豊橋鉄道で夜行列車

 豊橋鉄道は豊橋市と隣の田原市を結ぶ鉄道と豊橋市内の路面電車しかない、規模の小さいローカル私鉄です。しかし、その豊橋鉄道がこの夏に、夜行列車を走らせます。

 夜行列車が走るのは8月22日(21日深夜)。雨天決行です。まず集合場所の高師に21日23:30から22日0:20の間に集合します(高師への最終列車は新豊橋23:50発です)。夜行列車は0:50に出発します。通常の列車ならできない、本線上の駅間に特別に停車した後、新豊橋に2:15に着きます。当然ながらこの時間の新豊橋はシャッターが降りていますので、内部からそれを見るという貴重な体験ができます。新豊橋は3:20に出ます。三河田原には4:00に着きます。その三河田原では「渥美線カラフルトレイン」を5編成並べています。線路に降りて撮影をすることができます。解散は三河田原5:00です。22日に有効の一日乗車券がもらえますから、それを使って変えることになります。

 料金は軽食を含んで、16000円から21000円です。車端部のロングシートを独り占めできる21000円のプランを除いて、ロングシートを2~4人で使うことになります。座席は豊橋鉄道側が決めます。なお、豊橋鉄道は海岸に沿って走っているわけではありませんので、車内から海は見えません。

 申込は豊鉄観光バス企画販売センターにメールにて行います。電話や郵便はがきなどでは行いません。7月26日9:00必着です。応募者多数のときは抽選を行います。また、当日の受付では、顔写真付きの身分証明書の呈示が必要です。
(参考:豊橋鉄道ホームページ https://www.toyotetsu.com/news/000268.html)

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長良川鉄道に乗ってきました

 16日のことですが、長良川鉄道に乗ってきました。

 

 朝は犬山城に行ってきたので、美濃太田に着いたのは11時半近く。長良川鉄道ホームにある切符売り場で、一日乗車券を買う。長良川鉄道開業35周年記念のデザインだった。

 美濃太田11:34発の北濃行きは1両のみのワンマンカー。セミクロスのディーゼルカーだが、トイレはない。北濃まで2時間かかるので(しかも途中駅での停車時間は短く、トイレに行く余裕はない)、事前にトイレに行っておいたほうが良いだろう。

 長良川鉄道は全線72キロの鉄道だが、第三セクター転換時以降に駅が増設されたため、駅は結構多い。両端を入れると38もあり、平均すると2キロに1駅の割合である。美濃太田側だけでなく、北濃のほうでも駅の間隔が狭いところがある。さて、美濃太田を出た時点ではそれなりに乗っていた長良川鉄道だが、関や美濃市あたりで降りる人が多く、残っている人も郡上八幡や美濃白鳥で降り、北濃まで乗ったのは私一人のみ。

 折り返しの列車は北濃14:06発。駅に併設されている食堂も閉店していて、静まりかえっている。30分ほどの時間があるが、することはないので、車内に戻る。折り返し列車が北濃を出ても、乗客は私一人。国道156号線に沿ってバスも走っているので、少なくとも美濃白鳥以北の鉄道の必要性はなさそうだ。

 ただこの帰りの便は、高校生の通学輸送もある。そう多くはないが美濃白鳥や郡上八幡で高校生が乗ってくる。彼らは徐々に降りていき、大矢のあたりで誰もいなくなった。美濃市方面から郡上の高校に通う生徒はいないようだ。ちなみに、この北濃14:06発の便、「ゆら~り眺めて清流列車2号」という名前で走っていて、郡上八幡から湯の洞温泉口までは眺めの良いところで徐行することになっているが、あまりスピードが落ちているとは感じられなかった。そもそも乗っているのは生徒が主体で、眺めが良いからと言って徐行しても意味がない。

 状況が変わったのは高校が目の前にある梅山。長良川沿いの谷間を抜け、濃尾平野に入っている。ここで高校生がたくさん乗ってきたのだ。その後も関下有知などで高校生が乗ってくる。高校生以外の乗客も見られ、美濃市あたりからは鉄道が日常の足として利用されている様子がよくわかる。本数を増やして使いやすいダイヤにしたほうがいい。現状では1時間半以上運転間隔が開いているところもあり、残念なところだ。

