えちごトキめき鉄道の臨時列車は浸水対策

 えちごトキめき鉄道は8月1日から11月30日の間、妙高はねうまラインの直江津-高田間に臨時列車を走らせます。

 臨時列車のダイヤは、直江津23:13発高田23:22着と高田5:49発直江津5:59着。直江津23:13発は新潟20:57発直江津23:03着の快速「らくらくトレイン信越号」(乗車整理券が必要)から乗り換えでき、高田5:49発は直江津6:15発新潟8:35着の快速「おはよう信越号」(指定席券が必要)に乗り換えることができます。新潟などへの行き来に便利な臨時列車です。

 ところがこの臨時列車、裏の目的があります。浸水被害に備えて列車の一部を避難させる目的があるのです。どういうことでしょうか? えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインを走るディーゼルカーは夜間、糸魚川と直江津の両駅に分かれて留置します。ところが妙高はねうまラインの電車は信越線の柏崎に6両を留置していますが、残りの14両は全て直江津に留置しています。その直江津の車両基地ですが、駅に隣接したところにあります。その車両基地は関川の河口に近いため、上越市の洪水ハザードマップによれば、最大3メートルの浸水被害が想定されるとのことです。2019年の台風19号で北陸新幹線の車両に大きな被害が出たことは記憶に新しいですが、もし同じようなことがあっても被害を少しでも減らそうとしているのです。えちごトキめき鉄道は電車のうち4両を高田に逃がし、高田で一晩を過ごさせます。営業運転はそのついでなのです。

 それでは12月以降はどうなるのでしょうか? この臨時列車は11月までです。なぜ冬に設定しないのかと言えば、冬は降雪量が多いので、高田に車両を留置することができないからです。
(参考:上越タウンジャーナル https://www.joetsutj.com/articles/98320133)

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「伊豆満喫フリーきっぷ」は、伊豆急1日乗り放題で1900円

 伊豆急が発売している、「伊豆満喫フリーきっぷ」。伊豆急行線内が1日乗り放題で、特急自由席も追加料金なしで乗ることができます(グリーン車や指定席に乗る場合は、グリーン特急券や指定席特急券が必要です)。伊東-伊豆急下田間の片道運賃が1650円のところ、1900円(子供は950円)で乗り放題になるので、大変お得です。

 この「伊豆満喫フリーきっぷ」、通常は伊東のみでの発売です。ところがこの9月1日から11月30日までの間は、伊豆高原、伊豆熱川、伊豆稲取、河津、伊豆急下田でも発売しています。事前に買うことはできず、しかも発売当日限り有効なので、旅先から使う場合は便利です。下田など地元に住んでいる人も使えます。

 なお、「伊豆満喫フリーきっぷ」は、車内では発売していません。また、乗り越し精算による購入もできませんので、伊東など発売駅で一旦降りて買う必要があります。
(参考:伊豆急ホームページ https://www.izukyu.co.jp/guide/event_detail.php?CN=301152)

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秩父鉄道、9月19日に客車列車を走らせていた

 秩父鉄道はこの2020年、SLは走りません

 ところがこの19日、ELの客車列車が走りました。一般社団法人日本民営鉄道協会と興和株式会社の協力によって、興和のマスコットキャラクターである「ケロちゃんコロちゃん」を活用したイベント列車、「ELケロコロエクスプレス」を走らせていたのです。地方民鉄の周知と利用促進を図るためのイベントでした。

 「ELケロコロエクスプレス」は熊谷-三峰口間を1往復しました。EL2両が12系客車3両を引っ張って走ったのです。EL2両のうち1両は「ケロちゃんコロちゃん」をイメージした緑、もう1両は医療従事者への感謝の象徴である青色(水色?)に塗られました。また、先頭には「ケロちゃんコロちゃん」をデザインした特別ヘッドマークが掲げられました。

 なお、この「ELケロコロエクスプレス」に乗るために、指定券や整理券の類は必要ありませんでした。運賃だけで乗車することができたのです。運賃だけで乗車することができるのは、あまりない、貴重な機会でした。
(参考:秩父鉄道ホームページ https://www.chichibu-railway.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/20200910_kerokoro2.pdf、railf.jp https://railf.jp/news/2020/09/20/203000.html)

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普通列車の車内でバイオリンの生演奏&並行してバス

 アルピコ交通では、9月6日から10月18日の間の日曜と祝日、普通列車の車内でプロ奏者によるバイオリンの生演奏を行います。生演奏を行う列車は、松本10:10発新島々行き、新島々10:53発松本行き、松本11:30発新島々行きの3本です。2両編成の内松本側の車両で演奏します。運賃のほか特別料金の類は要りません。

