くま川鉄道3/4の区間を先行して復旧へ、肥薩線人吉-吉松間の先行復旧は行わず

 7月の豪雨災害により、肥薩線やくま川鉄道は大きな被害を受け、運休しています。まず、くま川鉄道についてですが、被害の小さい区間から先に復旧させることにしました。

 2021年度中の復旧を目指しているのは、肥後西村-湯前間(19キロ)。全体の3/4に当たります。残りの人吉温泉-肥後西村間5.8キロについては、バスによる代替輸送を継続します。以前にも書きましたがくま川鉄道の利用者のうち8割は通学の高校生。保護者からも運行再開を求める声が強かったです。車庫のある人吉温泉が使えないので、運行可能となる区間に車両を運ぶものと思われますが、そういうことをしてでも早期の部分復旧を行おうというのです。

 話は変わりまして、JR九州の肥薩線。八代-人吉間は大きな被害を受け、早期に復旧させることは難しいですが、人吉-吉松間はそうでないようです。ただ、人吉-吉松間の先行復旧は難しいようです。というのも、肥薩線八代-吉松間の運行管理システムは人吉にあり、今後肥薩線をどのようにするか結論が出ていないため、この区間だけを先行復旧することが難しいのです。
(参考:熊本日日新聞ホームページ https://www.47news.jp/localnews/prefectures/kumamoto/5519586.html、南日本新聞ホームページ https://373news.com/_news/?storyid=128348)

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長崎新幹線の列車名は「かもめ」

 武雄温泉-長崎間のみが開業する長崎新幹線。ほかの新幹線と接続しない、飛び地の新幹線です。

 その長崎新幹線の列車名ですが、「かもめ」に決まりました。今の在来線特急も「かもめ」で、さらに言えば1961年から関西とを結ぶ特急として走っていました。今の姿になったのは、1976年の長崎線電化のときですから、そのときから数えても約45年の歴史を誇る列車名ということになります。長崎への新幹線の列車名になったのは自然なことです。なお、今の「かもめ」については名前を「リレーかもめ」に改めます。

 長崎新幹線には、最新式のN700Sが投入されます。もちろん、16両編成だと長すぎますので、6両編成に短縮します。6両編成を4本投入します。車体は変わらないもののデザインは水戸岡氏が手掛けます。白地にJR九州のシンボルカラーである赤色の帯を下に巻きます。定員は391人で、グリーン車はありません。参考にしたプレスリリースによれば4列の座席と5列の座席がありますから、指定席は4列、自由席は5列になるのでしょうか?

 長崎新幹線には乗ってみたいですが、あくまでも部分開業で、完成形ではありません。完成形の姿については、別記事で書きたいと思います。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/10/28/201028nagasaki_aishou.pdf、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASNBX5WBCNBXTIPE01H.html)

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指宿枕崎線、2021年3月までの平日、日中の列車運休

 JR九州は、指宿枕崎線山川-枕崎間において、10月5日から2021年3月までの平日(一部の日を除きます。高校の中間、期末テストの時期でしょうか?)、日中の列車の運行を止めて線路の修繕工事を行います。

 修繕工事を行う日は、3本の列車を運休します。鹿児島中央10:02発枕崎行きの山川-枕崎間、鹿児島中央12:02発枕崎行きの指宿-枕崎間、そして枕崎13:20発指宿行きの枕崎-山川間です。ただし、これだと下りは2本運休しますが、上りで運休するのは1本のみです。そこで上下の本数を合わせるため、臨時列車を走らせます。指宿14:24発枕崎行きで、各駅に停まります。

 これにより、修繕工事を行う日において、山川-枕崎間で枕崎まで行く列車は、下り山川6:11発の次が山川14:30発(この間に山川7:36発の西頴娃行きが入ります)、上り枕崎7:35発の次が枕崎15:53発(この間に西頴娃8:48発の指宿行きが入ります)となり、修繕の時間が確保できます。
(参考:JR九州ホームページ jrkyushu.co.jp/common/inc/kouji/__icsFiles/afieldfile/2020/09/08/200908_ibumaku_kakudaimaai.pdf)

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JR九州、貝塚地区に新駅

 以前に鹿児島線千早-箱崎間の福岡市東区内にJR九州の新駅をつくるというがありましたが、JR九州からその新駅についての発表がありました。新駅の設置について、福岡市との協議が整ったのです。

 駅のできる場所は鹿児島線千早-箱崎間。千早から2.3キロ、箱崎から1.7キロのところにできます。福岡市営地下鉄箱崎線と西鉄貝塚線が接続する貝塚の東隣100メートルのところにできますので、乗り換えも便利です。新駅の近くには踏切があり、駅ができると踏切の閉まる時間が長くなるため、踏切を廃止して、福岡市は自由通路を整備します。

