Osaka Metro、阪急、阪神、京阪等、バリアフリーのため10円値上げ

 JR東日本など首都圏では、バリアフリー整備のために10円だけ値上げする動きが出ていますが、関西ではそのような動きはありませんでした(なお、JR西日本近鉄は2023年4月に値上げを行います)。ところが、Osaka Meiro、阪急、阪神、京阪などの関西私鉄が相次いで、バリアアリーのために値上げすることを発表しました。

 Osaka Metro、阪急、阪神、京阪、神戸電鉄、山陽電鉄ともに、値上げは2023年4月1日に行います(一応、バリアフリー料金収受期間が定められていますが、期間終了後も継続予定です)。神戸高速と京阪の大津線、鋼索線は値上げの対象外です。いずれも値上げ幅は10円で、通勤定期券は1か月の場合、380円上がります(京阪は370円、山陽電鉄は360円)。子供の運賃はバリアフリー料金として10円を加算した後の大人運賃の半額(10円未満の端数は切り上げ)となります。ただし、通学定期券については、大人も子供も加算はありません。

 余談ですが、Osaka Metroは1933年の御堂筋線梅田-心斎橋間開業時から、エスカレータがあったそうです。
(参考:Osaka Metroホームページ https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20220810_osakametro_barrierfree_fare.php?_ga=2.80038992.658995649.1660358521-1474479560.1651232397&_gl=1*14w8h9a*_ga*MTQ3NDQ3OTU2MC4xNjUxMjMyMzk3*_ga_LT5TV95QB9*MTY2MDM1ODUyMS45LjAuMTY2MDM1ODUyMS42MA..、阪急ホームページ https://www.hankyu.co.jp/files/upload/topics/220803/2022-08-03_bl.pdf、阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20220803-keikakubu-barifuri-2.pdf、京阪ホームページ https://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/220805_keihan-barrierfree.pdf、神戸電鉄ホームページ https://www.shintetsu.co.jp/release/2022/220804.pdf、山陽電鉄ホームページ https://www.sanyo-railway.co.jp/media/1660107710.pdf)

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神戸市営地下鉄、西神車庫を廃止

 北神線が市営になったので、西神・山手線、北神線の車庫は名谷、西神、谷上の3か所あることになりました。ところが、この3つある車庫のうち、西神車庫を廃止し、名谷と谷上の2つにします。

 西神車庫が廃止されるのは2025年度の初めになります。2022年度は民間事業者に調査を委託し、廃止する西神車庫の利活用を考えていきます。実際の利活用は車庫が廃止された後の、2026年度以降ということになります。

 神戸市交通局は、西神車庫用地の一部を利活用することによって、西神中央エリアの活性化を図っていきたい考えのようです。
(参考:神戸市ホームページ https://www.city.kobe.lg.jp/documents/51085/r4kotsusyusei.pdf)

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お菓子が切符に

 伊賀鉄道は7月2日から、3種類のデジタル1日フリー乗車券を発売しています(「第3弾」なので、デジタル1日フリー乗車券自体はすでに発売しています)。駅ではなく、RYDE PASSアプリで購入するものです。購入すれば、購入日を含めて28日間の間に使用しなければなりません(手数料を払えば、払い戻しも可能です)。

 まずひとつは、「100周年限定『かたやきっぷ』」。発売は7月2日から行っていますが、使えるのは7月17日からです。限定100枚のフリー切符です。この「100周年限定『かたやきっぷ』」は、通常の1日フリー乗車券に100周年として(伊賀鉄道はこの7月18日に全線開通100周年を迎えます)、伊賀の「かたやき」がついたものです。上野市でデジタル1日フリー乗車券を呈示すると、「かたやきっぷ」がもらえます。この「かたやきっぷ」、中身は「かたやき」なので食べることはできるでしょうが、食べてしまったら切符としてのかたちが残らないので、悩ましいところです。値段は大人850円、子供450円です。

 残る2つは、沿線の飲食店とのコラボです。ひとつは「キッチンユノ☆から揚げ2個サービス付き☆」、もうひとつは「カラカッタ伊賀上野店☆お食事5%OFF割引券付き☆」です。いずれも7月2日から発売していて、値段は大人740円、子供370円です。「キッチンユノ☆から揚げ2個サービス付き☆」」は西大手から徒歩5分のところにある肉料理のキッチンユノで、ランチを注文すれば、から揚げ2個をサービスしてくれます。「カラカッタ伊賀上野店☆お食事5%OFF割引券付き☆」は広小路下車すぐのところにあるカレーのカラカッタ伊賀上野店で、食事をすると5%割引になります。
(参考:伊賀鉄道ホームページ https://www.igatetsu.co.jp/?p=551)

