名鉄5700系、5300系引退へ

 名鉄は11月2日から2020年3月31日までの予定で、「ありがとう5700系・5300系記念乗車券」を発売していました。名鉄名古屋駅からの大人片道普通乗車券(570円)と内海駅からの大人片道普通乗車券(530円)がセットになって、1100円で発売していました。限定2000セットの販売でしたが人気で、11月5日時点で完売となってしまいました。

 なぜ完売になったのでしょうか? 実は5700系・5300系は引退します。9500系がデビューし、それにとって代わられるのです。現在、一般車(特別車両券が要らない車両、運賃だけで乗車できます)は3扉が主流で、一部を除いてロングシートです。しかし昔は、「パノラマカー」に代表されるように、2扉転換クロスシート車がたくさん走っていました。5700系・5300系はこの流れを汲む車両だったのです。

 5700系・5300系が引退すると、一般車は3扉に統一されます。通勤通学輸送には詰め込みの利く車両が良いのですが、ついに2扉の一般車が消えてしまうのです。かつてはどこでも見られた車両がなくなってしまうのです。
(参考:名鉄ホームページ https://www.meitetsu.co.jp/recommend/catalog/1256569_5053.html)

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名古屋市の「敬老パス」、JRや私鉄にも拡大

 65歳以上の名古屋市民なら年間最大5000円というわずかな負担で名古屋市交通局の地下鉄やバス、あおなみ線が乗り放題になる、「敬老パス」

 ただし、「敬老パス」は名古屋市交通局の路線がないところでは意味がありません。そこで「敬老パス」の適用範囲を拡大することになり、2022年2月から名古屋市内のJR東海、名鉄、近鉄でも乗ることができるようになる予定となります(乗車駅と降車駅がともに名古屋市内であることが必要です。なお、名鉄はこれまででもごく一部で利用できました)。JR東海、名鉄、近鉄の乗車に関しては、「敬老パス」にチャージされた分からいったん支払い、名古屋市が2か月ごとにまとめて返還することになります。

 ただ、対象路線を増やすと、その分名古屋市の負担は増えます。対象路線の拡大によって「敬老パス」の利用者は約1.1万人増え(現在は33万人です)、8.9億円が必要になります。名古屋市は負担の上限額を145億円(消費税を10%としています)としたいので、これまで制限がなかった利用回数に制限を設けます。

 新たに設ける制限は年間700~800回にするようです。ちなみに、2018年2月までの1年間で、1人当たりの平均は約210回です。結構多く、定期券みたいに毎日使わないと制限には達しません。制限を設けても結構緩いです。そして、年間利用回数が2000回を超える人は498人いて、一番多い人は4350回です。1日当たりにすると12回です。さすがに名古屋市議会から不正使用が疑う声が出ています。
(参考:朝日新聞10月12日朝刊 中部14版、中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019101090003536.html)

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ささしまライブ東側に新駅?

 名古屋市中村区の再開発地区ささしまライブは名古屋駅から少し離れているところにあります。歩くと少し遠い距離ですが、電車やバスに乗って行くほどではありません。地下道は笹島交差点でおしまいなので、そこから400メートルほどは地上を歩いて行く人も結構多いです。混雑による事故の危険性などが問題となっています。

 そこで地元のささしまライブの事業者らでつくる協議会からは地下通路の整備を求める声があります。天気の心配も無く、安全に歩くことができます。ところが、河村名古屋市長は地下通路の整備に否定的です。町の賑わいがなくなるからです。歩道の拡張で対応したいと考えています。

 そしてもうひとつの方法を考えています。あおなみ線にささしまライブ駅がありますが、それとは別に新駅をつくるのです。ささしまライブの東側に駅をつくる構想で、こうすれば地下通路を整備しなくて済みます。駅の場所は名鉄名古屋線や東海道線などが走るささしまライブ東側の高架上。もともとこのあたりに駅を設置する構想はあったのですが(名古屋市がささしまライブを開発する段階で検討していました)、広さがないという理由で断念しました。

 河村名古屋市長は線路の東に道路があるので、それを利用すれば駅を設置することができると考えています。しかし、名鉄側は駅の設置は難しいと考えているようです。高さ1000メートルのタワーをつくる話を出すなど、河村名古屋市長が話をややこしくしている可能性もありますが、どうなることでしょうか?

