ライトライン、沿線のショッピングセンターとコラボの一日乗車券

 ライトラインには一日乗車券がありますが、9月1日から沿線にあるショッピングセンター、ベルモールとコラボした一日乗車券を発売しています。ベルモールの20周年とライトラインの1周年を記念したものです。

 どういうものかと言えば、ベルモールなどで使うことのできるクーポンがついているのです。ライトラインから離れている芳賀温泉ロマンの湯へ行くための無料バスチケットも2枚ついています(芳賀町工業団地管理センター前からバス)。

 発売期間は9月1日から10月31日まで、乗車日の3日前から購入することができます。値段は大人1000円、子供500円です。宇都宮駅東口停留場定期券うりばなどで発売しています。
(参考:ライトラインホームページ https://www.miyarail.co.jp/info/2604)

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銚子電鉄、南海2200系をもう1編成譲受

 銚子電鉄は南海2200系を譲受し、3月から走らせています。

 そして、8月16日に銚子電鉄は南海2200系をもう1編成譲受しました。これで南海2200系は合わせて2編成ということになります。すでに走り始めている第1編成と同じく、銚子電鉄を走ることができるように改造を施します。銚子電鉄は600ボルトなので、それに対応する工事などを行います。そのような改造工事が終わってから、第2編成は銚子を走ります。
(参考:銚子電鉄ホームページ https://www.choshi-dentetsu.jp/news/6677/)

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散髪のできる鉄道車両

 世の中には、散髪ができる車両というものがあります。

 どこの鉄道にそのような車両があるのかといえば、赤沢森林鉄道。赤沢森林鉄道はかつて木曽に張り巡らされた森林鉄道の一部で、観光用として残っています。そこに散髪ができる車両、理髪車が残っています。なぜ理髪車があるのかと言えば、伐採作業や材木の運搬などに従事する作業員は、山の中で何週間も泊まり続けます。町の理髪店に出かけようとしたら、少なくとも2時間かかってしまいます。そういう背景から、理髪車が誕生したようです。理髪車は走りながら散髪するのではなく、駅や作業場を定期的に巡回して、そこに停まって散髪をしていました。ちなみに散髪は、営林署の職員が行っていました。

 その理髪車ですが、今でも不定期ながら散髪をすることができます。3000円払えば、散髪ができます。散髪をするのはプロの理容師で、東京からやってくるようです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/134271)

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長野電鉄、運転士不足で一部の特急を運休

 長野電鉄も運転士が不足しています。中途採用や新人の養成を行いながら対応していましたが、現在の運行本数を維持することができなくなりました。

 そこで9月11日から12月10日までの間、1日20本ある特急のうち、半分の10本を運休させます(本数は区間運転のものを含みます)。運休期間は秋の行楽シーズンで、外国人観光客も増えていますが、運転士がいないため、運休することにしたのです。平日は「スノーモンキー」、休日は「ゆけむり」のみが走ることになります。この期間は、「スノーモンキー」の個室を除いては、全車自由席で走ります。

 このようなことが続くのなら、一時あったように、信州中野以遠は特急を各駅に停車させて、ローカル輸送も兼任させることも考えたほうが良いのかもしれません。
(参考:長野電鉄ホームページ https://www.nagaden-net.co.jp/hubfs/express-unkyu20240809.pdf、朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS894RXLS89UOOB00JM.html)

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ひたちなか海浜鉄道、キハ100を導入

 ひたちなか海浜鉄道の主力車両のひとつがキハ11。JR東海、東海交通事業から来ました。

 そのひたちなか海浜鉄道ですが、新たに中古車両を導入することにしました。今回導入するのは、JR東日本のキハ100、3両を導入します。それぞれ役割も決まっていて、キハ100-39がミキ300-103の代替車両、キハ100-41がキハ205の代替車両、そしてキハ100-40が観光列車用です。導入時期は未定ですが、譲受後に所定の整備を行ってから営業運用に就くことになります。また、観光列車等のデザインについては、決まり次第発表されます。

 なお、ひたちなか海浜鉄道には延伸のがあります。延伸すればその分だけ必要とする車両が増えます。今後も車両を増やす予定だそうです。
(参考:ひたちなか海浜鉄道ホームページ https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:AP:90c1375e-6acc-4727-bc60-6d9047d509f7、茨城新聞ホームページ https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=17200133419274)

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ローレル賞授賞車両に鉄道友の会からのコメント

 5月23日のことですが、鉄道友の会から、2024年ブルーリボン賞、ローレル賞の発表がありました。ブルーリボン賞が東武のN100系、そしてローレル賞がライトライン(宇都宮ライトレール)のHU300形、Osaka Metroの400系です。妥当なところでしょう。

 しかし、ライトラインのHU300形には、鉄道友の会からのコメントがついています。鉄道友の会ホームページ https://www.jrc.gr.jp/newsreleas/7318.htm から引用して、紹介します。

(1)IC乗車券用の乗降読取機が車両側に設備されていることは評価できるが、実際の運用で、IC乗車券を持たない乗客の乗降に時間を要して遅れが生じる事態が発生した。駅等の地上側設備や乗車券システム全体の改良など、信用乗車の今後に向けた検討が望まれる。(2)現在は、軌道法による制限のため最高速度は40km/hに抑えられているが、今後、運転速度の向上が期待されている。本車両の運転最高速度は70km/hとされているが、高速域での走行安定性に改良の余地が感じられるので、今後の改善努力が望まれる。(引用終わり)

