「ラピート」、毎時2本運転に戻る

 南海は10月21日にダイヤ改正を行います。

 今回のダイヤ改正の目的は、空港線の輸送力増強。2022年10月に新型コロナウイルスの水際対策が緩和されてから、外国人観光客などで空港線の需要が徐々に回復しています。そしてその動きは今後も変わらないことから、空港線の輸送力を新型コロナウイルスの影響がなかったころの2019年の状態に戻します。1時間に1本しか走らない時間帯もあった「ラピート」ですが、6往復増え、毎時2本体制に戻ります。空港急行も8両編成のものが増えます。今は平日が半分程度、休日が1/4程度ですが、平日、休日ともに3/4程度に増えます。

 しかし、厳しいところもあります。岬町を走る支線の多奈川線の本数が大幅に減るのです。今は平日46往復、休日37往復走っていますが、それが平日は26往復、休日は23往復に減ります。始発が繰り下げられ(5時台が6時台になります)、最終が繰り上がります(多奈川発は23時台が22時台になります)。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/230915.pdf)

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「南海・泉北1日周遊きっぷ」、10月と11月に発売

 南海及び泉北は、10月1日から11月30日までの間、南海及び泉北が1日乗り放題となる、「南海・泉北1日周遊きっぷ」を発売します。

 「南海・泉北1日周遊きっぷ」は、10月1日から11月30日までの間、南海と泉北の各駅等(無人駅など一部を除きます)で購入することができ(9月23日と24日に、難波で先行販売を行っていました)、値段は2000円です。子供の設定はありません。

 また、この「南海・泉北1日周遊きっぷ」を購入した人には、「『Pokémon GO』パートナーリサーチ」への参加券ももらえます(数に限りがあります)。道具や特別なポケモンを手に入れることができるようです。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/230901.pdf)

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開業から1年近くが経った、西九州新幹線に乗りに(1)

 近鉄名古屋6:10発の急行に乗ったが、今日は泉大津港17:30発の船に乗ればいいので、行ったり来たりの旅になる。何回か乗り換えて、天理で降りる。天理着9:37。 

 JRの駅に行き、「ICOCA」をチャージしてから桜井線に乗る。9:56発の高田行きに乗る予定だったが、大和路線の人身事故の影響で遅れている。最初は30分以上の遅れとアナウンスされていたが、ホームで待っているうちに18分遅れになっていた。227系2両編成の高田行きはすぐに発車。終点の高田にもそれぐらいの遅れで到着。高田では10:38発の王寺行きに乗る予定だったが、待ってくれていたので乗ることができた。227系2両編成の王寺行きは10分ほど遅れて高田を発車。桜井での降車が目立った高田行きとは違い、こちらはどんどん乗ってくる。このところの減便で和歌山線王寺-高田間も1時間1本の時間帯があるが、2本は欲しいところだ。かつては近鉄に対抗しようと、JR難波発着の快速を1時間に3本も走らせていた時期もあったのだから。王寺では人の流れについて行くと、ホームに停まっていた「大和路快速」に乗ることができた。94分遅れとのこと。天王寺で大阪環状線に乗り換え、京橋へ。若干早いが、ホームの立ち食いうどんでお昼にする。きつねうどんとおにぎりのセットだ。この時点で遅れを取り戻し、京橋からは予定通りに進むことができる。 

 昼食の休憩として40分あまりを確保していたが、きつねうどんではそれほど時間がかからない。元々京橋12:23発の区間快速に乗る予定だったが、一本早い京橋12:08発の区間快速に乗って終点の同志社前まで行く。同志社前は奥のホームが撤去され、1面1線だけの駅となっていた。ここまで来た区間快速はそのまま京橋方面に折り返す。同志社前までは15分間隔だが、木津まで行くのは1時間に1本だけ、いくら単線でも(松井山手から先は単線)、とても7両つないだ通勤型のロングシート車両が走る路線とは思えない。こちらもかつては1時間に2本あったのだが、減便されてしまったのだ。 

