ローレル賞授賞車両に鉄道友の会からのコメント

 5月23日のことですが、鉄道友の会から、2024年ブルーリボン賞、ローレル賞の発表がありました。ブルーリボン賞が東武のN100系、そしてローレル賞がライトライン(宇都宮ライトレール)のHU300形、Osaka Metroの400系です。妥当なところでしょう。

 しかし、ライトラインのHU300形には、鉄道友の会からのコメントがついています。鉄道友の会ホームページ https://www.jrc.gr.jp/newsreleas/7318.htm から引用して、紹介します。

(1)IC乗車券用の乗降読取機が車両側に設備されていることは評価できるが、実際の運用で、IC乗車券を持たない乗客の乗降に時間を要して遅れが生じる事態が発生した。駅等の地上側設備や乗車券システム全体の改良など、信用乗車の今後に向けた検討が望まれる。(2)現在は、軌道法による制限のため最高速度は40km/hに抑えられているが、今後、運転速度の向上が期待されている。本車両の運転最高速度は70km/hとされているが、高速域での走行安定性に改良の余地が感じられるので、今後の改善努力が望まれる。(引用終わり)

 確かに、今のライトラインは不十分なところがあります。2023年に乗りに行ったときにも思ったことですが、現金利用者を減らすためには、現金支払時の運賃だけを上げるしかないでしょう。また、今は専用軌道でも時速40キロしか出していないのですが、専用軌道など安全性が確保された区間ではスピードアップが求められます。このような方法で、さらなるステップアップが求められます。
(参考:鉄道友の会ホームページ https://www.jrc.gr.jp/newsreleas/7318.htm)

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しなの鉄道に「Suica」

 しなの鉄道はこれまで、コストがかかることを理由に、これまで「Suica」等の交通系ICカードを導入してきませんでした。

 しかし、2025年春ごろから、JR東日本の「Suica」が長野まで使えるようになるのです。松本方面から北に延びて、長野まで使えるようになるのです。

 そこでJR東日本に乗り入れているしなの鉄道も、2025年度中に「Suica」を導入することにしました。全ての駅で使えるようになります。実際の導入時期は、JR東日本に合わせるものと思われます。

 なお、しなの鉄道の「Suica」導入にかかる費用は約16億円。長野県、沿線11市町、それに国の補助金も使って整備します。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20240523/1010030883.html)

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箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、ゴールデンウィークに事前予約

 箱根は著名な観光地。どうしてもシーズンには混んで、行列ができてしまいます。

 箱根登山ケーブルカーや箱根ロープウェイもそのひとつ。そこでこれらを運営する箱根登山鉄道は、ゴールデンウィークの混雑が予想される日に、WEB事前予約制による優先乗車改札の実証実験を行います。実はこの実証実験、2023年の秋にも行っていましたが、好評だったので、2024年のゴールデンウィークには箱根ロープウェイでは早雲山のほか桃源台でも行い、箱根登山ケーブルカーでもオンラインによる事前予約システムを始めることにしました。

 細かく見ていきましょう。箱根登山ケーブルカーでは、4月27日、28日、5月3日、4日、5日の5日間行われます。対象となるのは強羅発早雲山行きの7本(10:53発~13:46発、臨時列車を含みます)。ケーブルカーの定員は200人ですが、7本の列車にはぞれぞれ20人の事前予約枠を設けています。事前にWEBサイトで予約しておくと、予約していない人よりも先にホームに入場することができます。その後に予約していない人が乗るのです。なお、早雲山発には事前予約の制度はありません。

 箱根ロープウェイでは、4月28日、5月3日、4日、5日の4日間行われます。早雲山及び桃源台において、10時から15時までの間、15分ごとに最大120人の予約ができます。こちらも事前にWEBサイトで予約します。
(参考:箱根ナビ https://www.hakonenavi.jp/_wp/wp-content/uploads/2024/03/75eebc80f95e491d815e05836bc8210a.pdf)

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新潟-上越間の高速化には1200~2100億円かかる

 新潟と上越の間を高速化するがあります。この話ですが、どれぐらいのお金がかかって、どれぐらいの効果があるのでしょうか? 3月26日のことですが、新潟県は事業費や短縮時間についての試算結果を公表しました。

 案は4つあります。(1)長岡-上越妙高間のミニ新幹線化。事業費は約1200億円で、新潟-上越妙高間の所要時間は37分短縮します。工期は15~17年程度です。 (2)長岡-糸魚川間のミニ新幹線化。事業費は約1500億円で、新潟-糸魚川間の所要時間は55分短縮します。工期は19~21年程度です。 (3)狭軌のままですが、信越線を改良します。途中、トンネルを掘って、高速化を図ります。事業費は約2000億円で、新潟-上越妙高間の所要時間は27分短縮します。工期は13~15年程度です。ただし、狭軌なので、新幹線との直通はできません。 (4)北越急行をミニ新幹線化し、改良から取り残される柏崎対策として、長岡-柏崎間も改良します。事業費は約2100億円で、新潟-上越妙高間の所要時間は40分短縮します。工期は8~10年程度ですがが、北越急行の一部区間では工事による運休が5~6年程度発生します。

