北海道での「THE ROYAL EXPRESS」は8月28日から

 普段は伊豆を走っている「THE ROYAL EXPRESS」。以前にも書きましたが、2020年夏は北海道を走ります。5回運行する予定で受け付けたところ、150人の枠に1232人もの応募がありました。平均約8.2倍の当選倍率です。

 しかし、この「THE ROYAL EXPRESS」も新型コロナウイルスの影響を受けることとなりました。先ほども書きましたが、「THE ROYAL EXPRESS」は5回走る予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止に向け万全の準備をするため、初回と2回目の運行を中止して、8月28日からの3回目の運行から行うこととなりました。2020年は3回の運行となります。初回と2回目に乗る予定だった人は、2021年に振り替えて乗ることができます。そして、今回多くの人からの申し込みがあったことから、2021年の運行回数を当初予定の5回から7回に増やします。当初から2020年だけでなく、2021年も車両を北海道に持って行って走らせる予定だったのです。

 さて、「THE ROYAL EXPRESS」における新型コロナウイルス感染拡大予防の取り組みとはどういうものでしょうか? 一部停車駅でドアを開閉することにより、換気の実施を行います。十分な間隔を確保するために席の配置を変更します。1号車にはボールプールがありますが、その利用を停止します。観光で使うバスの台数を1台から2台に増やします。また、ツアーに参加するときには検温を行います。列車や備品については定期的な消毒やアルコール消毒液の設置を行います。飲食の時間帯以外では、乗客にマスクの着用を依頼します。当然ながら従業員の健康管理は徹底して行います。

 話は変わりますが、「THE ROYAL EXPRESS」は本来、伊豆を走る列車です。こちらも新型コロナウイルスの影響により、3月から6月分が運行中止となりました。これらの旅行を申し込んでいた人を対象にした運行を7月中に行う予定です。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20200630_KO_Royal%20EXP%202020_2021.pdf)

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並行在来線の運賃水準が実は妥当なものかもしれない

 「新幹線と在来線、どちらが安いか?」と聞かれたら、「在来線」と答えるのが常識でしょう。在来線は運賃だけでいいのに対して、新幹線に乗るには特急料金がいるからです。しかし、その常識が通用しない区間があります。

 それは、並行在来線が絡む区間。飯山-上越妙高間など。新幹線は長いトンネルで一直線に結び、距離が短いのに対して、在来線は運賃の高い並行在来線などが複数絡むので、どうしても高くなるのです。新幹線は隣駅なので、特急料金が比較的安いのも有利に働いています。

 こういう特殊な事例はともかくとして、長い距離でも新幹線のほうが安いというところもあります。それは盛岡-新青森間。180キロもあるのに新幹線のほうが安いのです。新幹線は運賃が3080円、特急料金は特定特急料金(空席を利用)が2640円の合計5720円。これに対して在来線はIGRいわて銀河鉄道が2420円、青い森鉄道が3170円、JR東日本が190円の合計5780円と、新幹線のほうが60円安いのです。当然ながら新幹線のほうが圧倒的に速いです。盛岡-青森間ならば在来線はJR東日本分がいらなくなるので在来線のほうが安くなりますが、圧倒的な所要時間の差を考えると、在来線で移動するのは「青春18きっぷ」等を使う鉄道ファンぐらいです(安さを求めるなら、3400円の高速バスを使います)。運賃は別に安くなくてもいいのです。

 なぜ在来線はこんなにも高いのでしょうか? 別に並行在来線の第三セクターがぼろ儲けしているわけではありません。第三セクターになることで運賃が上がり、諸経費は下げることができます。人件費もJR東日本ならば超一流企業としての給料を払わないといけませんが、第三セクターならそこまではいりません。県などからの補助金ももらえます。おまけに、貨物列車の線路使用料も期待できます。これだけの条件が揃って、何とかなる状態なのです。

 逆に言えば、JRの運賃が安すぎ、大都市圏でない限り、特急料金がないとやっていけないのです。公益性が十分にあるにもかかわらず民間企業であるJRを補助金なしで経営しようと思ったら、特急料金を足したぐらいの水準が妥当な水準なのかもしれません。今は国でもなく、地元の県や市町村でもなく、大都市圏の人の払った運賃で維持しているのが現実です。特急や貨物列車が走る幹線だけでなく、バスで十分なぐらいにしか乗っていないローカル線でも。大都市圏以外は運賃を思いっきり上げて、航空機やバスなどとの競争のある区間には割引切符で対応したほうがJRにとっても利用者にとってもいいのかもしれません。
(参考:東洋経済ONLINE https://toyokeizai.net/articles/-/353240)

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ひたちなか海浜鉄道、平磯-磯崎間に新駅

 ひたちなか市は、2021年4月、平磯、磯崎、阿字ヶ浦地区の3つの小学校と2つの中学校を統合して、新しい市立の小中一貫校、美乃浜学園をつくります。美乃浜という名前は万葉集にも出てきた名前で、由緒あるものであります。

