指紋で改札?

 大和西大寺駅南北自由通路は4月19日に一部が供用開始されます。これに合わせて自由通路に接続した中央改札口の供用も開始します(代わりに、北改札口が4月18日で閉鎖されます)。

 また、近鉄は先端技術を活用した新しい駅運営のありかたとして、「近未来ステーション構想」を打ち出してきました。AIやITなどの先端技術を活用することによって、乗客へのサービスや安全性の向上、駅係員の業務負担軽減や効率化を図ります。今回の大和西大寺駅のリニューアルでは、それが実現することになります。大型マルチディスプレイを活用した案内の導入(日ごろは電車の発車時刻や乗り場案内、沿線の案内等を行いますが、事故や災害のときには運行情報等を提供します)、AIを活用した案内ロボット(日本語のほか、英語、中国語、韓国語にも対応します)や車椅子などを利用する人への見守りシステムなどの試験導入を行います。見守りシステムは改札口上に設置されたカメラを通じてAIが自動的に認識し、駅務室にいる駅係員に伝えるもので、必要があれば駅係員が出向くことになります。6月下旬に導入する予定です。

 また、中央改札口と南改札口の自動改札機(それぞれ1台)に、指紋認証改札システムを導入します。装置の中に指を差し込んで認証するようです。駅構内店舗の従業員が使うもので、実際に使ってみることで問題点を洗い出し、生体認証機能の活用に向けて検討していきます。

 今後も、大和西大寺駅のリニューアルは続きます。内外装デザインやトイレの工事を行います。2021年度完成予定です。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/kinmiraistation.pdf)

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ダイヤ改正以降の行商人用車両は「伊勢志摩お魚図鑑」

 近鉄の「鮮魚列車」(平日と土曜日に宇治山田発大阪上本町行き、大阪上本町発松阪行きを1本ずつ運転)は3月14日のダイヤ改正で廃止され、その後は一般列車の最後尾に1両、専用車両が連結されます。3月16日以降の平日に、松阪6:44発名張行き急行に連結されるのです。この名張行き急行、松阪を6両編成で出ます。名張で4両を増結し、名張からは10両編成の快速急行で大阪上本町に向かいます。大阪上本町は8:46着です。これまでの「鮮魚列車」同様、行商人以外の人は利用できません。

 さて、専用車両とはどういうものでしょうか? 18日に近鉄から発表があったのですが、想定外のものでした。2両編成の通勤型車両のうちの1両がラッピングされ、専用車両になるのです。その「伊勢志摩お魚図鑑」と言われるラッピング車両には、車両全体に伊勢志摩の海に生息する様々な魚介類が描かれます。伊勢志摩の代表的な海の幸である伊勢海老をはじめ、鯛やふぐ、鰯、マンボウなど43種類を忠実に描いています。何の魚かわかりやすいよう、それぞれの名前も仮名で書かれています。

 この「伊勢志摩お魚図鑑」、魚を運ぶ行商人を運ぶため以外にも使われます。3月22日にダイヤ改正まで使われていた「鮮魚列車」と「伊勢志摩お魚図鑑」とを並べた撮影会ツアーが青山町車庫で行われます。ほかにも近鉄やクラブツーリズムで「伊勢志摩お魚図鑑」を使ったツアーが行われます。新鮮な海の幸を「伊勢志摩お魚図鑑」で運んで販売する企画も考えられています。

(追記)
 3月22日に行われる予定だった撮影会ツアーは延期になりました。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/sengyo.pdf、https://www.kintetsu.co.jp/kanko/kanko_info/news_info/tour_200303.pdf)

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近鉄の「鮮魚列車」、3月14日のダイヤ改正で廃止

 近鉄は3月14日にダイヤ改正をしますが、そのときに普通の人は乗ることのできない列車が廃止になります。

 それは「鮮魚列車」、宇治山田と大阪上本町の間を平日と土曜日に走っている、鮮魚の行商人専用の列車です。伊勢志摩の海でとれた鮮魚を行商人が運ぶ近鉄の専用列車で、鮮魚の行商人の組合の貸切列車として1963年から走っていました。魚のにおいが移ってもいいように専用の車両が用意され、多い時期には100人以上の行商人が利用していましたが、車を使う人が増えたため、利用者は減りました。そのため、近鉄は3月14日のダイヤ改正で「鮮魚列車」を廃止することにしたのです。

