「カンサイスルーパス 2dayチケット」で久々の旅(4)

 再び20分かけて深江に戻る。こちらも「青胴車」だった。西宮からは阪神バスに乗って甲陽園に行く。西宮の山麓の高級住宅街に阪神バスが走るのは不思議な感じがする。かつて阪神と阪急が激しく争っていた時代の名残なのだろう。甲陽園に行くバスは西回り、東回りともに20分間隔で出ている。阪神西宮12:30発のバスに乗ったが、10人余りが乗っていて、15分ほどで阪急甲陽園駅前に着いた。甲陽園からは阪急に乗って夙川へ。支線なので3両編成の短い列車が行ったり来たりしているが、支線でも綺麗なのがさすが阪急。つくられてから40年の古い車両とは思えない。夙川では接続が良すぎるため、一番前の車両だけが混む。何しろ夙川に着くとすぐに大阪梅田への特急が神戸線のホームに入ってくるぐらいのタイミングだからだ。ぼやぼやしていると乗り遅れてしまう。私も特急に乗って次の西宮北口まで、西宮北口からは普通に乗り換えて塚口へ、塚口からは伊丹線に乗って伊丹に行く。

 伊丹からは伊丹市交通局の路線バスで大阪国際空港へ。空港に乗り入れるバスはリムジンバスが主体だが、普通の路線バスも走っている。ただ、本数が多いのは20~30分程度の間隔で運行されている伊丹ぐらいだ。本数が多いため、客もそれなりに乗っている。新型コロナウイルスの影響で空港の利用客は少ないかと思っていたが、意外といた。私が空港に行ったのは航空機に乗るためではなく、モノレールに乗り継ぐため。大阪の郊外をぐるっと回る大阪モノレールで大阪空港から門真市までの全線を乗り通す。門真市までモノレールを乗り通したが、ひと駅戻って、大日で降りる。

 大日からはOsaka Metroの谷町線に乗る。天王寺以北は久しく乗っていない区間だったので、いったん天王寺まで乗ってから谷町九丁目に戻り、近鉄で帰途についた。

| | | Comments (0)

「カンサイスルーパス 2dayチケット」で久々の旅(3)

 「カンサイスルーパス 2dayチケット」は有効期間内なら任意の2日間、使うことができる。10月に出かけたが、まだ1日分残っているので、11月12日にまた出かけることにした。

 10月のときと同じように近鉄名古屋5:50発の急行に乗る。名張で一旦改札を出て「カンサイスルーパス 2dayチケット」を自動改札機に通す。大和八木で橿原線に乗り換え、平端からは天理線で天理へ。天理は宗教の名前を冠した都市。駅は信者の参拝に備えて余裕を持ったつくりとなっている。それは2階にあるJRも同じで、JRの駅は2面4線となっているが、通常使うのは東側の1面2線のみ。団体列車を想定して長いホームがあるが、来た列車(天理9:22発)は2両編成、ホームの中ほどにちょこんと停まる。新車の227系だ。15分で終点の奈良に到着。

 天理と違って奈良は、JRと近鉄の駅が離れている。商店街を歩いて15分ほどで着く。近鉄奈良からは阪神に直通する快速急行(近鉄奈良10:03発、近鉄車)に乗る。平城京を横切り、生駒山の麓から大阪の街を眺め、その大阪の街を通り抜ける。西宮で普通に乗り換える。古い「青胴車」だ。そのうち新型車両の増備やリニューアルで消えるだろう。駅の数が多い阪神で普通に乗ることはあまりないため、しばらく自慢の高加減速を楽しむ。

 深江で降り、海側に向かって歩く。橋を渡り、工業地帯に入る。トラックや車がひっきりなしに通る。その工業地帯の中に、目指す石田鶏卵がある。本業は卵の卸売らしいが、店の一部が(チェーンでない個人経営の)コンビニになっていて、食料品などを売っている。元々近くにダイエーの配送センターがあり、そこのトラックドライバーの要望に応えるかたちで取り扱い品種が増えたようだ。そのコンビニの店先に自販機が並んでいて、うどんの自販機もそのひとつだ。お金を入れると20秒ほどで天ぷらうどんが出てくる仕掛けだ(天ぷらそばを選ぶこともできる)。麺が食べられる自販機としてはカップラーメンの自販機があるが、カップラーメンとは大違い。カップラーメンの自販機はお湯を注ぐだけだが、このうどんの自販機は事前にうどんを湯がいて小分けし、天ぷらを載せる作業が必要になる。かなり手間がかかるのだ。しかも、この機械はかなり古く、貴重な存在。かつては全国のドライブインなどにあったらしいが、今ではめったに見ることはできないもので、機械が壊れたら終わりだ。本業の卵屋に敬意を表して、コンビニで「龍のたまご」を買う。ばら売りをやっていて、1個60円だ。これをうどんに入れて、月見うどんにする。(続く)

| | | Comments (0)

「カンサイスルーパス 2dayチケット」で久々の旅(0)

 10月9日のことですが、4年ぶりに復活した「カンサイスルーパス 2dayチケットを使って、京都に出かけました。

| | | Comments (0)