 その学校の開設に合わせて、ひたちなか海浜鉄道も新駅を整備します。2021年3月に開業する予定の新駅は学校に隣接する平磯-磯崎間にできます。勝田起点12.6キロのところで、ホーム1面1線の無人駅です。そして、新駅の名前は学校と同じ美乃浜学園に決まりました。統合によって鉄道で通学する児童や生徒もいるでしょうから、わかりやすい駅名といったところでしょう。

 話は変わりまして、ひたちなか海浜鉄道は5月1日から31日の間、午後の勝田-那珂湊間1往復を運休していましたが、運休は予定通り5月末で終え、6月1日からは通常通りのダイヤに戻りました。
(参考:ひたちなか海浜鉄道ホームページ www.hitachinaka-rail.co.jp/blog/2020/05/25/7089.html、https://twitter.com/minatoline_op)

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しなの鉄道、7月4日にSR1系デビュー

 以前にも記事にしたとおり、しなの鉄道は新型車両のSR1系をデビューさせますが、その日にちが決まりました。

 その日は7月4日。平日は通勤などに便利な朝夕に有料快速列車、「しなのサンライズ号」を1本(小諸7:15発長野8:00着)、「しなのサンセット号」を3本(長野18:26発上田18:52着、上田19:07発長野19:35着、長野20:04発上田20:30着)走らせます。休日は沿線地域の観光やショッピングに利用できる列車として、「軽井沢リゾート号」を4本(軽井沢9:31発妙高高原11:22着、妙高高原16:47発軽井沢18:30着、長野9:10発軽井沢10:12着、軽井沢16:08発長野17:13着)走らせます。「しなのサンライズ号」は6両編成、「しなのサンセット号」は4両編成、「軽井沢リゾート号」は2両編成です。

 7月4日にデビューするSR1系は主に快速列車として使いますが(普通列車としての運用もあります)、快速列車として使うときは運賃以外に列車指定券が必要です。平日は小諸-上田間が300円、上田-篠ノ井(長野)間が300円、小諸-篠ノ井(長野)間が400円です。子供も同額です。休日はがらりと変わり、全区間均一で大人500円、子供250円です。上田など一部の駅、車内、インターネットで発売します。休日には軽食付きのプランもあります。運賃のほかに2000円を追加すれば、軽食付きのプランになります。2000円の中には列車指定券部分500円がありますから、軽食は1500円相当です。列車指定券は乗車日の1か月前の1日10時から発売します(軽食付きプランは乗車1週間前まで)。また、「軽井沢リゾート号」は新型コロナウイルス感染症対策として、当分の間発売数を定員の半分とします。

 また、話は変わりまして、観光列車の「ろくもん」は6月22日から運行を再開します。感染予防策として、定員を減らして運行し、受付時には検温と体調のヒアリングを行います。
(参考:しなの鉄道ホームページ https://www.shinanorailway.co.jp/news/d55d7a63dc4838df43297736287edbb355ca1333.pdf、https://www.shinanorailway.co.jp/news/f298a1d9ac52be2215dbe63ef63ef208b4060c66.pdf、https://www.shinanorailway.co.jp/news/c645f7ccc334e9340b018210723f86bf6d3b6a69.pdf)

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平日に「雪月花」

 これまで、原則として休日のみに走っていたえちごトキめき鉄道の「雪月花」ですが、この秋、本格的に定期的な平日運行を始めます。

 平日運行を行うのは、2020年10月2日、9日、14日、16日、23日の5日間。11月も行う予定ですが、まだ具体的な日は決まっていません。

 ダイヤは通常の休日運行のものと同じく、午前便は上越妙高10:19発糸魚川13:16着で食事はフレンチ、午後便は糸魚川13:59発上越妙高16:44着で食事は和食です。なお、午前便は16日を除いて運行されますが、午後便が走るのは10月の5日間のうち2日と16日のみです。

 料金は大人1人で税込17500円、6月1日から電話での受付を開始しています。10月の休日運行便も同日から受付を開始しています。なお、新型コロナウイルス感染防止のため、車内換気や消毒など、万全の対策を行うとともに、定員を25人程度に減らします。
(参考:えちごトキめき鉄道ホームページ https://www.echigo-tokimeki.co.jp/userfiles/elfinder/200529_setsuggkazoubin.pdf)

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上毛電鉄も6月6日にダイヤ改正

 上毛電鉄も6月6日にダイヤ改正を行います。

 まず、早朝、夜間の列車を増発し、東武の特急「りょうもう」との接続を改善します。東武は6月6日のダイヤ改正において、太田6:36発の「りょうもう6号」を赤城始発にします。赤城6:10発です(これまでは赤城6:05発の普通に乗り、太田で乗り換える必要がありました)。これに伴い上毛電鉄は、大胡5:40発西桐生行きを中央前橋5:25発にします。このことによって、中央前橋-江木間の利用者でも「りょうもう6号」に乗ることができるようになります。夜は、西桐生22:52発の大胡行きを中央前橋まで延長します。浅草21:09発の「りょうもう51号」に乗れば、中央前橋に23:40に着くのです。西桐生方面から乗る場合、一部の列車は赤城に着くと同時ぐらいに東武の列車が出てしまいます。そこで上毛電鉄は、5本の列車の西桐生発時刻を3分繰り上げ、東武との接続を改善します。なお、3分繰り上げた列車も、赤城からは現行と同じ時刻で走ります。

