阪急、阪神もクレジットカードのタッチ決済

 先ほどの記事で近鉄のタッチ決済について書きましたが、阪急や阪神でも2024年中にクレジットカード等のタッチ決済を始めます。

 阪急は全駅(神戸高速鉄道の花隈を含み、天神橋筋六丁目を除きます)に少なくても1台のタッチ決済に対応した改札機を設置します。対応するクレジットカードは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯です。Master Cardについては、後ほど対応する予定です。

 阪神は西代を除く全駅で対応します。2024年の時点では、自動改札機ではなく、駅長室や各駅係員窓口に専用リーダーを設置して対応します。2025年春ごろからは、全駅の一部改札機でも対応できるようになる予定です。対応するクレジットカードは、阪急と同じです。

 また、六甲ケーブルや六甲山上バスでも、2024年春からクレジットカード等のタッチ決済を行います。
(参考:阪急阪神ホールディングスホームページ https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/1bafddc4d3c6c76443ce80dcc72f0d9a06e3e0a9.pdf、阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20231102-keikaku-tattikessai.pdf)

| | | Comments (0)

阪堺、南海バス等乗継割引終了

 阪堺、南海バスは、交通系ICカードもしくは磁気カードで阪堺、南海バス(南海ウイングバス、南海りんかんバスを含む)に乗り継ぎ、2時間以内に精算した場合に、大人50円、子供20円を割り引く、乗継割引を行ってきました。

 しかし、新型コロナウイルスの影響によって利用者は減り、逆に燃料費などの価格が上がったので、経営は苦しくなりました。そこで10月31日で乗継割引を終了することにしました。11月1日からはバス等を乗り継いでも割引はなく、通常の運賃がかかることになります。
(参考:阪堺ホームページ https://www.hankai.co.jp/_wp/wp-content/uploads/2023/09/nankaibus_noritugiwaribikisyuryo.pdf、南海バスホームページ https://www.nankaibus.jp/info/65255/)

| | | Comments (0)

北陸新幹線の延伸は2024年3月16日、北大阪急行の延伸は2024年3月23日

 2024年春に開業する予定の鉄道は北陸新幹線金沢-敦賀間と、北大阪急行千里中央-箕面萱野間。いつ開業するのでしょうか?

 北陸新幹線は2024年3月16日に開業するようです。JRグループは3月中旬の土曜日にダイヤ改正を行う傾向にあり、それを踏襲するようです。なお、北陸新幹線の運行計画については、別記事で書くことにします。

 そして、もうひとつの北大阪急行。こちらはすでに決まっていて、2024年3月23日に開業します。土曜日です。延伸区間の終点の箕面萱野にはバスターミナルが整備され、バス路線の再編がなされます。新御堂筋などの幹線道路の交通混雑緩和が期待されるということから、千里中央発着のバスが箕面萱野発着にシフトするものと思われます。
(参考:北國新聞ホームページ https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1165792、北大阪急行ホームページ https://www.kita-kyu.co.jp/upload/206.pdf)

| | | Comments (0)

京福、2両編成を増やして輸送力増強

 京福は8月26日にダイヤ改正を行います。京福は2017年3月に西院の改良を行いました。また、バリアフリー化によって乗り継ぎしやすくなりました。このような状況を反映したダイヤ改正となります。

 まず、嵐山本線の列車の本数自体は減ります。平日の朝は5分間隔だったのが8分間隔に、夕方は8分間隔だったのが10分間隔になります。しかし、朝は1両編成と2両編成が交互に走っていたのが2両編成に統一され、夕方は1両編成から2両編成になります。トータルでの輸送力は増強されます。北野線も朝8時前後の約1時間、8分間隔で運転します。休日も嵐山本線において、14~16時台を中心に2両編成で運転します。午後の時間帯に嵐山方面から京都の中心部に向かう列車に利用が集中している実態を反映したものになります。

 トータルでは嵐山線全体で約10%の輸送力増強になります。
(参考:京福ホームページ https://www.keifuku.co.jp/cms/wp-content/uploads/f5ce8d5c5dfca7fa79bbb20d10fec894.pdf)

| | | Comments (0)

京都丹後鉄道に「タンゴエクスプローラー」風塗装

 1990年から2013年の間、北近畿を走っていた「タンゴエクスプローラー」。車内に階段があり、バリアフリーに対応できないことから定期運用を外れました。それを塗装で再現した車両が11日から走ります。

 KTR800形で再現されたこの車両、「TANGO EXPLORERオマージュトレイン」と言います。8月11日から2年程度走る予定です(8月15日までのダイヤは公表されています)。西舞鶴-豊岡間を走りますが、運賃以外の追加料金はかかりません。

 「TANGO EXPLORERオマージュトレイン」は外観の塗装だけではありません。中も違います。「タンゴエクスプローラー」で使われていた座席を一部移設し、座席のシートには「タンゴエクスプローラー」と同じ丹後ちりめんのカバーを全席に設置しています。壁には「タンゴエクスプローラー」の当時の走行写真が飾られています。
(参考:京都丹後鉄道ホームページ https://trains.willer.co.jp/event/hommage-train/、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/127188)

| | | Comments (0)

