近鉄に特急に抜かれる特急がある

 近鉄は日本で一番規模の大きい私鉄。毎日多くの特急が走っています。

 その近鉄特急ですが、あまりにも本数が多いので、特急が特急に抜かされる、というケースがあるのです。鳥羽15:15発の大阪上本町行きがそれで、終点直前の布施で後続の賢島15:00発「伊勢志摩ライナー」大阪難波行きに抜かれます。大阪上本町行きの特急に乗っても、「伊勢志摩ライナー」に乗っても特急料金は変わりません。また、この大阪上本町行き特急ですが、途中で京都行きの「しまかぜ」にも抜かれています。

 この布施で抜かれる特急ですが、3月16日のダイヤ改正で解消されます。「伊勢志摩ライナー」を若干遅くすることによって、大阪上本町まで逃げ切ることができるのです。ただし、依然として京都行きの「しまかぜ」には、途中で抜かれます。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/railway/Dia/pdf/240316Limited_Express_B.pdf、https://www.kintetsu.co.jp/railway/Dia/pdf/221217Limited_Express_B.pdf)

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近鉄ダイヤ改正で京都線急行増発

 近鉄は3月16日にダイヤ改正を行います。

 今回のダイヤ改正で大きく変わるのが、京都線の急行。現在、平日の昼間時間帯は1時間に3本(大和西大寺発着1本、橿原神宮前発着2本)ですが、1時間4本に増発します。また、大和西大寺発着は原則として近鉄奈良発着となります。4本の急行の内訳は近鉄奈良発着が2本、橿原神宮前発着が2本です。前のダイヤ改正で急行を減らしたのは減らしすぎだったのでしょうか?

 大阪線では平日の朝に増発があります。五位堂7:58発大阪上本町行き急行を増発します。実はこの急行、始発駅は大和朝倉です。大和朝倉から五位堂までは普通として走り、五位堂から急行になります。別途、五位堂8:00発大阪上本町行き準急を設定します。また、五位堂7:20発の区間準急は五位堂7:21発の急行になります。実はこの急行、始発駅は名張です。名張から五位堂までは普通として走り、五位堂から急行になります。一部の準急は高安発となり、6両編成から8両編成になります。反面、平日、休日ともに10両編成の快速急行はなくなり、8両編成になります。

 南大阪線では、平日夜間(21、22時台)の準急4本の増結を行います。増結されるのは古市までで、4~5両編成が6~7両編成になります。吉野線では平日の朝に橿原神宮前-六田間を1往復増発します。橿原神宮前7:03発、六田7:55発です。鈴鹿線では、平日の18、19時台の増発を行います。1時間当たり3本から4本に増えます。

 今回は特急の改正内容は少ないです。休日、大阪難波9:45発鳥羽行きを9:40発に変更し、名張、伊勢中川、松阪、五十鈴川にも追加停車します。同じく休日、大阪上本町9:12発賢島行きと近鉄名古屋9:10発賢島行きは鳥羽行きに短縮します。多客期は賢島まで行きます。吉野線では特急の減便が行われます。平日は大阪阿部野橋18:40発吉野行きを橿原神宮前行きにします。大阪阿部野橋19:10発吉野行きは2両編成から4両編成になります。休日は吉野5:57発大阪阿部野橋行きを橿原神宮前始発にします。吉野9:04発大阪阿部野橋行きは、多客時のみに運転する不定期列車にします。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/2024daiya.pdf)

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近鉄、2月末で喫煙室を廃止

 かつては大都市の通勤列車を除いて、普通列車でも車内でたばこを吸うことができました。

 しかし、たばこは吸わない人にも健康被害を及ぼします。普通列車でたばこを吸うことができなくなり、特急でもたばこが吸えなくなりました。夜行の「サンライズ瀬戸」、「サンライズ出雲」を除くと、たばこを吸うことができるのは東海道・山陽・九州新幹線と近鉄特急ですが、どちらも座席では吸うことができず、喫煙ルームで吸うことになります。

