JRの割引切符廃止で名鉄の券売機混雑

 このところ、休日の午前中、豊橋の名鉄切符売り場が混んでいるようです。券売機も窓口も混んでいるようです。特に、豊橋鉄道渥美線の列車が新豊橋に着いたときは混雑が増すようです。

 列に並んで何を買うのでしょうか? どうやら人気なのは、名鉄名古屋や金山に行くときに使えるお得な回数券、「なごや特割2土休日」のようです。通常片道1270円の豊橋-金山・名鉄名古屋間ですが、休日に限り2枚つづりの回数券を売っていて、1560円です。1枚あたりにするとたったの780円です。平日は「なごや特割2土休日」は使えませんが、代わりに2枚1780円の「なごや特割2平日」が使えます。1枚あたりにすると890円です。なお、「なごや特割2平日」は休日でも使えます。この切符は2005年から売っているお得な切符ですが、この春、ライバルに大きな動きがあったのです。

 それは、ライバルのJR東海がお得な切符の発売を止めたこと。3月末で「JR名古屋⇔豊橋カルテットきっぷ」等が廃止されたのです。代替商品として新幹線に安く乗ることができる「EX早特1」が売られていますが、新幹線なので速さはともかく、値段も名鉄に比べると高いので、商品の性格は異なります。

 JRに比べて名鉄が壊滅的に遅い名古屋-岐阜間とは違って、豊橋-名古屋間はJRの在来線と速さでも競争できます。3月のダイヤ改正では休日午前中の豊橋発名鉄岐阜行き特急5本を2両増結し、8両編成にしました。いずれはライバルがいなくなった名鉄が値上げすることも予想されますが、ある程度コンスタントに使うのなら事前に買っておくか、当日少し早めに駅に行くしかないでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/534dce641c12c1feee5d15c01203bcd548a401ae)

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木曽川の渡し船に乗ってきました

 川を渡ろうと思ったら、橋を渡れば良い。しかし、かつては大きな川に架かる橋はなかったので、船に乗って渡ることもあった。渡し船もいくつかあった。しかし、橋がつくられると、渡し船は存続意義を失い、消えていく。こうして渡し船は貴重な存在となった。木曽川にもいくつか渡し船があったようだが、残っているのは一宮市と羽島市とを結ぶ西中野渡船ぐらいで、それも2025年に近くに橋ができたことから25日で県営としての営業を終了する。一宮市が引き継ぐようだが、廃止直前の日曜日の22日に乗ってみることにした。

 

 名鉄一宮で尾西線に乗り換える。6:49発の津島行きは2両編成、5つ目の玉野で降りる。玉野はホーム1面だけの無人駅。名鉄なので自動改札機はあるが、そのほかは何もない。川のほうに向かって歩く。西のほうに歩くこと55分、少し迷ったが西中野の渡船場に着く。堤防に小屋があったので戸を開けたところ、船頭の控え室のようで、利用するには堤防を降りて並ばないといけないとのこと(待合室の類はない)。8:30の運航開始だが、すでに4人が並んでいた。その後も増えていく。NHKの取材陣も来て、近いうちに夕方のニュースで使うらしい。

 8:30から少し遅れて、船頭がやって来た。乗る船はボートみたいな小舟で、屋根はない。救命胴衣が渡され、それを着てベンチみたいなシートに座る。片側に6人ずつ、両方で12人座る。定員は船頭を含めて14人なので、乗ることができるのは12人。並ぶ人が多いため乗ることができないのも2、3人いて、それとNHKの人に見送られて出航。波のない、穏やかな川面を進んでいく。

 対岸には5分ほどで着く。こちらは岐阜県側だ。西中野の渡船場も小舟が2隻あるだけだったが、こちらはそれ以上。港らしい設備は何もなく、ただ乗船場の看板しかない。コンクリートで固めるわけでもなく土のままで、ボートみたいな小舟といい、子供の探検みたい。とても県が運営しているものとは思えない。渡し船と言えば、天保山で乗ったものを想定していたが、よく令和の今まで残っていたものだ。こんなのでよく利用する人がいるのが不思議なぐらいだ。本来、渡し船は対岸に来れば降りるものだが、両方ともアクセスに難があるため、車で来て往復乗る人が多いらしい。岐阜県側で降りたのは私を含めて5人、並んでいたのは8人なので、3人を残して愛知県側に戻っていく。