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東海、北陸、長野、滋賀の中小私鉄は廃止を考えず

 鉄道が本来の能力を発揮することができない路線について、適切な交通手段を模索する動きがあります。あまりにも鉄道の利用者が少なすぎて、鉄道の特性が発揮できないのです。

 とは言っても、地元自治体としては、鉄道がなくなれば困ります(その割には、鉄道維持のための努力を大してやっていないところが多いのですが)。やはり気になるのは、鉄道会社が廃止を考えているかどうかということ。その点では、中部地方のローカル私鉄はまだ何とかなるようです。中日新聞が愛知、岐阜、三重、福井、石川、富山、長野、滋賀の8県にある中小私鉄(国交省が地域鉄道事業者と定義している鉄道会社)26社に問い合わせたところ、26社全てが当面は鉄道を維持するとのことでした。一部区間の廃止を考えているところもありません。新型コロナウイルスの影響で3割ほど利用者が減っていますが、まだ何とかなるようです。

 ただ、全国的には、バスなどに転換することを考えている鉄道会社もいくつかあるようです。
(参考:中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/463273、国交省ホームページ https://www.mlit.go.jp/common/001259399.pdf)

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神戸市交通局、2000形は3月中に引退&三宮付近バス110円

 神戸市営地下鉄西神・山手線は新型車両の置き換えが進んでいます。そして、最後に残っていた2000形車両も3月中に引退することになりました。2000形は1988年から1989年にかけて北神急行(現:神戸市営地下鉄北神線)の開業に備えて増備された車両で、4編成がつくられましたが、ほかの既存車両同様、置き換えが進んでいます。すでに2日から最後の1編成にラストランヘッドマークを掲出しています。また、4月10、11日には、名谷車両基地において、引退記念イベントが行われます。車両の見学、洗車体験、車両工場見学などができます。22日10時から23日21時の間に申し込み、応募多数の時は抽選となります。値段は中学生以上7200円です(大人1人につき子供1人まで無料)。

 さて話は変わりますが、4月1日から三宮付近で交通系ICカード(「PiTaPa」、「ICOCA」に限らず、「Suica」等でも構いません)を使った場合、市バス大人210円の運賃を110円に割り引きます(現金、磁気カードで払った場合や、子供等の乗車は割引の対象外です)。ただ、割引の対象は三宮から1キロほどの範囲なので、新神戸は割引の対象外となります。
(参考:神戸市交通局ホームページ https://www.city.kobe.lg.jp/a90404/769581657701.html、https://www.city.kobe.lg.jp/a90404/20220316704102.html、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2022/03/20/355372.html)

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神戸電鉄、3月12日ダイヤ改正で細々と減便や区間短縮

 神戸電鉄も3月12日にダイヤ改正を行います。

 神戸電鉄は従来から利用者が減少傾向にあり、しかも新型コロナウイルスの影響でさらに利用者が減少しているため、運転本数や運転区間、列車種別の見直しを行います。特に利用者が大幅に減っている深夜においては最終を最大約30分繰り上げ、保守作業の時間を確保します。

 もう少し具体的に見ていきます。平日朝、有馬・三田線の三田発上り特快速1本を急行に変更します。特快速は2本になります。同じく平日朝、粟生線の粟生発上り急行2本と小野発上り急行1本を準急に変更します。これにより粟生線の急行はなくなります。このほかにも列車種別の格下げは行われます。

 本数の減便や区間短縮は朝夕のラッシュ時や夜間を中心に行います。昼間の本数が大きく減るというような目立った減便や区間短縮はないですが、細々と減便や区間短縮がなされます。
(参考:神戸電鉄ホームページ https://www.shintetsu.co.jp/release/2022/220209.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/115336)

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京都市交通局、3月19日ダイヤ改正で地下鉄、バス減便

 新型コロナウイルスで頼みにしていたインバウンドが消え、経営に苦しんでいる京都市交通局。その京都市交通局ですが、3月19日にダイヤ改正を行います。

 簡単にダイヤ改正の概要を述べると、地下鉄は朝夕のラッシュ時の輸送力は維持しますが、利用状況に応じてダイヤの見直しを行います。夜間は減便します。バスも朝の通勤・通学時間帯や最終便は維持しますが、利用状況に応じて路線やダイヤの見直しを行い、車両数を削減します。民間バス事業者(京都バス、西日本ジェイアールバス)との連携強化も行います。一部路線において、他社のバスと共同で運行するのです。

