肥薩おれんじ鉄道に格安の一日乗車券

 肥薩おれんじ鉄道は新型コロナウイルスのほか、2020年7月の豪雨でも大きな被害を受けました。その肥薩おれんじ鉄道ですが、2021年7月17日から12月31日までの間、1日全線乗り放題の「期間限定1dayのれる切符」を発売しています。

 「期間限定1dayのれる切符」の有効期間も7月17日から12月31日までの間。1か月前から主要駅や車内で発売しています。値段は大人1500円、子供や65歳以上の人は750円です。65歳以上の人は運転免許証など年齢を証明できるものを呈示する必要があります。

 それにしてもこの「期間限定1dayのれる切符」、お得です。八代-川内間の運賃が2670円なので、全線通しで乗れば完全に元が取れます。往復なら、さらに短くとも元が取れます。
(参考:肥薩おれんじ鉄道ホームページ https://www.hs-orange.com/page681.html)

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DMVの運行開始、半年遅れる

 以前の記事で予告していた、DMVに関する話です。

 DMVはこの2021年夏から走り始める予定でしたが、さらに遅くなりました。数か月ほど遅くなるようです。

 なぜさらに遅くなったのかと言えば、前輪を支えるアームと呼ばれる部品に補強が必要になったからです。アームとは、厚さの異なる4枚の鉄板を箱形に組み合わせたもので、車体と車輪とをつないでいるものです。1月から阿佐海岸鉄道で行われてきた性能試験で、一部が基準を満たさない結果に終わり、中長期的な耐久性に問題があるとされました(アーム以外については問題はありませんでした)。鉄板を分厚くするなどの改良をした部品に取り替えてから再度測定をして、国交省内にあるDMVの技術評価検討会に諮ります。そこまで数か月かかるようなので、DMVの運行開始時期が再び遅れることとなったのです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASP6V03P4P6TPTLC023.html、徳島新聞ホームページ https://nordot.app/781250616232935424

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西鉄、7月31日で回数券の発売を終了

 JR九州は一部を除いて回数券を6月30日で廃止しますが、ライバルの西鉄も回数券を廃止します。

 回数券の発売終了は7月31日です。発売を終了する回数券は、普通回数乗車券、通学用割引回数乗車券です。障害者割引の普通回数乗車券は引き続き発売します。また、発売終了までに購入した回数券は、有効期限が終了するまで使うことができます。

 すでに西鉄はICカードでのポイントサービスも終了しています。以前にも書きましたが、値上げするまで、このようなサービスの終了でしのぐのでしょう。回数券の廃止によって西鉄は2022年3月までの8か月間で5000万円の収支改善を見込んでいます。それが正しいやりかたかはともかくとして。
(参考:西鉄ホームページ www.nishitetsu.jp/userfiles/news/05e8644e41c336d6414f5a6d098a6e55.pdf、西日本新聞ホームページ https://www.nishinippon.co.jp/item/n/756675/)

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皿倉山ケーブルカー&北九州銀行レトロライン、緊急事態宣言で運行休止

 北九州市内には2つの観光鉄道があります。皿倉山ケーブルカーと北九州銀行レトロラインです。しかし、このどちらにも今は乗ることができません。緊急事態宣言が福岡県にも出ているため、運行を休止しているのです。

 運行休止期間は皿倉山ケーブルカーが5月12日から31日まで、北九州銀行レトロラインは5月15日から30日までです。北九州銀行レトロラインのほうが運行休止期間が短いのは、北九州銀行レトロラインの運行日が原則として休日のみだからです。

 もっとも、感染状況が大幅に良くなったわけではないので、緊急事態宣言が延長されることは十分考えられます。6月以降も運行休止が続くことは予想されます。
(参考:皿倉山ケーブルカーホームページ www.sarakurayama-cablecar.co.jp/news/新型コロナウィルス感染拡大防止に伴う「ケーブ/、平成筑豊鉄道ホームページ www.retro-line.net/blog/2021/05/08/「潮風号」運行休止のおしらせ/)

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JR西日本、1人でも乗り放題の全線フリー切符発売

 JR西日本のフリー切符は、1人では使えないものがあります。全線乗り放題のようにエリアが広いフリー切符に1人での利用を許すと、観光を全くせずに列車に乗りまくる人が出てくるからです。また、出張用に使うケースも出てきます。地方の観光地にお金を落とすことは期待できません。

 そのJR西日本ですが、1人からでも使えるフリー切符を3種類発売します。JR西日本全線に乗ることができる「JR西日本 どこでもきっぷ」、関西エリア限定の「JR西日本 関西どこでもきっぷ」、50歳以上の人限定の「西なびグリーンパス」です。いずれもゴールデンウィークに追加料金なしで使えます。それではこの3つの切符について、細かく見ていきましょう。

