阪神の座席指定サービス車両、山陽や近鉄にも乗り入れか?

 阪神は新型の急行用車両、3000系を投入します。8000系と置き換えるのが目的なのですが、6両編成のうち1両は有料座席指定の車両です。さて、この3000系、どこで使われるのでしょうか?

 常識的に考えたら、本線で使われそうですが、問題は距離が短いこと。神戸高速鉄道を入れても、大阪梅田-西代間は40キロもありません。それではどこを走ることを考えているのでしょうか?

 久須阪神社長の話によれば、当然ながら自社だけでは決められず、協議の必要はあるものの、山陽や近鉄に乗り入れていることも考えているようです。長距離のほうが座席に座りたいというニーズが高い、と考えているからです。長い区間を走るのでそれなりの車両数が要りますが、大阪と神戸を往復するよりも姫路や奈良に行ったほうがいいでしょう。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF017GD0R01C25A2000000/?msockid=14a30a4a6e7662f310461f4b6ffd6323)

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加古川線に乗る

 12日のことですが、一部区間の存廃が問題になっている、加古川線に乗ってきました。

 

 近鉄名古屋5:50発の急行に乗る。後の列車の都合で、伊勢中川で特急に乗り換え、大和八木まで乗る。「ビスタカー」だった。しかし、に乗ったときもそうだったが、ガラガラである。8両もつないでいるのに、悲惨なほどの空き具合だ。大和八木から乗る人はそれなりにいたので、名張までは4両で十分だ。大和八木からは快速急行、鶴橋から乗ったのは大阪難波止まりなので大阪難波でも乗り換え、尼崎で降りる。

 尼崎からは阪神バスに乗る。行き先は宝塚、阪急を象徴する場所である。なぜそういうところにバスを走らせているのかと言えば、阪神の仕返しである。阪急神戸線をつくった阪急に対抗して阪神も宝塚への鉄道を走らせようとしたが実現せず、代わりにバスを走らせたのだ。バスは駅の南側から出る。24分間隔のダイヤだが、次の国道沿いのバス停でもうひとつの系統と合流し、12分間隔となる。そう考えると結構本数が多い。阪神尼崎南9:29発のバスに乗る。運賃は250円均一、すぐ降りても終点まで乗っても250円だ。運賃は降りるときに払う。バスはよく利用されている。停留所での乗り降りが多く、短距離の利用も多い。客もよく乗っていて、コンスタントに15人はいる。阪急今津線とは少し離れているので、需要があるのだろう。7分ほど遅れて終点の宝塚に到着。隣には甲子園に行く阪神バスも停まっていた。阪急の象徴から阪神の象徴に行くバスだ。

 宝塚からはJRに乗る。大阪近郊区間なら途中下車しなければ最短の切符で乗ることができるので、券売機で切符を買って駅に入る。途中、「ICOCA」が使えない区間を通るので、事前に切符を買っておく。宝塚10:48発の区間快速篠山口行きに乗る。篠山口まで行くのは1時間に1本に減っていて、かなり厳しい。乗ったのは区間快速なので終点までひたすら各駅に停まる。篠山口まで行くので転換クロスシートと思ったら、ロングシート。7両もあるので、三田で人が降りると、本当にガラガラ。しかし、篠山口で降りると、意外と多くの人がいる。ガラガラに見えても7両もあれば結構乗っているのだ。篠山口からは223系の2両編成、ワンマン列車である。乗り換え客で2人掛けのシートをひとりで使えるぐらいの混み具合。転換クロスシートになったので、車内でパンを食べる。