 ダイヤ改正以降近鉄は、早朝に松阪を出る急行(名張から快速急行?)の最後尾に行商人専用の車両1両を連結して対応します。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200216/k10012287701000.html)

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「名阪チケレス割」は「ひのとり」対象外

 久しぶりに近鉄のホームページを見たところ、「名阪チケレス割」の対象期間が延長になっていました。2020年9月30日乗車分までで、ゴールデンウィークやお盆でも適用になります。

 ところが、この「名阪チケレス割」、適用の対象にならない列車があります。それは新型特急の「ひのとり」。前日までに購入しても300円(大人の場合)の特急料金の割引はありません。注意が必要です。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/gyoumu/meihanticketlessservice/)

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近鉄、特急の車椅子席がインターネットで予約可能に

 近鉄は一部の特急列車に、車椅子の人に対応することのできる座席を設けています。

 これまで、この車椅子席はインターネットでは発売せず、駅の窓口や旅行会社に行かなければいけなかったのですが、明日2月1日から、インターネットでも購入することができるようになりました。国内では初めてのことです。

 対象になるのは、(1)「しまかぜ」 (2)「ひのとり」(3月14日デビュー、車椅子のまま車内で過ごすことのできる席を用意しています) (3)「アーバンライナー」 (4)「伊勢志摩ライナー」 (5)「青の交響曲」 (6)「さくらライナー」 (7)22000系、22600系の一部、16400系、16600系 です。ただし、(7)は汎用特急のため、運転日前日の夕方にならないと運行車両は決まりません。車椅子席に座りたいと思っても、前日の夕方にならないと購入できないのです。なお、車椅子の人のほか、その同伴者の席の特急券もチケットレスサービスで購入することができます。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/tokkyunet.pdf)

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「ひのとり」デビューの3月14日にダイヤ改正

 「ひのとり」は3月14日にデビューします。それに合わせて近鉄はダイヤ改正を行います。生駒鋼索線、けいはんな線を除く全線でダイヤ改正を行います。

 「ひのとり」は平日、休日ともに名阪間を1日6往復します。「ひのとり」は名阪間のほか、大阪難波-奈良間でも1日1往復します。平日は大阪難波22:20発と奈良6:30発、休日は大阪難波20:35発と奈良8:13発です。2021年3月までに大阪難波、名古屋を毎時0分に出る便と休日に運転する大阪難波16:20、17:20、18:20発、名古屋8:20、16:25、17:25、18:25発を順次「ひのとり」に切り替えていきます。大阪難波、名古屋を毎時30分に出る便と名古屋5:58発の名阪特急については、車両を順次「アーバンライナー」に切り替えます。また、一部の名阪特急については所要時間の短縮を図り、鶴橋-名古屋間を1時間59分で結ぶ便を現行の1本から5本に増やします。

 なお、日中の名阪特急についてはこれまで車内販売を行ってきました。しかし、2020年3月8日で名阪特急の車内販売は終了します。ダイヤ改正以降も車内販売があるのは、「しまかぜ」、「青の交響曲」、休日の「伊勢志摩ライナー」のみとなります。代わりに、3月14日にデビューする「ひのとり」では、両先頭車に自動販売機による挽きたてのコーヒー、菓子類の販売を行うカフェスポット、3号車には間及びペットボトル飲料を販売する自販機を設置します。

 特急については早朝の便の充実が目立ちます。名張5:41発名古屋行きを新設します。名古屋到着は7:08です。松阪を6時前に出る名古屋行き特急は、松阪5:36発に繰り上げます。名古屋6:46着です。平日のみですが、奈良21:30発大阪難波行き特急を増発します。反面、鳥羽発着の特急を中心に運転区間を短縮するものがあります。

 特急以外の一般列車については、以前にも書いたとおり、休日に阪神線と直通している奈良線の6両編成の快速急行を一部を除いて8両編成で運転します。また、途中駅での車両の連結解放作業を取りやめること等により、所要時間を平均4分短縮します。休日については、阪神線と直通する快速急行の運転時間帯を拡大します。

