地鉄に快速特別急行料金

 以前にも書きましたが、富山地鉄は4月1日に特急料金を改定していました。これまで400円だった電鉄富山-宇奈月温泉間、電鉄富山-館山間、宇奈月温泉-立山間は600円になります。これまで200円だったそのほかの区間は、300円になります。

 そして、15日からは早朝に電鉄富山から立山までノンズトップの「スーパーたてやま」が走ります。これは特急ではなく、もうひとつランクが上の快速特別急行となります。この「スーパーたてやま」に関しては快速特別急行の扱いとなり、料金も特急料金ではなく、快速特別急行料金が適用されます。その額は1000円、結構な金額です。

 ただ、地元の人が使う普段使いの列車ではなく、立山黒部アルペンルートを訪れる観光客が使う列車なので、高額な料金でも払ってくれることでしょう。朝早く行くことができますから。
(参考:富山地鉄ホームページ https://www.chitetsu.co.jp/?p=81982)

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長良川鉄道、平日と休日で利用状況が異なる

 当面は全線存続することが決まり、近いうちに廃止することはなくなった長良川鉄道ですが、その利用の実態はどのようなものでしょうか? 長良川鉄道と沿線の5市町は、2025年夏に利用者から聞き取り調査をしていました。平日は7月11日に、休日は8月31日に全線で聞き取り調査を行い、平日は2079人中1207人から、休日は1181人中888人から回答を得ました。

 まず、利用の目的は、平日が通学(53%)、通勤(15%)、観光(10%)、その他(9%)の順でした。過半数を占める通学は、沿線の高校生とみられています。休日は大きく変わります。その他(31%)、観光(26%)、出張などの仕事(15%)、買い物(14%)の順でした。その他には友人との食事や遊びなどが入っているようです。

 長良川鉄道で利用者が多いのは、美濃太田-梅山間。平日だと7割強を占めています。この区間に高校が多いからです。乗降客が多いのは、美濃太田、富加、関口、関、梅山、郡上八幡です。休日も美濃太田-美濃市間の利用が多く、6割強を占めています。先ほどの利用の目的でトップだったその他のうち、8割は美濃太田-美濃市間の移動です。乗降客が多いのは、美濃太田、加茂野、関口、関、郡上八幡です。ただ休日は、観光地として知られている郡上八幡の利用が多く、観光客の7割近くが美濃太田-郡上八幡間の利用でした。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV2W4DNCV2WOHGB003M.html)

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不二越・上滝線の増発に中古車?

 富山市は、ほぼ富山市内で完結する富山地鉄不二越・上滝線を便利にしようとしています。

 その前に考えないといけないのが、なぜ不二越・上滝線が使われていないのかということ。人が住んでいないというわけではありません。むしろ、富山港線の沿線より多いのです。沿線500メートル圏内の人口密度は富山港線より高く、しかも20~40代の占める割合が33%もあるということが特徴です。ただ、各駅から500メートル圏内の利用率は8.2%しかありません。この数字は地鉄本線の29.1%を大きく下回っています。駅に近いところに住んでいる人にも使われていないのです。

 なぜなのでしょうか? その理由として挙げられるのが、列車の運行本数の少なさ。富山港線や地鉄本線に比べて、ピーク時でも1時間に2本しかない不二越・上滝線は不便なのです。大幅に本数を増やして、パターンダイヤを導入しないと使ってくれないのです。

 しかし、増便も簡単にはできません。不二越・上滝線は交換できる駅が少なく、現在の設備のままでは1時間に2本しか走らせることができません。運行本数を増やすためには、交換駅を増やす必要があります。富山市は稲荷町もしくは不二越、上堀、上滝の3駅に交換設備を追加し、運行間隔を現在の30分から15分に短くすることを考えています。

 増発しようと思ったら、車両も増やさないといけません。富山市は新型車両を投入することで車両を増やそうとしていましたが、車両メーカーはほかからも注文を抱えていて、すぐに車両を増やすことはできません。どうやら、3年以上待たされることもあるようです。運転士の確保も問題となっています。そういうことを考えると、2030年代にならないと増便はできないと見込まれています。すぐに車両を増やすため、中古車両を導入するという考えもあるようです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/e73fcc908b1ad7143af5bc646f3f9000843a3e68、https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c987dfb1a81e6fb8e9cad09bfbed0a9c1ce38872)