(追記)
 地下通路を求める地元の声が強かったので、河村名古屋市長も折れ、名古屋駅とささしまライブとを結ぶ地下通路をつくることとなりました。リニアが開業する2027年度までの完成を目指します。
(参考:中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20190618/CK2019061802000061.html、https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20190620/CK2019062002000059.html、https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20190925/CK2019092502000054.html、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20190619/k00/00m/040/236000c、朝日新聞6月18日朝刊 中部14版)

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屋根もベンチもない西枇杷島駅、ようやく改修される

 名鉄名古屋から名鉄岐阜方面に3駅、清須市の西枇杷島駅のホームはあまりにも狭いため(最大で4メートル。ホームを近くを走るJRの列車から見ると、その狭さがよく分かります)、屋根もベンチもありません。それどころか、列車が来る直前まで、ホームに入ることすらできません。西枇杷島駅を通過する列車が多く(平日朝のラッシュ時、停車するのは上下合計4本(1時間当たりの数字、以下同じ)しかないのに対して、特急や急行など通過する列車は30本もあります)、狭いホームで待つのは危険だったからです。駅舎とホームの間に踏切があり、そこで乗客がホームに入るのを阻止していました。

 ところが、この西枇杷島駅、ようやく改修されることになりました。この西枇杷島駅のホームが狭かったのは、この駅に待避線があるためなのですが、3月のダイヤ改正で西枇杷島駅の待避線が不要になり、駅の改修をすることができるようになったのです。待避線を潰してホームの幅を広げ、屋根やベンチを新設することが可能となったのです。もちろん、列車の到着近くにならなくても、ホームで列車を待つことができます。2019年度中に着工し、2020年度末までに完成させる予定です。
(参考:中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019051702000291.html)

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名鉄もインターネット予約サービス

 名鉄は中部空港など各方面に、有料の「ミューチケット」が必要な特急を走らせています。現在、「ミューチケット」は駅などで販売されていて、インターネットで購入することはできません。

 ところが以前にも書いたように、名鉄の「ミューチケット」も、ようやくインターネットで買えるようになります。5月18日5:10からインターネット予約サービスが始まるのです。「乗継ミューチケット」(直通列車がない場合に2列車分を発売するもの)や「ミュー定期券」(平日1往復、同じ区間の同じ列車の同じ座席に乗ることができる定期券)以外がインターネット予約の対象となります。購入時にシートマップから好きな席を選択することができ、購入後の座席の変更は2回までできます(駅で購入した場合は1回だけです)。インターネット予約した「ミューチケット」は駅で引き換える必要なく、購入したことが分かるスマホ等と購入したときに使ったクレジットカード(決済にはクレジットカードが必要です)があれば乗車できます。当面は日本語と英語のみに対応しますが、7月ごろには中国語(簡体字)と韓国語にも対応する予定です。会員登録しなくてもこのインターネット予約サービスは使えますが、会員登録すれば氏名等の情報を入力する必要がなくなります。

 5月18日からは特別車の改札方法も変わります。車掌に端末を与え(端末は461台導入します)、その端末で「ミューチケット」の発売状況が分かります。そのため、「ミューチケット」を駅やインターネット予約サービスで購入した人については、原則として車内改札を省略します。また、車掌の持つ端末には、名鉄運行情報に外国語で表示される画面を音声で再生する機能があります。外国人旅行客への対応がしやすくなります。

 インターネット予約サービスの導入により、打ち切られるものもあります。それは「回数ミューチケット」及び「時差・土休回数ミューチケット」。よく特別車に乗る人にとってはお得なものでしたが(金券ショップでも売られていました)、5月17日で発売を終了します。5月17日までに買った「回数ミューチケット」等は有効期間内なら使えます。
(参考:名鉄ホームページ https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2019/__icsFiles/afieldfile/2019/04/17/release190417_reservation.pdf)