 しかし、東海道・山陽・九州新幹線で喫煙ルームでもたばこが吸えなくなるのに続いて、近鉄特急でもたばこが吸えなくなります。3月1日から吸えなくなります。東海道・山陽・九州新幹線での喫煙ルームの廃止はダイヤ改正と同じ3月16日なので、新幹線より早く廃止になります。たばこは吸う人にも吸わない人にも健康被害を及ばしますし、喫煙スペースの分だけ売上が減ります。喫煙スペースが座席になれば、その分だけ売上が増えるのですから。掃除の手間もかかります。

 どうしてもたばこを吸いたい人には、たばこ好き専用の施設でそれなりのお金を払って吸ってもらうとして、鉄道車両のような公共の場では全面禁煙になるのはやむを得ないことでしょう。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/kitsuennshitsuhaishi.pdf、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20240126-2870913/)

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「スルッとKANSAI」から「スルッとQRtto」へ

 「スルッとKANSAI」は便利なカードでした。これまで切符は基本的に会社ごとに別々に買いなおす必要がありましたが、「スルッとKANSAI」は関西の私鉄なら会社に関係なく1枚のカードで乗り降りすることのできる、画期的なシステムでした。カードそのものは廃止されましたが、1枚のカードで他社にも乗ることができるという思想は様々な交通系ICカードに引き継がれているといえます。

 そして2024年、「スルッとKANSAI」は新しいステージに進みます。6月(予定)にQRコードを活用した乗車券、「スルッとQRtto」を導入するのです。QRコードを使った切符は各社で取り組みがなされていますが、それが拡大されるのです。6月の時点で「スルッとQRtto」を導入するのはOsaka Metro、大阪シティバス、近鉄、京阪、南海、阪急、阪神の7社で、今後ほかの会社にも増えていく予定です。

 「QRttoKANSAI」で発売するのは、現在磁気カード等で発売している企画乗車券の類。処理スピードの速い交通系ICカードはそのまま残り、磁気の切符で残っている企画乗車券をQRコード化するのでしょう。最終的には自動券売機で売っている紙の乗車券もQRコード化することによって、駅の自動改札機は簡素化されます。ICカードとQRコードの読み取り機だけあればよく、高速で磁気の切符を前に送る機構がいらなくなります。

 ともかく、企画乗車券の類がQRコード化されるので、スマホがないと利用できないことになります。私個人としては、スマホの買い替えが必要になってきます。
(参考:スルッとKANSAI協議会ホームページ https://www.surutto.com/newsrelease/release/s231214.pdf)

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通学にサイクルトレイン

 鉄道車両に自転車を持ち込むことができる、サイクルトレイン。駅と駅の間は列車で高速で移動し、駅までと駅からは自転車でそれなりの速さで移動することができます。このサイクルトレイン、地方の鉄道を中心に採用するところは増えていますが、やはりそういう路線でも朝夕の通学時間帯は混みますので、サイクルトイレンの対象外となっているのが普通です。

 近鉄も志摩線等、田原本線でサイクルトレインを行っています。志摩線等のほうは平日は五十鈴川-賢島間、休日は松阪-賢島間でサイクルトレインを行っています。しかし、志摩線等のほうも平日は昼間しか使えません。ところがこの12月4日からは、通学時間帯でもサイクルトレインを行うという実証実験を行っています。ただしこの実証実験、誰でも参加できるわけではありません。参加対象者はすでに決まっていて、沿線の高校生5人だけが自転車を持ち込むことができます。

 家や学校が駅前にあれば良いですが、駅から離れていると、駅からの移動をどうしようかという問題が出てきます。親が家から学校まで自家用車で送迎するというケースも出てきます。サイクルトレインを通学時間帯にも拡大することによって(もちろん、自転車を車内に持ち込んでも問題にならないような混雑具合であることが前提条件です)、このような送迎を減らし、地域公共交通の利用促進と環境負荷の大きい車の利用を減らす効果が期待されます。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/129584、近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/cycle/cycletrain/)

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近鉄でクレジットカードのタッチ決済

 最近は交通系ICカードが普及したため、お金がなくても列車に乗ることができます。しかし、基本的には事前のチャージが必要です。クレジットカードで直接運賃の支払ができれば、そのような手間は要りませんし、お金は後払いです。ある程度日本に来ることがある人ならともかく、外国に住んでいる観光客が交通系ICカードを持っている可能性は低いので、そういう人にとってはクレジットカードのタッチ決済ができれば便利です。