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富山県内90分限定のフリー切符が2枚300円

 富山県は、2月20日から3月15日の間、「電車・バスで行こう!」キャンペーンを行っています。そして、その間、平日の90分間、乗り継ぎが自由な乗車券2枚を300円で発売しています。1枚あたり150円で、90分の時間内であれば、複数の乗り物を乗り継ぐことができます。

 どういうことでしょうか? 富山県は、県民1人あたり、地域交通を1年間で50回利用することを目標として掲げています。公共交通は日常生活で使ってもらってこそ価値があるものです。無理に乗らなくても、時々乗ってもらうレベルで十分なのです。そのきっかけとして行うのが、このキャンペーンなのです。ですから、富山県民以外の人は利用できません。県民なら、通勤、通学でも、レジャーでも構いません。

 話を切符に戻します。利用するには、まずネット上で参加登録をする必要があります。そして、スマホアプリで購入します。支払いもアプリ内で行います。スマホの画面がそのまま切符になり、乗り降りの際はスマホの画面を提示します。利用できるのはあいの風とやま鉄道(「あいの風ライナー」は別途料金が必要です)、富山地鉄(特急は除きます)、万葉線のほか、コミュニティバスの類も一部を除いて乗ることができます。JRは対象外です。あいの風とやま鉄道だとかなり長い区間でも利用できそうですが、降車の際、90分の有効期間が過ぎていれば、乗車駅からの正規料金を支払わないといけません。それで、はたまた余談ですが、このような有効期間が異様に短いフリー切符は、うまく使えば複数の交通機関を乗り継ぐことによって生じる、運賃の上昇を抑える効果もあります。広電では、8時間有効のフリー切符がありますが(それを使って広電に乗ったとき旅行記はこちら)、それよりもさらに利用エリアと有効期間を思いっきり短くするのです。

 また、休日に関しては、3月8日だけですが、富山地鉄の鉄道線が100円で1日乗り放題になります。こちらは特急も対象です。
(参考:富山県ホームページ https://www.pref.toyama.jp/densha-bus/)

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富山地方鉄道に「スーパーたてやま」

 富山地鉄は3月14日にダイヤ改正を行います。

 鉄道のほうは、北陸新幹線との接続改善、宇奈月温泉方面の特急の新魚津発着への延伸、日中や夕方のパターンダイヤ化の推進を行います。電鉄富山-寺田間では、日中は20分おき、夕方は15分おきです。市内軌道線では、平日朝ラッシュ時間帯の富山駅-富山大学前間の増発、平日朝夕の富山港線の増発、北陸新幹線との接続改善を行います。

 そして、早朝の立山方面にノンストップの特急を走らせます。4月15日から11月30日までの夏期限定で、電鉄富山5:10発、立山6:00着です。従来の特急は立山までの間にいくつか停まっていましたが、ノンストップの「スーパーたてやま」は、途中停車駅がありません。ノンストップにすることによって、従来より10分ほど早く着きます。なお、4月1日には特急料金が改定され、電鉄富山-立山間の特急料金は200円上がり、600円になります。経営の苦しい富山地鉄の助けになるかもしれません。
(参考:FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/1001607、富山地鉄ホームページ https://www.chitetsu.co.jp/?p=81394、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC1314S0T10C26A2000000/)

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大井川鐵道もパターンダイヤ?

 大井川鐵道は、4月6日にダイヤ改正を行います。

 まず朝は、金谷8:53発の新金谷行きを川根温泉笹間渡まで延長します。また、折り返し列車も川根温泉笹間渡始発となります。新金谷10:50発金谷行きから川根温泉笹間渡9:45発金谷行きになるのです。川根温泉に泊まった人が帰るのに便利なダイヤになっています。

 「きかんしゃトーマス」以外のSLが走っていない大井川鐵道において、看板となるのはEL急行。そのEL急行、金谷の発車時刻は10:00、12:00、15:00と0分に統一されていますが、新金谷の発車時刻は10:10発、12:11発、15:11発と10分発と11分発が混在していました。それが今回のダイヤ改正では、新金谷も10分発に統一されます。10:10発、12:10発、15:10発です。なお、EL急行の金谷乗り入れはダイヤ改正後も維持します。3本とも金谷始発です(帰りは3本中1本のみが金谷行きです)。
(参考:大井川鐵道ホームページ https://daitetsu.jp/archives/304896)

