島原半島が乗り放題のフリーパス

 JR九州と島原鉄道は島原鉄道全線などに乗ることのできるフリー切符、「ぐるっと島原半島フリーきっぷ」を発売しています。

 「ぐるっと島原半島フリーきっぷ」の対象区間は、長崎線諫早-長崎間(快速、普通のみ)、島原鉄道全線、島原鉄道の路線バス全線、鬼池港と口之津港を結ぶフェリーです。発売期間及び利用期間は10月2日から2022年2月20日までの休日、値段は1日間用が2500円、2日間用が3500円です。JR九州の諫早、長崎の両駅、島原鉄道の有人駅とバス営業所、フェリーの営業所で発売します。1000枚限定です。

 ところでなぜ「ぐるっと島原半島フリーきっぷ」を売り出したのでしょうか? 西九州新幹線は2022年秋に暫定開業しますが、島原半島は駅から離れています。その二次交通を充実させるために、今回長崎県の実証事業として発売することにしたのです。西九州新幹線暫定開業時には本格的にこのようなフリー切符を発売するようです。
(参考:長崎新聞ホームページ https://nordot.app/813968041513877504)

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西鉄天神大牟田線の特急でサイクルトレイン

 地方のローカル線ではなく、大都市の鉄道の中にもサイクルトレインを行うところが出てきましたが、九州唯一の大手私鉄、西鉄もサイクルトレインを行うことになりました。

 西鉄は10月23日から、実証実験というかたちでサイクルトレインを行います。どこでサイクルトレインを行うのかと言えば、天神大牟田線の特急。支線の普通列車ではなく、看板列車で行うのです。特急が使われるとは、意外です。10月23日から12月12日までの休日、始発駅を10:00から16:00の間に出る特急で行います(西鉄福岡(天神)16:00発まで含まれます)。座席配置の異なる「水都」を除き、上下10本ずつが対象です。

 自転車を持ち込むことができるのは、上下とも大牟田寄りの1両のみ。特急停車駅全10駅で利用でき、実証実験期間中は運賃以外の持ち込み料金は要りません。駅ではエレベータや階段を使ってホームまで行き、車内では固定ベルトを自転車に巻き付け、転倒しないように支えます。
(参考:西鉄ホームページ https://www.nishitetsu.co.jp/release/2021/21_055.pdf)

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高知の路面電車やバス、11月から2022年1月まで、日祝無料

 電車やバスに乗るにはお金が必要なのは常識です。しかし、高知では、期間限定ながらこの常識が当てはまらないようになります。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ需要を喚起するため、高知市は1.2億円を出して(運賃負担の見込額。通常の2.5倍の50万人が利用すると見込んでいます)、11月から2022年1月までの日曜、祝日と年末年始(12月30日から1月3日まで)の合計20日間、高知市内を運行する路面電車や路線バスの運賃を無料にするのです(ただし、新型コロナウイルスの感染状況により、見直しがなされることもあります)。

 無料になるのは、とさでん交通など8社が運行している路面電車や路線バス。高知市外との路線や乗合タクシーも対象に含まれますが、高知空港とを結ぶ連絡バスは除きます。また、高知市民だけが無料の対象になるのではなく、観光客も対象になります。年齢の制限もありません。

 新型コロナウイルスの影響で公共交通機関の需要は落ち込んでいますが、国や自治体はお金を出し渋っています。そうこうしているうちに、公共交通機関を維持することができなくなってしまいます。この悪循環を防ぐためには、公共交通機関を公共で支えないといけません。また、2019年9月のことですが、一日だけ熊本県内の路線バスや鉄道が一部を除いて無料になりました。このときは公共交通機関の利用が増え、渋滞は減りました。そのときの試算では、熊本県内の全世帯が月1000円を負担するだけで、熊本県内の路線バスを年中無料にすることができるようです。今回無料にすることにより、どのような効果があったのか、まとめていただきたいものです。
(参考:東京新聞ホームページ https://www.tokyo-np.co.jp/article/135045、高知新聞ホームページ https://www.kochinews.co.jp/article/492354)

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「JR西日本 どこでもきっぷ」等、発売される

 発売の発表はあったものの、実際に発売開始になる前に中止になってしまった、「JR西日本 どこでもきっぷ」、「JR西日本 関西どこでもきっぷ」。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたためか、発売されることになりました。

