北大阪急行の箕面延伸の事業費、224億円増加

 北大阪急行は現在、千里中央から箕面萱野へ延伸工事中です。約2.5キロの延伸で総事業費は650億円です。2023年度開業予定です。

 ところがこの北大阪急行の延伸事業ですが、総事業費が増えるのです。耐震性や安全性を向上させるためですが、資材単価や人件費の上昇も影響しています。

 さて、増える事業費の額は224億円。650億円から874億円に増えます。協定によって大阪府と北大阪急行は負担の上限が決まっているため、増額分は国と箕面市が半分ずつ負担します(以前の記事とは違うようですが)。新しい内訳は、国が382億円、大阪府が100億円、箕面市が282億円、北大阪急行が110億円です。箕面市の負担分は、住ノ江競艇場での収益や基金を充てます。

 なお、開業時期の変更はないとのことです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASP3Q6SJMP3QPTIL01V.html)

| | | Comments (0)

京都市地下鉄、緊急事態宣言で最終23時

 新型コロナウイルスの感染拡大により、東京、京都、大阪、兵庫の各都府県に再び緊急事態宣言が出されました。これにより、地下鉄やバスにおいて、終電の繰り上げや運休、減便を行います。期間は4月25日から緊急事態宣言期間の末日までです。

 地下鉄は平日、休日ともに烏丸線及び東西線の終電を概ね23時までとします。23時以降、地下鉄東西線に乗り入れる京阪京津線からの車両については、御陵で打ち切りとなります。また、休日については、烏丸線及び東西線の通常ダイヤから2割程度減らします。

 バスについては、平日、休日ともに全系統の終発を22時台で終了します。急行系統(100、101、102、105、106、111系統)及び「京都岡崎ループ」を運休させます。こちらも平日、休日ともです。
(参考:京都市交通局ホームページ https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/cmsfiles/contents/0000284/284093/20210423.pdf)

| | | Comments (0)

2年前から運休している金剛山ロープウェイ、廃止へ

 大阪府と奈良県にまたがる標高1125メートルの金剛山は、大阪府側から金剛山ロープウェイで登ることができました。1966年に開業し、約1.3キロ離れた標高708メートルの千早駅と標高975メートルの金剛山駅の間を約6分で結んでいました。開業直後には年間16万人の利用がありましたが(一番多い1973年度には年間24万人の利用がありました)、半分以下にまで減少していき、赤字になっていました。ロープウェイのある千早赤阪村は、開業以来合計6億円を一般会計から繰り入れています。ここに追い打ちをかけたのが、駅舎の耐震不足。2018年の大阪北部地震の後に検査したところ、これが最終的な引き金となって、2019年3月から運休しています。

 耐震工事を行わないとロープウェイは再開できないのですが、それには開業以来更新していない電気設備の工事などを含めて約12億円の費用がかかります。この負担について千早赤阪村は財政的に厳しいと判断して、2月にロープウェイを廃止することにしました。千早赤阪村は金剛山駅付近に村営宿泊施設を持っていましたが、これも同時に廃止します。

 千早赤阪村は金剛山ロープウェイを民間に譲渡することも考えていますが、その期限は秋までで、譲渡先が見つからない場合は施設を撤去します。自然公園内にあるので原状復旧も必要で、植林も含めて約5億円かかります。残すにしても潰すにしてもお金がかかるのです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASP2L6RDLP2LPPTB002.html、産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/west/news/210218/wst2102180017-n1.html、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210219-OYT1T50160/)

| | | Comments (0)

「春の関西1デイパス」は神戸電鉄も利用可能に

 JR西日本の「春の1デイパス」は、京阪神エリアのJRに乗ることができるほか、沿線の私鉄などに乗ることができるチケットがセットになった切符です。通常は京阪、近鉄、南海からひとつ選ぶのですが、これに新たな鉄道会社が加わりました。神戸電鉄です。京阪、近鉄、南海、神戸電鉄からひとつを選択します。

 「有馬温泉チケット」と名付けられたこのチケットは、神戸市営地下鉄三宮-谷上間の往復、神戸電鉄谷上-有馬温泉間の往復、有馬温泉周辺の一部施設の割引がセットになったもの(三宮-有馬温泉間は途中下車できません)。JR西日本の路線から離れた有馬温泉に行くことができるのです。

 ただ、「有馬温泉チケット」の引換箇所は神戸市営地下鉄西神・山手線の三宮だけですので、三田から有馬温泉を目指すことはできません。三宮からの往復だけでなく、三宮から三田に抜けることができないのは残念なところです。次回以降に期待したいところです。

 なお、「春の1デイパス」の発売期間は2月26日から5月30日まで、利用期間は3月1日から5月31日までです。利用日の1か月前から前日まで、「e5489」もしくは「春の1デイパス」の周遊区間内などの駅の「みどりの券売機」で発売します。「みどりの窓口」では発売しません。値段は大人3600円、子供1800円です。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210219_03_kansai1daypass.pdf)

| | | Comments (0)