 「JR西日本 どこでもきっぷ」はJR西日本、智頭急行、JR西日本宮島フェリーが乗り放題。IRいしかわ鉄道の金沢-津幡間、あいの風とやま鉄道の富山-高岡間については通過利用する場合に限り、追加料金なしで乗車できます。新幹線や特急も乗り放題で、普通車指定席も6回まで使えます。「JR西日本 関西どこでもきっぷ」はJR西日本の関西エリア、智頭急行が乗り放題 。関西エリア限定と言っても、敦賀、柘植、新宮、宇野、児島、倉敷、総社、津山、鳥取までが範囲なので(東津山-智頭間は除きます)、結構使えます。新幹線や特急も乗り放題で、普通指定席も6回まで使えるのは「JR西日本 どこでもきっぷ」と同じです。利用期間は4月27日から6月30日まで(2日間用は6月29日出発分まで、3日間用は6月28日出発分まで)、発売期間は4月16日から6月22日まで(3日間用は6月21日まで)です。出発の1か月前から7日前まで発売します。値段は「JR西日本 どこでもきっぷ」の2日間用が18000円、3日間用が22000円、「JR西日本 関西どこでもきっぷ」は2日間用のみで10000円です(子供は全て半額で、子供だけの発売や利用はできません)。発売箇所はJR西日本ネット予約の「e5489」、JR西日本、JR九州(福岡県、佐賀県に限ります)管内の主な旅行会社で、「みどりの窓口」では発売しません。なお、「JR西日本 どこでもきっぷ」の2日間用は旅行会社のみで発売し、「e5489」での発売は行いません。「e5489」への誘導に積極的なJR西日本が、「e5489」で売らない切符をつくるのは、意外です。

 旅行開始時点で50歳以上ならば、リッチな旅ができる「西なびグリーンパス」があります。JR西日本、智頭急行、JR西日本宮島フェリーが乗り放題。IRいしかわ鉄道の金沢-津幡間、あいの風とやま鉄道の富山-高岡間については通過利用する場合に限り、追加料金なしで乗車できます。新幹線や特急も乗り放題で、グリーン車指定席(「グランクラス」は除きます)と普通車指定席が合わせて8回まで使えます。利用期間は4月27日から6月30日まで(3日間用は6月28日出発分まで、5日間用は6月26日出発分まで)、発売期間は4月16日から6月21日まで(5日間用は6月19日まで)です。出発の1か月前から7日前まで発売します。値段は3日間用が30000円(2人以上が25000円)、5日間用が35000円(2人以上は30000円)です。発売箇所はJR西日本、JR九州(福岡県、佐賀県に限ります)管内の主な旅行会社のみです。

 以前にも書きましたが、新型コロナウイルスで感染しやすい行動は夜遅くまで大人数でワイワイと飲んで騒ぐことです。一人だとそういうリスクは少ないです。そういうことから考えると、一人旅を制限するのは考えもので、1人でも使えるようになったこのJR西日本の方針転換は評価できます。

(追記)
 せっかくの乗り放題の切符ですが、JR西日本は3種類(「JR西日本 どこでもきっぷ」、「JR西日本 関西どこでもきっぷ」、「西なびグリーンパス」 )とも当分の間発売を見合わせることにしました。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210409_04_kippu.pdf、https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210412_04_miawase.pdf)

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熊本電鉄でわざとパターンを崩すダイヤ改正

 熊本電鉄は明日5日から、ダイヤ改正を行います。上熊本-北熊本間のみダイヤ改正を行います。

 現在、上熊本-北熊本間は30分間隔で列車が走っています。上熊本を毎時20分、50分に、北熊本を毎時2分、32分に出る綺麗なパターンダイヤです。ところが5日からのダイヤ改正では、日中において綺麗なパターンダイヤを崩し、約30分間隔のダイヤにします(朝夕のダイヤの変更はありません)。

 なぜわざとパターンを崩すのでしょうか? それは4月23日にJRの熊本にアミュプラザくまもとが開業するからです。北熊本からアミュプラザくまもと最寄りの熊本に行く場合、上熊本まで熊本電鉄に乗り、上熊本からはJRに乗るのですが、JRのダイヤが綺麗な30分間隔のパターンダイヤではないので、どうしても接続がスムーズにいかないケースが出てきます。そこで熊本電鉄のダイヤをJRの接続を考慮したものにするのです。北熊本から熊本までの所要時間は、乗り継ぎ時間(5分)を含めて最速17分です。ところで、熊本電鉄のホームページでは熊本電鉄とJRの乗り換えのモデルコースを紹介していますが、その中には乗換時間が1分というものもあります。本当に乗り換えができるのでしょうか?
(参考:熊本電鉄ホームページ https://www.kumamotodentetsu.co.jp/news/pdf/ホームページ掲載原稿(2021年3月22日)Ver.2.pdf)

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岡山の路面電車も環状線になる?