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福井鉄道、4月から夕方に急行を試験増便

 以前に予告した、福井鉄道の話です。

 福井鉄道の定期券利用は、ハピラインふくいの開業後、減っています。特に通学定期は前年同期に比べて1割減っています。JRだったときは特急が優先されたため普通列車についてサービスができなかったのですが、特急がなくなったので普通列車のサービスを充実させるようになったからです。しかも、福井鉄道の沿線にあった高校が統合され、新駅のしきぶの近くに移っています。

 そのような厳しい状況ですが、福井鉄道は通勤、通学の定期利用客を増やすため、4月から15~18時台に急行を増やすことにしました。たけふ新からえちぜん鉄道の鷲塚針原までの間を直通する急行で、福井駅を経由しません。半数ほどの駅に停まり、所要時間はこれまでより30分近く短縮されます。また、直通列車以外でも田原町での接続を改善し、乗り換え時間を10~20分短縮させます。

 また、割引率の高い定期券を導入します。詳細はわかりませんが、最大22%安くなるようです。ハピラインとえちぜん鉄道を乗り継いだ場合とほぼ同じ水準になるようです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/6bfb97e05dc90607c12480f4861ec010f338355d)

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福井鉄道、特定日に運休する急行、2月28日ダイヤ改正で廃止

 福井鉄道は2月28日にダイヤ改正を行います。

 福井鉄道には、特定日に運休する急行が上下合わせて5本あります。不定期に運休する列車なのですが(運休する日は事前に公表されます)、これが2月28日のダイヤ改正で廃止されることになりました。やはり事前に予告があるとはいえ、運休する日がある列車は使いづらかったのでしょうか? なお、今回のダイヤ改正では、特定日に運休する急行の廃止以外の変更事項はありません。

 ただ、福井鉄道には別の話もあります。それについては後日、書きます。
(参考:福井鉄道ホームページ https://fukutetsu.jp/newsDetail.php?num=653)

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25万円で駅到着の車内メロディー作曲権売ります

 富山市の隣にある富山県舟橋村は、日本で一番小さい村と言われています。

 その舟橋村にあるのが富山地鉄の越中舟橋。その越中舟橋に列車が到着するときに車内で鳴らすメロディーを作曲する権利を販売しています。

 販売するのは、舟橋村と富山地鉄。25万円払うと、自分がつくった20秒以内のメロディーを車内で鳴らすことができます。今回販売するのは5人分で、4か月間放送します。5人が自作の曲を披露することができるのです。作曲するのはプロでもアマチュアでも良く、自作のメロディーに限ります。すでにある曲をコピーすることはできません。個人だけではなく、企業や店舗がお金を出して宣伝のために使うということもできます。

 作曲権を販売して得た収入の一部は舟橋村や富山地鉄が得て、鉄道の運行維持のための財源に充てる予定です(もっとも、富山地鉄でも富山に近いところは問題ないでしょうが)。また、この企画が好評なら第二弾も行う予定です。
(参考:富山新聞ホームページ https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/2001652)

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「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」に大井川鐵道加わる

 JR東海全線のほか、沿線にある16の私鉄に乗ることができる、「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」。この「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ☆たびきっぷ」ですが、4月4日利用開始分から内容が若干変わります。

 今回から大井川鐵道金谷-川根温泉笹間渡間が利用できるようになります。それに伴い、切符の名前も「JR東海&17私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」に変わります。大井川鐵道でEL急行に乗るときは、別途EL急行料金が必要です。「きかんしゃトーマス」等には乗ることはできません。

 そのほかにも変更点があります。これまでは東海道新幹線熱海-米原間に乗る場合、係員のいる改札を通る必要がありましたが、自動改札機を利用できるようになります。新幹線の利用には4回という回数制限もありましたが、それも撤廃されます。特急券さえあれば何回でも利用できるようになります。

 そういうこともあって、4月4日利用開始分から値上げされることになりました。現行は大人8620円、子供4040円でしたが、大人9200円、子供4330円になります。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000044876.pdf)

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