 アルピコ交通については話がもうひとつあります。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、貸切バスを使って鉄道沿いに走らせるのです。運行期間は9月1日から9月30日まで、1日12往復走ります。定員は30人です。新島々行きは松本だけが乗車可能で、そのほかの駅は降車専用です。松本行きは新島々は乗車のみ、波田は乗車、下車とも可能で、そのほかの駅は降車専用です。運賃は鉄道と同額で、定期券や回数券のほか、駅の券売機で買えば乗ることができます(車内で現金を払うことはできません)。
(参考:アルピコ交通ホームページ https://www.alpico.co.jp/traffic/news/248/、https://www.alpico.co.jp/traffic/news/251/)

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弘南鉄道、秩父鉄道のSLを整備していた

 秩父鉄道のSLは、2020年は運行されません。全般検査を受けるためです。そして、その秩父鉄道のSLの車輪整備を2020年度から行っているのが、遠く離れた青森にある弘南鉄道です。

 なぜSLを走らせていない弘南鉄道が、車輪整備をすることができるのでしょうか? 現在の鉄道車両の車輪は、自動車で言えばタイヤとホイールが一体になっているものがほとんどで、タイヤをホイールにはめる焼き嵌めの必要はありません。自然とそういう技術を持つ鉄道会社は減っていきます。ところが、弘南鉄道にはそのような技術があり、秩父鉄道の修理を行う会社から依頼されたのです。弘南鉄道が他社の業務を受注するのはこれが初めてで、今後も他社の整備業務を受注したいとのことです。
(参考:東奥日報ホームページ https://this.kiji.is/668822190360544353?c=648454265403114593)

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上毛電鉄、朝ラッシュ時に臨時列車&サイクルトレイン早朝にも追加

 上毛電鉄は朝ラッシュ時において、混雑しないようにするため、9月1日からの当分の間の平日、臨時列車を増発します。9月中の運転については、国の地域公共交通感染拡大防止対策事業として実施します。また、今回の増発は、6月6日に行われたダイヤ改正に続いて、上毛電鉄の乗客の施策を増やすためのものであり、10月以降も継続して運転を継続する予定です。

 それでは、具体的にどの列車を増発するのでしょうか? 朝は大胡発の中央前橋行きを西桐生発にします。中央前橋に朝ラッシュ時間帯の7:30から8:30の間に到着するのは4本あります。内訳は西桐生発が3本と大胡発が1本です。ところが、大胡発の列車はほかのものに比べて混雑度が低く(西桐生発の混雑度は45.6~63.2%であるのに対して、大胡発の混雑度は20.8%)、その混雑度の格差を小さくするために大胡発を西桐生発にします。延長後の混雑度は35.6~56.4%になります。ただ、延長されるダイヤは既存のダイヤの合間を縫って設定されるので、ほかの列車に比べて時間がかかり、ほかの3本が西桐生から中央前橋まで53~56分で走るのに対して、延長するのは1時間1分かかります。これに伴い、大胡発西桐生行きの列車も1本増発されます。延長される列車の送り込み用で、大胡6:02発西桐生6:39着です。桐生市内やみどり市内の高校へのクラブ活動等のための早朝登校に対応するための便です。

 地方の私鉄の中には、サイクルトレインというものを走らせているところがあります。自転車を電車に乗せることができるのです。上毛電鉄でも導入していて、休日は終日できますが、平日は朝のラッシュが終わった概ね8時以降の列車だけが対象となっています。しかし、9月1日からは早朝の4本の列車でも、サイクルトレインが可能となります。大胡5:59発の中央前橋行き、西桐生5:49発の中央前橋行き、中央前橋5:25発の西桐生行き、大胡6:02発の西桐生行きの4本です。
(参考:上毛電鉄ホームページ www.jomorailway.com/img/info/202008rinji.pdf)

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箱根の登山電車とケーブルカーが乗り放題の「トコトコきっぷ」

 箱根登山鉄道のフリー切符でまず最初に思い浮かべるのが、「箱根フリーパス」。箱根登山電車、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根海賊船、箱根登山バスが2日間乗り放題になり、4600円です。

 ところが、箱根登山電車、箱根登山ケーブルカーだけでいいのなら、安い切符があります。「トコトコきっぷ」というもので、箱根登山電車、箱根登山ケーブルに1日乗り放題で、大人1570円、子供790円です。この切符を見せると、約30の観光施設で割引になります。