阪神神戸三宮に可動式ホーム柵

 阪神は神戸三宮に可動式ホーム柵を設置します。神戸高速鉄道や山陽と行き来できる1番線ホームや3番線ホームには可動式ホーム柵の設置を進めていて、2021年春ごろに完成する予定です。大開口(二重引き戸)型の可動式ホーム柵です(一部は従来型の一重引き戸)。今回可動式ホーム柵の設置が決まったのは、間に挟まれた2番線ホーム。大阪難波、近鉄奈良方面行きのホームで(山陽姫路方面には行くことができない、行き止まり式のホームです)、乗車側、降車側ともに設置します。2020年度から工事に着手し、2022年春ごろに完成する予定です。

 なぜ2番線ホームの可動式ホーム柵の設置が遅くなったのでしょうか? 1番線ホームや3番線ホームは、長さ19メートルで、3扉の車両だけが通ります。しかし、2番線ホームは長さ19メートル、3扉の阪神の車両と、長さ21メートル、4扉の近鉄の車両が使います。これまでの可動式ホーム柵では、このような列車が停まるホームに対応することができませんでした。1番線ホームや3番線ホームに設置する引き戸型の場合、対応できる開口幅は最大約4メートル、JR西日本などで使われる昇降ロープ式ホーム柵でも、対応できる開口幅は約10メートルです。ところが、神戸三宮の2番線ホームで求められる開口幅は最大約13メートル、対応できるものがなかったのです。

 ところが、昇降ロープ式ホーム柵で、ロープの素材をカーボンストランドに改良したものであれば、開口幅が約13メートルあっても対応できることがわかりました。昇降ロープ式ホーム柵の柱も問題なく配置することができ、2番線ホームにも可動式ホーム柵を設置することができるようになりました。
(参考:阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/detail/2877)

| | | Comments (0)

「赤胴車」は引退していた

 阪神の急行用車両は、赤とクリームで塗られ、「赤胴車」と呼ばれていました。しかし「赤胴車」は新車の導入によって減っていき、残ったのは武庫川線の8両のみとなりました。当初、この武庫川線の「赤胴車」置き換えは5月末とされていましたが、延期されて6月以降になっていました。しかし、もう乗ることができないのです。

 実は2日にひっそりと引退していたのです。どうしても長い間走り続けていた路線がなくなったり、車両が引退したりすると、鉄道ファンが訪れてしまいます。最終日が明らかになっていたら、その最終日に鉄道ファンは集まってしまいます。新型コロナウイルスの感染を拡大する危険が高まりますので、このような措置はやむを得ないでしょう。許認可の関係で最終日まで走らせなければいけない鉄道の廃止はともかく(それでもこういうはありますが)、車両の入れ替えはいつ行っても良いのです。危ないと思ったら早めに乗っておくのが大事です。

 さて、「赤胴車」の代わりに走るのが5500系。4編成8両が走ります。このうち2編成のデザインはすでに発表されていますが、残る2編成のデザインも発表されていました。まずひとつは「TORACO号」。女性タイガースファン「TORACO」をイメージして、外装は明るい黄色と水色がベースです。座席の色は水色がメインですが、一部の座席はピンクです。一部の座席は座るとトラ耳を付けているように見える「TORACO SPOT」になっています。もう1編成は「トラッキー号」です。外装は白とピンクがベースです。座席の色はピンクがメインで、一部の座席は水色です。床にはマスコットキャラクターの足跡をイメージしたものが描かれています。また、マスコットキャラクターが車両の内外に散りばめられています。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59915370T00C20A6LKA000/、阪神ホームページ https://rail.hanshin.co.jp/car/car_mukogawa5500kei.html)

| | | Comments (0)

武庫川線に阪神タイガースと甲子園のラッピング車両

 少し前に武庫川線の車両置き換えについて記事にしましたが(ちなみに「赤胴車」のうち1両は、URに譲渡され、2021年春を目途に武庫川団地内に設置されます)、阪神からも発表がありました。

 武庫川線の新しい車両は、本線や神戸高速鉄道で各駅停車として走ってきた5500系。武庫川線で走らせるための改造を行い、外装と内装を新たなデザインにします。5月末に2編成4両がデビューします(残りの2編成は現在改造中です)。

 さて、新しいデザインとはどういうものでしょうか? テーマは野球。武庫川線は西宮市内にあり、阪神甲子園球場や鳴尾浜球場が近接していることから、阪神タイガースと阪神甲子園球場をテーマにした2編成を登場させることにしたのです。

 まず、阪神タイガースをテーマにした編成は、「タイガース号」と言います。外装は黄色と黒にしています。黄色がベースで、黒の帯を巻いています。縦縞ではなく、横縞です。内装はユニフォームをイメージしたもので、グレーや白が主体です。車両の内外には、阪神タイガースのシンボルマークが所々にあしらわれています。

 もうひとつの阪神甲子園球場をテーマにした編成は、「甲子園号」と言います。外観は蔦、芝、白線をイメージさせる緑色と白です。緑色がベースで、白の帯を巻いています。車内の床面には阪神甲子園球場の土、マウンド等、壁面は球場外壁のレンガをイメージしたデザインとなっています。