 新駅の近くには九州大学箱崎キャンパス跡地があり、福岡都心部に近く、新たな拠点になることをJR九州は期待しています。また、福岡市の貝塚駅周辺土地区画整理事業と連携しながら、新駅設置に向けて具体的な準備を行ってきます。新駅の開業時期は今後の土地区画整理事業等の状況を踏まえて決定されますが、2025年を目標としています。事業費は約13億円で、JR九州が半額、残りを九州大学とUR(独立行政法人都市再生機構)が負担します。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/10/16/201016kaizuka_sineki.pdf、西日本新聞ホームページ https://www.nishinippon.co.jp/item/n/645259/、https://www.nishinippon.co.jp/item/n/655133/、https://this.kiji.is/684872967263274081?c=648454265403114593)

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未成線のトンネルを拡幅して国道に

 佐賀県は、唐津市を走る国道204号線のバイパスをつくる事業を進めています。国道204号は民家が建ち並んでいるので狭く、交差点では渋滞するからです。

 そして、そのバイパスをつくるために、未成線のトンネルを活用しようとしています。もともと唐津から呼子へは鉄道をつくる計画(呼子線)がありましたが、国鉄末期にその計画は消えてしまったのです。トンネルの幅は3.8メートルしかなく(長さは487メートル)、単線仕様なので、このままでは車が通ることができません。片側1車線ずつ車が通ることができるように、幅を10.25メートルに広げます。トンネルの拡幅工事は2022年7月に終える予定ですが(拡幅にかかる費用は照明設備なども入れて約26億円です)、前後の区間の用地買収を終えていないので、バイパス自体の開通予定は未定です。
(参考:朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASN8Y7756N8YTTHB005.html、佐賀新聞ホームページ https://www.saga-s.co.jp/articles/-/567353)

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JR九州は肥薩線の自力復旧を断念&くま川鉄道の沿線自治体が鉄道の存続に否定的な発言

 令和2年7月豪雨で肥薩線は大きな被害を受け、運休しています。線路や駅の多くが浸水し、線路が土砂で埋まったり、橋が流されたりしています。JR九州始まって以来の大きな被害で、復旧費用は100億円を超えると見込まれています。

 このためJR九州は、復旧費用と運行維持費用が多額に上ることから会社単独負担での復旧を断念する考えです。復旧しても赤字額が大きいことから路線の運営も自治体の支援を求めます。国や沿線自治体が復旧費の一部を負担する鉄道軌道整備法の適用を受けることを考えています。

 さて、こちらは復旧する方針のくま川鉄道ですが、沿線自治体がそれに反対する動きを見せています。あさぎり町議会は9月18日、事業計画や収支計画の検討なしに復旧を決めたのは拙速だとして、鉄道の復旧に慎重な検討を求める決議案を全会一致で可決しました。ローカル線の存続に地元自治体の協力は欠かせません。お金を出さなければ鉄道が消えても仕方がないでしょう。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20200923/k00/00m/040/290000c、熊本日日新聞ホームページ https://this.kiji.is/679867113511732321?c=92619697908483575、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2020/10/07/339139.html)

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11月に大牟田-植木間保守のため日中運休、代替バスなし

 JR九州は11月2、9、16、30日の4日間、10時ごろから16時ごろまでの間、鹿児島線大牟田-植木間において、線路の保守工事を行います。大牟田-植木間は日中でも1時間に2本の割合で普通列車(区間快速を含みます)が走っていますが、その保守工事を行っている間、列車は運休します。運休する列車は一部区間のみの運休に留まるものを含めて23本。1時間に2本走っている区間なので運休する本数も多いです。以前、津山線の保守運休について記事にしましたが、それ以上の区間です。

 しかも、鉄道が運休するからと言って、バス等による代行輸送は行いません。西鉄バスや産交バスを乗り継げば移動はできるようですが、鉄道の切符は利用できません。
(参考:JR九州ホームページ www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/09/16/unkyuoshirase.pdf)

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「36ぷらす3」のビュッフェではカレーライスを販売

 10月に運行を開始するJR九州の「36ぷらす3」。ビュッフェがあるのが特徴です。そのビュッフェでは何を売るのでしょうか?

