枚方市で途中下車できる往復切符

 京阪は11月1日から2026年3月31日までの間、「交野線大阪方面往復きっぷ」を発売しています。

 この切符の特徴は、交野線各駅と大阪(京橋、天満橋、北浜、淀屋橋)との間の往復乗車券ですが、途中、枚方市で途中下車できることです。途中下車は行きでも帰りでもよく、行きも帰りも途中下車しても構いません。主要駅の枚方市なら、帰りに買い物などもできます。

 「交野線大阪方面往復きっぷ」が利用できるのは、11月1日から2026年3月31日の間で、購入日から3か月以内の任意の1日。「スルッとQRtto」で発売しています。値段は大人900円、子供450円なので、行きか帰りのどちらかで枚方市で途中下車しないと元が取れません。
(参考:京阪ホームページ https://www.keihan.co.jp/traffic/valueticket/detail/katanoosakaoufuku.html)

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JR西日本と関西私鉄でQRフリー切符

 Osaka Metro、近鉄、京阪、南海、阪急、奈良交通、和歌山バス、JR西日本の8社は現在、4種類の「ONE KANSAI QR乗車券」を発売しています。

 この「ONE KANSAI QR乗車券」も「KANSAI MaaS」で発売します。券売機や窓口での発売はありません。利用するときはバスを除いて、「KANSAI MaaS」のチケット画面から乗車券のQRコードを表示し、QRコード対応の改札機にかざして乗車します。奈良交通は運転士に呈示します。和歌山バスは事前に「1日フリー乗車券」に引き換えます。

 それでは、4種類の「ONE KANSAI QR乗車券」を紹介します。一つ目は、「ONE KANSAI 大阪スマートアクセスパス」。10月31日まで発売していた「大阪スマートアクセスパス」の改良版です。発売期間は10月17日から2026年5月31日まで。利用日の1か月前から当日まで発売します(発売期間内に限ります)。利用期間は11月1日から2026年5月31日までです。有効期間は1日限りで、Osaka Metroは夢洲を含む地下鉄全線、JR西日本は大阪環状線、桜島線、JR東西線海老江以東のほか、新大阪やJR難波にも行くことができます。大人のみの発売で、値段は1000円です。

 二つ目は、「ONE KANSAI 奈良デジタル周遊フリーパス」。発売期間は11月1日から2026年3月30日まで。利用日の1か月前から当日まで発売します(発売期間内に限ります)。利用期間は11月1日から2026年3月31日までです。有効期間は2日間で、JR西日本、近鉄、奈良交通の指定されたエリアが乗り放題です。奈良のほか、室生口大野、吉野にも行くことができ、奈良を経由すれば京都にも行くことができます。結構利用できるエリアは大きいです。大人のみの発売で、値段は3600円です。

 このほか、JR西日本、京阪、阪急の京阪間(宇治や嵯峨嵐山を含みます)が乗り放題の「ONE KANSAI 京都満喫3wayパス」、JR西日本、南海の阪和間、関空が乗り放題の「ONE KANSAI 和歌山2wayパス」があります。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/251015_00_press_ONEKANSAIQRJyoshaken.pdf)

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中之島線延伸は2037年?

 今は中途半端な中之島で止まっている京阪中之島線ですが、中之島にはなにわ筋線が通り、しかも九条に伸びます。

 この中之島線の九条延伸ですが、平川京阪ホールディングス社長は、2037年までに開業させたいと考えているようです。夢洲には2030年秋にIRができますが、工期を考えるとそれには間に合いません。また、中之島線関連では、2031年春になにわ筋線が開業するので、中之島について、改札口の拡充などを行う予定です。

 話は変わりますが、夢洲にはIRだけができるだけではありません。万博の跡地が開発されます。京阪は他社と共同でアミューズメント施設を運営することを考えているようです。
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20250826-MR2AC7FFR5LVDF5EGA7FOMA6BM/)

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夢洲へのアクセス鉄道は桜島から、中之島線の延伸は九条止まり

 少し前の記事で予告した、夢洲への鉄道構想です。

 今は地下鉄だけしかない夢洲への鉄道ですが、ほかにも鉄道の構想があります。過去に国の審議会で整備が望ましいとされたのは、中之島から西九条、新桜島、舞洲を経て夢洲に行くルートです。