 大阪線は平日の早朝に、五位堂発大阪上本町行きの急行を2本増発します。反対の伊勢方面行きは、平日大阪上本町5:37発伊勢中川行き急行を新たに運転します。大阪上本町6:00発五十鈴川行き急行は、大阪上本町6:14発大和八木行き急行に変更します。大阪線、南大阪線、長野線、名古屋線では始発列車の時刻を繰り上げます。生駒線では2017年の台風21号に伴う徐行運転が終わり、朝夕の生駒-王寺間の列車を毎時4本運転とします。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/daiyahennko.pdf、https://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/tetsudo_info/news_info/200121_meihan-syahan.pdf)

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近鉄特急の喫煙席、2020年1月31日で廃止

 かつては列車内でタバコを吸うことは当たり前のことで、大都市の通勤列車以外は自由に吸うことができました。しかし、禁煙を求める動きは強くなり、だんだん禁煙車が増え、喫煙できる車両が少なくなりました。有料特急であるにもかかわらず、喫煙車どころか、喫煙室すらないものも決して珍しくありません。

 夜行列車を除いて最後まで喫煙車が残ったのは、JR東海、JR西日本の700系と、近鉄の12200系。しかし、これらも消えつつあります。まずJR東海の700系は2020年3月に最終走行を行います。近鉄も喫煙室の設置が進んでいます。喫煙室を設置する予定がない12200系は2020年度までに引退させます。そして、その喫煙室設置が進みつつある近鉄で、新たな動きがあります。2020年2月1日から、全ての座席が禁煙になります。喫煙室を除いてはタバコを吸うことができなくなるのです。

 2020年2月1日以降、「しまかぜ」、「アーバンライナー」、そして2020年3月14日にデビューする「ひのとり」などには、喫煙室がありますので、そこでタバコを吸うことができます。喫煙室がない特急は「青の交響曲」と、12200系による特急です。12200系のみを使用する特急については、順次車両整備を行いますが、2020年2月1日から2020年3月中旬までの間、整備が済んでいない車両については特急券の発売を行いません。喫煙車は1両まるごと空席のままで発車することとなります。また先ほども述べたとおり、12200系は2020年度末までに特急の運用から外す予定です。

 それでは、喫煙室のある列車だと、全区間でタバコを吸うことができるのかと言えばそうではありません。喫煙室でもタバコを吸うことができない区間があるのです。2020年4月1日施行の改正健康増進法によれば、地下駅、地下が連続する区間、屋根全体が屋根に覆われたターミナルは、屋内扱いとなります。この区間においては、喫煙室でもタバコを吸うことはできないのです。具体的に言えば、(1)地下線区間の大阪難波-大阪上本町間 (2)地下駅の近鉄奈良、近鉄名古屋 (3)駅全体が屋根に覆われたターミナル駅である、大阪上本町、京都、大阪阿部野橋 が屋内扱いとなるのです。屋内扱いとなった区間や駅においては、喫煙室でもタバコを吸うことはできません。

 さて、700系についてですが、JR西日本については2020年3月のダイヤ改正以後も残ります。さすがに定期列車ではありませんが、臨時列車として残ります。東海道新幹線に乗り入れることができないのに16両の新幹線を持つ意味はありませんので、早々に引退すると思われますが。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/zennkinnenn.pdf、中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019122401002523.html)

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和泉市いずみの国歴史館に行ってきました

 13日のことですが、和泉市にある博物館、和泉市いずみの国歴史館に行ってきました。そのときの訪問記を書いていきます。

 

 近鉄名古屋6:31発の急行で伊勢中川へ。通勤時間帯にさしかかる時間帯の列車のため、途中から通勤通学客が乗ってくる。終点の伊勢中川で前2両を切り離し、残りはそのまま大阪上本町行きの急行に。乗っていた人の多くは向かいの伊勢方面の急行に乗り、車内はガラガラになった。大和八木で降りて次に乗るのは、大阪線のホームから出る京都行きの特急。大阪線と橿原線は大和八木で直交するので直通しにくい構造になっているが、京都方面と伊勢方面を結ぶ連絡線がある。かつては京都から伊勢方面への特急が1時間に1本の割で走っていたが今は本数が減り、貴重な存在だ。9:27発の京都行き特急に乗る。座席は事前にパソコンで予約している。連絡線は結構長く、橿原線に合流するのは次の駅の直前。次の停車駅の大和西大寺で降りるが、2つの路線が平面交差するので、手前でしばらく待たされる。

