空港急行は新大阪まで行かず

 2031年開業予定のなにわ筋線。南海からは「ラピート」(の後継車両)と空港急行が乗り入れます。この「ラピート」と空港急行、どこまで行くのでしょうか?

 梶谷南海電鉄鉄道事業本部長の話によれば、「ラピート」は大阪(うめきた)から先はJRに乗り入れ、新大阪まで行きます。乗務員は大阪で交替します。これに対して空港急行は大阪で折り返し、新大阪までは行かないようです。阪急の考えとは違うようですが、開業までには調整されることでしょう。

 なお、大阪はJR西日本が整備した駅のため、南海は大阪折り返しの列車についても、線路使用料と駅使用料を払うとのことです。
(参考:「鉄道ピクトリアル」2023年10月臨時増刊号)

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南海の支線に2000系

 元々は高野線の急行用車両でしたが、今は南海の支線で使われている2200系。しかし、この2200系も、製造されてから50年が経過しています。いくら支線用と言っても、かなり古い車両です。

 3月24日のことですが、多奈川線で2000系が営業運転を始めました。元々は南海は2200系の置き換えに、2000系を充てる方針でしたが、それが実現することとなりました。

 2000系も元々は高野線の急行用車両なので、2扉車で、小ぶりな車両です。本来の高野線急行用の運用から外れた後は、南海本線の普通として使っていましたが、通常の車両よりも小さいので、ラッシュを外すなど、運用には工夫が必要でした。支線ならそのような心配はなく、老朽化した2200系の置き換えとして使うのが良いでしょう。
(参考:railf.jp https://railf.jp/news/2024/03/25/100000.html)

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高師浜線の運転再開は4月6日から

 高架工事のため2021年5月からバスによる代行運転を行ってきた高師浜線ですが、鉄道での運転再開の日が決まりました。以前からのの通り、4月6日です。

 この高架化で、踏切が13箇所除却されます。今後は、高架下の整備や高架沿いの側道整備工事を行います。高師浜線の駅の伽羅橋、高師浜の両駅については、この間にトイレのリニューアルを行い、多機能トイレを新設しました。高師浜についてはエレベータの新設も行っています。

 さて、運転再開後のダイヤはどうなるのでしょうか? 朝夕は約15分間隔、そして日中は約20分間隔で運行します。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/240215_1.pdf)

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銚子電鉄の旧南海車両は昔の塗装に戻す

 銚子電鉄が新たに導入する車両は南海の2200系。今はワンマン化改造を行い、支線を走っている車両ですが、元々は高野線を走っていた車両でした(そのときは22000系を名乗っていました)。

 この2200系、8日に銚子に来ましたが、その塗装が「乗ってみたい」と思わせるものでした。往年の緑の濃淡を再現したのです。高野線で急行として活躍していたときの塗装に戻したのです。銚子電鉄としては、銚子市内で栽培されているキャベツの緑色もヒントにしたとのことですが、やはり南海の古い車両には緑が似合います。

 元南海の車両は、3月に運行を開始する予定です。

(追記)
 元南海の22000形は、3月29日に運行を開始しました。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20240208-2880018/、銚子電鉄ホームページ https://www.choshi-dentetsu.jp/news/6068/)

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1月20日高野線ダイヤ修正、高師浜線4月運行再開

 記事に書いた通り経営統合を行う南海と泉北ですが、1月20日にダイヤ改正を行います。高野線と泉北のダイヤ改正を行います。

 主に変わるのは、橋本以南です。休日は、極楽橋において特急「こうや」からケーブルカーに乗り換える時間を伸ばします。現行の平均5分から平均8分に伸ばします。このように乗換時間を拡大することによって、ケーブルカーへの乗り換えに急ぐことなく、極楽橋の駅の天井に描かれた絵を見ることができる余裕をつくります。極楽橋で俗世から聖なる世界に切り替えてもらうのです。また、特急「こうや」については、4月6日から11月30日までの休日に限り、難波7:00発(極楽橋8:16着)を増発します。朝早く出れば、早い時間に高野山の世界に着くのです。各停に関しては、平日の高野下発着が3往復減り、極楽橋発着が2.5往復増えます。休日は極楽橋発着が1往復減りますが、昼間の一部の便(上下合わせて4本)の停車時間が現行の20~30秒から5分以上に増えます。駅構内にある「おむすびスタンドくどで買うこともできます。