 谷川で加古川線に乗り換え。前の切り欠きホームに125系が1両で停まっている。12:09発の加古川行きは10人ほどの客を乗せて発車。加古川線は谷川を出ると西脇市まで交換設備がない。黒田庄を除くと乗り降りはあっても1人だけで、動きは少ない。状況が変わったのは西脇市。加古川線唯一の有人駅である。到着と共にいきなり客が増え、座席は全て埋まる。加古川行きは西脇市で6分停まるので、その間にも増えていく。やはり西脇市以南と以北では状況が全く違うのだ。線路も違う。西脇市までは赤字ローカル線らしく、時速25キロの徐行区間があったが、西脇市以南にはそのような区間はない。西脇市を出てからも利用者は増え、厄神を過ぎると身動きができないほど。1両はやはり短いし、1時間に1本もやはり少ない。厄神までは30分間隔に戻したほうが良さそうだし、沿線にやる気があればお金を出して西脇市まで1時間に2本にしてもよい。人の少ない西脇市以北の存続を口先だけで要求するのなら、可能性のあるところに投資したほうがよい。終点の加古川に到着。加古川には中間改札がある。加古川線は無人駅だらけなので、ここで精算させるのだ。自動改札機が並んでいるが、持っている切符は大回りのため、素直に自動改札機に入れるとブザーが鳴る。最初から有人改札に行き、大回りであることを告げると、すんなりと通過することができた。

 JR神戸線に乗り換え。昼のパンの残りを食べたかったので、新快速ではなくて快速に乗る。加古川始発で10両もあるのでガラガラ。だんだん乗ってくるだろうから、早目に食べておく。快速に乗って1時間ほどで西宮に着く。西宮から国道に沿って歩くと阪急今津線の阪神国道がある。阪急も神戸線、今津線、宝塚線で環状線のようになっている。阪神国道からいったん宝塚に行き、宝塚線で大阪梅田に行くことにする。券売機で切符を買おうとしたが、「ICOCA」は使えず、現金で払う。1時間余りかけて、西宮から宝塚経由で大阪までの小旅行を楽しむことができた。

 梅田でお土産をいろいろ買うのに時間がかかり、大阪環状線に乗って鶴橋に着いたのは18時ごろ。梅田で1時間半も買い物をしていたことになる。鶴橋からは近鉄で名古屋に戻る。鶴橋18:10発の快速急行に乗る。この快速急行は名張までだが、終点の名張で後ろ2両を切り離して前の6両が急行となって宇治山田まで行く。夕方ラッシュ時のため大阪付近では8両が求められ、そのために名張までは快速急行になっているのだ。ホームが8両に対応しているのは快速急行停車駅だけなのだ。名張を出た時点では多少乗っていたが、それも伊賀神戸までで大半は降り、ガラガラになる。伊勢中川で近鉄名古屋行きの急行に乗り換え、名古屋に戻った。

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クレジットカードのタッチ決済に挑戦

 クレジットカードのタッチ決済で乗ることができる鉄道は増えていますが、これまで使ったことがありませんでした。

 ところが、昨日(22日)、神戸まで日帰りで出かけたときに阪神電車でクレジットカードのタッチ決済を初めて使いました。反応速度は気になりませんでしたが、交通系ICカードのように全ての自動改札機がタッチ決済に対応しているわけではなく、対応する自動改札機を探すのに時間がかかりました。

 鉄道会社やバス会社の中には交通系ICカードに対応していないところもあり、またタッチ決済は新しいサービスなので、キャンペーンもあります。また使ってみようと思います。

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阪神、1000系も「Re Vermilion」

 阪神は2027年春に導入予定の急行用の新型車両、3000系から、新しい塗装を採用します。従来のライバルチームを思わせるオレンジから、かつての塗装「赤胴車」を思わせる「Re Vermilion」にします。

 既存の急行用車両も塗装を変更します。8000系は3~4年かけて全編成を元の「赤胴車」の塗装に戻します。そして、近鉄乗り入れにも使われる1000系についても、塗装を変更することにしました。6両編成13本、2両編成9本の合計96両全てで塗装を変更します。これまでのオレンジの代わりに「Re Vermilion」を使います。

 塗装の変更はこの夏から順次行い、一番早いものは8月下旬から運行を開始する予定です。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20250707-3373347/)