 15分ほど歩くとバス停に着く。羽島市のコミュニティバスだが、25年ほど前まであった名鉄の代替バスを兼ねているので、本数はある。日祝の午前中はやや少ないが、それを除けば1時間に1本ある。平日の朝夕は1時間に2本だ。西中野のほうは2時間に1本しかないので、そちらよりも本数は多い。運賃も100円と安い。15分ほど待ってバスに乗る。交通系ICカードは使えず、「PayPay」が使えるので、それで支払うことにする。乗ったときは誰もいなかったが、その後は乗る人がいて、終点の羽島市役所前駅では4人になっていた。

 竹鼻線は今回のダイヤ改正で本数が大幅に減り、30分間隔になった。また乗車した羽島市役所前も無人駅になっている。このような寂しい現状だが、来た列車(羽島市役所前9:40発)は最新型の4両編成。2両と思っていたが、意外だった。笠松からは名古屋本線に乗り換え、名鉄名古屋に戻った。

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名鉄での新聞輸送が廃止

 新聞はかつては夜行列車で運ばれていましたが、今はトラックで運んでいます。

 しかし、鉄道の出番が全くなくなったわけではありません。夕刊(そもそも夕刊を発行している新聞社もかなり減っていますが)は鉄道で運ぶところもあるようです。昼間は道が混んでいて、鉄道のほうが速いからでしょうか?

 名古屋でも夕刊は名鉄で運んでいました。夕刊は平日と土曜日に発行されるので、11時ごろに新聞を運びます。名鉄名古屋のホームに上から滑り台のようなローラーに乗せられた新聞が降りてきます。これを列車に乗せて、各地に運んでいきます。

 しかしこの光景、1月末で見られなくなりました。名鉄百貨店が2月末に閉店するため、この滑り台のような装置が使えなくなるのです。2月以降はトラックで運びます。なお、JRや近鉄での夕刊輸送は続きます。
(参考:中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/1200331)

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名鉄ダイヤ改正で昼間の犬山線の本数削減

 名鉄は3月14日にダイヤ改正を行います。

 今回のダイヤ改正では名古屋本線の平日朝を中心とした増結、中部空港アクセスの改善(太田川発常滑行きの始発普通を金山発に変更します。金山5:21発です。深夜も神宮前-太田川間の準急、普通停車駅へのアクセスが改善します)等がありますが、メインは犬山線の昼間の本数削減と竹鼻・羽島線のワンマン運転の開始です。

 現在、犬山線の昼間時間帯では、新鵜沼発着の快速特急、特急が1時間に2本、新鵜沼発着の急行が1時間に2本、新鵜沼発着の準急が1時間に2本、犬山発着の普通が1時間に2本、岩倉発着の普通が1時間に2本走っています。このうち、新鵜沼発着の急行を準急に格下げし、新鵜沼発着の準急が犬山発着になります。普通は全て岩倉発着です。これにより、岩倉以北の急行通過駅でも1時間に4本の停車本数を維持しながら、本数を削減することができます。改正後は新鵜沼発着の快速特急、特急が1時間に2本、新鵜沼発着の準急が1時間に2本、犬山発着の準急が1時間に2本、岩倉発着の普通が1時間に4本走ることになります。

 竹鼻・羽島線ではワンマン運転を行います。現在、平日、休日ともに6~20時台は1時間に4本走っています。これがダイヤ改正以後は、平日の6~9時台が1時間に3~4本、10~15時台が1時間に2本、16~20時台が1時間に3本に減ります。1時間に2本の21時台は3本に増えます。休日はと言えば、6~10時台が1時間に3~4本、11~16時台が1時間に2本、17~20時台が1時間に3本に減ります。ほぼ全ての時間帯で本数が減ることになるのです。また、1時間に3本の時間帯は15分、15分、30分といったいびつなダイヤになるようです。

 このほか、大里で16~21時台に行っていた、急行の特別停車が取りやめとなります。上下21本が該当します。
(参考:名鉄ホームページ https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2025/__icsFiles/afieldfile/2026/01/26/26-01-26diakaisei.pdf)

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名鉄バスセンターは4月以降も営業継続

 少し前に名鉄バスセンターの営業終了についての記事を書いたばかりですが、話が大きく変わりました。2026年3月31日で営業を終了する予定だったのですが、4月以降も営業を継続することになりました。11月29日にお別れイベントを開催したにもかかわらずです。バスは名鉄バスセンターから発着し続けます。

