くま川鉄道の全線運転再開時のダイヤ

 2020年7月の豪雨被害により一部区間で運休していたくま川鉄道ですが、9月20日に全線で運転を再開します。そのときのダイヤが発表されています。

 全線での運転再開後は、平日は1日11往復、休日は1日12往復運転します。現状のダイヤは、午前中列車が全く走らない時間帯がありましたが(平日は、朝のラッシュ時が終わったら、夕方まで走りません)、それが解消されます。現状の代替バスは日祝運休ですが、当然ながら全線での運転再開後は毎日運行します。

 なお、全線での運転が再開される9月20日については、記念式典等を行うため、人吉温泉10:22発が運休するとともに、一部の列車で運転時刻が変更となります。
(参考:くま川鉄道ホームページ https://kumagawa-rail.com/wp-content/uploads/2026/08/1b3d2c94444638faaea48734b5268cb6.pdf)

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九州新幹線は9月18日に全線復旧

 7月28日に熊本で発生した地震で、運休を続けているのは、九州新幹線熊本-新水俣間鹿児島線宇土-八代間。このうち、九州新幹線については9月18日に全線復旧します。

 全線復旧後のダイヤはどのようになるのでしょうか? 博多-熊本間は災害前と同じダイヤで走ります。しかし、熊本-鹿児島中央間については、運行再開後も新八代付近約10キロの区間において時速70キロに徐行しなければならないため(日奈久断層を横切る水無川橋梁の改修が完了した段階で徐行は解消されます)、下りは鹿児島中央の到着時刻が最大8分遅れ、上りは鹿児島中央の発車時刻が最大9分繰り上げとなります。また、全ての列車を運行することができず、本州方面と鹿児島中央とを直通する列車は、災害前に比べて9割程度の本数となります。

 それでは、在来線はどうでしょうか? こちらは新幹線よりも時間がかかります。現時点では、10月中旬ごろの運行再開を目指します。

 肥薩おれんじ鉄道については、9月1日から肥後田浦-水俣間の運転を再開します(肥後田浦6:17発と出水21:01発は運休します)。残る運休区間は八代-水俣間です。2学期が始まるので、八代-肥後田浦間に走る代替バスの本数が増えます。休日は6往復のままですが、平日は11.5往復になります。利用者の多い時間帯は台数も増えます。現時点のバスはかなり余裕を持たせたダイヤですが、スピードアップし、八代-肥後田浦間を55分で結びます。また、JRとの連絡定期券を持っている人は、水俣駅前4:00発の八代駅前行きバスに乗ることができます。八代駅前5:55着で、途中の停留所は全て乗車専用です。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2026/08/28/260827_info_kumamoto-jishin_teisei.pdf、肥薩おれんじ鉄道ホームページ https://www.hs-orange.com/page1195.html、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20260828-GYS1T00005/)

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琴電に観光列車か?

 琴電は10月に66年ぶりの新車が導入されます。どこかの中古ではなく、純然たる新車です。2000形です。

 この2000形ですが、琴電は観光列車に使うことも考えています。今回は2両編成2本のみつくられますが、その後もつくられます。2028、2029年度に3次車、4次車が導入される予定ですが、そのときには通勤時にはロングシート、観光列車として使うときはクロスシート(ボックスシートまたは一方向き)になる車両にすることも検討しているようです。

 かつて琴電では、「こんぴら号」、「りつりん号」などの名前でクロスシート車両による急行を走らせ、中には売店を備えているものもありました。そういう列車が復活するのでしょうか?
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV7046XRV70PLXB00MM.html)

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琴電10月に値上げ&途中下車制度廃止

 駅から券売機がなくなる琴電ですが、10月1日購入分から値上げを行います。2キロまでの初乗りが200円から230円になります。2キロ超は一律50円の値上げとなり、高松築港-琴平間は730円から780円になります。

 今回の値上げでは、志度線の一部区間で適用されていた、特定運賃制度を廃止します。この特定運賃制度が適用されていた区間では、60円の値上げになります。また、IC乗車券が普及したため、これまで一部の駅で適用されていた、途中下車制度が廃止されます。JRのような長距離の路線ではないのに途中下車ができたのは珍しいことですが、駅員のいる駅が少なくなり、ICカード主体になったので、途中下車制度を維持するのが難しくなったのでしょう。
(参考:琴電ホームページ https://www.kotoden.co.jp/publichtm/kotoden/new/2026/fare-revision2026/index.html)

