南大阪線に「すわれ~る」

 話題となる特急用車両はコンスタントにつくられるものの、一般車両はなかなかつくらなかった近鉄。ようやく重い腰を上げて、新型一般車両をつくることにしました。新型一般車両は南大阪線等にも入ります。6A系と言い、2026年度に4両編成3本、2027年度に4両編成2本が投入されます。2002年の6820系以来、24年ぶりの新車です。

 6A系は、南大阪線、吉野線、長野線、御所線に入ります。5月19日から運行を開始します。8A系と同じく赤と白のツートンカラーで、ベビーカー・大型荷物対応スペースの「やさしば」、ロングシートとクロスシートを切り替え可能なL/Cシート(南大阪線系統でL/Cカーを導入するのは初めてです)、夏期や冬期の車内保温のため乗客が個別に扉を開閉することができるスイッチ(6A系だけで走るときのみ使えます)、バリアフリー対応の多目的トイレを備えています。

 そして近鉄は6月1日から、この6A系を使って、一般車両での有料座席指定サービスを始めます。「すわれ~る」と言います。平日夕方ラッシュ時の18:50に大阪阿部野橋を出る吉野行き急行(6両編成、ただし後ろ2両は橿原神宮前まで)の先頭1両を使って、有料着席サービスを使います。近鉄なら特急がたくさん走っていて、有料座席指定サービスも特急を使って行うものと思っていたので、意外な話です。近距離の人にも特急に乗ってもらいたかったら、古市に停まる時間帯を拡大すれば良いだけですから。もしくは「すわれ~る」は特急がない河内長野行きに設定してもいいでしょう。この場合は準急になりますが。

 「すわれ~る」は車端部のロングシートを除いて、クロスシート状態にして運行します。36席あります。座席が確保できるのは大阪阿部野橋から古市までですが、古市から先もそのまま座っていくことができます。「すわれ~る」の値段は300円ですが、6月30日まではオープニングキャンペーンとして200円です。

 「すわれ~る」に座ることができる「すわれ~る券」は乗車当日の5:30から発売します(6月1日は10:00から)。スマホからの「すわれ~る」予約サイトのみの発売で、駅では発売しません。対象列車が1本しかないので、スマホからの予約だけにしたのでしょう。支払いはクレジットカードかPayPayで行います。
(参考:近鉄ホームページ https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/3007664f7a484711b483e49e4a5c5763/20260420rw_v2.pdf、https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/45f8acb192d94f8bbb0d72b4497765ab/20260420rw2.pdf)

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実質的に入場券が0円

 阪急は交通系ICカードで駅に入った場合、20分までは無料ですが、ほかの鉄道でも似たようなものはあるのでしょうか?

 近鉄やJR西日本にも同様のサービスがあります。近鉄は、「駅ナカ」が充実している大阪難波、大和西大寺、京都の3駅に限り適用があります。どうすれば良いのでしょうか? まず、券売機で180円の「入場券(サービス券つき)」を買います。2時間有効の入場券とサービス券がセットになって出てきますので、入場券で駅構内に入り、サービス券は「駅ナカ」で支払いのときに出します。そうすると180円分を値引きしてもらえ、実質的に入場券が0円となります。

 このようなサービスはJR西日本の新大阪(在来線)でも行っています。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV3R4692V3RPLZB00SM.html)

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「ミッドナイトひのとり」、今度は朝食付き

 近鉄は、2025年に「ひのとり」を使った夜行列車を運行し、好評でした。その夜行の「ひのとり」が2026年度も走ります。

 その夜行の「ひのとり」の説明をする前に、ブランドの統一について説明しましょう。2025年は近鉄名古屋発が「夜行ひのとり」、大阪難波発が「ミッドナイトひのとり」という名前で運行していました。それが2026年度からは近鉄名古屋発、大阪難波発ともに「ミッドナイトひのとり」という名前で運行します。そして、今回「ミッドナイトひのとり」が走るのは、近鉄名古屋発、大阪難波発ともに5月3日の深夜。近鉄名古屋発は、近鉄名古屋を23:30ごろに出発し、桑名と近鉄四日市からも乗車することができます。降車は鶴橋、大阪上本町、大阪難波の3駅でできます。大阪難波到着は6:20ごろです。 大阪難波発は、大阪難波を日付が変わった0:01ごろに出発し、大阪上本町と鶴橋からも乗車することができます。降車は津、白子、近鉄四日市、桑名、近鉄名古屋の5駅でできます。近鉄名古屋到着は7:05ごろです。