 なぜこのようになったのでしょうか? 工事を落札したゼネコンが辞退したのです。労務費や資材費が高騰し、工事費が当初の見積もりから倍近くにまで上がったのです。人も足りません。また、列車の運行を止めてはいけないので、技術力が求められる事案です。2040年代前半までかかる大工事が、一瞬にして不透明な状態になってしまったのです。そして、名鉄名古屋の再整備もどうなるか不透明です。

 名鉄バスセンターは2026年4月以降もそのままの場所で営業を続けますが、名鉄百貨店や近鉄パッセは、閉店を前提に従業員の異動計画を進めていたので、予定通り2026年2月28日付で閉店します。同じく2026年2月28日で営業を終了する予定だった名鉄グランドホテルは、3月以降も営業を続けるかどうか未定です。
(参考:名鉄ホームページ https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2025/__icsFiles/afieldfile/2025/12/19/25-12-19buscenter.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/618152、朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASTDM2RLJTDMOIPE00RM.html、https://digital.asahi.com/articles/ASTDL3C9GTDLULFA01NM.html)

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名鉄等も「manaca」で子供運賃の一部をポイントで還元

 子供が交通系ICカードを使うと、大幅にポイントをプレゼントするところがあります。そして、名鉄等もこの夏、小児用「manaca」を利用した場合、運賃の一部をマイレージポイントで還元する「こども manaca おでかけキャンペーン 第2弾」を行っています。同様のキャンペーンはすでに2024年12月から2025年2月にかけて行いましたが、今回は名鉄グループの鉄道に加えて、バスも対象にしました。

 「こども manaca おでかけキャンペーン 第2弾」の開催期間は8月1日から9月30日まで、対象となる交通機関は、名鉄、豊橋鉄道、名鉄バス、岐阜乗合自動車、知多乗合、名鉄東部交通です。いずれも期間中に小児用「manaca」を使って乗車したときに払った運賃の一部をマイレージポイントで還元します。例えば、名鉄の場合、1乗車あたり最大200ポイントを還元します(乗車運賃が200円に満たない場合は、支払運賃分のみをポイント還元します)。

 ポイントの付与は、利用月の翌月下旬ごろに行われます。自動券売機を操作して、ポイント還元する必要があります。なお、マイレージポイントを使って乗車した場合は、ポイント付与の対象となりませんので、御注意ください。
(参考:名鉄ホームページ https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2025/__icsFiles/afieldfile/2025/07/28/25-07-28koma.pdf)

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名鉄名古屋のリニューアルは2段階で

 名鉄名古屋は名鉄最大のターミナル駅ですが、2本の線路だけで全ての列車を捌いています。1941年と遅くにできたので、ターミナル駅らしい大きなものにはできなかったのです。同じホームから色々な行き先の列車が出ているのでわかりにくく、改札口も分散しています。段差も多く、使いづらい駅です。

 そこでリニアを契機にして、名鉄名古屋の再整備をすることにしました。2線だけだった駅を4線にします。ただ、鉄道を営業しながらリニューアルを行いますので、一気にはできません。二段階に分けて工事を行います。まず1期では、今の駅の南側(豊橋寄り、太閤通のあたり)に駅を移します。このあたりに再開発ビルができるのですが(新しいバスセンターもそこにできます。どうやら新しいバスセンターが今よりも南側になるのは、名鉄名古屋の移設を見越してのことだったのです)、その地下に駅を移すのです。1期の時点では2線だけの駅ですが、今よりも駅は拡張され、使いやすくなります。その後、2期で4線化などを行います。駅の場所は1期と同じところですが、現在の駅施設は撤去されるので、さらに駅は拡張され、使いやすくなります。空港アクセス列車用のホームをつくり、ホームドアも設置します。

 大がかりなリニューアルなので、期間はかなりかかります。工事の着手は2026年度ですが、1期の完成は2033年度、2期の完成は2040年代前半のようです。
(参考:名鉄ホームページ https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2025/__icsFiles/afieldfile/2025/05/26/25-05-26meitetsunagoyastation.pdf、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20250526-3336869/)

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名古屋市交通局鶴舞線との相互直通運転車両に新型車両500系

 名鉄豊田線、犬山線は、名古屋市交通局鶴舞線と相互直通運転をしています。名鉄も名古屋市交通局もそれぞれ相互直通運転用の車両を用意していますが、名古屋市交通局の車両に比べて名鉄の車両は古いです。相互直通運転を開始したときにつくられた車両が今なお現役です。