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阪神、8000系を「赤胴車」に戻す

 かつて、阪神の急行用車両はパーミリオンとクリームのツートンカラーで、「赤胴車」と言われていました。しかしリニューアル工事が行われた今は、オレンジがベースで、ライバル野球チームの色に似ています。物議を醸しています。そして、2020年6月に武庫川線を走っていた車両が引退して、「赤胴車」は消えてしまいました。

 「赤胴車」の復活を望む声が多かったこともあり、次にデビューする3000系は、「赤胴車」のイメージを受け継いだ新しいバーミリオン、「Re Vermilion」を採用しました。そして以前にも書きましたが、8000系も「赤胴車」に戻します。リニューアルをする前の昔の「赤胴車」の塗装に戻すのです。

 「赤胴車」に戻すのは、8000系。19編成全てが対象です。2025年から3~4年かけて元に戻します。1編成だけ引退直前に昔の塗装に戻すのではなく、全ての編成について恒久的に昔の塗装に戻すのです。昔の塗装が人気なのはよくある話ですが、ここまで元に戻すのは珍しいでしょう。
(参考:阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/press/docs/20250303-toshikoutsu-akadousyafukkatsu2.pdf)

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阪神に座席指定サービス付きの3000系

 阪神は2027年春に、新型急行用車両、3000系を導入します。2027年春の時点では、6両編成1本だけですが、順次増やす予定です。

 もともと阪神の急行用車両は、バーミリオンとクリームに塗られていました。いわゆる「赤胴車」です。ただ最近ではバーミリオンではなく、オレンジに塗られていましたが、この3000系の導入を機に、急行用車両のカラーとして、「赤胴車」のイメージを受け継いだ新しいバーミリオンを採用しました。「Re Vermilion」(リ・バーミリオン)です。オレンジに塗られている既存の急行用車両も順次この新しいバーミリオンにしますが、8000系については別記事で書きます。

 そして、3000系については、6両のうち1両で座席指定サービスを導入します。実験的に行ったことはありますが、本格的に行うのはこれが初めてです。この3000系の導入で、関西の大手私鉄全てで座席指定の列車が走ることになります。さて、どの列車が座席指定サービスの対象になるのかということですが、運行区間や料金等の詳細は、決まり次第の発表となります。そもそも、座席指定サービスを行う車両がどんな座席配置なのかも、今の時点ではわかりません。
(参考:阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/press/docs/20250310-toshikotsu-singatasyaryo2.pdf)

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「青胴車」は2月引退

 阪神の特徴は駅がこまめにあること。大体1キロ間隔で駅があるので、普通には加減速性能が求められます。そのため、阪神の普通は加減速性能に優れた特別な車両が求められます。

 優れた加減速性能から「ジェット・カー」と呼ばれたこの車両。車体の色が青とクリームなので、「青胴車」という名前も付いています。ちなみに、急行用の車両は赤とクリームに塗られていたので、「赤胴車」と呼ばれていました。この「赤胴車」は2020年に引退しています。そして、「青胴車」も新型車両への置き換えが進み、今残っているのは1編成4両のみ。その残っている1編成4両も、この2月に引退します。

 なお、この引退に当たり、阪神は色々な企画を行っています。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASSD22S8JSD2PTIL00SM.html)

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阪神、快速急行を1時間3本に戻す

 阪神も2月22日にダイヤ改正を行います。

 かつて阪神なんば線を経由して近鉄に直通する快速急行は、日中、1時間に3本走っていましたが、2022年12月のダイヤ改正で、平日は1時間2本に減っていました。これが1時間に3本、20分間隔に戻るのです。平日も休日も20分間隔です。神戸方面からは、阪神に乗れば、大阪・関西万博に行きやすくなります。これに伴い、急行は大阪梅田-西宮間と大阪梅田-尼崎間を交互に20分間隔で走らせます。また、平日、休日ともに日中、神戸方面への快速急行の停車時間等を見直し、大阪難波から神戸三宮への所要時間を短縮させます。平均43分かかっていたのが41分になります。