 近鉄名古屋発、大阪難波発ともに時間調整のため、名張で約4時間停車します。運転停車で、下車はできません。そして、翌朝にはその名張の老舗食堂、賛急屋の特製朝食が配られます。車内で食べることができます。

 旅行代金は大阪難波から近鉄名古屋まで使う場合、 「プレミアムシート」は9900円、「レギュラー」を1人で2席使う場合は8000円、2人で2席使う場合は1人あたり6200円です。復路の交通費は含まれていません。なお、申し込みは16日から受け付けています。近鉄各駅営業所もしくはインターネットで受け付けています。
(参考:近鉄ホームページ https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/5f4b2cf9567b4e5c8ca52125dd3b8e28/20260313%20midnight-hinotori.pdf)

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「名阪<平日お試し>特急券付きデジタルきっぷ」発売

 近鉄はスマホの画面がそのまま切符になる、「デジタルきっぷ」をいくつか発売していますが、ビジネスにも使われる名阪特急に「デジタルきっぷ」ができました。

 期間限定で発売されるこの「デジタルきっぷ」の名前は、「名阪<平日お試し>特急券付きデジタルきっぷ」。大阪難波-近鉄名古屋間の直通特急のうち、始発駅を平日9:30から16:30の間に出るものが対象です。近鉄名古屋-鶴橋、大阪上本町、近鉄日本橋、大阪難波間の片道乗車券と特急券の引換券がセットになっています。

 利用期間は3月2日から4月24日までの平日のみで、発売期間は2月27日以降で、かつ乗車日の1か月前から前日までです。乗車日当日の購入はできません。値段は3980円で、大人用のみの発売です。通常より810円安くなっています。金券ショップで株優を買い、ネットで特急を予約するよりは若干高いです。「ひのとり」の「レギュラーシート」や「アーバンライナー」の「デラックスシート」にも乗車できますが、追加料金が必要です。「ひのとり」の「プレミアムシート」は乗車できません。

 なお、鶴橋では、JRとの連絡改札口は利用できませんので、JRを利用する人は注意が必要です。近鉄名古屋の名鉄線連絡改札口も使えません。
(参考:近鉄ホームページ https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/452bfed1be664415991e2e9c89764e45/oshirase_260226-0424.pdf)

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近鉄車両に東武8000系風ラッピング

 近鉄の一般車両の色と言えば、赤と白のツートンカラーですが(最近は青と白のものも走っていますが)、それとは全く違った塗装のものも走っています。

 それは東武8000系そっくりの塗装。近鉄の1252系の2両1編成に東武8000系風のラッピングを施し、1月22日から奈良線、京都線、橿原線などで運行しています。東武8000系は東武の通勤用の主力車両として、1963年から1983年にかけて712両も製造されました。古い車両なので多くは廃車になりましたが、今でも155両が残っていて、野田線等で走っています。

 なぜこんなことをしたのかと言えば、日光や鬼怒川温泉など東武の沿線観光地の紹介のため。車内広告などで、近鉄沿線の利用者に東武沿線の魅力を伝えます。

 反対に、この春には今度は東武の車両に近鉄風のラッピング車両を走らせる予定です。
(参考:近鉄ホームページ https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/1bf3ddbbcad6495fb91f4e987d7fd153/260120.pdf、産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20260120-ZCB2IGEHFBPNHJNE3L6PQFO72A/)

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近鉄、昼間の大阪線急行は名張止まり、伊勢中川には行かず

 近鉄は3月14日にダイヤ改正を行います。

 大きく変わるのは、大阪線の昼間。現在は急行、区間準急が1時間に3本ずつ、普通が1時間に5本走っていますが、現在の急行の停車駅に近鉄八尾、河内山本、高安を追加した区間急行を新設し、大きくパターンを変えます。新しいダイヤは区間急行と普通が1時間に4本ずつです。区間急行は大阪上本町-榛原間が1時間に概ね2本、大阪上本町-名張(一部青山町)間が1時間に概ね2本です。普通は大阪上本町-大和朝倉間が1時間に4本です。名張-伊勢中川間は平日、急行が2時間に1本、普通が1時間に1本、休日は急行が1時間に1本、東青山-伊勢中川間の普通が1時間に1本です。 区間急行の運転区間は大阪上本町-五位堂、大和八木、榛原、名張、青山町間なので、伊勢中川まで行くには乗り換えが必要になります。近鉄としては伊勢まで行くのなら特急で行ってもらえば良いので、わざわざ6両と長い急行を伊勢まで走らせる必要はないのでしょう。名張-伊勢中川間の折り返し運転なら2両で済みます。急行でも4両あれば良いでしょう。