京都市交通局、新型コロナウイルスで「トラフィカ京カード」廃止へ

 国内のみならず海外からも多くの観光客が訪れた京都ですが、新型コロナウイルスの影響で環境客は減り、京都市交通局の経営は苦しくなっています。この状況は2021年度も続くと予想され、2021年度予算では地下鉄が58億円、バスが56億円の赤字を見込んでいます。地下鉄については、収支改善に向けた計画の策定が必要となる経営健全化団体になる可能性が高いようです。バスについて言えば、最大の赤字予算となった1999年の62億円に近い数字で、累積資金不足は過去最大となるようです。

 そこで京都市交通局は、いくつかの合理化策を打ち出します。地下鉄については、磁気券が使える自動改札機を減らし、ICカード専用にします。券売機も減らし、保守管理費を減らします。すでに設計が始まっている北大路駅を除いて、烏丸線のホーム柵整備やそのための車両改造を先送りします。「運行情報等お知らせモニター」の設置など、安全に影響しない事業を延期します(車両の更新は行います)。毎週金曜日に行っていた終電の延長を無期限に休止します。バスについては、利用状況に合わせてダイヤを見直し(3月20日にダイヤ改正を行い、観光客の多い路線を中心に減らします)、車両数も減らすことによって、修繕費などを削減します。均一区間において前乗り後降り方式に変える予定でしたが、それを延期します。切符については、10月に企画乗車券の価格適正化と、「トラフィカ京カード」(地下鉄、市バス、京都バスに乗ることができる磁気カード。1000円で1100円分、3000円で3300円分使えます)及び「昼間回数券」の発売停止を行います。2023年4月には各種割引乗車券や乗り継ぎ割引をなくしてポイントサービスに変えます。観光客がよく使う600円のバス1日乗車券の廃止はともかく(お金がそれなりにある観光客には地下鉄とバスを乗り継いでもらい、中心部のバス路線を整理します)、後は市民への影響が大きそうです。ポイントサービスもほかの事業者を見る限り、魅力のないものになりそうです。

 話は変わりまして、京都市バスは山科には走っていません。1997年に地下鉄東西線が開通したときに撤退したのです。その後、京阪バスが走っていますが、どうやら2021年中に市バスと京阪バスとの共同運行を始める方向で話が進んでいるようです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/104537、KBS京都ホームページ www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2021/02/n20210224_108660.htm、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20210303/k00/00m/040/160000c)

| | | Comments (0)

和歌山電鐵の新しい観光電車はセミコンパートメント付き

 昨日の記事で予告しました、和歌山電鐵の新しい観光列車についての話です。

 1年以上前のことですが、当blogで「ニタマ電車」についての記事を書きました。その「ニタマ電車」の構想が、新しい観光列車の始まりです。新しい観光列車の名前は「たま電車ミュージアム号」。「おもちゃ電車」を改装してつくります。改装工事は秋に始まり、12月に運行を開始する予定です。

 ほかの和歌山電鐵の観光列車同様、水戸岡鋭治氏のデザインによる「たま電車ミュージアム号」は、どのような観光列車になるのでしょうか? 和歌山寄りの1号車にはトリックアートがあります。1号車、2号車ともにセミコンパートメントがあります。そのほかソファ席などもあり、毎度のことながらフリースペースが多く、座席はかなり減っています。和歌山電鐵に遊びに行くにはいいのですが、キャパが小さくなるので、通勤では乗りたくない車両です。水戸岡氏にとっては関心のないことでしょうが。

 なお、改装費用は4500~5000万円程度を見込んでいますが、このうち1500万円をクラウドファンディングで賄います。2月22日から5月21日までの期間で募集を行っています。3000円から申し込むことができます。
(参考:和歌山電鐵ホームページ https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2021/02/22/tamatrain_museum/、https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2021/02/20/event_tamaden2_design/)

| | | Comments (0)

和歌山電鐵、3月13日からコロナダイヤを恒常化

 和歌山電鐵は3月13日にダイヤ改正を行います。概ね10~15時台と18~20時台を除き、全ての列車の時刻が変わります。

 主な改正内容は、新型コロナウイルスの影響で減らしている臨時ダイヤを恒常化させること。まず、平日も休日も、現在減便中の列車について、一部(休日の始発)を除いて運転を取りやめます。平日、休日ともに、貴志21:15発和歌山行きが21:44発になります。これは平日だけですが、貴志5:49発和歌山行きと和歌山5:54発貴志行きの運転を取りやめます。

 その結果どうなるのでしょうか? 平日の始発が繰り下がります。上りの始発は貴志5:19発から5:28発になります。下りの始発は和歌山5:54発から6:21発になります。平日、休日ともに最終の繰り上げを行います。下りの最終は和歌山23:36発から23:00発になります。上りの最終は貴志22:55発から22:16発になります。1日全体の列車本数で見ると、平日は1日34往復(和歌山-貴志間の数字、このほかにも区間運転があります。以下同じ)から32往復になります。休日も1日33往復から32往復に減ります。