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長良川鉄道から越美北線に乗り継ぐことができるバスツアー

 長良川鉄道は元々国鉄越美南線。越美北線とつながって越美線となって、美濃太田と福井を直結するのが本来目指していたかたちです。しかし、越美南線は第三セクター化され、長良川鉄道と越美北線とを結んでいたJRバスも廃止されて久しく、越美南線と越美北線を乗り継ぐことがかなり難しくなっていました。

 ところが8月6日、21日、22日、28日の4日間、長良川鉄道から越美北線に乗り継ぐことのできるツアーが開催されます。集合は長良川鉄道北濃駅。13:20に出発します。雄大な九頭竜湖を臨む夢のかけはしを車窓から楽しみ、九頭竜湖駅ではJRに乗り換え、越前大野駅ではボランティアガイドによる観光ガイドがあります。解散はお城に近い、越前おおの結ステーション。16:40解散です。バスは国道158号線を走るので、越美線として想定されていたルートとは異なります。旅行代金は5500円で、大野の地酒もつきます。

 このツアーに参加すれば、長良川鉄道と越美北線を効率的に乗り潰すことができます。また、8月だと都合が悪い人は、10月、11月にもこのツアーが計画されています。そのときに乗ることもできます。
(参考:大野市ホームページ https://www.city.ono.fukui.jp/kurashi/douro-kotsu/tetsudou/etsumi_bus_tour.html)

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福井-敦賀間は快速で対応&森田-福井間に新駅

 福井県は北陸新幹線敦賀開業後も在来線特急を維持する考えでしたが、それを断念しました。

 しかし、代案はあります。福井-敦賀間に快速を走らせるのです。これまで北陸線は特急中心のダイヤを組まざるを得ませんでしたが、新幹線開業によって特急が不要になり、普通列車中心のダイヤを組むことができます。福井県としては新快速に接続するかたちで走らせたいという考えもあるようです。ただ、京阪神間では俊足として知られる新快速でも、敦賀まで行くとそれなりに時間がかかってしまいます。やはり特急との差は大きいです。目的地が鯖江や武生の駅前にあるのならともかく、そうでない限りは新幹線が使われると思われます。土地勘のない人ほど新幹線を使います。しばらく様子を見て、利用されていれば存続し、利用者が少なければ廃止すればいいだけです。

 特急ではなく快速を走らせることにはもうひとつメリットがあります。JR西日本から資産を購入する費用やその後の維持管理費を減らす効果があるのです。特急なら9両や12両に対応する設備が必要ですが、快速なら4両あれば十分です。それだけ資産を圧縮することができます。

 地元の利用者を増やすことも重要な課題です。駅を増やし、鉄道の利用者を増やすのです。森田-福井間にも新駅の構想があります。候補地は3か所あり、2020年度に行われた調査ではいずれも1日1000人程度の利用が見込まれるとしています。2021年度には候補地周辺の自治会長から意見を聞くことにします。候補地の絞り込みは専門家などに聞く2022年度以降になります。
(参考:福井新聞ホームページ https://nordot.app/779104398276198400、https://nordot.app/778896686348320768)

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福井県、北陸新幹線敦賀開業後の特急福井乗り入れを断念

 今は特急がたくさん走っている北陸線。しかし、北陸新幹線が敦賀まで延伸すれば、北陸線から特急が消えてしまいます。

 しかし、関西方面からの場合、新幹線の区間が短いにもかかわらず、敦賀での乗り換えが必要になります。新幹線のありがたみが薄いので、福井県は北陸新幹線敦賀開業後も特急の運行を求めていました。ところが、JR西日本は最初から否定的で、福井県もとうとう断念することとなりました。

 福井県の想いはともかく、最初から無理な話でした。大体、特急を走らせることによって、第三セクターの収入は年間7億円も減るのですから。福井県は今後、敦賀で新幹線と特急のダイヤを工夫することをJR西日本に求めていくとのことですが、JR西日本としては言われなくてもすることです。敦賀での接続をよくしなければならないことは、JR西日本が一番よくわかっています。福井県ができるのは、せいぜい関西方面の特急と接続する第三セクターの快速を走らせることぐらいでしょう。
(参考:福井新聞ホームページ https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1333339)

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北陸鉄道、鉄道やバスの維持につき石川県などと協議へ

 以前にも書きましたが、北陸鉄道も新型コロナウイルスの影響で利用者が減り、2021年3月期の連結決算は大幅な赤字となりました。そこで北陸鉄道は4月に一部バス路線の値上げを行いましたが、7月1日に値上げを行います。