 このように急行で伊勢、あるいは名古屋まで行く人にとっては利便性が低下する今回のダイヤ改正ですが、細かく見ると良いところもあります。今までのダイヤは列車の間隔が不均一で、決して使いやすいとは言いづらかったです。しかし、今回のダイヤは、区間急行も普通もきれいな15分間隔で、むしろ使いやすくなっています。区間急行と普通の連絡は河内国分と大和八木で行いますので、布施、近鉄八尾、河内山本、高安、河内国分では1時間に8本使えるということになります。そのほかも榛原までは1時間に4本ありますので、そこまでなら悪くはないと言えます。近鉄は伝統的に大阪近郊の主要駅の輸送は準急、区間準急に任せ、急行が停まっても何ら不思議ではない駅を通過していましたが、今回のダイヤ改正によって昼間はその伝統が崩れることになりました。ただ、そのやりかたは上手いほうで、新しいダイヤは場所によってはむしろ使いやすくなっています。また、近鉄八尾の14時台の大阪上本町行きの普通は1時間に6本ありますので、普通しか停まらない長瀬での近大需要も考慮されているようです。今回のダイヤ改正で一番痛いのは、名張と青山町の間でしょう。今は大阪上本町からの急行が1時間に3本(一部は名張乗り換えの普通)ありましたが、ダイヤ改正後は基本的に2両編成の普通が1時間に1本だけになるので、かなり厳しいです。

 そのほかの改正内容についても触れておきます。大阪線の昼間のダイヤが変わった影響で、信貴線もダイヤが変わります。昼間は1時間に3本から2本に減ります。以前にも記事にした通り、五位堂に特急が停まります。天理線では、平日、これまで大和西大寺始発であった大阪難波行き特急を天理6:49発とし、近鉄郡山にも停車させます。奈良線では大阪難波-近鉄奈良間に特急を平日6本、休日4本増発します。増発される特急は午前に奈良に行き、午後に大阪に戻るので、通勤客ではなく、観光客をターゲットにした設定です。京都線では近鉄京都-近鉄奈良間に特急を平日4本、休日2本増やします。名古屋線では休日に近鉄名古屋20:25発大阪難波行きの「ひのとり」を増発し、平日、休日ともに近鉄名古屋22:20発の特急名張行きを22:25発特急松阪行きにします。
(参考:近鉄ホームページ https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/be9d7c1967504896ab2bed433ed0cba6/20260119.pdf)

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阪神の座席指定サービス車両、山陽や近鉄にも乗り入れか?

 阪神は新型の急行用車両、3000系を投入します。8000系と置き換えるのが目的なのですが、6両編成のうち1両は有料座席指定の車両です。さて、この3000系、どこで使われるのでしょうか?

 常識的に考えたら、本線で使われそうですが、問題は距離が短いこと。神戸高速鉄道を入れても、大阪梅田-西代間は40キロもありません。それではどこを走ることを考えているのでしょうか?

 久須阪神社長の話によれば、当然ながら自社だけでは決められず、協議の必要はあるものの、山陽や近鉄に乗り入れていることも考えているようです。長距離のほうが座席に座りたいというニーズが高い、と考えているからです。長い区間を走るのでそれなりの車両数が要りますが、大阪と神戸を往復するよりも姫路や奈良に行ったほうがいいでしょう。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF017GD0R01C25A2000000/?msockid=14a30a4a6e7662f310461f4b6ffd6323)

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1A系は2026年1月16日から

 特急はともかく、それ以外の車両ではなかなか新車が出なかった近鉄。ようやく一般車両にも新車が入るようになりました。すでに奈良線などでは8A系が走っていますが、以前にも記事にした通り、名古屋線、大阪線などにもそのタイプの車両が登場します。