 今回はこの4案の試算結果を公表しただけで、どれにするかはまだ決めていません。信越線のミニ新幹線化は費用の割には所要時間の短縮効果が高いですが、貨物列車への影響が出てきます。新潟県は2024年度に需要予測や費用便益比について調査する予定です。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/9b03283be244d514f6a778037a698309657052a0)

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ひたちなか海浜鉄道の1期開業は2030年春

 2段階に分けて延伸されるひたちなか海浜鉄道。結局、いつ延伸するのでしょうか?

 今の終点の阿字ヶ浦から公園南口までの1.4キロは、6年後の2030年春に開業するようです。この1.4キロの事業費は59億円かかります。この新駅の近くには新たに工場が進出してくる工業団地もあり、1年で黒字になるようです。なお、ひたちなか海浜鉄道とひたちなか市は11日、国に対して認可を求める申請を行いました。

 残る延伸区間は公園南口から西口までの1.7キロです。この区間の事業費は67億円ですが、開業時期は未定です。そもそも、認可を求める期限も2030年3月末まで延期することを申請しているので、開業はまだ先のことになりそうです。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240304/k10014378451000.html、https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20240312/1070023621.html、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC051L60V00C24A3000000/、朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASS3601M1S35UJHB00V.html)

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小湊鐵道、トロッコの代わりにキハ40の観光急行

 小湊鉄道も3月16日にダイヤ改正を行います。

 ダイヤ改正自体は大規模なものではないようですが(平日、休日ともに本数の増減はありません)、故障しているトロッコに代わって(9月末までの運休が決まっています)、新たな観光列車を走らせることにしました。何が走るのかといえば、キハ40。これを観光急行として走らせるのです。

 キハ40の観光急行は休日のほか、一部の平日にも走ります。春休みからゴールデンウィークまでは平日の運転日も結構あります。ダイヤは休日の1号が五井9:37発上総中野11:29着、2号が上総中野11:42発上総牛久12:29着、3号が上総牛久12:58発上総中野14:04着、4号が上総中野14:14発五井15:41着です。平日は11号が五井10:30発上総中野12:38着、12号が上総中野12:51発五井14:25着です。ところどころで長時間の停車があり、レトロな駅の見学などができます。座席はボックスシートとロングシートの2種類あり、どちらも指定席です(養老渓谷-上総中野間は全車自由席)。

 観光急行に乗るには事前予約が必要で、乗車日の30日前から小湊鐵道のホームページで受け付けています。スマホで予約し、当日はそのまま乗車します。当日空席がある場合は当日券の発売もあります。五井、養老渓谷では駅で発売し、そのほかの駅では車内で購入します。値段はどのような方法で買っても600円で、子供も同額です。

(追記)
 この観光急行ですが、6月29日以降は、日曜日だけの運行になります。運転士、車掌不足のためで、土曜日や祝日は走らないようになります。
(参考:小湊鐵道ホームページ https://www.kominato.co.jp/topics/、https://www.kominato.co.jp、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/7a79294ee39555812e9e8e6681d0f92347af5caf)

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常総線に1駅だけの区間列車

 関東鉄道は3月16日にダイヤ改正を行います。

 今回のダイヤ改正の特徴は、守谷-新守谷間の区間列車の運転。平日は7時台と15時台に1往復ずつ、休日も15時台に1往復走ります。守谷と新守谷は隣駅で、たった3分間だけの運転で終着駅に到着します。なぜこのような短距離の区間列車が走るのかといえば、新守谷の駅前に私立の小学校と中等教育学校があるため。つくばエクスプレスに乗ってやってくる児童・生徒のための区間列車なのでしょう。

 利用者の多い列車(平日13本、休日13本)を1両から2両に増やすとともに、守谷-水海道間間を中心に若干の増発がありますが、利用者の少ない時間帯では減便もあります。平日、休日ともに9時台は下妻-下館間で2本、15時台は水海道-下館間で2本減便します。
(参考:関東鉄道ホームページ https://www.kantetsu.co.jp/cms/wp-content/uploads/2024/03/20240316infodaiyakaisei.pdf)