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岐阜駅前にモ510形

 かつて岐阜には名鉄の路線電車が走っていましたが、2005年に廃止になってしまいました。その岐阜の路面電車で走っていた車両のうち、1926年につくられたモ510形は岐阜駅近くの金公園に保存されていました。岐阜市が所有し、「丸窓電車を保存する会」が年2回清掃を行っていましたが、展示から10年以上が過ぎているため老朽化し、雨漏りがしたり、塗装が剥がれたりしています。

 ところがモ510形、修繕を行った上で岐阜駅北口駅前広場の芝生広場に移設されるようです(2019年度当初予算案に関連費用2600万円を計上しています)。休日には車両の内部も公開します。9月に行われる駅前広場10周年記念イベントでデビューする予定で、岐阜市は待ち合わせのスポットとしても使ってもらいたいようです。

 岐阜駅北口駅前広場には黄金の織田信長像もありますが、こちらも建立から10年以上が経過しているため、金箔が色あせています。今回併せて修繕することにします。

(追記)
 9月現在、モ510形の移設は、11月16日の広場完成10周年イベントのときになされるようです。
(参考:岐阜新聞ホームページ https://www.gifu-np.co.jp/news/20190223/20190223-116479.html、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20190225/ddl/k21/040/133000c、中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20190903/CK2019090302000017.html)

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名鉄名古屋が4線に?

 3面2線で多くの列車を捌いている、名鉄名古屋。様々な行き先の列車を捌くため、少しずつずらして列車を停めています。さすがに限界を超えた使いかたをしているため、この駅の改良案はいろいろ出ています。

 この名鉄名古屋なのですが、現在の3面2線から2面4線にする計画があります。再開発に合わせて駅の面積を今の2倍強に増やし、4本の線路を敷きます。上下2本ずつです。具体的な駅の構造はこれから決めますが、豊橋、中部国際空港方面に拡大するようです。2022年度に着工し、リニアが開業する2027年度の完成を目指します。列車をずらして停める必要が無いため、ホームドアの設置もしやすくなります。

 話は変わりますが、名鉄は2019年度、新型通勤車両9500系を16両(4両編成4本)をつくります。2008年に瀬戸線に導入した4000系以来、11年ぶりの新型車両です。名鉄発の車内防犯カメラ、多言語に対応した車内案内表示器、無料WiーFiサービスを搭載しています。従来の車両に比べて電力を約2割削減できます。「ミューチケット」については、インターネット予約を開始します。駅に行かなくても予約できるので、利便性が向上することでしょう。
(参考:名鉄ホームページ https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2018/__icsFiles/afieldfile/2019/03/25/release190325_nagoyaeki.pdf?_ga=2.192532970.1157636074.1553517962-1736981905.1552818035、https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2018/__icsFiles/afieldfile/2019/03/25/release190325_ceprogram.pdf?_ga=2.192532970.1157636074.1553517962-1736981905.1552818035、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASM3T5RH0M3TOIPE028.html、https://www.asahi.com/articles/ASM3T4FW6M3TOIPE01D.html、中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019032602000065.html、YOMIURI ONLINE https://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20190326-OYTNT50000/)

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あおなみ線、中部空港方面に延伸か?

 金城ふ頭止まりの行き止まりの路線である、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線。このあおなみ線に延伸構想があるのです。

 その行き先は、中部空港。2027年度のリニア名古屋開業に合わせた動きで、中部空港に2本目の滑走路を設けるために(中部空港は景気回復によりビジネス利用が増え、外国人観光客も増えているので、利用者が増えています。2018年度は過去最高だった2005年度の数字を上回る、1300万人を目指しています)、交通アクセスの強化がいるのです。金城ふ頭から海底トンネルか高架で知多半島に渡り、名鉄新舞子付近で接続します。つまり、羽田、成田、関空のように空港に2つの鉄道が走るのではなく、途中から空港までは1本の鉄道しかないのです。ただ、名鉄新舞子以北でトラブルが起きでも、その時点でストップするのではなく、あおなみ線経由の代替ルートが使えるのです。