 関西では、南海ですでにクレジットカードのタッチ決済ができますし、Osaka Metroでも2024年度中にタッチ決済が使えるようになります。そして、近鉄でも2024年中に、ごく一部の駅(竹田、柏原、生駒鋼索線の各駅)を除いて、クレジットカード等のタッチ決済のカードやそれに対応したスマホ等による鉄道の乗車サービスを行います。

 対応するクレジットカードは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯です。Master Cardについては、順次対応する予定です。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/20231102_2.pdf、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20231102-OYO1T50027/)

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近鉄名古屋-桑名・近鉄四日市間の特急料金が半額に

 近鉄特急は長距離のビジネス、観光だけではなく、短距離の通勤などにも使われています。近鉄名古屋線の場合、主要駅停車の特急が桑名、近鉄四日市とこまめに停まり、昼間は急行と同じ20分間隔なので、気軽に使えます。

 その近鉄ですが、12月2日から2024年1月31日までの間(12月31日から2024年1月3日までの乗車分は除きます)、「近鉄特急チケットレスサービス」にて「名古屋トク近!キャンペーン」を行います。どのようなキャンペーンかと言えば、近鉄名古屋-桑名・近鉄四日市間(桑名-近鉄四日市間のみの利用は対象外です)で対象となる特急(後で述べます)を「近鉄特急チケットレスサービス」で決済まで行い乗車した場合、通常520円かかる特急料金が半額の260円で済みます(子供は割引の対象外です)。しかも、会員登録をして購入すれば、「近鉄特急チケットレスサービス」で利用することのできる「近鉄特急netポイント」が付与されます。今は「チケットレス特急券20周年キャンペーン」のためポイント付与率が通常の倍の20%になっていて、さらにお得になっています。

 対象となる列車は、平日が始発から10時までと16時以降に対象区間の各駅を発車する特急、休日が全ての特急です。ただし、平日、休日ともに「しまかぜ」で運行されるものを除きます。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/20231102_1b.pdf)

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開業から1年近くが経った、西九州新幹線に乗りに(1)

 近鉄名古屋6:10発の急行に乗ったが、今日は泉大津港17:30発の船に乗ればいいので、行ったり来たりの旅になる。何回か乗り換えて、天理で降りる。天理着9:37。 

 JRの駅に行き、「ICOCA」をチャージしてから桜井線に乗る。9:56発の高田行きに乗る予定だったが、大和路線の人身事故の影響で遅れている。最初は30分以上の遅れとアナウンスされていたが、ホームで待っているうちに18分遅れになっていた。227系2両編成の高田行きはすぐに発車。終点の高田にもそれぐらいの遅れで到着。高田では10:38発の王寺行きに乗る予定だったが、待ってくれていたので乗ることができた。227系2両編成の王寺行きは10分ほど遅れて高田を発車。桜井での降車が目立った高田行きとは違い、こちらはどんどん乗ってくる。このところの減便で和歌山線王寺-高田間も1時間1本の時間帯があるが、2本は欲しいところだ。かつては近鉄に対抗しようと、JR難波発着の快速を1時間に3本も走らせていた時期もあったのだから。王寺では人の流れについて行くと、ホームに停まっていた「大和路快速」に乗ることができた。94分遅れとのこと。天王寺で大阪環状線に乗り換え、京橋へ。若干早いが、ホームの立ち食いうどんでお昼にする。きつねうどんとおにぎりのセットだ。この時点で遅れを取り戻し、京橋からは予定通りに進むことができる。 

 昼食の休憩として40分あまりを確保していたが、きつねうどんではそれほど時間がかからない。元々京橋12:23発の区間快速に乗る予定だったが、一本早い京橋12:08発の区間快速に乗って終点の同志社前まで行く。同志社前は奥のホームが撤去され、1面1線だけの駅となっていた。ここまで来た区間快速はそのまま京橋方面に折り返す。同志社前までは15分間隔だが、木津まで行くのは1時間に1本だけ、いくら単線でも(松井山手から先は単線)、とても7両つないだ通勤型のロングシート車両が走る路線とは思えない。こちらもかつては1時間に2本あったのだが、減便されてしまったのだ。 