近江鉄道、子供は10円で一日乗り放題

 夏休みになると、子供向けにお得な切符を発売するところがあります。近江鉄道もそのひとつです。

 近江鉄道が7月14日から9月3日までの毎日発売している、「夏休みこども10円1デイパス」がそうなのですが、名前の通り、たったの10円で近江鉄道全線が1日乗り放題です。隣の駅まで1回乗るだけでも十分に元が取れますが、有人駅でしか発売しないので、最寄りの駅が有人駅でない場合は、いったん有人駅に寄ってから使うことになります(「夏休みこども10円1デイパス」は発売当日限り有効のため)。そこまでの運賃の扱いはよく分かりません。
(参考:近江鉄道ホームページ https://www.ohmitetudo.co.jp/railway/kodomo-10en1day/)

| | | Comments (0)

神戸電鉄「おもてなしきっぷ」で、神姫バスの一部路線の利用可能に

 神戸電鉄には「おもてなしきっぷ」という、お得な切符があります。7月15日から2024年1月14日までの間、神戸電鉄全線が1日乗り放題で(ただし神戸高速線を除きますので、新開地に行くことはできません)、大人1200円、子供800円です。湊川-粟生間の運賃は片道700円なので、往復するだけで元が取れます。神戸電鉄(神戸高速線は除きます)に加えて神戸市営地下鉄全線に乗ることもできるバージョンもあり、こちらは大人のみの発売で1800円です。どちらも神戸電鉄主要駅などで発売しています(神戸市営地下鉄に乗ることができるバージョンは、神戸市営地下鉄各駅窓口でも購入可)。

 そしてこの「おもてなしきっぷ」、今回から新たに神姫バスの割引券が付きます。神戸電鉄の三木、三木上の丸、恵比須、緑が丘を発着する神姫バス、神姫ゾーンバスが対象で(三宮、明石、西神中央発着のものは除きます)、5割引です。沿線の飲食店など(神戸市営地下鉄海岸線沿線の店舗を含めて32店、施設)で使うことができる「おもてなしメニュー引換券」には駅からバスに乗っていかなければならないところもあり、そういうところに行くには効果を発揮します。
(参考:神戸電鉄ホームページ https://www.shintetsu.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/07/230705.pdf、https://www.shintetsu-ccs.com/omotenashi/index.html)

| | | Comments (0)

能勢電鉄、ケーブルカー等を廃止へ

 能勢電鉄にはケーブルカーがあります。終点の妙見口から少し離れたところにケーブルカー、リフト、バーベキュー施設などがあります。妙見の森関連事業です。これらケーブルカーやリフトの営業は1960年に始めましたが(戦前もケーブルカーはありましたが、戦争でいったん廃止になりました)、利用者は近年減少傾向にありました。閑散期のコストを抑えるためか、1999年12月からは冬季平日の運休を始め、2006年には年末年始を除いて冬季は休日も運休させることとなりました。

 その能勢電鉄ですが、6月23日に近畿運輸局長に対して、ケーブルカーの廃止届を出しました。ケーブルカーだけを廃止するのではなく、妙見の森関連事業そのものの営業を終了するようです。営業を継続するには今後大規模な更新設備が必要なので、この機会に妙見の森関連事業を終了させることにしたのです。ケーブルカーの廃止の日は1年後の2024年6月24日ということになっていますが、能勢電鉄は2023年12月の冬季休業に合わせて廃止したいと考えているようです。

(追記)
 能勢電鉄のケーブルカーは2023年12月4日に廃止されることになりました。前日の12月3日が最終運行日です。
(参考:能勢電鉄ホームページ https://noseden.hankyu.co.jp/upload_file/noseden/information/newsrelease202306231.pdf、https://noseden.hankyu.co.jp/upload_file/noseden/information/newsrelease202309221.pdf、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF2368T0T20C23A6000000/、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/126590)

| | | Comments (0)

KTR8500形は予備車

 「ひだ」や「南紀」で活躍したキハ85系。7月に後継のHC85系に置き換えられ、JR東海では活躍の場がなくなりました。

 しかし、京都丹後鉄道はそのキハ85系を譲り受け、KTR8500形として走らせます。4両を譲り受けますが、実際に使うのは2両で、残る2両は部品取り用です。京都丹後鉄道は全般検査を行い、京都丹後鉄道仕様に変えてから走らせる予定ですが、どのように使うのでしょうか?

 実は、KTR8500形は予備車として使います。線内特急の予備車として使うので、京都や大阪に姿を現すわけではないようです。京都丹後鉄道まで行かないと会えないようです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/126444)

| | | Comments (0)

北大阪急行の延伸区間の加算運賃は60円

 北大阪急行の延伸は2023年度末に行われます。延伸する区間は千里中央-箕面萱野間、2.5キロです。この区間の運賃について、6月2日、近畿運輸局長に認可申請を行いました。

 運賃のベースは延伸区間も変わらず、2キロまでの初乗りが100円と変わりありません。ただ、営業キロが伸びるため、新たに4区(6キロを超え8キロまで)と5区(8キロを超え10キロまで)の設定を行っています。4区の運賃は160円、5区の運賃は180円です。

 しかし、延伸区間については建設にかかった費用の一部を負担してもらうため、加算運賃の設定を行います。その額は以前にも言われていたとおり、60円。これがベースとなる基本運賃に加算されます。定期券にも加算運賃の制度があり、それぞれ加算されます。千里中央-箕面萱野間の運賃は190円、江坂-箕面萱野間の運賃は240円になります。
(参考:北大阪急行ホームページ https://www.kita-kyu.co.jp/upload/199.pdf)

| | | Comments (0)

より以前の記事一覧