 次に乗る奈良線の急行(大和西大寺10:02発)まで10分以上あるので、ちょっと駅を探検。「駅ナカ」みたいなところがあるので、そこに立ち寄る。弁当やお惣菜を売っている店があり、帰るときには使えそうだ。立ち呑みができる店もある。「駅ナカ」の奥には、展望デッキ。ポイントを渡って大阪難波や京都に行く列車を眺めることができる。発車時間になったので階段を降り、大阪難波行きの急行に乗る。石切を出たところの車内から見る大阪平野の街並みは絶景だ。

 布施で近鉄を降り、バスに乗る。これから乗るのは大阪バス。東大阪を拠点に高速バスを走らせている会社だが、東大阪市内では路線バスを走らせている。布施駅南口10:40発の近鉄八尾駅行に乗る。大阪府内を走るとは思えない、小さなバス。ICカードは使えず、降車時に現金で払うことになる。バスは1日10往復しかなく、これも大阪府内のバスとは思えない。バスは発車した。最初はセンターラインのある、それなりに幅のある道路を走っていたが、途中からすれ違いに苦労するほどの細い路地に入る。小型のバスでないと無理な区間だ。バスは40分ほどかけて終点の近鉄八尾駅に到着。乗ったときは私1人だけだった客は4人に増えている。

 高架下の店舗でうどんを食べ、近鉄バスに乗る。次に乗るのは近鉄八尾駅前11:40発の藤井寺駅前行き。途中、八尾南駅前を経由する。この系統の本数は多く、平日は日中15分間隔、休日でも日中20分間隔で走っている。ICカードも使える。ただ昼ごろの便なので利用者は少なく、最大でも6人。八尾南はOsaka Metroの駅。八尾市内にある唯一のOsaka Metroの駅だ。地下鉄と言いながら地上にある。しかし発車するとすぐに地下に潜った。天王寺で御堂筋線に乗り換えてなかもずへ。北大阪急行の車両だった。

 南海の中百舌鳥の橋上駅舎では回転寿司の会社がやっているお惣菜、弁当屋があり、お寿司や弁当を安く売っている。セールで鶏の天ぷらの弁当が140円で売られていて、夕食用に買う。コンビニのおにぎりぐらいの値段だ。和泉中央から桃山学院大学のほうに歩く。途中で道に迷って、大学の構内に入ってようやく着いたのが、和泉市いずみの国歴史館。阪和電鉄の特別展をやっているのだ。皆様なら御存じのことだろうが、天王寺と和歌山を結ぶ阪和線は戦前、阪和電鉄という私鉄だった。明治時代に開業した南海と違って人口の少ないところを走るため、スピードに力を入れ、61.3キロある天王寺-和歌山間(駅名は現在のもの)を戦前では国内最速の45分で結んでいた。また、行楽客の誘致や住宅開発にも力を入れ、最終的には黒字化にこぎ着けたが、戦争によって1940年に南海に合併され、最終的には国に買収されたのである。特別展はパンフレット類が多く、昔のものなので小さくて、字が細かいのでじっくりと見ることができなかった。展示物を手に取って見ることができたらかなり時間がかかったのだろうが、さっと眺めるぐらいしかできなかったので、20分程度で見てしまう。ただ、利用者向けに出していた新聞は複製があり、手に取ってみることができたため、記事の内容まで見ることができた。帰りは案内の通りに歩いたら、10分余りで駅に戻ることができた。

 和泉中央は行き止まりの駅だが、バスで泉大津や和泉府中に行くことができる。東ヶ丘をぐるっと回るため少々時間がかかるが、岸和田に行く便もある。泉大津に行くバスは2系統あり、それぞれ30分間隔で出ている。来た道を戻らなくても良いのだ。和泉中央駅14:40発の和泉市役所前経由泉大津駅前行きに乗る。バスは多くても10人ぐらいしか乗っていないが、途中和泉府中駅前を経由するので、途中の停留所では乗る人も降りる人も見られた。30分ほどで終点の泉大津駅前に着き、南海に乗り換える。2扉車の普通で、車端部のボックスシートに座ることができた。