 ただ、このルートだと事業費がかなりかかります。そこで出てきた案が京阪中之島線は九条まで伸ばし、桜島線は桜島から舞洲、夢洲へと伸ばします。大阪府、大阪市はこのほど、中之島-夢洲間のルートと中之島-九条間、桜島-夢洲間のルートを比較し、費用対効果の面で後者のほうが優れていると判断しました。後者の案ではすでに鉄道がある西九条-(新)桜島間はつくらないので、その分だけコストが下がったのでしょうか? Osaka Metroとこの桜島からのアクセス鉄道で、2030年秋開業予定のIRへの輸送を担います。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF062090W5A800C2000000/)

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10月26日ダイヤ改正で3000系の「プレミアムカー」は2両に

 京阪は万博閉幕後の10月26日に、ダイヤ改正を行います。

 今回は前回のように、ダイヤが根本的に変わるということはありません。平日の朝夕等に若干の増発等がある程度です。一番の大きな変化は、3000系の6号車に連結されている「プレミアムカー」を5号車にも増やすのです(8000系はこれまで同様、6号車の1両のみ)。8両編成中2両が「プレミアムカー」になるのです。新たに「プレミアムカー」をつくり、5号車に入れるのです。新たに追加される「プレミアムカー」は6号車とほぼ同じ設備ですが、乗降口は6号車寄りに設置されます。また、スーツケースなど大きな荷物を置くことができる、ラゲッジスペースを拡大します。ダイヤ改正後は1時間に5本ある特急のうち、2本が3000系で運転されます。そのため、席数で考えると片道1時間あたりでは、「プレミアムカー」提供座席数が約200席から約280席に増えることになります。

 この「プレミアムカー」の増結のため、ダイヤ改正前日の10月25日は、3000系での運行は行いません。また、10月23日から25日の間は、車両の組み替えのため、一部列車では「プレミアムカー」のサービスは行いません。

 今回のダイヤ改正では、京阪本線の一部区間と中之島線にもワンマン運転を拡大します。新たにワンマン運転を行うのは、淀屋橋、中之島と萱島との間で、4両編成で走る区間急行と普通です。4両編成でも萱島から先の京都方面へは、車掌が乗り込み、乗務します。
(参考:京阪ホームページ https://www.keihan.co.jp/corporate/info/release/assets/250818_keihan-railway.pdf)

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京阪、日中は12分間隔、普通は原則4両に

 京阪は3月22日にダイヤ改正を行います。

 京阪の日中のダイヤは15分間隔のダイヤを組んでいましたが、それを12分間隔のダイヤにします。淀屋橋-出町柳間の特急、淀屋橋-出町柳間の準急、中之島-萱島間の普通、枚方市-私市間の普通、中書島-宇治間の普通が毎時5本ずつ走るという、わかりやすいダイヤになります。快速急行はなくなります。

 淀屋橋・中之島-萱島間の普通について、利用状況から、日中や夜間は4両を原則とします。朝夕のラッシュ時も一部列車を除き、区間急行、普通を4両で運転します。ただ、これでは平日朝夕の輸送力が足らなくなるので、7~8時台下り(大阪方面行き)や16~18時台上り(京都方面行き)は区間急行や普通を増発します。朝のラッシュ時に淀屋橋-守口間の普通の混雑緩和を図るため、守口市での急行や準急に乗り換えることができるよう、急行、準急の停車時間帯を拡大します。守口市を通過する通勤快急や通勤準急が走るのは、7:45ごろから8:30ごろの間だけです。京都方面に通う大学生のため、朝の京都方面への列車や夕方の大阪方面への列車も増発します。

 休日に走る快速特急「洛楽」はわかりやすくするため、淀屋橋の発車時間を8:00、9:00、10:00、11:00の4本にします(現行は5本なので、1本減ります)。午後の下りも5本から4本になります。

 4月13日から10月13日まで行われる大阪・関西万博のため、平日、休日ともに中之島発着(一部淀屋橋発)の特急や快速急行を走らせます。中之島からは京阪バスが会場までのシャトルバスを走らせます。アプリでの事前予約が必要です。
(参考:京阪ホームページ https://www.keihan.co.jp/corporate/info/release/assets/250110_keihan-railway.pdf)

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京阪、大津線の正月用フリー切符、早目に買えば得だった

 京阪は年末年始のお出かけに使うことができる、「京阪電車年末年始フリーデジタル2dayチケット」、「京阪電車年末年始大津線フリーチケット・坂本ケーブルチケット」を「スルッとQRtto」で発売しています。

