日豊線の「ソニック」は日中の5往復、臨時列車ですが毎日運転されます。

 臨時列車の話とは少し違いますが、JR西日本から「ひかりレールスター」の「オフィスシート」についての発表がありました。壁際にあるためコンセントがあり、テーブルが広めのため、仕事がしやすい座席としてほかの座席と分けて発売していましたが、10月1日以降は区分けせずにほかの座席と同様の発売方法となります。ただ、座席の設備自体は10月以降も変わらないので、使いたいときは「みどりの窓口」やインターネットでその座席を指定して買う必要があるでしょう。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/220819_KO_autumn_extra.pdf、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220819_ho04.pdf、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220819_04_00_pressakirin.pdf、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/08/19/220819_kaisei_ikou_daiya.pdf)

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豊肥線、全線復旧して2年になるが、旅客は回復せず

 豊肥線は2016年の熊本地震の影響で不通となっていましたが、2020年8月に復旧しました。あれから2年、豊肥線はどうなったのでしょうか?

 実は回復していないのです。地震前の2015年度の肥後大津-宮地間の輸送密度は1854人。しかし、復旧後の2021年度の肥後大津-宮地間の輸送密度は65%減の644人に留まっていたのです。JR九州も輸送密度が減ることは予想していましたが、ここまでとは思っていなかったようです。

 ただ、地震後、JR九州はこの区間の代替輸送を本格的にやっていなかったという問題があります。基本的には通学の生徒用のバス輸送で、学校が休みの日祝は完全運休します。観光需要や(熊本と大分とを結ぶ)ビジネス需要は無視していたのです。こんな状況で、復旧したからと言って、すぐ鉄道に戻ってくると考えるのは難しいでしょう。豊肥線全体としては、分割民営化時点からの輸送密度の減少が15%ほどに抑えられていますが、これは熊本近郊の輸送密度が倍増したおかげです。2021年度の輸送密度が129人しかない宮地-豊後竹田間あたりは、次に大きな災害があれば廃止になっても文句が言えないレベルです。

 熊本県では、三角線の輸送密度も低迷しています。2021年度は776人。その三角線の観光列車は「A列車で行こう」ですが、その「A列車で行こう」、乗車率が20%と低迷しているのです。9月23日のダイヤ改正で途中駅の停車時間を増やすという見直しを行いますが、それでも効果がなければ、「はやとの風」のように消えてしまう危険性もあるでしょう。
(参考:テレビくまもとホームページ https://www.tku.co.jp/news/?news_id=20220831-00000012、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/company/info/data/pdf/2021senku.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/byarea/kumamoto/info/__icsFiles/afieldfile/2017/05/09/170508houhihonnsennbasuyusou.pdf)

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開業前の西九州新幹線にブロガー様御招待

 9月23日に開業する西九州新幹線。JR九州はその西九州新幹線を宣伝してもらおうと、9月14日に試乗会を行い、約100人のブロガー達を招待します。

 試乗会で乗ることができる新幹線は、武雄温泉15:45発。片道のみの運行で、途中駅からの乗車や途中下車はできません。ブロガー達はこの新幹線に乗車し、乗車後(9月中)に自分のYou Tube、Instagram、Twitter、ブログ等で西九州新幹線に乗った感想や、西九州エリアの旅の魅力等を発信します。招待なので、新幹線のお金はかかりませんが、武雄温泉までと長崎からの交通費は自己負担です。事前に申し込んでおけば、自分の他に2人まで連れて行くことができます。

 ただし、この試乗会に乗るには、審査があります。応募多数の場合は審査によって乗車する人を決めます。審査のポイントは、(1)西九州新幹線「かもめ」が大好きで、開業を一緒に盛り上げてくれる人 (2)投稿数やフォロワー数だけでなく、様々な切り口(旅、食、ファッション、エンタメ等)で、ワクワクする西九州新幹線の旅を発信してくれる人 です。応募期間は8月30日から9月6日23:59までで、当選の通知は9月8日以降にメールまたは電話で行います。当選者のみに通知されます。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/08/29/220829_kamomePR_1.pdf)

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佐世保線、特急のダイヤ見直し

 9月23日の西九州新幹線の開業に伴い、佐世保線のダイヤも変わります。線路の改良や885系の導入で、最速の「みどり」は9分の短縮となりましたが、全体としては高速化の効果はありませんでした。平均所要時間で見ると、武雄温泉-佐世保間の所要時間は今よりも延びます。約2分増加します。武雄温泉-佐世保間では約6割の便で所要時間が増えます。博多-佐世保間で見ても昼間の所要時間の短縮度合が小さく、長崎県や佐世保市は不満です。

 そこでJR九州は、ダイヤ改正前にダイヤを見直すことにしました。上下32本の特急列車のうち、5本について所要時間を1分短縮します。もっとも、5本の所要時間を見直しても、武雄温泉-佐世保間の平均所要時間は増加したままです。今回の見直し自体は地元も一定の評価を与えていますが、完璧なものではないので、地元としてはJR九州に更なる改善を求めています。

(追記)
 このように武雄温泉-佐世保間の平均所要時間が延びたのは、最速の便の所要時間短縮を優先させた結果だそうです。
(参考:長崎新聞ホームページ https://nordot.app/930268688170434560、https://nordot.app/921216828109324288?c=174761113988793844)

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「ICOCA」エリアと「SUGOCA」エリアにまたがった定期券をつくることもできる

 JR西日本は2023年春に「ICOCA」エリアを下関まで拡大します。「SUGOCA」エリアとくっつくことになります。そうなったら、宇部-小倉間のように、「ICOCA」エリアと「SUGOCA」エリアにまたがった利用はできるのでしょうか?