 やはりビュッフェで一番気になるのは食事。1種類で勝負します。それはカレー。大隅大川原でのおもてなしで出てくる、たか森カフェオリジナルの黒カレーです。「36ぷらす3オリジナル 黒いチキンカレー」です。昼食や旅の合間に、車内で食べることができます。

 その他ビュッフェでは、アルコールやソフトドリンク、おつまみ、スイーツ、お土産、工芸品などを販売します。デザイナーの水戸岡氏によるオリジナルグッズもあります。1年後に指定された宛先にはがきを届ける、「未来への手紙」というのも行います。

 なお、「36ぷらす3」の運行開始日は当初、10月15日とされていましたが、令和2年7月豪雨で肥薩おれんじ鉄道の一部区間が不通となっているため、1日遅れて16日となりました。不通となっている区間が復旧するまでは、木曜日の運行は行いません。

(追記)
 肥薩おれんじ鉄道の運転再開に伴い、「36ぷらす3」の木曜日の運行を11月19日から行います。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/08/27/200827silyanaihannbai_363_1.pdf、www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/11/02/20110236plus3_akanomichi.pdf、マイナビニュース news.mynavi.jp/article/20200929-36plus3/)

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長崎新幹線は2022年秋開業予定、北陸新幹線は遅れるか?

 24日のことですが、鉄道・運輸機構とJR九州から、長崎新幹線武雄温泉-長崎間の完成、開業時期の見通しについての発表がありました。

 現在の長崎新幹線の工事状況は、トンネルや橋梁等の土木工事から軌道、電気、駅舎建築工事等に移行している段階であり、開業時期が見えてきています。2021年度中にそれらの工事が完成した後に新幹線施設の検査があり、走行試験、乗務員の訓練運転、国交省による完成検査等があります。これらに要する期間を考えると、長崎新幹線武雄温泉-長崎間の完成、開業時期は2022年秋ごろとなるようです。年始めのJR九州社長の発言では2022年6月の開業予定だったので、それよりは遅れることになります。

 ただし、この長崎新幹線は既存の新幹線とは離れた、離れ小島の新幹線です。長崎新幹線武雄温泉-長崎間はフル規格新幹線なので、既存の九州新幹線とつながないとその効果を発揮させることはできません。しかし、佐賀県との話し合いがうまくいってはおらず、このまま中途半端な新幹線ができあがってしまう危険性が高いです。最悪のパターンです。

 長崎新幹線に続く新幹線は、北陸新幹線金沢-敦賀間です。こちらは2023年春開業予定とのことですが、一部で予定より遅れることから、開業が遅れる可能性もあるようです。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/09/24/200924sinnkannsenn_kaigilyoujiki3.pdf、共同通信ホームページ https://this.kiji.is/681801824357942369、佐賀新聞ホームページ https://www.saga-s.co.jp/articles/-/578819)

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JR西日本、2日間乗り放題で12000円

 JR西日本は、「ドラえもん」の2本の映画(「映画ドラえもん のび太の新恐竜」は上映中、「STAND BY ME ドラえもん 2」は公開日未決定)とタイアップして、「『どこでもドア』で、どこいこう。キャンペーン」を10月1日から2021年1月31日まで行います。キャンペーンの内容はいくつかありますが、メインになるのが「どこでもドアきっぷ」の発売なので、ここで「どこでもドアきっぷ」の紹介をしたいと思います。

 「どこでもドアきっぷ」は2種類あります。JR西日本全線2日間乗り放題のものとJR西日本・九州・四国全線3日間乗り放題のものです。指定席はいずれも6回利用できます。また、いずれも智頭急行、JR西日本宮島フェリーを利用することができ、IRいしかわ鉄道の金沢-津幡間、あいの風とやま鉄道の富山-高岡間は通過利用する場合に限り、追加料金なしで乗車できます。値段は2日間用の場合、土休日(出発日が金~日曜日、祝日、11月2日)が12000円、平日用が15000円、子供は全日2000円です。3日間用の場合、土休日(出発日が金、土曜日、11月1日、11月22日)が18000円、平日用が20000円、子供は全日3000円です。2日間用、3日間用ともに大人の値段に5000円を追加すれば6回までグリーン車指定席を使うことができます。利用期間は10月1日から12月25日まで(2日間用は12月24日出発分まで、3日間用は12月23日出発分まで)、発売期間は9月18日から12月17日までです。出発の1か月前から7日前の23:30まで発売します。JR西日本の「e5489」、JR九州の「JR九州インターネット列車予約サービス」、JR西日本、JR九州、JR四国管内の主な旅行会社で発売し、「みどりの窓口」では発売しません。

 ここで重大なことを書き忘れていました。2人以上が同一行程で利用することが条件なのです(子供だけでは使えません)。出張や乗り潰すだけの鉄道ファンの利用を防ぐための規定と思われますが、2人以上が一緒に行動すれば、どうしても大声を出します。新型コロナウイルスが心配される現状では、一人で静かに移動したほうがいいのです。もちろん、特急が乗り放題なら鉄道ファンに乗り潰されて本来の目的を果たせないでしょうから何らかの工夫は必要でしょうが、単純に一人だからといって排除するのは再考する必要があります。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200914_00_dokoikou.pdf)

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