(追記)
 武庫川線の車両置き換え時期が当初予定の5月末から6月以降に変更になりました。
(参考:阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/detail/2799、https://www.hanshin.co.jp/company/press/detail/2816、https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/5572920e18c5fbf734e06000b9faf28e34f98d62.pdf、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2020/02/21/331942.html)

| | | Comments (0)

武庫川線車両は5500系で置き換え

 阪神のかつての急行用車両は、「赤胴車」と言われるように、赤とクリームの2色に塗られています。しかしこの「赤胴車」、新車置き換えによって減らし続け、残っているのは武庫川線に残っている8両だけ。貴重な存在となりました。

 しかし、武庫川線で走っている「赤胴車」はつくられてから40年以上が経つため、バリアフリーには対応していません。また、あまりにも古いので今さらバリアフリーに対応させても、何年使えるか分かりません。

 そこで、武庫川線の車両については、2020年度に5500系を改造して置き換えることになるようです。5500系は普通用車両で、つくられてから20年ほどしか経っていません。改造してもまだまだ使えます。ただ、5500系になるということは「赤胴車」が消えることを意味します。「赤胴車」に乗りたい人は今のうちに乗っておいたほうが良いでしょう。

 なお、本線の普通用車両にもバリアフリーに対応していないものが一部あります。32両ありますが、それは新型普通用車両の5700系の増備で対応します。2023年度までに置き換える計画です。
(参考:阪神ホームページ https://rail.hanshin.co.jp/uploads/info/329ab78d74fee6ab7de02a3b360828295c2e89a8.pdf)

| | | Comments (0)

阪神の快速急行、休日はほぼ8両に

 阪神は2020年3月14日にダイヤ改正を行います(近鉄「ひのとり」のデビューと同じ日です)。4年ぶりの全線ダイヤ改正です。

 この改正で何が変わるかと言えば、快速急行。休日のほぼ全ての時間帯で快速急行が8両編成となります。尼崎での増解結がなくなるため、近鉄方面への所要時間が短くなります。平均4分の短縮です。ただ芦屋は駅の両端が踏切なので、ホームを8両編成に対応させることができず、休日は通過になります(平日は停車します)。このほか、快速急行の運転時間帯を拡大し、朝夕には増発や運行区間の延長を行います。通勤のほか、レジャーや野球観戦にも使えます。

 細かいダイヤ改正の内容については、2020年1月下旬に発表する予定です。
(参考:阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20191220-daiya.pdf、https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20200121-daiya.pdf、神戸新聞NEXT https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201912/0012976198.shtml)

| | | Comments (0)

阪急と阪神、ともに梅田は大阪梅田へ

 JR西日本の大阪のターミナル駅は都市名の大阪ですが、それに隣接する阪急と阪神のターミナル駅は梅田と言います。ところがこの駅名、10月1日に変わります。

 阪急、阪神ともに、梅田は大阪梅田に変わります。観光客や訪日外国人にもわかりやすくするのが改称の目的ですが、神戸三宮のときに触れたように、会社名を頭につけ、阪急梅田、阪神梅田とするのが一番わかりやすいです。

 改称するのは梅田だけではありません。阪急は河原町、石橋も同時に改称します。それぞれ京都河原町、石橋阪大前になります。京都河原町については地元が反対していましたが説得できたのでしょうか? 阪大前についてはあちこちにでき、何が何だか分からないぐらいです。

 阪神は鳴尾を鳴尾・武庫川女子大前に改称します。阪神は2018年12月に武庫川女子大学と包括連携協定を結んでいて、その影響があるようです。
(参考:阪急ホームページ https://www.hankyu.co.jp/files/upload/pdf/2019-07-30.pdf、阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20190730-ekimei.pdf)

| | | Comments (0)

大学は高架下

 高架化が進む阪神。従来地平にあった線路が高架になると、線路のあった部分が空いて、何らかに使うことができます。

 そんな中、2018年3月に鳴尾駅周辺の高架化工事が完了し、高架下に新たなスペースができました。そこに新たにできるのは、大学。近くにある武庫川女子大学が高架下の約2200平方メートルを借り、大学施設をつくるのです。大学が高架下に入るのは全国でも初めてのようです。

 施設は3か所に分かれます。一番広い延べ床面積約700平方メートルのスペースには、「武庫女ステーションキャンパス」が入ります。カフェレストラン、講義室、就職情報を提供するスペースなどが入ります。講義の中には住民が参加できるものもあります。「武庫女ステーションキャンパス」の東には2つの別館があります。トレーニングジム、スタジオ、学習支援室などが入ります。これら3か所の施設は2019年9月以降にオープンします。

(追記)
 鳴尾駅の1日の乗降客数は24565人(2018年11月の1日平均)で、この数字は特急、快速急行、急行停車駅を除けば一番多いのです。
(参考:神戸新聞NEXT https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201812/0011893688.shtml、鉄道ジャーナル」2020年2月号 鉄道ジャーナル社

| | | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