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キハ52は定期運行から引退

  いすみ鉄道も3月16日にダイヤ改正を行います。

 これまでいすみ鉄道では、休日に急行が走っていました。かつてJR西日本の大糸線で走っていたキハ52が、2011年から定期列車として使われていました。2023年3月のダイヤ改正以降は土曜日だけの運行となっていましたが、それまでは日祝もキハ52が走っていました。そのキハ52がこの3月16日のダイヤ改正をもって定期運行を終え、多客期の臨時列車や貸切列車、イベント用のみで使われることになります。ダイヤも大きく変わり、急行が消えます。

 ただし、いきなり定期運行が消えるわけではありません。2023年は台風の影響で運行日数が減ったこともあり、ダイヤ改正日の3月16日から5月4日までの土曜日と3月20日、4月29日の祝日には、多客期の臨時列車としてキハ52を走らせます。キハ52が走るその臨時列車は、大多喜9:54発上総中野行き、上総中野10:32発大原行き、大原11:56発大多喜行き、大多喜14:26発上総中野行き、上総中野15:11発大多喜行きの5本です。5本とも各駅に停まります。

 5月11日からは貸切列車やイベント用として走りますが、利用客が多いと見込まれる時期については臨時列車として走ります。
(参考:いすみ鉄道ホームページ https://isumirail.co.jp/blog/archives/8007)

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ライトライン、4月1日改正で快速登場

 以前にも書きましたが、これまでの利用が好調なことを受けて、ライトラインはダイヤ改正を行います。開業してからの6か月間、平日は1日約1.3万人、休日は1日約1万人に利用されました。当初予測の約1.2倍で、特に休日は当初予測の2倍以上の利用があります。初乗り需要でしょうか? ダイヤ改正は4月1日に行います。

 どのような改正になるのでしょうか? 通勤・通学利用者の利便性向上を図るため、朝のラッシュ時、芳賀・高見沢工業団地方面に所要時間約42分の快速を2本走らせます。宇都宮駅東口6:58発と7:46発で、途中停車駅は宇都宮大学陽東キャンパス、平石、そして清陵高校前以東の各停留場となります。この快速は2本とも先行する便を追い越しません。なお、この快速の停車駅は今後の利用状況によっては変更となることもあります。

 通勤・通学時間帯には増発や運行区間の見直しも行います。現在は始発から8:30までの間に宇都宮駅東口から18本の列車が出ていますが、それを20本に増やします。夕方の帰宅時間帯(18~20時台)、芳賀・高見沢工業団地から宇都宮駅東口に13本の列車が出ていますが、17本に増やします。

 スピードアップも行います。キャッシュレス乗車の浸透などにより運賃収受が円滑化し、また交通管理者との調整を行うことによって、ライトラインがスムーズになったのです。平日の各駅停車はこれまでの約48分から約44分になります。しかし、休日についてはこれまで通り、約48分での運行となります。平日よりも休日のほうがICカード利用率が低く(平日は約95%、休日は約88%)、運賃収受に時間がかかるためです。
(参考:ライトラインホームページ https://www.miyarail.co.jp/cms/wp-content/uploads/2024/02/宇都宮ライトレール株式会社-春のダイヤ改正24年4月1日-概要.pdf、https://www.miyarail.co.jp/cms/wp-content/uploads/2024/02/開業半年-ご利用状況について-1.pdf、https://www.miyarail.co.jp/cms/wp-content/themes/miyarail/pdf/timetable/outbound-weekday-202404.pdf、東京新聞ホームページ https://www.tokyo-np.co.jp/article/311672)

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「北陸おでかけtabiwaパス」、期間限定で980円に

 JR西日本は、1月1日の能登半島地震を踏まえ、北陸を応援する取り組みのひとつとして、「北陸おでかけtabiwaパス」を期間限定で使いやすくします(ほかに、北陸地域の「tabiwa周遊パス」と「e5489」を併用すると代金の10%相当をポイントで還元するキャンペーンがあります)。

 どういうことかと言えば、「北陸おでかけtabiwaパス」を期間限定で値下げします。通常は2450円ですが、これを子供と同じ980円にします。北陸でちょっと移動するだけでも、元が取れてしまいます。敦賀から福井に行くだけでも元が取れるという恐ろしい切符です。また、現行は休日限定で、3日前までに購入しなければならないのですが、2月16日から3月15日の間は曜日に関係なく毎日利用することができ、利用日の前日までに購入すればよくなります。これで北陸新幹線開業後にJRから分離される北陸線に乗りに行くのも良いでしょう。

 なお、大幅な値下げを行ったことにより、すでに購入した「北陸おでかけtabiwaパス」を払い戻して、値引き後のものに切り替えることもできます。ただ、通常の方法で払い戻しをすると220円の手数料がかかってしまいますので、特殊な方法で手続きをしないといけません。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240214_00_press_noto.pdf)

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