 「京阪電車年末年始フリーデジタル2dayチケット」は、12月30日から2025年1月5日までの間、京阪線と石清水八幡宮参道ケーブルを2日間連続で自由に乗り降りすることができるもので、1000枚の限定販売です。大人のみの発売で、値段は1500円です。

 今回取り上げたいのが、「京阪電車年末年始大津線フリーチケット・坂本ケーブルチケット」のほう。12月28日から2025年1月5日の間、大津線の1日乗り放題と江若鉄道(坂本比叡山口駅-ケーブル坂本駅)のバス、坂本ケーブル(ケーブル坂本駅-ケーブル延暦寺駅)がセットになっています。購入後、大津線の主要駅で紙のチケットに引き換えて使います。

 この「京阪電車年末年始大津線フリーチケット・坂本ケーブルチケット」ですが、実は購入時期によって値段が変わっていたのです。早く買えばお得でした。12月1日から7日の間に買えば、大人1600円、子供800円でした。12月8日から14日は、大人1900円、子供950円でした。12月15日から2025年1月5日の間は、大人2200円、子供1100円です。
(参考:京阪ホームページ https://www.keihan.co.jp/corporate/info/release/assets/20241122_nenmatsunenshi-free-ticket.pdf)

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京阪、2025年秋に値上げへ

 京阪は2025年10月に値上げを行います。消費税率の改定に伴うものを除いて、1995年以来、30年ぶりの値上げです。

 現在、京阪の初乗り運賃は160円、大津線は170円ですが、それがそれぞれ180円、200円になります。なお、この値上げに伴い、京阪線の鉄道駅バリアフリー料金は廃止されます。神戸電鉄JR東日本でも値上げ時に鉄道駅バリアフリー料金は廃止されるので、ある意味鉄道駅バリアフリー料金は本格的な値上げまでの暫定的な存在なのでしょう。ですから、実質的には初乗り運賃は170円から180円へと10円の値上げです。そのほかの区間も、距離に応じて最大60円上がります。

 また、中之島線・鴨東線加算運賃、鋼索線運賃、「プレミアムカー」・「ライナー」料金については変わりありません。そして、ワンマン運転は、2025年秋に京阪本線、中之島線の一部区間での実施を検討しています。
(参考:京阪ホームページ https://www.keihan.co.jp/corporate/info/release/assets/241203_keihan-railway.pdf)

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京阪、2024年度中にQRコードの乗車券発売へ

 2029年度までに磁気乗車券を廃止する京阪。2024年度中に代わりの切符が発売されることになりました。

 どのような切符になるのでしょう? まず、オンラインのクレジットカード決済で乗車券を購入します。そうすると、スマホにQRコードが提供され、改札にかざして通行します。つまり、スマホとクレジットカードがあることが話の前提で、今の磁気乗車券を完全に代替するものではありません。ただ今回目新しいことは、京阪線(京阪本線、中之島線、交野線、宇治線、鴨東線)全60駅の任意の駅間の乗車券を買うことができること。大手私鉄の主要路線の全駅で、任意の駅間に対応する乗車券を発売するのは、京阪が初めてのようです。

 今後については、2025年度に、各駅に目的地のQRコードを示した案内板を設置します。そのQRコードをスマホで読み込めば、出発駅を入力しなくても乗車券を購入することができます。また、磁気乗車券を廃止するときには、スマホに不慣れな人やクレジットカードのない人でも買えるように、QRコードが記載された紙の乗車券を用意します。駅の券売機で、現金で買うことができます。
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20240711-QADI4HZAXBPETLCYCAYKKFDKPI/)

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京阪も2029年度までに磁気乗車券廃止

 京阪も6月17日にQRコードの切符を導入しました。

 その京阪ですが、2029年度までに磁気乗車券を廃止する方針です。首都圏の私鉄ではすでに磁気乗車券の廃止を打ち出しているところがありますが、関西ではこれが初めてと思われます。

 話は変わりますが、京阪はJR西日本との間で連絡普通券を発売していますが(京橋、東福寺、河内森を経由することが条件)、9月30日でその発売を終了します。この連絡普通券の発売終了とともにJR西日本との乗継割引も終了します。なお、通勤、通学ともに連絡定期券は継続して発売します。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF065V70W4A600C2000000/、京阪ホームページ https://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/240628_keihan-railway.pdf)

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