 浜寺公園で降り、阪堺に乗り換える。15:47発の天王寺駅前行きに乗る。最初は4人しか乗っていなかったがだんだん増え、一時的だが立っている人も出てきた。古い車両なので、乗り降りには当然段差があるが、それでも段差は少ない。いくら南海やJRならエレベータはついていると言っても、階段を少し上がれば乗ることができる気楽さは代えがたい。エレベータやエスカレータが全てを解決するわけではないのだ。恵美須町に行きたかったので、我孫子道で乗り換える。降りるときと2回目に乗るときの両方、ICカードでタッチするだけで乗り継ぎ処理は終わる。阪堺は指定された停留所で乗り換えたら、2本乗っても運賃は210円のままなのだ。さて、天王寺駅前行きから恵美須町行きに乗り換えたのはたったの3人、この前のダイヤ改正で恵美須町への運転間隔が24分となったのも仕方がないというべきか。ただ、我孫子道を出てからは乗客は増えていく。天王寺駅前行きみたいなことはないが、大阪の都心部へのフィーダー輸送の役割はあるようだ。もっとも、我孫子道での乗り換え客が少ないということは、堺から引っ張る力がないということだ。堺からなら南海に乗れば速い。阪堺が浜寺駅前から天王寺駅前に行くのをメインにしているのは理にかなっているのだ。

 駅の改良(縮小)工事が行われている恵美須町から日本橋を通って大阪難波に行く。買い物をしてから近鉄に乗り、大阪上本町からは17:38発の伊勢中川行き急行に乗る。前4両が転換クロスシートで、後ろ2両がロングという大阪線では珍しい編成。伊勢中川まで行くので転換クロスシートのほうに乗る。発車10分前に乗ったので転換クロスシートを確保でき、車内でパンや弁当も食べることができた。

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びわ湖疏水船に乗る

 11日のことですが、約70年ぶりに復活したびわ湖疏水船に乗ってきました。

 

 久しく乗っていない路線に乗るため、近鉄名古屋7:11発の急行で津へ。車両は混んでいて、座ることができるようになったのは、江戸橋。三重大の学生が降りる。名古屋から通うと長距離だが、通学定期が驚くほど安いからだろう。週1回乗れば元が取れるぐらいだから、下宿させようとはしないのはある意味当然だ。江戸橋と次の津で大量に降りてガラガラ。津で紀勢線に乗り換え。8:26発の亀山行きに乗る。ロングシートのキハ25の4両編成だ。通学の高校生で混んでいたが、次の一身田で高校生は降りる。大半はすぐに降りたが、一身田では交換待ちで7分停まるので、友達とおしゃべりをしてしばらく待ってから降りるのもいる。出口が混むのでそれを避けるためだろう。

 亀山からはJR西日本のエリアになる。当然乗り換え。加茂方面からのディーゼルカーがキハ120の2両編成でやって来たが、ここで1両を切り離す。加茂側の1両は車庫に引き上げる。残りの1両に乗るのだが、スーツ姿の人もそこそこいて、絶望的なほどのローカル線ではない。柘植で乗り換えたのは草津線。次の草津行きは10:00発と30分ほど先だが、ホームで待つ。来たのは113系の4両編成。中は転換クロスシートにリニューアルされていていいのだが、外は緑一色に塗られていて興ざめ。

 貴生川で信楽高原鐵道に乗り換え。車両は目の前に停まっている。2両編成で前がNHKの朝のドラマの「スカーレット」のラッピング、後ろは土山サービスエリアのラッピングだ。前はロングシート、後ろは転換クロスシートなので、後ろに乗る。2017年製の新しい車両だ。貴生川10:24発の列車は坂を上り続ける。駅は全くなく、ひたすら坂を上り続ける。坂を上ったところで駅がポンポンと現れ、終点の信楽に到着。すぐ折り返しの列車に乗っても良かったが、せっかく信楽まで来たので、1本落として、信楽の町をぶらりと歩く。駅の売店でお土産を買って、次の11:54発貴生川行きに乗る。行きに乗ったのと同じ、「スカーレット」と土山サービスエリアの組み合わせだったので、転換クロスシートの土山サービスエリアのほうに乗った。貴生川のホーム上には「ICOCA」の改札機があったのでここにタッチして、12:21発の草津行きに乗る。柘植から貴生川まで乗ったときと同じ、緑に塗られた113系の4両編成、転換クロスシート。貴生川までと同じように橋上駅舎の駅が続き、駅ごとに客が増えていく。草津からは新快速で石山へ。