 泉北については、平日朝ラッシュ時の光明池始発の各停1本を和泉中央始発にします。平日夕方ラッシュ時については、難波17:30発から20:00発までの間、全ての準急和泉中央行きを8両編成にします。

 話は変わりまして、2021年5月からバス代行輸送を続けている高師浜線ですが、高師浜線についても高架化工事が完了し、この4月上旬から列車での運行を再開します。具体的な運行再開日は、決まり次第発表されます。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/231219.pdf、https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/231221.pdf)

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南海と泉北、経営統合

 泉北が南海の子会社になったのは2014年7月のことですから、10年前のことになります。そして、その南海と泉北との関係が、新しいステージに移ります。両社が合併して(合併により南海が存続、泉北が消滅します)、ひとつの会社になります。両社が経営統合に関して最終合意した後(もっとも、泉北は完全子会社なので、南海の方針に反対することはまずありません)、2025年度早期に経営統合を行う予定です。

 経営統合すれば、どうなるのでしょうか? まず、運賃はすでに大幅な割引がありますから、経営統合しても運賃は下がりません。難波-泉ケ丘間の場合、490円のままです。これに対して、定期券は通勤、通学ともに下がります。通勤定期(1か月)は23980円から18770円に、通学定期(1か月)は9670円から6060円に下がります。南海と同じ賃率になるのです。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/231220.pdf)

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「スルッとKANSAI」から「スルッとQRtto」へ

 「スルッとKANSAI」は便利なカードでした。これまで切符は基本的に会社ごとに別々に買いなおす必要がありましたが、「スルッとKANSAI」は関西の私鉄なら会社に関係なく1枚のカードで乗り降りすることのできる、画期的なシステムでした。カードそのものは廃止されましたが、1枚のカードで他社にも乗ることができるという思想は様々な交通系ICカードに引き継がれているといえます。

 そして2024年、「スルッとKANSAI」は新しいステージに進みます。6月(予定)にQRコードを活用した乗車券、「スルッとQRtto」を導入するのです。QRコードを使った切符は各社で取り組みがなされていますが、それが拡大されるのです。6月の時点で「スルッとQRtto」を導入するのはOsaka Metro、大阪シティバス、近鉄、京阪、南海、阪急、阪神の7社で、今後ほかの会社にも増えていく予定です。

 「QRttoKANSAI」で発売するのは、現在磁気カード等で発売している企画乗車券の類。処理スピードの速い交通系ICカードはそのまま残り、磁気の切符で残っている企画乗車券をQRコード化するのでしょう。最終的には自動券売機で売っている紙の乗車券もQRコード化することによって、駅の自動改札機は簡素化されます。ICカードとQRコードの読み取り機だけあればよく、高速で磁気の切符を前に送る機構がいらなくなります。

 ともかく、企画乗車券の類がQRコード化されるので、スマホがないと利用できないことになります。私個人としては、スマホの買い替えが必要になってきます。
(参考:スルッとKANSAI協議会ホームページ https://www.surutto.com/newsrelease/release/s231214.pdf)

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「ラピート」、毎時2本運転に戻る

 南海は10月21日にダイヤ改正を行います。

 今回のダイヤ改正の目的は、空港線の輸送力増強。2022年10月に新型コロナウイルスの水際対策が緩和されてから、外国人観光客などで空港線の需要が徐々に回復しています。そしてその動きは今後も変わらないことから、空港線の輸送力を新型コロナウイルスの影響がなかったころの2019年の状態に戻します。1時間に1本しか走らない時間帯もあった「ラピート」ですが、6往復増え、毎時2本体制に戻ります。空港急行も8両編成のものが増えます。今は平日が半分程度、休日が1/4程度ですが、平日、休日ともに3/4程度に増えます。

 しかし、厳しいところもあります。岬町を走る支線の多奈川線の本数が大幅に減るのです。今は平日46往復、休日37往復走っていますが、それが平日は26往復、休日は23往復に減ります。始発が繰り下げられ(5時台が6時台になります)、最終が繰り上がります(多奈川発は23時台が22時台になります)。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/230915.pdf)

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「南海・泉北1日周遊きっぷ」、10月と11月に発売

 南海及び泉北は、10月1日から11月30日までの間、南海及び泉北が1日乗り放題となる、「南海・泉北1日周遊きっぷ」を発売します。

 「南海・泉北1日周遊きっぷ」は、10月1日から11月30日までの間、南海と泉北の各駅等(無人駅など一部を除きます)で購入することができ(9月23日と24日に、難波で先行販売を行っていました)、値段は2000円です。子供の設定はありません。