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「旅名人の九州満喫きっぷ」にスマホ版

 九州には「旅名人の九州満喫きっぷ」というものがあります。JR九州など九州の鉄道、軌道交通事業者15社局の普通列車に乗ることができます。

 その「旅名人の九州満喫きっぷ」ですが、9月1日からスマホ版のものができます。JR九州の「みどりの窓口」等ではなく「my route」のアプリで購入します。購入日を含む7日以内に利用開始することが必要で、利用開始日からの有効期間は利用開始日を含めて90日間です。1回分の有効期限は、各1日券の「利用する」ボタンを押した日の翌日午前2時までです。0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効の紙版とは違い、JR九州でも最終列車まで対応できます。改札の通過方法は次の通りになります。JR九州の「QRチケレス」エリア内では、QRリーダーの設置駅ならアプリに表示されたQRコードを改札機にかざして利用します。QRリーダーのない駅なら、駅に設置された改札用のQRコードをアプリで読み込みます。複数人でも人数分のQRコードを改札機にかざすなどの方法で利用できます。JR九州以外の各社局やJR九州の「QRチケレス」エリア外は、アプリのQRチケット画面を乗務員や駅係員に提示して乗車します。利用できる路線はスマホ版でも紙版でも変わりませんが、西鉄だけは12月31日には使えません。終夜運転を行うからでしょうか?

 自動改札に対応でき、期間内なら連続使用しなくても良く、複数人でも利用できます。転売もできません。どこかで求められる機能です。そうです、「青春18きっぷ」です。紙の切符では難しいですが、スマホならできます。「青春18きっぷ」は建前上は若者向けの切符ですから、スマホで対応すれば良いでしょう。実現の可能性が極めて低い過去の形態に戻すのを強く求めるのではなく、こういうかたちで解決していくのが望ましいと思われます。磁気の切符をなくして、QRコードに対応するのはJR自体、求められていることでありますから。

 なお、9月1日から値上げを行います。新設のスマホ版は13000円、紙版は14000円です。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2026/07/31/20260731_Tabimeijin_my_route.pdf)

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肥薩おれんじ鉄道、10日から代替バス運転開始

 7月の地震以来、運休が続いている肥薩おれんじ鉄道の八代-水俣間ですが、以前にも記事にした通り、明日10日から代替バスが走ることになりました。

 代替バスは貸切バスの車両を使い、平日、休日ともに1日6往復します。基本的には駅前のバス停に停まりますが、上田浦は道幅の関係から停まりません。また、一部のバス停は駅から若干離れた、国道上に停まります。

 そして所要時間ですが、高速道路が使えず渋滞しているため、かなりかかります。下りは八代から水俣まで2時間9分。上りは水俣から八代まで2時間38分かかります。特に上りの肥後高田から八代までは、48分かかるとしてダイヤを組んでいます。下りだと15分しかかからないので、かなりの遅れが発生すると見込んでいるのでしょう。
(参考:肥薩おれんじ鉄道ホームページ https://www.hs-orange.com/page1193.html)

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九州新幹線新水俣-鹿児島中央間は7日に運行再開

 7月28日の地震の影響で運行を取り止めていた九州新幹線熊本-鹿児島中央間のうち、新水俣-鹿児島中央間の運行を再開します。明日、7日から運行を再開します。

 ただ、運行本数は少ないです。7日から16日までの間は、1日6往復しか走りません(17日以降は本数が増える予定です)。全列車各駅停車の「つばめ」で、鹿児島中央から新水俣に行き、再び鹿児島中央に戻るというパターンです。1編成で対応できるダイヤです。全車自由席で、グリーン車は利用できません。車内のトイレや洗面所も使えません。設備の都合でしょうか?

 なお、並行在来線の肥薩おれんじ鉄道についてですが、水俣-川内間は5日から運行を再開しました。八代-水俣間は安全確認ができた区間から順次運行を再開する予定ですが、一部区間では被害が大きいため、復旧までの時間がかかるようです。

 八代-水俣間のバス代行輸送は10日を目途に始めるようです。

(追記)
 九州新幹線新水俣-鹿児島中央間は、17日から増便します。1日14往復走ります。全て各駅停車、全車自由席でグリーン車なし、列車内のトイレや洗面所が使えないのは16日までと同じです。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2026/08/05/20260805_Resumption_of_Kyushu_Shinkansen_Service_Shin-Minamata_to_Kagoshima-Chuo_1.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2026/08/05/20260805_Kyushu_Shinkansen_Train_Schedule_Shin-Minamata_to_Kagoshima-Chuo.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2026/08/12/20260812_Resumption_of_Kyushu_Shinkansen_Service_Shin-Minamata_to_Kagoshima-Chuo.pdf、肥薩おれんじ鉄道ホームページ https://www.hs-orange.com/page1187.html)

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西鉄貝塚線、6両化で地下鉄直通か?