 石山寺へは石山から京阪バスが1時間に8本出ているが、歩くことにする。瀬田の唐橋も見て、50分ほどかけて石山寺に着いた。石山寺では参拝するとともに、奥のほうで「石山寺と紫式部展」をやっていたのでそれも見ることにした。紫式部はここ石山寺で月を見て、「源氏物語」のアイデアが浮かんだと言われている。石山寺を出て、京阪に乗る(石山寺14:39発)。石山坂本線だ。石山坂本線は小ぶりな2両編成の列車が10分間隔で出ていて、駅はこまめにある。ごく一部を除いて専用軌道だが、路面電車感覚で利用することができる。ところどころ、無人駅がある。無人駅でもICカードリーダーがあるが、ワンマン運転で、全ての扉が開くので、運転士がチェックしているとは思えない。事実上の「信用乗車方式」なのか?

 三井寺で降り、2、3分ほど歩くと、橋の上で立っているのが何人かいる。ここが本日のメインイベント、びわ湖疏水船の乗り場なのだ。びわ湖疏水は、明治になって首都が移転し寂れた京都の街を復興させるためつくられた運河。発電や物資の輸送に活躍しましたが、戦後すぐに舟運は使われなくなった。これが復活したのは2018年、それからは春と秋の週末を中心に、観光用としての舟が走る。舟は15:50に出るのだが、乗船30分前に来なければならないので、早く来ているのだ。乗船45分前の15:05に扉が開き、建物の中に入る。何の建物かと思っていたら、京都市上下水道局の建物だった。乗船時間の30分前になって、ビデオでの説明が始まる。その後12人乗りの舟に乗り込むが、座席はすでに決まっていて、舟が傾かないよう指示通りに乗り込む。舟は大津を出た。すぐに長いトンネル(出るのに20分かかった)に入るが、男性ガイドの話が面白く、真っ暗なトンネルの中でも飽きることはない。外に出ても疏水から見る景色はいつもと違って新鮮だ。時間通り16:50に終点の蹴上に着いたが、蹴上に着いてもガイドの説明があり、下船場を出たのは17:00のことであった。京都市営地下鉄の東西線(京阪からの乗り入れ車両で、後ろ向きのクロスシートに座った)と烏丸線を乗り継いで京都に行く。

 暗くなった京都からの最終ランナーは高速バス。大阪バスグループの「京都名古屋特急ニュースター号」に乗る。京都駅17:50発の便だ。相席にならない程度の、ほどほどの埋まり具合。旅行の最後に乗る高速バスは遅れることが多く、今回もそうならないか心配したが、今回はスムーズに走り、予定より15分早く終点の愛知県庁前に着いた。

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インターネットで特急券を買うと、伊勢志摩エリア、吉野エリアともに200円

 会員登録して購入すれば特急券に交換することのできる「近鉄特急netポイント」が10%貯まり、名阪間では特急料金そのものの割引もある、近鉄のチケットレスサービス。11月からはほかの路線にも拡大します。

 新しく拡大されるのは、伊勢市-賢島間と橿原神宮前-吉野間。11月1日から12月27日までの期間中に、チケットレスサービスで特急券を買って、かつ乗車すれば、通常大人520円、子供260円の特急料金がそれぞれ200円、100円となります(「デラックスシート」などを利用するときは別途特別車両料金が必要となります)。「伊勢志摩チケレス割200」、「吉野チケレス割200」キャンペーンです。しかも、会員登録をして購入すれば、「近鉄特急netポイント」が割引後の金額の10%分つきます。

 なお、10月31日でこれまで発売していた回数特急券、「伊勢志摩ビスタ4」、「吉野路ビスタ4」の発売を終了します(11月以降も有効期間内であれば特急券への引き換え及び乗車が可能です)。12月27日のキャンペーン終了後も何らかのかたちの割引を継続して行う必要があるでしょう。

(追記)
 伊勢市-賢島間及び橿原神宮前-吉野間のチケットレスでの割引が2020年も継続されることになりました。2020年1月6日から2020年12月30日までの乗車分について、320円に割引になります。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/iseyosinotikeresu.pdf、https://www.kintetsu.co.jp/gyoumu/iseyoshinoticketless/)

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