 木津で複線区間が増えた奈良線に乗り換え。快速に抜かれる宇治まで普通で行く。木津13:32発の普通に乗る。少なくなったロングシートの車両を期待したが、来たのは221系。4両編成である。城陽から複線区間に入り、宇治でみやこ路快速に抜かれる。「みやこ路快速」も221系だが、こちらは6両編成。快速だから混んでいると思ったが、こちらも空いていた。外国人観光客で賑わう稲荷も、快速は通過する。京都からはJR京都線、大阪環状線に乗り、新今宮へ。フェリー乗り場のある泉大津へは南海の急行で行けばいいのだが、たまたまホームに入って来たのが、2扉の普通。時間に余裕があるので、そのまま普通で泉大津まで行く。 

 フェリー乗り場には泉大津から連絡バスが出ている。駅西口で待っていると、バスがやってきた。岸和田観光のバスで、路線バスタイプの車両。阪九フェリーのラッピングがしている、専用の車両だ。有料の和泉府中からは誰も乗っていなかったが、無料の泉大津からは私を含めて5人がバスに乗った。フェリー乗り場に着く。すでにインターネットで決済までしていたので、フェリー乗り場でするのは座席が指定された切符を受け取るのみ。エレベータで3階に行き、船に乗る。予約した座席はスタンダード洋室。2段ベッドが並んだ16人部屋だが、いるのは私を含めて2人だけ。オフシーズンの水曜日なのでガラガラである。とりあえず使わない荷物はコインロッカーに入れた。 

 船旅の楽しみは、風呂と食事。大浴場とレストランがある乗り物は船だけだ。まず風呂から行く。阪九フェリーには露天風呂もついている。出港とともに風呂に行く。家にはない大きな風呂と海の中の開放的な露天風呂を楽しむ。次はレストラン。カフェテリアタイプで、好きなものを取ってから最後に支払う。長崎発祥の鯖の南蛮漬けをメインにした。神戸の街並み、そして明石海峡大橋を見ながらの晩御飯である。(続く)

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開業から1年近くが経った、西九州新幹線に乗りに(0)

 2022年9月に開業した西九州新幹線ですが、2023年9月13日から15日にかけて、ようやく行くことができましたその時の様子を明日から何回かに分けて書きます。

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50000系の「泉北ライナー」は9月30日まで

 難波と泉北ニュータウンを結ぶ特急、「泉北ライナー」。本来は自社の12000系と高野線用の11000系で賄っていましたが、高野線特急の車両不足のため、本来「ラピート」で使われる50000系を借りてしのいでいました。「ラピート」は昼間は1時間に1本しかないので、車両が余っているのです。

 しかし、9月30日で元に戻ります。50000系による「泉北ライナー」の運行が終了するのです。「泉北ライナー」は全て4両編成になります。もちろん、「泉北ライナー」は12000系1本では賄うことができません。11000系を「泉北ライナー」用に使うことができる目途が立ったのでしょうか?
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/lib/traffic/information/pdf/230824.pdf)

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南海と淡路島への船がセットになった切符

 南海と船を乗り継いで淡路島に行くことができます。2023年の場合、夏から秋にかけての休日を中心に、深日港と洲本港を結ぶ「深日洲本ライナー」が走っているのです。深日港へ行くアクセスとして使われるのは南海。その南海は、大阪側のターミナルがある大阪府泉南郡岬町と協力して、11月5日までの間、「深日洲本ライナー」の往復割引乗船券と南海の1日フリー乗車券、それと洲本ポートターミナルでの割引がセットになった、「南海うみまち39きっぷ」というのを発売しています。

 「南海うみまち39きっぷ」の発売期間は8月4日から11月5日まで。利用可能期間は8月5日から11月5日までの休日と8月14日、15日です。値段は大人3900円、子供の設定はありません。発売箇所は南海の各駅(無人駅など一部の駅を除きます)、洲本港発券所、深日港発券所等です。なお、「深日洲本ライナー」は定員に達すれば、乗船することはできません。インターネットや電話で予約できるので、乗りたい人は事前に予約しておいた方が良いでしょう。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/230727.pdf)

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銚子に行くのは南海の2200系

 銚子電鉄が中古車を求めていることは以前にも書きましたが、その銚子に行く車両が決まりました。

 それは南海の2200系。8月15日に2両編成1本を譲受しました。元々は高野線の急行用として走っていましたが(橋本以南の山岳区間も走行可能です)、ワンマン化工事を行い、今は多奈川線等の支線で走っています。銚子電鉄では、必要な改造を行った後、営業運行を行います。銚子電鉄にとって、約8年ぶりの新車両導入です。関東の私鉄ではなく、関西の私鉄から来るというのは意外です。山岳区間を走ることができるように、車両が小ぶりで、急カーブにも強いというところが評価されたのでしょうか?

