樽見鉄道、スタフ閉塞に変わっていた
車だと運転士が周りに注意して走りますが、鉄道は運転士の注意力だけでは安全を担保できません。鉄道車両は鉄でできたレールの上を走るので、なかなか停まりにくいのです。そこで、線路を一定のブロックで区切って、そこには一列車しか入れないという、閉塞という概念が出てきます。決められたエリアにひとつしか列車がないのなら、ぶつかることはありません。この閉塞の考えですが、最初はスタフやタブレットという道具を使って物理的に走ることのできる車両を決めていました。かなりアナログな手段で、人数も多く要します。主要幹線は当然のこと、そうでなくても最近はいろいろな技術で対応しています。駅間に複数の車両を走らせることもでき、前に列車が走っていれば、ぶつからないようにすることもできます。少ない人間で安全を担保できるのです。自動閉塞と言います。
普通はアナログな方法から機械仕掛けの方法に進むものですが、樽見鉄道は2024年、一部区間を逆にアナログな方法に戻すことにしました。アナログな方法に戻したのは本巣-樽見間、スタフ閉塞に戻したのです。本巣-樽見間にはすれ違いできる駅もありましたが、それを一切なくし、本巣から北はひとつの列車しか入ることができないようになりました。本巣以南に比べて需要が少ないので、これでも何とかなると判断したのでしょう。また、スタフ閉塞の場合、すれ違いできる駅には必ず駅員を置かないといけません。どんなに利用者が少なくても、すれ違いできる駅は無人駅にはできないのです。樽見鉄道の場合、本巣が該当しますが、本巣は本社がある駅なので、誰かは対応できる人がいるのでしょう。
(参考:樽見鉄道ホームページ https://tarumi-railway.com/pdf/safety/file/5)
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