 「JR西日本 どこでもきっぷ」はJR西日本、智頭急行、JR西日本宮島フェリーが乗り放題。IRいしかわ鉄道の金沢-津幡間、あいの風とやま鉄道の富山-高岡間については通過利用する場合に限り、追加料金なしで乗車できます。新幹線や特急も乗り放題で、普通車指定席も6回まで使えます。「JR西日本 関西どこでもきっぷ」はJR西日本の関西エリア、智頭急行が乗り放題 。乗り放題のエリアなら新幹線や特急も乗り放題で、普通指定席も6回まで使えるのは「JR西日本 どこでもきっぷ」と同じです。利用期間は10月15日から12月26日まで(2日間用は12月25日出発分まで、3日間用は12月24日出発分まで)、発売期間は10月8日から12月18日まで(3日間用は12月17日まで)です。出発の1か月前から7日前まで発売します。値段は「JR西日本 どこでもきっぷ」の2日間用が18000円、3日間用が22000円、「JR西日本 関西どこでもきっぷ」は2日間用のみで10000円です(子供は全て半額で、子供だけの発売や利用はできません)。発売箇所はJR西日本ネット予約の「e5489」、JR西日本、JR九州(福岡県、佐賀県に限ります)管内の主な旅行会社で、「みどりの窓口」では発売しません。なお、「JR西日本 どこでもきっぷ」の2日間用は旅行会社のみで発売し、「e5489」での発売は行いません。

 これらの切符は、JR西日本にしては珍しく、1人でも利用できます。グループで旅行すればどうしても声が出てしまい、感染リスクが高まりますが、1人ならそのようなリスクは少なくなります。感染対策をきちんとしながら、出かけたいものです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/211004_03_dokodemokippu.pdf)

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一畑電車、10月1日に増便のダイヤ改正

 一畑電車は10月1日にダイヤ改正を行います。最近のダイヤ改正は減便など暗い話題が続きますが、一畑電車のダイヤ改正は、増便がメインの前向きのダイヤ改正です。詳しく見ていきましょう。

 改正後の平日は北松江線が上り26本、下り27本、大社線が上り26本、下り23本の合計102本。現行の98本から4本増えます。増便がなされるのは16時以降で、これまで最大55分間隔だったのが最大43分間隔になります。ただ、最終に関しては利用実態に合わせて、現行から最大20分繰り上げます。電鉄出雲市7:17発特急「スーパーライナー」松江しんじ湖温泉行きは2分繰り上げ7:15発とします。

 改正後の休日は北松江線が上り24本、下り24本、大社線が上り23本、下り23本の合計94本。現行の85本から9本増えます。電鉄出雲市-出雲大社間の特急(直通便)を1往復から4.5往復に増やします。ただ、最終に関しては利用実態に合わせて、現行から最大55分繰り上げます。

 なお、このダイヤ改正に合わせて10月1日から、朝ラッシュ時のみ駅員を配置している出雲科学館パークタウン前、大津町、朝日ヶ丘を完全無人化します。大津町は水曜(水曜が祝日のときは翌平日)の朝に限り、駅の窓口を開けるので、そのときは定期券や回数券を買うことができます。松江しんじ湖温泉は9月16日から、駅員を1人体制にします。朝夕のラッシュ時には売店従業員が列車の集改札業務に加わるため、そのときは売店を一時的に閉めます。
(参考:一畑電車ホームページ https://www.ichibata.co.jp/railway/topics/2021/09/)

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新大阪からJR四国3日間特急乗り放題で17000円

 JR西日本は、10月から12月に開催される「四国デスティネーションキャンペーン」に合わせて、「e5489」限定で、お得な切符を発売します。

 それは「四国くるりきっぷ」。出発地から四国自由周遊区間(児島以南のJR四国全線、土佐くろしお鉄道窪川-若井間、ジェイアール四国バスの路線バス2路線)までの新幹線普通車指定席・特急普通車自由席の往復と、四国自由周遊区間の特急自由席3日間乗り放題の切符です。「e5489」限定で、大阪市内発17000円、岡山発9500円です(京都市内発、神戸市内発の設定もあります。なお、京都市内発で新幹線に乗ることができるのは新大阪からです)。発売期間は9月1日から12月26日まで(利用1か月前の10時から3日前までの発売)、利用期間は10月1日から12月31日までの連続する3日間です。

 JR四国単独のものもあります。JR四国、土佐くろしお鉄道の特急普通車自由席とジェイアール四国バスの路線バスが乗り放題の「四国DC満喫きっぷ」が発売されます。値段は大人がデジタルチケットの場合9000円、紙の切符の場合10000円、子供は一律3000円です(大人と一緒でないと使えません)。発売期間は9月22日から12月26日まで、利用期間は10月1日から12月28日までの連続する3日間です(休日を1日以上含むことが必要)。こちらはJR四国の「みどりの窓口」でも発売します。このほか、香川と愛媛の2県に絞った「setowa香川愛媛ワイドパス」、香川と徳島の2県に絞った「香川・徳島フリーきっぷ」、宇和島か中村でのレンタカーがセットになった「四国西南周遊レール&レンタカーきっぷ」があります。「四国西南周遊レール&レンタカーきっぷ」のレンタカーは、宇和島で借りて中村で返す、あるいは中村で借りて宇和島で返すこともできますので、鉄道がないこの区間をバスの代わりにレンタカーでつなぐこともできます。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210819_06_shikokudc_kippu.pdf、JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2021%2008%2019%2002.pdf)

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パイパス建設工事で西黒崎、4年間営業休止

 筑豊電鉄の西黒崎は黒崎駅前と熊西の間にある駅。1992年に開業し、2019年度のデータですが1日当たり151人が利用しています(もともと西黒崎にはバスターミナルがあったのですが、2002年にその機能が黒崎に移ったので、利用者が少なくなってしまいました)。ところがこの西黒崎、10月1日から4年ほど営業を休止します。なぜでしょうか?