 定期券ならば、両エリアにまたがった利用ができます。「SUGOCA」エリアにまたがる在来線定期券を、ICカードでつくることができるのです。ただ、定期券以外では、両エリアにまたがった利用はできません。「Suica」エリアと「TOICA」エリア、「TOICA」エリアと「ICOCA」エリアをまたがる場合と扱いは同じです。

 「FREX」、「FREXパル」も扱いも変わります。現在、新大阪-新岩国間で発売している「ICOCA FREX定期券」、「ICOCA FREXパル定期券」の発売区間を山陽新幹線全線(新大阪-博多間)に拡大します。定期券区間内に新幹線停車駅が2駅以上含まれる在来線IC定期券を持っている人は、新幹線の自動改札機にタッチすれば、定期券区間内の新幹線(普通車自由席)に乗ることができます(特急料金は、チャージ額から自動的に差し引かれます)。この「新幹線乗車サービス」の利用可能区間も新大阪-徳山間から新大阪-博多間に拡大されます。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220728_00_press_teikikenn_2.pdf)

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JRでもVisaのタッチ決済

 南海などで行っているVisaのタッチ決済ですが、JRでも実証実験が行われることになりました。

 実証実験を行うのは、JR九州。7月22日から2023年3月31日まで、鹿児島線の香椎から博多までの5駅(一部、利用できない改札口があります)で試行します。Visaのタッチ決済対応カードやスマホを、自動改札機に設置されている専用端末にかざすことにより、利用できます。5駅相互区間内のみ利用でき、福間や南福岡など、それ以外の駅では使えません。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/07/07/20220707_jrkyushu_visa.pdf)

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月曜日の「36ぷらす3」は肥前浜経由で佐世保へ

 JR九州の787系改造の観光列車、「36ぷらす3」は月曜日に長崎に行きますが、西九州新幹線開業後は行くことができなくなります。長崎線自体はJRのまま残りますが、非電化になってしまうので、行きたくても行けないのです。そこでJR九州は西九州新幹線開業後、月曜日のルートを変更することにしました。新しい行先は佐世保です。

 それでは、新しい月曜日のルートについて説明しましょう。行きは博多を11:22に出ます。出発後、西九州の食材をふんだんに使ったランチを楽しみます。佐賀に停まった後、長崎線に入り、電化が維持されている肥前浜まで行きます。肥前浜でのおもてなしは好評なようで、新幹線が開業しても寄り続けるのです。約50分間、まちなみ散策をしたり、日本酒飲み比べの体験をしたりすることができます。その後、江北(現:肥前山口)まで折り返して、佐世保線に入ります。武雄温泉では西九州新幹線に乗り換えることもできます。その後、次の停車駅の上有田までの間で、西九州のすべてを詰め込んだ「車内体験メニュー」を行います。山間に囲まれた、風情ある木造駅舎がある上有田には、15分ほど停まります。駅構内にあるカフェを楽しむこともできます。その後、早岐に停まり、佐世保には16:13に着きます。帰りは一直線に博多に戻ります。5、6号車のみ発売し、1~3号車の個室は発売しません。お食事付きプランはなく、ビュッフェのみ営業します。佐世保17:31発博多20:06着で、途中、早岐、有田、武雄温泉、江北、佐賀、新鳥栖、鳥栖にも停まります。値段は、行きのみあるランチプラン(個室)は乗車区間にかかわらず18300円(3号車の個室を1人で利用するときは10500円増)、行き、帰りともにあるグリーン席プランは博多-佐世保間7270円です(グリーン席プランは区間料金あり)。

 なお、現在の長崎へのルートは9月19日までで、9月26日は報道向けの試運転を行います。新しいルートで走るのは、10月3日ということになります。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/06/30/220630_36plus3_getsuyouroute.pdf)

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日田彦山線BRT、開業時には25駅を増設

 日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)は、2023年夏に開業する予定です。

 この日田彦山線BRTですが、駅が増えます。鉄道の駅をつくるのは難しくても、バスの停留所なら簡単にできます。この特徴を活かして、学校や病院に近いところにBRTの駅を設けて、使いやすい交通機関にします。

 それでは、どれくらい増えるのでしょうか? 現在、添田-日田間には両端や九大線の駅(添田、夜明、光岡、日田)を含めて、12の駅があります。ところが、BRTが開業すると37にまで増えます。現状の代行バスでもバス停が増えていますが、さらに増えるのです。専用道区間の彦山-宝珠山間を除くと、大体今の鉄道駅の間に3つぐらいの駅が増えます。なお、BRT化に伴って増える駅のうち、光岡-日田間の林工西口、昭和学園前、日田市役所前の3つについては、朝夕の一部のみ停まります。鉄道があっても駅がなければ意味がありません。バス停をきめ細かくつくり、利用しやすくなることが大切なのです。

 なお、ダイヤ、所要時間、運賃、車両についてはまだ決まっていません。決まり次第、発表されます。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2022/06/30/220630_BRThikoboshiline_37eki_1.pdf)

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