 話は変わりまして、上毛電鉄は5月8日から日中や夜間を中心に一部の列車を運休してきました。通常は日中は30分間隔ですが、1時間間隔になっていました。しかし、緊急事態宣言が解除され、6月1日から県立学校の再開が始まることから、6月1日から通常ダイヤに戻すことになりました。
(参考:上毛電鉄ホームページ www.jomorailway.com/img/info/20200525info.pdf、www.jomorailway.com/img/info/20200428unkyu.pdf?cate=3&sid=)

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上信電鉄、5月11日から減便

 上信電鉄は5月11日から、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う減便を行っています。

 平日、休日ともに一部の列車が運休になっていますが、特に高崎-上州富岡間の区間運転の列車は運休になるものが多いです。高崎-上州富岡間の区間運転の列車は4往復ありますが、このうち3往復は運休します。残る1往復(高崎5:55発、上州富岡7:29発)は朝のラッシュ時に走る平日のみ運転の列車です。なお、運用の都合上、運休前日の5月10日の高崎23:15発上州富岡行きは、タクシーによる代替輸送を行いました。

 このほか、高崎-下仁田間の全線を走るものが、夕方以降の列車を中心に5往復運休します。
(参考:上信電鉄ホームページ https://www.joshin-dentetsu.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/b3578ff2906e1e13940ad257c57db1a3.pdf、https://www.joshin-dentetsu.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/20a77af6a7f9a05ff2f6aa9941adf107.pdf)

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小湊鐵道にキハ40?

 千葉県の小湊鐵道に、JRの車両が入るようです。

 それはキハ40。2両が5月18日から19日にかけて、郡山から千葉貨物ターミナルまで運ばれます。牽引する機関車は郡山から宇都宮貨物ターミナルまでがEH500、宇都宮貨物ターミナルから千葉貨物までがEF65です。

 荷送者がJR東日本、荷受者が小湊鐵道ということは、JR東日本で不要となったキハ40を、小湊鐵道が買ったということでしょうか? 今のところ小湊鐵道から正式な発表はありませんが、注意しておいたほうがよいでしょう。
(参考:交通新聞社ホームページ https://www.kotsu.co.jp/service/publication/dj/)

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ゴールデンウィーク中、上総中野まで行くのは1日2本

 東京から近いところでローカル線を味わうことができる小湊鐵道ですが、こちらも新型コロナウイルスの影響で4月13日から観光列車の「房総里山トロッコ列車」を運休させ、普通列車は減便しています。これまで五井-上総中野間を直通する列車は平日、休日ともに6往復ありましたが、これが4往復になります。

 5月2日から6日にかけてのゴールデンウィークの間は、さらに減ります。五井-上総中野間を直通する列車はたったの2往復になってしまうのです。五井発が8:49と17:25、上総中野発が10:11と19:06だけになってしまいます。
(参考:小湊鐵道ホームページ https://www.kominato.co.jp/train/timetable/index.html、https://www.kominato.co.jp/train/pdf/agent_20200430.pdf、Traicy https://www.traicy.com/posts/20200414152529/)

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長野電鉄、昼間のA特急を運休

 長野電鉄には有料の特急があります。100円(子供は50円)とはいえ、特急料金を取るのです。大手私鉄ならともかく、それ以外の私鉄では珍しいです。

 その長野電鉄ですが、新型コロナウイルスの影響によって利用者が減っています。そこで観光列車の「特急ゆけむり のんびり号」に続いて、昼間に走っているA特急も4月24日から運休させることになりました。ただし、朝や夕方に走っているB特急(通勤、通学などの利用を考慮して、A特急より停車駅が増えています)は通常通り走ります。

 そして、車両も変わります。長野電鉄の特急用車両は2100系「スノーモンキー」車両と1000系「ゆけむり」車両の2種類がありますが、4月24日からA特急が運休している間は、2100系「スノーモンキー」車両のみが使われます(ただし、4月28日のみ、通常、1000系「ゆけむり」車両が使われている列車には、1000系「ゆけむり」車両が使われます)。ところで、なぜ2100系「スノーモンキー」車両のみが使われるのでしょうか?

(追記)
 A特急は7月1日に、「特急ゆけむり のんびり号」は7月18日に運転を再開します。
(参考:長野電鉄ホームページ https://www.nagaden-net.co.jp/news/2020/04/expressA-unkyu.php、https://www.nagaden-net.co.jp/news/2020/06/expressA-saikai.php)

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