 また、この「南海・泉北1日周遊きっぷ」を購入した人には、「『Pokémon GO』パートナーリサーチ」への参加券ももらえます(数に限りがあります)。道具や特別なポケモンを手に入れることができるようです。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/230901.pdf)

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開業から1年近くが経った、西九州新幹線に乗りに(1)

 近鉄名古屋6:10発の急行に乗ったが、今日は泉大津港17:30発の船に乗ればいいので、行ったり来たりの旅になる。何回か乗り換えて、天理で降りる。天理着9:37。 

 JRの駅に行き、「ICOCA」をチャージしてから桜井線に乗る。9:56発の高田行きに乗る予定だったが、大和路線の人身事故の影響で遅れている。最初は30分以上の遅れとアナウンスされていたが、ホームで待っているうちに18分遅れになっていた。227系2両編成の高田行きはすぐに発車。終点の高田にもそれぐらいの遅れで到着。高田では10:38発の王寺行きに乗る予定だったが、待ってくれていたので乗ることができた。227系2両編成の王寺行きは10分ほど遅れて高田を発車。桜井での降車が目立った高田行きとは違い、こちらはどんどん乗ってくる。このところの減便で和歌山線王寺-高田間も1時間1本の時間帯があるが、2本は欲しいところだ。かつては近鉄に対抗しようと、JR難波発着の快速を1時間に3本も走らせていた時期もあったのだから。王寺では人の流れについて行くと、ホームに停まっていた「大和路快速」に乗ることができた。94分遅れとのこと。天王寺で大阪環状線に乗り換え、京橋へ。若干早いが、ホームの立ち食いうどんでお昼にする。きつねうどんとおにぎりのセットだ。この時点で遅れを取り戻し、京橋からは予定通りに進むことができる。 

 昼食の休憩として40分あまりを確保していたが、きつねうどんではそれほど時間がかからない。元々京橋12:23発の区間快速に乗る予定だったが、一本早い京橋12:08発の区間快速に乗って終点の同志社前まで行く。同志社前は奥のホームが撤去され、1面1線だけの駅となっていた。ここまで来た区間快速はそのまま京橋方面に折り返す。同志社前までは15分間隔だが、木津まで行くのは1時間に1本だけ、いくら単線でも(松井山手から先は単線)、とても7両つないだ通勤型のロングシート車両が走る路線とは思えない。こちらもかつては1時間に2本あったのだが、減便されてしまったのだ。 

 木津で複線区間が増えた奈良線に乗り換え。快速に抜かれる宇治まで普通で行く。木津13:32発の普通に乗る。少なくなったロングシートの車両を期待したが、来たのは221系。4両編成である。城陽から複線区間に入り、宇治でみやこ路快速に抜かれる。「みやこ路快速」も221系だが、こちらは6両編成。快速だから混んでいると思ったが、こちらも空いていた。外国人観光客で賑わう稲荷も、快速は通過する。京都からはJR京都線、大阪環状線に乗り、新今宮へ。フェリー乗り場のある泉大津へは南海の急行で行けばいいのだが、たまたまホームに入って来たのが、2扉の普通。時間に余裕があるので、そのまま普通で泉大津まで行く。 

 フェリー乗り場には泉大津から連絡バスが出ている。駅西口で待っていると、バスがやってきた。岸和田観光のバスで、路線バスタイプの車両。阪九フェリーのラッピングがしている、専用の車両だ。有料の和泉府中からは誰も乗っていなかったが、無料の泉大津からは私を含めて5人がバスに乗った。フェリー乗り場に着く。すでにインターネットで決済までしていたので、フェリー乗り場でするのは座席が指定された切符を受け取るのみ。エレベータで3階に行き、船に乗る。予約した座席はスタンダード洋室。2段ベッドが並んだ16人部屋だが、いるのは私を含めて2人だけ。オフシーズンの水曜日なのでガラガラである。とりあえず使わない荷物はコインロッカーに入れた。 

 船旅の楽しみは、風呂と食事。大浴場とレストランがある乗り物は船だけだ。まず風呂から行く。阪九フェリーには露天風呂もついている。出港とともに風呂に行く。家にはない大きな風呂と海の中の開放的な露天風呂を楽しむ。次はレストラン。カフェテリアタイプで、好きなものを取ってから最後に支払う。長崎発祥の鯖の南蛮漬けをメインにした。神戸の街並み、そして明石海峡大橋を見ながらの晩御飯である。(続く)

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