 名古屋線、山田線、鳥羽線、大阪線で1月16日から走り始めるその新型一般車両は1A系と言います。名古屋線では28年ぶりとなる新型一般車両で、色はこれまでの赤と白のツートンカラーから変わり、青と白のツートンカラーとなります。

 車内設備に関しては、すでにデビューした8A系同様、ベビーカー・大型荷物対応スペース「やさしば」、ロングシートとクロスシートの切り替えが可能なL/Cシート、夏期や冬期の車内保温のために駅に長時間停車する際に利用者が個別に扉を開閉することができる扉個別開閉スイッチを備えます。また、長距離利用する人のために、多目的トイレを設置します。

 運用に関しては、名古屋線ではロングシートの2両と組んで、6両編成で急行中心に使われます。2026年度に登場する1B系は3両編成なので、準急や普通中心に使われます。大阪線はトイレがあるため主に急行用として使われますが、普通として使われることもあるようです。

 また、新車の投入により、ほぼ同数の車両が置き換えられ、廃車となるようです。候補に挙がっているのが、大阪線、名古屋線で急行用として使われている2610系(1972年以降に製造)のようです。
(参考:近鉄ホームページ https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/c25ec2cb04a64d96a9d34728a49d2c6b/1A%202025%201215%201400.pdf、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20260110-kintetsu1a/)

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加古川線に乗る

 12日のことですが、一部区間の存廃が問題になっている、加古川線に乗ってきました。

 

 近鉄名古屋5:50発の急行に乗る。後の列車の都合で、伊勢中川で特急に乗り換え、大和八木まで乗る。「ビスタカー」だった。しかし、に乗ったときもそうだったが、ガラガラである。8両もつないでいるのに、悲惨なほどの空き具合だ。大和八木から乗る人はそれなりにいたので、名張までは4両で十分だ。大和八木からは快速急行、鶴橋から乗ったのは大阪難波止まりなので大阪難波でも乗り換え、尼崎で降りる。

 尼崎からは阪神バスに乗る。行き先は宝塚、阪急を象徴する場所である。なぜそういうところにバスを走らせているのかと言えば、阪神の仕返しである。阪急神戸線をつくった阪急に対抗して阪神も宝塚への鉄道を走らせようとしたが実現せず、代わりにバスを走らせたのだ。バスは駅の南側から出る。24分間隔のダイヤだが、次の国道沿いのバス停でもうひとつの系統と合流し、12分間隔となる。そう考えると結構本数が多い。阪神尼崎南9:29発のバスに乗る。運賃は250円均一、すぐ降りても終点まで乗っても250円だ。運賃は降りるときに払う。バスはよく利用されている。停留所での乗り降りが多く、短距離の利用も多い。客もよく乗っていて、コンスタントに15人はいる。阪急今津線とは少し離れているので、需要があるのだろう。7分ほど遅れて終点の宝塚に到着。隣には甲子園に行く阪神バスも停まっていた。阪急の象徴から阪神の象徴に行くバスだ。

 宝塚からはJRに乗る。大阪近郊区間なら途中下車しなければ最短の切符で乗ることができるので、券売機で切符を買って駅に入る。途中、「ICOCA」が使えない区間を通るので、事前に切符を買っておく。宝塚10:48発の区間快速篠山口行きに乗る。篠山口まで行くのは1時間に1本に減っていて、かなり厳しい。乗ったのは区間快速なので終点までひたすら各駅に停まる。篠山口まで行くので転換クロスシートと思ったら、ロングシート。7両もあるので、三田で人が降りると、本当にガラガラ。しかし、篠山口で降りると、意外と多くの人がいる。ガラガラに見えても7両もあれば結構乗っているのだ。篠山口からは223系の2両編成、ワンマン列車である。乗り換え客で2人掛けのシートをひとりで使えるぐらいの混み具合。転換クロスシートになったので、車内でパンを食べる。