 このあおなみ線の延伸について名古屋市は、2019年度の早いうちに愛知県と共同で、検討する組織を立ち上げることを目指しています。しかし、あおなみ線の乗客数は需要予測を下回ったままで、金城ふ頭から先の工事を誰が行うのか、また、接続する名鉄との話し合いもまだです。なお、延伸構想は昔からあり、2004年に名古屋市が行った試算では、事業費を約800億円としています。

 もっとも、中部空港への鉄道構想は、武豊線からもあったと記憶していますが、そちらはどうなったのでしょうか?

(追記)
 山本名鉄会長は9月26日の記者会見で、あおなみ線の延伸に否定的な見解を示しました。中部空港の駅にも拡張する余裕があり、滑走路が2本になっても対応できるようです。
(参考:中日新聞ホームぺージ http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018092190142941.html、YOMIURI ONLINE https://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20180927-OYTNT50131.html)

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名鉄、下小田井に折り返し線設置か?

 5か月ほど前の話ですが、3月末に名鉄は2018年度の設備投資計画を発表しました。

 ここで目を引くのが、犬山線下小田井付近に折り返し設備を整備すること。異常時の輸送力を確保するためとのことです。

 具体的にどのような渡り線を設置するのか書いていないので、どのような効果があるのかよくわかりませんが、名鉄は名古屋に集まるかたちで走っているので、名鉄名古屋付近でトラブルが起きれば、全線に影響を及ぼします。折り返し設備の設置である程度影響を緩和できるのならば、望ましいことです。
(参考:名鉄ホームぺージ http://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2017/__icsFiles/afieldfile/2018/03/26/release180326_ceprogram.pdf)

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「愛知DCフリーきっぷ」発売

 2018年10月から12月にかけて行われる、「愛知デスティネーションキャンペーン」。これに合わせてフリーきっぷを発売するという話はありましたが、このたび、正式にJR東海からフリーきっぷの発売の話がなされました。

 フリーきっぷの名前は「愛知DCフリーきっぷ」と言います。愛知県内のすべての鉄道路線と主な観光地へのバスが連続2日間乗り放題(JRや近鉄の特急に乗る場合は特急券が必要で、名鉄の特別車に乗る場合は特別車両券が必要です)で、大人4000円、子供2000円です。JR東海は東海道線二川-岐阜間、中央線多治見-名古屋間、関西線名古屋-桑名間、武豊線、飯田線豊橋-東栄間、高山線岐阜-美濃太田間、太多線に乗ることができます。近鉄は近鉄名古屋-桑名間、ガイドウェイバスは鉄道部分のみ、あと名鉄、名古屋市営地下鉄、あおなみ線、愛知環状鉄道、豊橋鉄道、東海交通事業、リニモは全線乗ることができます。旅行商品とセットのかたちで主な旅行会社から発売されるほか、「エクスプレス予約」、「スマートEX」で愛知県を訪れる人に対しても発売します。利用期間は10月1日から12月31日までです(12月30日利用開始分まで)。また、名古屋城など愛知県内約40か所の観光施設などの入館料金等が割引になります。

 「愛知デスティネーションキャンペーン」関連としては、次のようなものもあります。中央線を走る313系8000番台(3両編成)に、「名古屋おもてなし武将隊」のうち、三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)を各車両ごとにラッピングします。三英傑のほかに、愛知県内の有名観光地や「愛知デスティネーションキャンペーン」のロゴマークもデザインしています。このラッピングされた車両は、「愛知デスティネーションキャンペーン」の開催を記念した観光列車に使われますが(愛知環状鉄道にも乗り入れる予定です)、観光列車を運転しない日は中央線の定期列車として使われます。
(参考:JR東海ホームぺージ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037799.pdf、http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000037804.pdf)

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