 それは、国道3号黒崎バイパス建設工事を行うからです。国道3号黒崎バイパスは八幡東区と八幡西区とを結ぶ長さ5.8キロ、一部片側2車線の自動車専用道路です。この道路をつくることによって、八幡地区及び黒崎地区の交通渋滞の解消、交通安全の確保を図ることができ、このバイパスの東側で北九州高速道路が接続することもあり自動車専用道路ネットワークを形成します。西黒崎付近には黒崎西ランプができます。この工事に伴い、西黒崎のホームの一部が撤去され、駅周辺を工事用車両や重機が頻繁に走り、駅利用者の安全確保が難しいため、駅の営業を休止することにしたのです。

 休止期間中は両隣の駅を使います。とは言っても東隣の黒崎駅前は200メートル、西隣の熊西は400メートルしか離れていないので、問題はないと言ってもいいでしょう。また、筑豊直方方面から西黒崎までの定期券を持っている人は、次の対応ができます。熊西までに短縮する場合は、乗車区間が短くなるため、差額の払い戻しを行います。黒崎駅前まで延ばす人は、定期券の券面の書き換えを行います。追加の運賃は要りません。短くなるほうも長くなるほうも手数料は要りません。
(参考:西鉄ホームページ www.nishitetsu.co.jp/release/2021/21_035.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/109420)

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広電、「PASPY」廃止へ

 広島駅から市内の中心部に向かう交通機関のひとつに、路面電車があります。その路面電車を運営しているのは広電。広電は「ICOCA」などの交通系ICカードのほかに、広島の交通事業者だけで使うことができるICカード、「PASPY」も使うことができます。

 ところがその広電、将来的にスマホを使ったQRコード決済を導入する代わりに、「PASPY」から撤退する方針です。なぜ「PASPY」を止めるのかと言えば、維持管理費用の高さ。7~8年ごとに20億円を超えるコストがかかるのです。この負担を嫌ってのことのようです。

 ただ、QRコードを単純に導入するだけでは、問題があります。遠方から来た人が対応できないからです。交通系ICカードでもQRコードが使えるように工夫をするようですし、スマホがない人でも印刷したQRコードで決済ができるようです。どういう仕組みかはよくわかりませんが。

 ともかく、路面電車は停留所の停車中に運賃を支払います。普通の鉄道よりスムーズな支払いができることが求められます。現状ではQRコード方式よりICカードのほうがスムーズな支払いができます。広電は交通系ICカードに対応しているのですから多くの人がICカード支払いに対応できます。そのICカードを捨ててQRコードに対応するのなら、スムーズに支払いができ、かつ多くの人に対応できるようになることが求められるでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/4656ea3989b06431118ddb093a51ff786d138e1e)

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「四国たびきっぷ」、8月8日で発売終了

 「四国たびきっぷ」という切符があります。名古屋市内から岡山までの「のぞみ」普通車指定席と、フリーエリア(JR四国全線、JR西日本の岡山-児島・宇野間、土佐くろしお鉄道及び阿佐海岸鉄道の全線)の特急普通車自由席が乗り放題で、29330円(5日間)。ゴールデンウィーク、お盆、年末年始の時期を除いて使えました。かつての「ワイド周遊券」に往復の新幹線をセットにしたもので、わかりやすい切符でした。かつては岡山方面、広島方面、山口方面にも設定がありましたが廃止され、「四国たびきっぷ」のみが残っています。

 ところが、この8月9日で、「四国たびきっぷ」が廃止されることになりました。「四国たびきっぷ」は利用開始日の前日までに買わないといけないので、最終の発売日は8月8日です。もっとも、8月8日に買った場合、9日に四国まで行って帰ってくる必要があります。松山まで行けば道後温泉に入ることができ、しかもそれだけで元が取れるでしょうが。
(参考:JR東海ホームページ https://railway.jr-central.co.jp/tickets/tabi-kippu2/index.html)

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肥薩おれんじ鉄道に格安の一日乗車券

 肥薩おれんじ鉄道は新型コロナウイルスのほか、2020年7月の豪雨でも大きな被害を受けました。その肥薩おれんじ鉄道ですが、2021年7月17日から12月31日までの間、1日全線乗り放題の「期間限定1dayのれる切符」を発売しています。

 「期間限定1dayのれる切符」の有効期間も7月17日から12月31日までの間。1か月前から主要駅や車内で発売しています。値段は大人1500円、子供や65歳以上の人は750円です。65歳以上の人は運転免許証など年齢を証明できるものを呈示する必要があります。

 それにしてもこの「期間限定1dayのれる切符」、お得です。八代-川内間の運賃が2670円なので、全線通しで乗れば完全に元が取れます。往復なら、さらに短くとも元が取れます。
(参考:肥薩おれんじ鉄道ホームページ https://www.hs-orange.com/page681.html)

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