 7月1日に値上げするのは、鉄道全線が1日乗り放題になる「鉄道線全線1日フリー乗車券(金箔仕様)」などフリー乗車券3種類。「鉄道線全線1日フリー乗車券(金箔仕様)」は1000円から1100円になります。

 ただ、この程度ではどうにもなりません。元々鉄道は赤字続きで、このままではやっていけないのです。そこで北陸鉄道は鉄道とバスの維持について、石川県や沿線自治体との協議を行うことを考えています。特に鉄道は単独での運営が難しいとしていて、地元自治体に支援を求めています。赤字を補助金でカバーするのか、上下分離にするのか、第三セクターにするのかは全く未定です。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC197SJ0Z10C21A5000000/、北國・富山新聞ホームページ https://nordot.app/773275815408566272)

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豊橋鉄道、5月22日にダイヤ改正

 豊橋鉄道は5月22日にダイヤ改正を行います。名鉄と同じ日です。

 渥美線は朝時間帯(7~8時台)において、運行本数は変わりませんが、運行時分の一部見直しを行います。22時台については、運行本数を4本から3本に減らします。約20分間隔とします。それ以外の時間帯については大きな変更はありません。

 市内線は平日朝6時台の運動公園前発の始発を繰り上げ6:05発とします。運行本数も2本から4本に増えます。9時台から17時台までの日中時間帯は運行本数を毎時9本から8本に減らしますが、赤岩口行き、運動公園前行きとも15分間隔のわかりやすいダイヤになります。最終は名鉄やJRとの乗り継ぎを考慮し、駅前発赤岩口行きを5分繰り下げ、23:50発とします。また、終日運行時分を見直し、定時性の確保に努めます。
(参考:豊橋鉄道ホームページ https://www.toyotetsu.com/news/000262.html)

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あおなみ線、名古屋競馬場前の駅名変更

 あおなみ線には名古屋競馬場前という駅があります。しかし、駅名の基になった名古屋競馬場は2022年3月に移転します。弥富市の弥富トレーニングセンターに移りますが、伊勢湾岸道の湾岸弥富インターチェンジに近いところにあるので、公共交通で行くことは難しそうです。また、名古屋競馬場の跡地は2026年のアジア大会の選手村になります。

 そこであおなみ線も名古屋競馬場前の駅名を変更することにしました。学識経験者や地域代表等からなる駅名称懇談会の意見を踏まえて決まった駅名は、港北。駅名の候補には付近の地名の土古<どんご>、正保<しょうほう>、小碓<おうす>も挙がりましたが、名古屋市がこの付近を港北エリアと呼んでまちづくり計画を進めていることから、港北にすることにしたのです。土古など名古屋らしい地名ではなく、(横浜に港北区があることから)横浜のイメージが強い名前です。

 駅名の変更は2022年春に行われます。あおなみ線の駅名が変わるのはこれが初めてのことです。
(参考:あおなみ線ホームページ https://www.aonamiline.co.jp/pc/pdf/20210428ekimeisyouhenkou.pdf、朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASP4X567DP4XOIPE00P.html、名古屋市ホームページ https://www.city.nagoya.jp/shisei/category/53-10-21-0-0-0-0-0-0-0.html)

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天竜浜名湖鉄道に純金製の切符

 半年ほど前のことですが、備忘録として記事を書いておきます。

 2020年は天竜浜名湖鉄道の前身の(国鉄)二俣線が全線開通してから80年という節目の年でした。これを記念して天竜浜名湖鉄道は、桐箱入りの純金製フリー切符を80枚限定で発売していました。締切は2020年11月6日で、物が物だけに注文があり次第、製作していました。

 この純金製フリー切符とはどのようなものでしょうか? 券面に記載された本人のみが全線乗り放題となるフリー切符で、金が1グラム含まれています。値段は6か月有効のものが15万円、1年が30万円、2年が60万円、3年が80万円です。ちなみに、東半分の掛川-天竜二俣間の通勤6か月定期は139370円なので、3年使い続けるならば、この純金製のほうが割安とも言えます。もちろん、天竜浜名湖鉄道の乗車区間が長ければ、6か月定期の代わりに使ってもお得になるということもあります。