 その名鉄ですが、名古屋市交通局鶴舞線との直通運転用に、新型通勤車両500系をつくることにしました。500系は名古屋本線などで走っている9500系と同等の性能を備えた車両で、相互直通運転に対応するため20メートルの4扉です。導入初年度の2026年度は6両編成1本のみをつくりますが、以降、順次増やしていきます。100系と200系合わせて11編成を置き換えます。

 500系の外観の特徴は、青い帯。名鉄と言えば赤ですが、それに名鉄グループの経営ビジョンスローガン、「名鉄×WAO!」ロゴで使用されている青を追加しています。「名鉄×WAO!」は何が言いたいかよくわかりませんが、青は鶴舞線を連想させる色なので、地下鉄に直通する車両だということがわかりやすくなるというメリットがあります。また、これまでの名鉄にない新しさ、斬新さを創出するため、正面は左右非対称のデザインとしています。車内は木目調の大型袖仕切りとベージュ系の壁で、落ち着いた温かみのある空間を演出します。袖仕切りは丸みを帯びていて、圧迫感の軽減を図っています。
(参考:名鉄ホームページ https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2025/__icsFiles/afieldfile/2025/05/08/250508sinzou.pdf、朝日新聞5月11日朝刊中部14版)

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蒲郡線はみなし上下分離に

 名鉄の中で利用者が少なく、存廃が話題になっているのは、名鉄西尾・蒲郡線西尾-蒲郡間と名鉄広見線新可児-御嵩間です。そのうち、名鉄西尾・蒲郡線のほうで、動きがありました。

 これまで西尾、蒲郡両市は、2010年度から毎年2.5億円の財政支援をしています。その支援の仕組みは2026年度まで続きますが、2027年度からは新たな仕組みで支援します。国の交付金を活用し、名鉄西尾・蒲郡線のうち、さらに利用者が少ない蒲郡線について、みなし上下分離方式で存続させることにしました。地方自治体は鉄道施設などの資産を保有しませんが、保有経費相当分を地方自治体が負担し、実質的に上下分離をしたのと同じような効果になるのです。

 存続期間は2027年4月からの15年間、この区間の維持管理や設備投資には年間4~4.5億円がかかりますが、これを両市で負担します。今は2.5億円ですから、倍近く負担が増えることになりますが、これで鉄道が維持できるのならそう高くはないでしょう。
(参考:東愛知新聞ホームページ https://higashiaichi.jp/news/detail.php?id=24449、東日新聞ホームページ https://www.tonichi.net/news/index.php?id=114556)

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「3・3・SUNフリーきっぷ」がデジタルに

 近鉄、南海、名鉄が3日間乗り放題となる「3・3・SUNフリーきっぷ」は人気の切符でした。その「3・3・SUNフリーきっぷ」がデジタルで復活します。19年ぶりの復活です。

 以前の「3・3・SUNフリーきっぷ」は紙の切符で、自動改札も通ることができなかったのですが、今回復活するのは、デジタル切符です。駅窓口ではなく、専用サイトで発売します。また、デジタルに対応していないからでしょうか、利用できる駅に制約があります。近鉄はロープウェイを除く全駅で使えますが(ケーブルカーにも乗ることができます)、南海は汐見橋線、多奈川線、高野線下古沢-極楽橋間の各駅では利用できません。ただ、ケーブルカーは使えますので、高野山には行くことができます。制約が厳しいのは名鉄。中部国際空港、名鉄名古屋、金山、東岡崎、神宮前、国府宮、名鉄一宮、新木曽川、笠松、名鉄岐阜、犬山、知多半田、西尾の13駅しか乗り降りできません。

 「3・3・SUNフリーきっぷ」の発売期間は4月7日5時から2026年3月31日まで、利用期間は4月7日5時から2026年4月29日までです。購入日から30日間有効です。連続3日間有効のタイプと連続2日間有効の2タイプがあり、値段はそれぞれ8200円、6200円です。子供の設定はありません。以前の「3・3・SUNフリーきっぷ」に比べて値段は上がっていますが、元が取れるプランをつくって使ってみたいものです。
(参考:近鉄ホームページ https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/a6c6907004b14c4c804b24dea2f36b4f/20250331rw.pdf)

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