 もちろん、お金のない銚子電鉄のことですから中古車ばかりですが、中古車と言っても、大手私鉄などからいきなり来るのではなく、ほかの鉄道会社で使われた中古の中古が来ることが多いのです。地方の私鉄でも使えなくなった車両が来ているのです。しかし、今回譲受した南海の2200系は、中古の中古ではありません。南海で使われた車両がいきなり来るのです(もっとも、今回譲受した車両は1969年に製造されたので、南海で50年以上使い続けたことになります)。このように、銚子電鉄に中古の中古でない車両が来るのは、約30年ぶりとのことです。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/230817.pdf、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF185VQ0Y3A810C2000000/)

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阪急から南海、JRに乗り入れるのは急行

 阪急はなにわ筋線の開業に合わせて、大阪-新大阪間に連絡線をつくります。ところでこの連絡線、どのような列車が走るのでしょうか?

 阪急が走らせるのは急行のようです。1時間に6本ほどの割合で、関空まで走らせます。大阪市内と関空の間は、南海、JR西日本どちらも走らせます。

 なぜ特急ではなく、急行を使うのでしょうか? 関空へ行く客だけでなく、阪急沿線から新大阪やなにわ筋線沿線に行きやすくするためです。そのため、予約が要らない急行を走らせることにしました。なお、追加料金を徴収するかどうかは未定です。

 なにわ筋線は南海やJR西日本に合わせて、狭軌でつくられます。阪急は新型車両をつくりますが、基本的に南海と共通の構造とします。メンテナンスは南海に委託します。しかし、阪急らしく、マルーンの塗装は維持する方針です。南大阪でもマルーンの車両を見ることができるのです。

 なお、阪急がつくろうとしている連絡線は、地下を走ります。十三は現在の駅構内の地下にできることになり、エレベータなどでスムーズに移動できるようにします。新大阪は元々乗り入れを想定して土地を持っています。阪急はその下に駅をつくります。
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20230816-3SVKK4WLGJME7H3JQW3JF4FWYQ/)

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南海、新大阪へは阪急にも乗り入れ

 うめきたエリアにできた大阪から新大阪へは、「はるか」や「くろしお」が走り、おおさか東線が乗り入れるJRがありますが、もうひとつ新たな鉄道ができます。それは阪急。なにわ筋線の開業に合わせて大阪-十三-新大阪間の路線を開業させます。

 そして、この路線を活用しようとしている鉄道会社があります。それは南海。新大阪に直通させるため、JRの路線とともに、阪急の大阪-十三-新大阪間の路線にも乗り入れるのです。阪急沿線から関空に行きやすくなります。どうやら、JRも阪急も両方使うようです。

 なお、南海の看板列車、「ラピート」についてですが、今の車体では安全上、地下を走るなにわ筋線を走ることができません。貫通扉がないためです。そこで南海は、「ラピート」のイメージを残したまま、新しい新型車両をつくる方針です。
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20230712-RHEAGQBZ7JNV7HKR2MO76GA5QQ/)

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南海の自動運転は高師浜線でも

 南海でも、自動運転の取り組みを行っています。2022年7月から実証実験に向けての準備を行ってきましたが、ついにこの8月ごろから和歌山港線で自動運転の実験を行います。

 南海が行おうとしている自動運転は、GoA2.5と言われるもので、運転士以外の係員が先頭車両に乗って運転するものです。既存の設備を活用できることが特徴です。自動運転に使う車両は8300系の2両編成。実際の営業している列車では行わず、GoA2.5を目指していますがこの実験の段階では運転士が乗務した状態で行います。昼間、夜間ともに行います。

 南海は、最終的には、和歌山港線のほか、高師浜線でも自動運転を行います。どちらも短距離の路線です。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/230613.pdf)

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