 谷川で加古川線に乗り換え。前の切り欠きホームに125系が1両で停まっている。12:09発の加古川行きは10人ほどの客を乗せて発車。加古川線は谷川を出ると西脇市まで交換設備がない。黒田庄を除くと乗り降りはあっても1人だけで、動きは少ない。状況が変わったのは西脇市。加古川線唯一の有人駅である。到着と共にいきなり客が増え、座席は全て埋まる。加古川行きは西脇市で6分停まるので、その間にも増えていく。やはり西脇市以南と以北では状況が全く違うのだ。線路も違う。西脇市までは赤字ローカル線らしく、時速25キロの徐行区間があったが、西脇市以南にはそのような区間はない。西脇市を出てからも利用者は増え、厄神を過ぎると身動きができないほど。1両はやはり短いし、1時間に1本もやはり少ない。厄神までは30分間隔に戻したほうが良さそうだし、沿線にやる気があればお金を出して西脇市まで1時間に2本にしてもよい。人の少ない西脇市以北の存続を口先だけで要求するのなら、可能性のあるところに投資したほうがよい。終点の加古川に到着。加古川には中間改札がある。加古川線は無人駅だらけなので、ここで精算させるのだ。自動改札機が並んでいるが、持っている切符は大回りのため、素直に自動改札機に入れるとブザーが鳴る。最初から有人改札に行き、大回りであることを告げると、すんなりと通過することができた。

 JR神戸線に乗り換え。昼のパンの残りを食べたかったので、新快速ではなくて快速に乗る。加古川始発で10両もあるのでガラガラ。だんだん乗ってくるだろうから、早目に食べておく。快速に乗って1時間ほどで西宮に着く。西宮から国道に沿って歩くと阪急今津線の阪神国道がある。阪急も神戸線、今津線、宝塚線で環状線のようになっている。阪神国道からいったん宝塚に行き、宝塚線で大阪梅田に行くことにする。券売機で切符を買おうとしたが、「ICOCA」は使えず、現金で払う。1時間余りかけて、西宮から宝塚経由で大阪までの小旅行を楽しむことができた。

 梅田でお土産をいろいろ買うのに時間がかかり、大阪環状線に乗って鶴橋に着いたのは18時ごろ。梅田で1時間半も買い物をしていたことになる。鶴橋からは近鉄で名古屋に戻る。鶴橋18:10発の快速急行に乗る。この快速急行は名張までだが、終点の名張で後ろ2両を切り離して前の6両が急行となって宇治山田まで行く。夕方ラッシュ時のため大阪付近では8両が求められ、そのために名張までは快速急行になっているのだ。ホームが8両に対応しているのは快速急行停車駅だけなのだ。名張を出た時点では多少乗っていたが、それも伊賀神戸までで大半は降り、ガラガラになる。伊勢中川で近鉄名古屋行きの急行に乗り換え、名古屋に戻った。

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大晦日に「楽」を使った6本の初詣団体列車

 近鉄は2025年の大晦日から2026年の元旦にかけて、恒例の特急などの終夜運転を行います。また、それに加えて、「楽」を使った団体専用列車が走ります。

 行きは、大阪上本町発長谷寺行きです。大阪上本町を2025年12月31日の23:32に出ます。橿原神宮前行きに0:26、桜井に1:09、長谷寺に1:18に着きます。大阪線から外れる橿原神宮前にどうやって行くのか、期待が持てるところです。おそらく、大和八木の短絡線を使って出入りするのでしょうが、真夜中なのが残念なところです。帰りは、橿原神宮前発大阪上本町行きです。橿原神宮前を2026年1月1日4:00に出ます。近鉄奈良に寄ってから(4:44着、4:51発)、大阪上本町に5:23に着きます。

 この「楽」は旅行商品として発売されるので、事前に近鉄のホームページで申し込まないといけません。料金は、A区間(大阪上本町→橿原神宮前)が大人2100円、子供1550円、B区間(大阪上本町→桜井)が大人2800円、子供1900円、C区間(大阪上本町→長谷寺)が大人2900円、子供1950円、D区間(橿原神宮前→近鉄奈良)が大人1900円、子供1450円、E区間(橿原神宮前→大阪上本町)が大人3000円、子供2000円、F区間(近鉄奈良→大阪上本町)が大人2000円、子供1500円です。この料金には、運賃のほか、「楽」片道料金、記念品代等が含まれています。記念品は2026年の干支の午をモチーフにしたオリジナル缶バッチです。乳幼児は全区間500円均一ですが、座席や記念品はありません。子供だけでの申し込みはできず、先頭車の最前列と最後部の最後列は見学席となり、発売されないようです。

 ちなみに、募集人員は行き、帰りともに140人ですが、行きはすでにキャンセル待ちとなっています。
(参考:近鉄ホームページ https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/e90318ab952c47eb8a5ec3e36f27405f/20251111.pdf)

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