 木津で複線区間が増えた奈良線に乗り換え。快速に抜かれる宇治まで普通で行く。木津13:32発の普通に乗る。少なくなったロングシートの車両を期待したが、来たのは221系。4両編成である。城陽から複線区間に入り、宇治でみやこ路快速に抜かれる。「みやこ路快速」も221系だが、こちらは6両編成。快速だから混んでいると思ったが、こちらも空いていた。外国人観光客で賑わう稲荷も、快速は通過する。京都からはJR京都線、大阪環状線に乗り、新今宮へ。フェリー乗り場のある泉大津へは南海の急行で行けばいいのだが、たまたまホームに入って来たのが、2扉の普通。時間に余裕があるので、そのまま普通で泉大津まで行く。 

 フェリー乗り場には泉大津から連絡バスが出ている。駅西口で待っていると、バスがやってきた。岸和田観光のバスで、路線バスタイプの車両。阪九フェリーのラッピングがしている、専用の車両だ。有料の和泉府中からは誰も乗っていなかったが、無料の泉大津からは私を含めて5人がバスに乗った。フェリー乗り場に着く。すでにインターネットで決済までしていたので、フェリー乗り場でするのは座席が指定された切符を受け取るのみ。エレベータで3階に行き、船に乗る。予約した座席はスタンダード洋室。2段ベッドが並んだ16人部屋だが、いるのは私を含めて2人だけ。オフシーズンの水曜日なのでガラガラである。とりあえず使わない荷物はコインロッカーに入れた。 

 船旅の楽しみは、風呂と食事。大浴場とレストランがある乗り物は船だけだ。まず風呂から行く。阪九フェリーには露天風呂もついている。出港とともに風呂に行く。家にはない大きな風呂と海の中の開放的な露天風呂を楽しむ。次はレストラン。カフェテリアタイプで、好きなものを取ってから最後に支払う。長崎発祥の鯖の南蛮漬けをメインにした。神戸の街並み、そして明石海峡大橋を見ながらの晩御飯である。(続く)

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開業から1年近くが経った、西九州新幹線に乗りに(0)

 2022年9月に開業した西九州新幹線ですが、2023年9月13日から15日にかけて、ようやく行くことができましたその時の様子を明日から何回かに分けて書きます。

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近鉄、定期券WEB予約サービスで窓口での販売廃止

 鉄道の定期券は駅の窓口で買うものですが、近鉄は7月16日から、駅の窓口での購入ができなくなります。

 どうすれば良いのでしょうか? 定期券は全て、定期券自動発売機で買うことになります。窓口ではサポートをするだけで、定期券を売ってくれるわけではありません。しかも、中には単純に定期券自動発売機で操作するだけでは買えないケースもあります。それは、新規や進級時の通学定期。事前の手続きが要ります。それでは、その手続きについて説明することにします。

 まず、パソコンやスマホで必要事項を入力します(そういう環境がない場合は、窓口でタブレット端末の貸し出しを行います)。通学証明書や本人確認書類等の画像をアップロードします。その後、近鉄が証明書等の審査を行い、問題がなければ承認の通知を行います(16時までに手続きをすれば、18時までに審査を終えます)。その後駅に行き、通知メールにあるQRコードや予約番号を使って、定期券自動発売機で購入します。必要事項はすでに記入しているので、申込用紙の記入は必要ありません。また、子供用の「ICOCA」を購入するときも、本人確認書類等の画像のアップロードが必要になります。

 かなり面倒なシステムになっています(ただし、この取り組みにより、定期券を購入することができる駅が約40駅から約80駅に増えます)。養老鉄道での取り組みの結果、大きな問題はないと判断したのでしょうか? ともかく、駅に行くだけでは通学定期を買うことができないので、買いたいのなら時間に余裕を持つことが重要なようです。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/gyoumu/teiki/web_yoyaku/、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF218M90R20C23A6000000/)

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