 なお、この純金製フリー切符は有効期間が過ぎても回収されないので、金としての価値は残ります。
(参考:「鉄道ジャーナル」2020年12月号 鉄道ジャーナル社

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JR西日本、1人でも乗り放題の全線フリー切符発売

 JR西日本のフリー切符は、1人では使えないものがあります。全線乗り放題のようにエリアが広いフリー切符に1人での利用を許すと、観光を全くせずに列車に乗りまくる人が出てくるからです。また、出張用に使うケースも出てきます。地方の観光地にお金を落とすことは期待できません。

 そのJR西日本ですが、1人からでも使えるフリー切符を3種類発売します。JR西日本全線に乗ることができる「JR西日本 どこでもきっぷ」、関西エリア限定の「JR西日本 関西どこでもきっぷ」、50歳以上の人限定の「西なびグリーンパス」です。いずれもゴールデンウィークに追加料金なしで使えます。それではこの3つの切符について、細かく見ていきましょう。

 「JR西日本 どこでもきっぷ」はJR西日本、智頭急行、JR西日本宮島フェリーが乗り放題。IRいしかわ鉄道の金沢-津幡間、あいの風とやま鉄道の富山-高岡間については通過利用する場合に限り、追加料金なしで乗車できます。新幹線や特急も乗り放題で、普通車指定席も6回まで使えます。「JR西日本 関西どこでもきっぷ」はJR西日本の関西エリア、智頭急行が乗り放題 。関西エリア限定と言っても、敦賀、柘植、新宮、宇野、児島、倉敷、総社、津山、鳥取までが範囲なので(東津山-智頭間は除きます)、結構使えます。新幹線や特急も乗り放題で、普通指定席も6回まで使えるのは「JR西日本 どこでもきっぷ」と同じです。利用期間は4月27日から6月30日まで(2日間用は6月29日出発分まで、3日間用は6月28日出発分まで)、発売期間は4月16日から6月22日まで(3日間用は6月21日まで)です。出発の1か月前から7日前まで発売します。値段は「JR西日本 どこでもきっぷ」の2日間用が18000円、3日間用が22000円、「JR西日本 関西どこでもきっぷ」は2日間用のみで10000円です(子供は全て半額で、子供だけの発売や利用はできません)。発売箇所はJR西日本ネット予約の「e5489」、JR西日本、JR九州(福岡県、佐賀県に限ります)管内の主な旅行会社で、「みどりの窓口」では発売しません。なお、「JR西日本 どこでもきっぷ」の2日間用は旅行会社のみで発売し、「e5489」での発売は行いません。「e5489」への誘導に積極的なJR西日本が、「e5489」で売らない切符をつくるのは、意外です。

 旅行開始時点で50歳以上ならば、リッチな旅ができる「西なびグリーンパス」があります。JR西日本、智頭急行、JR西日本宮島フェリーが乗り放題。IRいしかわ鉄道の金沢-津幡間、あいの風とやま鉄道の富山-高岡間については通過利用する場合に限り、追加料金なしで乗車できます。新幹線や特急も乗り放題で、グリーン車指定席(「グランクラス」は除きます)と普通車指定席が合わせて8回まで使えます。利用期間は4月27日から6月30日まで(3日間用は6月28日出発分まで、5日間用は6月26日出発分まで)、発売期間は4月16日から6月21日まで(5日間用は6月19日まで)です。出発の1か月前から7日前まで発売します。値段は3日間用が30000円(2人以上が25000円)、5日間用が35000円(2人以上は30000円)です。発売箇所はJR西日本、JR九州(福岡県、佐賀県に限ります)管内の主な旅行会社のみです。

 以前にも書きましたが、新型コロナウイルスで感染しやすい行動は夜遅くまで大人数でワイワイと飲んで騒ぐことです。一人だとそういうリスクは少ないです。そういうことから考えると、一人旅を制限するのは考えもので、1人でも使えるようになったこのJR西日本の方針転換は評価できます。

(追記)
 せっかくの乗り放題の切符ですが、JR西日本は3種類(「JR西日本 どこでもきっぷ」、「JR西日本 関西どこでもきっぷ」、「西なびグリーンパス」 )とも当分の間発売を見合わせることにしました。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210409_04_kippu.pdf、https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210412_04_miawase.pdf)

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