 岡山の路面電車は、岡山駅前から清輝橋と東山の2つの方向に線路が延びています。この岡山の路面電車には岡山駅東口広場に乗り入れ、JRの駅との乗換をスムーズにするというがありますが、それとは別に延伸する構想があるのです。

 その区間は清輝橋線の大雲寺前と東山線の西大寺町を結ぶ600メートルほどの路線。たった600メートルですが、この区間をつくることによって、岡山駅前を出て岡山駅前に戻るといったように、環状運転をすることができるのです。途中、新市民会館の前に停留所を設けます。

 この新規建設区間は国道250号を通ります。交通量の多い道路なので、車線を減らさないようにしました。線路は単線で、軌道のスペースは中央分離帯を縮小させるほどの方法で対応します。路面電車は道路の中央に軌道を敷くことが多いのですが、今回の延伸区間ではサイドリザベーション方式を採用します。サイドリザベーション方式ならば軌道が道路の端に寄るので乗り降りの際に車道を横切る必要はなく、利用者にとって安全性は高くなります。岡山駅前→大雲寺前→新市民会館前→岡山駅前という経路で走り、1日約3000人の利用を見込んでいます。概算ですが事業費は約9億円です。9億円でできるならば安いです。

 なお、実際に開業するまでに、運行事業者との費用負担割合、運行計画などを決めておく必要があります。それが決まっていないので、今のところ着工に踏み切ることができないのです。
(参考:山陽新聞digital https://www.sanyonews.jp/article/1100807)

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平成筑豊鉄道、田川線で大幅スピードダウン

 平成筑豊鉄道も3月13日にダイヤ改正を行いました。

 平成筑豊鉄道もほかの鉄道と同じように、利用者が減っています。これまでは平日と休日でダイヤを変えていましたが、平日と休日で同じダイヤを使うことにします。平日の朝夕は減便となります。日中の糸田線の列車は金田で乗り換える必要がありましたが、直方への直通となり、乗り換えが不要となります。

 ただ、今回のダイヤ改正で一番の話題は、田川線の所要時間が延びること。これまで田川伊田-行橋間を50分程度で結んでいたのが、60分程度かかるようになります。所要時間がかかるようになった理由は、乗り心地の改善のため。本当なら保守のレベルを上げて対応するのですが、コスト削減のために保守のレベルを変えずにスピードを落とすことによって対応させるのでしょうか? 行き違いの待ち合わせや運転間隔の調整もあるので、行橋方面から田川伊田をまたぐ利用について、列車によっては30分ほど余計にかかるようになるケースもあります。
(参考:平成筑豊鉄道ホームページ www.heichiku.net/2021/02/15/19839/)

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西鉄はバスも減便、ポイントサービスは3月末で終了

 西鉄バスグループも鉄道と同じく、3月13日にダイヤ改正を行いました。

 西鉄バスグループもほかの鉄道などと同様、利用者が減っています。2020年11月の実績では、前年同月に比べて、平日は約20%、土曜は約25%、日祝は約37%減っています。休日の減り具合のほうが大きいです。また平日について時間帯別に見ると、20時以降の減りが大きくなっています(2020年11月の実績、前年同月と比較)。朝5時台から7時台までは10~15%の減少、それから19時台まではおおよそ20%の減少、20時を過ぎると悪くなっていき、23時以降は30%以上減っています。そこで今回のダイヤ改正では、平日の夜間や休日を中心に減らすことにしました。62路線が対象となり、平日は約2%、土曜と日祝はともに約6%、運行便数が減ります。

 また西鉄は6日に小規模ながら値上げを行いましたが、31日には西鉄、筑豊電気鉄道、西鉄グループバスにおいて、「nimoca」で乗車したときにもらえた乗車ポイントサービスが終了します。運賃自体を上げるのはいろいろ手続きがあってややこしいので、望ましくはない方向ですがとりあえずはこういうポイントサービスの削減でしのぐのでしょう。首都圏のバスでも見られる現象です。
(参考:西鉄ホームページ www.nishitetsu.co.jp/release/2020/20_100.pdf、www.nishitetsu.co.jp/release/2020/20_101.pdf)

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筑豊電鉄は15~30分間隔に

 筑豊電鉄は3月13日にダイヤ改正を行います。

 筑豊電鉄もほかの鉄道会社同様、利用者が大幅に減っています。そこで終電の繰り上げ(30分ほど繰り上げます)、始発の繰り下げ(5分ほど繰り下げます)に加えて、減便も行います。平日の朝ラッシュ時に2本程度減らすのに加え、昼間(10~15時台)の減便を行います。平日、休日ともに減便を行い、これまで12分間隔だった黒崎駅前-筑豊中間間が15分間隔に、24分間隔だった筑豊中間-筑豊直方間が30分間隔になります。

 今回のダイヤ改正で黒崎駅前-筑豊中間間は平日、204本から190本に減ります。休日は158本から156本に減ります。楠橋-筑豊直方間は平日、126本から116本に減ります。休日は124本から92本に減ります。
(参考:筑豊電気鉄道ホームページ www.nishitetsu.co.jp/release/2020/20_095.pdf)

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