 乗り放題になる乗り物はかなり限られますが、行きたい場所が箱根登山電車や箱根登山ケーブル沿線なら、使えるでしょう。
(参考:箱根登山鉄道ホームページ https://www.hakone-tozan.co.jp/ticket/tokotoko.php)

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東武、真岡鐵道のSLを7月30日に譲受

 東武が、真岡鐵道で運行していたSL(C11 325)を落札したことは以前にも書きましたが、この度譲渡契約に関する手続きがまとまり、譲受することが決まりました。譲受は7月30日に行われます。

 この譲受が行われることによって、どうなるのでしょうか? 東武は2017年8月からSLの復活運転を行っていますが、SLを複数機確保することによって、検査などがあっても通年で運行することができるようになります。鬼怒川線以外でのイベント運転等も可能になります。C11 325は、2020年12月の運行開始予定です。現在鬼怒川線で走っているC11 207の検査に間に合うのです。

 なお、東武はもう1両SLの譲受を受けています。日本鉄道保存協会から譲り受けたのですが、修繕や新規に部品を作成する箇所が想定よりも多く、また新型コロナウイルスの影響で工事が遅れています。運転開始は当初の予定から1年遅れて2021年冬になります。

 また、C11 325の運行開始に合わせて、JR東日本から譲受したディーゼル機関車、JR北海道から譲受した14系客車1両(スハフ14 501)も運用を開始します。これで2編成での運転が可能となり、1日最大4往復を全てSLで運転することも可能となります(現在は新型コロナウイルスの影響で2往復にしています)。下今市のSL機関庫もSL2両に対応できるように改修しました。機関庫の側面はガラス張りなので、SLが運転されていない日も外から点検や整備の様子を見ることができます。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/sl/data/pdf/news_20200720.pdf)

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しなの鉄道、SR1系の導入規模を縮小か?

 しなの鉄道で老朽化した115系を置き換えるため、4日にデビューした新車のSR1系。2026年度までに52両を導入する予定です。

 ところがしなの鉄道は、新型コロナウイルスの影響で運賃収入が大幅に減っているため(4、5月の運賃収入は前年同期から3億円減りました)、自己資金が減り(6月には運転資金を確保するため、日本政策金融公庫から3億円の融資を受けました)、このまま予定通り導入するのは難しいとのことです。導入数を減らすか、導入する期間を延ばすかを考えているようです。

 SR1系は2019年度に6両を導入していて、2020年度は8両を導入することが決まっています。影響があるとすれば2021年度分からで、2021年度に何両導入するかは秋までに決める予定です。
(参考:
信毎web https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200627/KT200626ATI090020000.php)

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北海道での「THE ROYAL EXPRESS」は8月28日から

 普段は伊豆を走っている「THE ROYAL EXPRESS」。以前にも書きましたが、2020年夏は北海道を走ります。5回運行する予定で受け付けたところ、150人の枠に1232人もの応募がありました。平均約8.2倍の当選倍率です。

 しかし、この「THE ROYAL EXPRESS」も新型コロナウイルスの影響を受けることとなりました。先ほども書きましたが、「THE ROYAL EXPRESS」は5回走る予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止に向け万全の準備をするため、初回と2回目の運行を中止して、8月28日からの3回目の運行から行うこととなりました。2020年は3回の運行となります。初回と2回目に乗る予定だった人は、2021年に振り替えて乗ることができます。そして、今回多くの人からの申し込みがあったことから、2021年の運行回数を当初予定の5回から7回に増やします。当初から2020年だけでなく、2021年も車両を北海道に持って行って走らせる予定だったのです。

 さて、「THE ROYAL EXPRESS」における新型コロナウイルス感染拡大予防の取り組みとはどういうものでしょうか? 一部停車駅でドアを開閉することにより、換気の実施を行います。十分な間隔を確保するために席の配置を変更します。1号車にはボールプールがありますが、その利用を停止します。観光で使うバスの台数を1台から2台に増やします。また、ツアーに参加するときには検温を行います。列車や備品については定期的な消毒やアルコール消毒液の設置を行います。飲食の時間帯以外では、乗客にマスクの着用を依頼します。当然ながら従業員の健康管理は徹底して行います。

 話は変わりますが、「THE ROYAL EXPRESS」は本来、伊豆を走る列車です。こちらも新型コロナウイルスの影響により、3月から6月分が運行中止となりました。これらの旅行を申し込んでいた人を対象にした運行を7月中に行う予定です。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20200630_KO_Royal%20EXP%202020_2021.pdf)

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