 確かに、今のライトラインは不十分なところがあります。2023年に乗りに行ったときにも思ったことですが、現金利用者を減らすためには、現金支払時の運賃だけを上げるしかないでしょう。また、今は専用軌道でも時速40キロしか出していないのですが、専用軌道など安全性が確保された区間ではスピードアップが求められます。このような方法で、さらなるステップアップが求められます。
(参考:鉄道友の会ホームページ https://www.jrc.gr.jp/newsreleas/7318.htm)

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しなの鉄道に「Suica」

 しなの鉄道はこれまで、コストがかかることを理由に、これまで「Suica」等の交通系ICカードを導入してきませんでした。

 しかし、2025年春ごろから、JR東日本の「Suica」が長野まで使えるようになるのです。松本方面から北に延びて、長野まで使えるようになるのです。

 そこでJR東日本に乗り入れているしなの鉄道も、2025年度中に「Suica」を導入することにしました。全ての駅で使えるようになります。実際の導入時期は、JR東日本に合わせるものと思われます。

 なお、しなの鉄道の「Suica」導入にかかる費用は約16億円。長野県、沿線11市町、それに国の補助金も使って整備します。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20240523/1010030883.html)

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箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、ゴールデンウィークに事前予約

 箱根は著名な観光地。どうしてもシーズンには混んで、行列ができてしまいます。

 箱根登山ケーブルカーや箱根ロープウェイもそのひとつ。そこでこれらを運営する箱根登山鉄道は、ゴールデンウィークの混雑が予想される日に、WEB事前予約制による優先乗車改札の実証実験を行います。実はこの実証実験、2023年の秋にも行っていましたが、好評だったので、2024年のゴールデンウィークには箱根ロープウェイでは早雲山のほか桃源台でも行い、箱根登山ケーブルカーでもオンラインによる事前予約システムを始めることにしました。

 細かく見ていきましょう。箱根登山ケーブルカーでは、4月27日、28日、5月3日、4日、5日の5日間行われます。対象となるのは強羅発早雲山行きの7本(10:53発~13:46発、臨時列車を含みます)。ケーブルカーの定員は200人ですが、7本の列車にはぞれぞれ20人の事前予約枠を設けています。事前にWEBサイトで予約しておくと、予約していない人よりも先にホームに入場することができます。その後に予約していない人が乗るのです。なお、早雲山発には事前予約の制度はありません。

 箱根ロープウェイでは、4月28日、5月3日、4日、5日の4日間行われます。早雲山及び桃源台において、10時から15時までの間、15分ごとに最大120人の予約ができます。こちらも事前にWEBサイトで予約します。
(参考:箱根ナビ https://www.hakonenavi.jp/_wp/wp-content/uploads/2024/03/75eebc80f95e491d815e05836bc8210a.pdf)

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新潟-上越間の高速化には1200~2100億円かかる

 新潟と上越の間を高速化するがあります。この話ですが、どれぐらいのお金がかかって、どれぐらいの効果があるのでしょうか? 3月26日のことですが、新潟県は事業費や短縮時間についての試算結果を公表しました。

 案は4つあります。(1)長岡-上越妙高間のミニ新幹線化。事業費は約1200億円で、新潟-上越妙高間の所要時間は37分短縮します。工期は15~17年程度です。 (2)長岡-糸魚川間のミニ新幹線化。事業費は約1500億円で、新潟-糸魚川間の所要時間は55分短縮します。工期は19~21年程度です。 (3)狭軌のままですが、信越線を改良します。途中、トンネルを掘って、高速化を図ります。事業費は約2000億円で、新潟-上越妙高間の所要時間は27分短縮します。工期は13~15年程度です。ただし、狭軌なので、新幹線との直通はできません。 (4)北越急行をミニ新幹線化し、改良から取り残される柏崎対策として、長岡-柏崎間も改良します。事業費は約2100億円で、新潟-上越妙高間の所要時間は40分短縮します。工期は8~10年程度ですがが、北越急行の一部区間では工事による運休が5~6年程度発生します。

 今回はこの4案の試算結果を公表しただけで、どれにするかはまだ決めていません。信越線のミニ新幹線化は費用の割には所要時間の短縮効果が高いですが、貨物列車への影響が出てきます。新潟県は2024年度に需要予測や費用便益比について調査する予定です。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/9b03283be244d514f6a778037a698309657052a0)

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ひたちなか海浜鉄道の1期開業は2030年春

 2段階に分けて延伸されるひたちなか海浜鉄道。結局、いつ延伸するのでしょうか?

 今の終点の阿字ヶ浦から公園南口までの1.4キロは、6年後の2030年春に開業するようです。この1.4キロの事業費は59億円かかります。この新駅の近くには新たに工場が進出してくる工業団地もあり、1年で黒字になるようです。なお、ひたちなか海浜鉄道とひたちなか市は11日、国に対して認可を求める申請を行いました。

 残る延伸区間は公園南口から西口までの1.7キロです。この区間の事業費は67億円ですが、開業時期は未定です。そもそも、認可を求める期限も2030年3月末まで延期することを申請しているので、開業はまだ先のことになりそうです。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240304/k10014378451000.html、https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20240312/1070023621.html、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC051L60V00C24A3000000/、朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS3601M1S35UJHB00V.html)

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