 さて、和歌山電鐵には新たな観光列車の話がありますが、それは別記事で書くことにします。
(参考:和歌山電鐵ホームページ https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/02/20210313_daiyakaisei.pdf)

| | | Comments (0)

叡山電鉄に京都市民がほぼ半額になるクーポン

 鉄道などの公共交通機関は私たちの生活に欠かせないものであるにもかかわらず、新型コロナウイルスの影響で利用が大きく減っています。そこで叡山電鉄は京都市公共交通緊急対策事業補助金を活用して、京都市民限定でお得なクーポン券を発売しています。

 そのクーポンの名前は、「叡山電車に乗ってみよう!クーポン」。100円券15枚、50円券10枚からなる2000円分のクーポンを1000円で売っています。50円未満の端数は現金で支払います(叡山電鉄の運賃は210円、270円、340円、380円と50で割り切れないものばかりなので、必ず現金が必要になります)。なお、市原-鞍馬間は土砂災害の影響により運休中であり、この区間は京都バスがカバーしていますが、このクーポンでは京都バスには乗ることができません。

 それでは、クーポンはどうやって手に入れるのでしょうか? 発売及び通用期間は2020年12月15日から2021年3月14日まで、終日は終日利用できますが、平日は10~16時の乗車に限ります。ただしクーポンがなくなり次第、発売は終了します。発売箇所は、出町柳、修学院、岩倉の3駅のみです(岩倉は平日の7~9時のみ)。また、誰でも買えるわけではありません。京都市に住んでいる人のみが買えるのです。購入には運転免許証などの公的証明書の呈示が必要で、クーポンの利用はその本人しかできません。
(参考:叡山電鉄ホームページ https://eizandensha.co.jp/event/detail1212/)

| | | Comments (0)

叡電、平日も15分間隔に

 京阪は1月31日にダイヤ改正を行いますが、京阪と出町柳で接続する叡電は前日の1月30日にダイヤ改正を行います。

 今回のダイヤ改正で大きく変わるのは、平日の昼間(11~16時台)。現在、出町柳-八瀬比叡山口間、出町柳-二軒茶屋間、出町柳-市原間(2020年7月の豪雨の影響で市原-鞍馬間は運行を休止しています。並行してバスが走っていますので、そちらを使います)をそれぞれ20分間隔で走らせています。このダイヤを休日と同じようにするのです。すなわち、出町柳-八瀬比叡山口間、出町柳-市原間をそれぞれ15分間隔で走らせます。

 このほか平日の朝夕ラッシュ時は京阪との接続を考慮して発着時刻を調整し、平日のその他の時間帯及び休日においては利用状況に応じて列車の運行を見直します。なお、終電の繰り上げは行いません。

(追記)
 現在運休中の市原-鞍馬間は、秋までに運転を再開する予定です。
(参考:叡山電鉄ホームページ https://eizandensha.co.jp/wp-content/uploads/sites/2/2021/01/news_2021.01.12.pdf、railf.jp https://railf.jp/news/2021/03/13/010000.html)

| | | Comments (0)

緊急事態宣言で吉野線の特急半分以下

 緊急事態宣言は関西にも出ました。これを受けて関西の鉄道会社の中には減便を行うところもあります。

 まず近鉄は、1月23日から当分の間の休日において、運休する特急の数を増やします(急行や普通等の一般列車、平日の特急列車は通常通り運転します)。運休する特急列車は、大阪難波-奈良間が2本(通常ダイヤは32本、運休率は6%)、京都-奈良間が21本(通常ダイヤは61本、運休率は34%)、京都-橿原神宮前間が18本(通常ダイヤは56本、運休率は32%)、大阪阿部野橋-吉野間が橿原神宮前-吉野間のみを運休するものも含めて38本(通常ダイヤは66本、運休率は58%)です。吉野線が半分以下になるのが目立ちます。新型コロナがなくても、1時間に1本程度の特急で足りるだけの需要しかないのでしょうか?

 阪急は緊急事態宣言が出ている間、休日に走らせている観光列車、「京とれいん雅洛」、「京とれいん」を運休します。

 Osaka Metroは1月18日から当分の間、相互直通運転を行っている中央線、堺筋線を除いて、平日22時以降の列車を2割ほど削減します。首都圏とは違い、終電の繰り上げは行いません。

 京都市交通局は1月15日から当分の間、金曜日の深夜に走らせている「コトキン・ライナー」を運休します。バスも1月18日から当分の間、深夜バスとして走らせている4本を運休します。
(参考:レスポンスホームページ https://response.jp/article/2021/01/14/342125.html、近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/unnkyuutuika.pdf、阪急ホームページ https://www.hankyu.co.jp/topics/details/1232.html、Osaka Metroホームページ https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20210114_genbin.php?_ga=2.109189445.1711110620.1610718337-1336999471.1610718337、京都市交通局ホームページ https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000279590.html)

| | | Comments (0)

より以前の記事一覧