 平日、休日ともに日中から夕方にかけての阪神なんば線の普通(準急、区間準急を含みます)について、現行では最大13分ほど運転間隔があいていたのですが、尼崎での本線との接続列車を急行もしくは快速急行に統一することにより、概ね10分間隔とします。

 これまで、平日、休日ともに大阪梅田23:45発の特急が神戸三宮への最終列車でしたが、新たに大阪梅田0:15発の特急神戸三宮行きを新設します。神戸三宮への最終が30分繰り下がります。大阪難波からもこれまで23:33発に乗らないといけなかったところ、23:55発で間に合うようになります。ただし、この大阪梅田0:15発の特急は御影で普通に接続しません。ですから、特急が通過する石屋川から春日野道までの各駅に行きたい場合は、従来通り、大阪梅田23:45発の特急に乗り、御影で普通に乗り換える必要があります。
(参考:阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/press/docs/20241205-toshikoutsu-daiyakaisei.pdf)

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「スルッとKANSAI」から「スルッとQRtto」へ

 「スルッとKANSAI」は便利なカードでした。これまで切符は基本的に会社ごとに別々に買いなおす必要がありましたが、「スルッとKANSAI」は関西の私鉄なら会社に関係なく1枚のカードで乗り降りすることのできる、画期的なシステムでした。カードそのものは廃止されましたが、1枚のカードで他社にも乗ることができるという思想は様々な交通系ICカードに引き継がれているといえます。

 そして2024年、「スルッとKANSAI」は新しいステージに進みます。6月(予定)にQRコードを活用した乗車券、「スルッとQRtto」を導入するのです。QRコードを使った切符は各社で取り組みがなされていますが、それが拡大されるのです。6月の時点で「スルッとQRtto」を導入するのはOsaka Metro、大阪シティバス、近鉄、京阪、南海、阪急、阪神の7社で、今後ほかの会社にも増えていく予定です。

 「QRttoKANSAI」で発売するのは、現在磁気カード等で発売している企画乗車券の類。処理スピードの速い交通系ICカードはそのまま残り、磁気の切符で残っている企画乗車券をQRコード化するのでしょう。最終的には自動券売機で売っている紙の乗車券もQRコード化することによって、駅の自動改札機は簡素化されます。ICカードとQRコードの読み取り機だけあればよく、高速で磁気の切符を前に送る機構がいらなくなります。

 ともかく、企画乗車券の類がQRコード化されるので、スマホがないと利用できないことになります。私個人としては、スマホの買い替えが必要になってきます。
(参考:スルッとKANSAI協議会ホームページ https://www.surutto.com/newsrelease/release/s231214.pdf)

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阪急、阪神もクレジットカードのタッチ決済

 先ほどの記事で近鉄のタッチ決済について書きましたが、阪急や阪神でも2024年中にクレジットカード等のタッチ決済を始めます。

 阪急は全駅(神戸高速鉄道の花隈を含み、天神橋筋六丁目を除きます)に少なくても1台のタッチ決済に対応した改札機を設置します。対応するクレジットカードは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯です。Master Cardについては、後ほど対応する予定です。

 阪神は西代を除く全駅で対応します。2024年の時点では、自動改札機ではなく、駅長室や各駅係員窓口に専用リーダーを設置して対応します。2025年春ごろからは、全駅の一部改札機でも対応できるようになる予定です。対応するクレジットカードは、阪急と同じです。

 また、六甲ケーブルや六甲山上バスでも、2024年春からクレジットカード等のタッチ決済を行います。
(参考:阪急阪神ホールディングスホームページ https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/1bafddc4d3c6c76443ce80dcc72f0d9a06e3e0a9.pdf、阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20231102-keikaku-tattikessai.pdf)

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