 西鉄貝塚線と福岡市交通局箱崎線との直通運転のは時々出て、しばらくすると消えていきます。ネックになるのは、両者の車両の長さ。西鉄貝塚線は2両編成なのに、箱崎線は6両編成と長いからです。6両編成を途中で分割する、3両編成の車両を新たにつくって地下鉄に乗り入れる等の案も出ましたが、駅などの改修にお金がかかり、議論がそこから進みませんでした。

 その相互直通ですが、貝塚線も6両編成にして箱崎線に直通させるようです。貝塚線は混雑が問題となっていて、車両置き換えの際、増備を行う予定です。ところが6両編成がそのまま貝塚線まで直通運転すれば、輸送力不足は一気に解消されます。新しい車両を入れるなら、新しい車両は比較的軽いので、路盤の改良も比較的簡単なもので良くなるようです。

 当然ながら、貝塚線に6両編成の車両を対応させるためには、かなりの初期投資が必要になります。国にも補助してもらわないといけません。福岡県、福岡市、西鉄が協力し合わないと実現は難しいでしょう。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20260703-GYS1T00017/)

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九州新幹線、博多-熊本間は今日運転再開

 28日に熊本で起こった地震で、九州では不通区間が生じています。

 しかし、たった3日で、新幹線は熊本まで復旧します。今日31日朝から、筑後船小屋-熊本間でも運転を再開し、博多-熊本間を新幹線で行き来することができるようになりました。本数は通常よりも少ないですが、新幹線で熊本まで行くことができるのです。なお、前日の30日午後には一足早く在来線(鹿児島線荒尾-熊本間)が復旧し、午後には博多-熊本間に特急用車両を使った臨時の快速が走りました。

 在来線で運休しているのは鹿児島線熊本-八代間と三角線ですが、鹿児島線熊本-宇土間と三角線は8月2日には運行を再開する予定です。肥薩おれんじ鉄道も今のところ見合わせています。復旧に時間がかかるのは九州新幹線熊本-鹿児島中央間と鹿児島線の宇土-八代間です。このうち、九州新幹線新水俣-鹿児島中央間は運転再開の予定ですが、残る九州新幹線熊本-新水俣間、鹿児島線宇土-八代間は1か月以上かかるようです。今のところ、宇土-八代間をカバーする代行バスの実施も未定です。

 高速道路も被害を受けています。九州道も松橋-えびの間が不通で、高速バスも運行できません。福岡と鹿児島の間は大分、宮崎経由で行けばできないこともないですが(JRは一部区間で臨時特急を出しました)、9時間近くかかるのでは実用的な交通手段とは言えません。代わりに使われるのが、航空機。福岡-鹿児島間などで臨時便を運航しています。

 最後になりましたが、今回の地震でお亡くなりになった方にお悔やみを申し上げるとともに、被災された方にはお見舞いを申し上げます。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC302SC0Q6A730C2000000/?msockid=14a30a4a6e7662f310461f4b6ffd6323、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2026/07/31/20260731_train_plan_0801_2.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2026/07/31/260731_kumamotojishin_1.pdf、肥薩おれんじ鉄道ホームページ https://www.hs-orange.com/page1183.html、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/693401)

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琴電、券売機を廃止してデジタル切符に移行

 鉄道の切符を磁気からQRコードに変える動きはいくつか見られますが、琴電もこの夏から駅の券売機を順次廃止して(新札に対応していないものから順次撤去していく予定です)、QRコードを使ったデジタル切符に移行します。先ほども述べたとおり、QRコードの切符に変える鉄道事業者はいますが、券売機を撤去するのは珍しいです。各駅に専用のQRコードを設置し、乗客はスマホで読み取ります。これで切符になるのです。支払いはApple PayやGoogle Payのほか、PayPayも使えるようです。

 琴電によれば、券売機で切符を買う人は全体の1割ほどです。琴電にとっては券売機を廃止することにより、券売機の維持管理費用の削減や集金業務などの省力化を図ることができるというメリットがあります。ただ、これまで現金で切符を買ってきた利用者にとっては、いきなりスマホでのデジタル切符になるのは、ぶっ飛び過ぎなようにも見えます。無理な相談なようにも見えます。

 ただこれで琴電の姿勢を非難するのは早いです。琴電も厳しい状況で投資をしていかないといけません。それなら、割合楽なキャッシュレス決済の方法を提案したほうが良いでしょう。知識がなくても使えるのは、「ICOCA」等の交通系ICカードでしょうか? 事前にチャージしておけば、後はタッチするだけでいいのです。2025年の大阪・関西万博もそうでしたが、「現金お断り」でビビるのではなく、気軽な交通系ICカードを使えば良かっただけです。交通系ICカードならいつでも使い道はあるのですから。

(追記)
 今どきの券売機は多言語やバリアフリーへの対応も必要で、1台当たり1000万円を超えます。こんな高額なものを全駅に置くことはできません。それが今回のデジタル切符の話につながったのですが、10月以降も主要17駅(全体の約1/3)には券売機を置きます。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/201963c975cdcc88f29ceb49770a7ed238d3386b、https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/34220ae7ffe751c27ab9781fe78bdd90101f4f65)

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