 地下鉄は2回に分けて減便を行います。まず3月19日には21時以降に、烏丸線、東西線ともに2往復減らします。秋ごろからは、昼間時間帯において烏丸線、東西線ともに4往復の減便を予定しています。なお、始発や最終の時刻の変更はありません。

 バスで目立つのは急行系統等の廃止。2020年4月から断続的に運休していますが、急行系統等がなくてもほかのバスで十分対応できているため、急行系統等の休止を行います。深夜バスについても2020年4月から断続的に運休していますが、こちらも終電の繰り上げ等によって需要が減っていると考えられるため、廃止します。運行回数の多い路線を中心に、昼間時間帯以降にバスの運行間隔を広げます。2~10分程度拡大します。
(参考:京都市交通局ホームページ https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000293856.html)

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嵯峨野観光鉄道、4月1日に値上げで880円に

 山陰線(嵯峨野線)の複線電化に伴って廃線になった保津川沿いの区間を観光目的の鉄道として再生した、嵯峨野観光鉄道。2013年度以降のインバウンドの波にも乗り、年間100万人以上の利用がありました。

 しかし、新型コロナウイルスの影響でそのようなインバウンド需要が消えました。2020年度の輸送人員は前年度の36%にまで落ち込み、約2.7億円の営業損失になりました(2020年度は約0.7億円の営業利益)。2021年度も状況は変わらず、営業損失はむしろ拡大しています。

 そこで嵯峨野観光鉄道は4月1日に値上げをすることにしました。1991年の開業以来初めての大幅値上げで、改定率は39.6%、現行630円の運賃が880円になります。250円の値上げになりますが、通勤通学客がいない純粋な観光鉄道なので、問題はないでしょう。新型コロナウイルスの前までは、外国人客が乗客の7割を占めていました。新型コロナウイルスが収束することが唯一の解決策でしょう。
(参考:嵯峨野観光鉄道ホームページ https://www.sagano-kanko.co.jp/img_news/1642492171366367.PDF、京都新聞ホームページ https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/714355)

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近鉄、神戸市営地下鉄の駅業務を受託

 神戸市営地下鉄の駅業務が近鉄に委託されます。

 これは、神戸市営地下鉄の業務改善及び市民サービスの維持向上を狙ってのもので、委託期間はこの4月からの3年間です。近鉄ともう1社の2社が受託に応募し、学識経験者、弁護士、公認会計士、他公営交通従事者、交通局職員(2人)で構成された選定検討委員会によって近鉄が選ばれました。近鉄は神戸に拠点のない企業のため地元企業の観点からの評価は低いものでしたが、そのほかの点についてはもう1社よりも評価が高く、受託候補者に選ばれることになりました。

 いくら近鉄が阪神に乗り入れ、神戸でも近鉄の車両を見ることはできるものの、あくまでも他社の線路に乗り入れているだけの存在です。その近鉄が神戸市営地下鉄の駅業務を行うとは、意外です。
(参考:神戸市ホームページ https://www.city.kobe.lg.jp/a24278/kurashi/access/kotsukyoku/subway/news/2021/20211222_press.html)

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三宮-神戸間にLRT

 神戸にLRTを走らせるという構想があります。

 LRTが走るのは、三宮と神戸の間。三宮からいったん南に向かい、阪神高速にぶつかったところから阪神高速に沿って神戸に向かいます。

 なぜLRTをつくるのでしょうか? 神戸の中心、三宮の復興を図るためです。阪神大震災以降、神戸はパッとしません。かつての神戸を取り戻すため、長い間必要性を認識していながらできなかった神戸市中心部の再整備を行うのです。震災前から構想があった三宮の再整備をようやく行うことができるようになったのです。三宮を中心に北野の異人街から旧居留地、元町などに至る回遊ルートを整備して、「歩いて楽しめるまち」を目指します。

 「歩いて楽しめるまち」をつくるためには、今の車中心の道路からの転換を図らないといけません。今は幅の広い道路が目立っていますが、段階的に車道を減らし歩道を増やします。最終的には公共交通機関以外は車道を利用できないようにします。その一環としてLRTがあるのです。

 もっとも、LRTは線路を敷けば終わりではありません。整備する工場も必要になり、三宮-神戸間といった短い距離なら非効率になる危険性もあります。神戸にLRTをつくるのなら、海岸線を地下鉄ではなくLRTでつくったほうが良かったのかもしれません。
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20220112-RVOFEYGJYROTDAMJLNTXRVPYDE/)

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