広電、電停の統合、平和大通りルート検討か?

 広島駅に直結して便利になった広電ですが、さらなる改良が計画されています。

 まずひとつは、停留所の統廃合。路面電車は広島駅を出ると、次の停留所は稲荷町。結構距離があります。しかしそこから紙屋町東方面は、結構こまめに停まります。100~200メートル程度の間隔で停留所があるので、どうしても時間がかかってしまいます。どうやらこのあたりの停留所を統合して、速達化を図ろうというのです。

 そしてもうひとつは、平和大通りルートです。昔からある構想のようですが、再浮上しました。袋町付近の白神社前から平和記念公園の南を通り、西観音町までを結びます。広島駅と広電宮島口を結ぶルートが使うと思われ、紙屋町東までの輸送力を減らさずに、そこから先の速達化を図ります。2系統が通らなくなる紙屋町東-西観音町間のうち、紙屋町東-土橋間は本数は減りますが、ほかの系統が使えます。しかし、土橋-西観音町間については、道路があまりにも狭いことから、この区間を廃止して少し南を走る平和大通りルートに完全に移行するものと思われます。現行のルートではできない、安全地帯の整備やバリアフリーにも平和大通りルートなら対応できます。狭い道を通らず、交差点での右左折も減ることから、スピードアップも図れます。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/hiroden-sokutatsu/)

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錦川鉄道、錦帯橋等の入場券セットを買うと、フリー切符が半額

 錦川鉄道は、岩国市内の観光名所、錦帯橋・ロープウェー・岩国城の入場料がセットになった「セット券」を購入した人を対象に、通常2000円する「錦川清流線1日フリーきっぷ」を半額の1000円で買うことのできるキャンペーンを行っています。

 キャンペーンの開催期間は4月1日から2027年3月31日までで、先着1700人限定です。大人のみで、子供の設定はありません。

 そして、このキャンペーンには注意しなければならないことがあります。まずひとつは、錦川鉄道が川西-錦町間であること。岩国-川西間はJRなので、別料金です。錦帯橋からは岩国よりも川西のほうが近いので、そこから利用するのも方法のひとつです。もうひとつは、販売場所が駅以外の3か所のみであること。岩国駅1F観光案内所、錦帯橋バスセンター、岩国市観光協会1F観光案内所です。営業時間に制約があり、また岩国市観光協会1F観光案内所を除いて、ほかのところで買った「セット券」を提示しても、1000円でフリー切符を買うことはできません。
(参考:錦川鉄道ホームページ https://nishikigawa.com/topix/oneday-ticket-discount-campaign/)

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「MOBIRY DAYS」の交通系ICカード対応は7月1日から

 広電で「ICOCA」等の交通系ICカードを使おうと思ったら、乗務員に処理してもらわないといけません。広電の新しい乗車券システム、「MOBIRY DAYS」が対応していないからです。これまでできた「信用降車」はできず、利便性は大幅に低下しています。広島の人なら「MOBIRY DAYS」を入れれば良いですが、出張や観光でたまたま来た人がそんなことをすれば、アプリの多さで混乱するだけです。

 広電も交通系ICカードに対応しなければならないことは当初からわかっています。予定では2026年春に対応するとのことでしたが、少し遅れて7月1日から対応できることになりました。これまでは物販用の簡易なもので対応していましたが(降りるときに1回だけタッチします)、乗るときと降りるときの2回、「MOBIRY DAYS」のリーダにタッチして使います。また、これまで全く対応していなかった「WAON」も、宮島松大汽船等の一部を除いて7月1日から対応します。こちらも、乗るときと降りるときの2回、「MOBIRY DAYS」のリーダにタッチして使います。

 これにより、7月1日以降は、交通系ICカードや「WAON」を使う場合でも全ての扉から乗り降りできるようになるとともに(複数人乗車など、乗務員が操作しなければならない場合は除きます)、バスでは乗車時に整理券をとらなくても良いようになります。路面電車では指定された電停に限り、乗換券なしでも追加料金なしで後続の電車に乗り換えることができるようになり、市内線全停留所では降車後60分以内なら、降車した停留所で後戻りしない限り、追加料金なしで再乗車できます。ちょっとした用事には対応できます。遅くなりましたが、ようやく交通系ICカードも対応するという本来の姿になったのです。
(参考:広島電鉄ホームページ https://www.hiroden.co.jp/topics/2026/pdf/0507-release/release.pdf)

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とさでん交通、一部区間をバスに転換しても収支改善の効果なし

 とさでん交通の末端部には、廃止のがあります。本数の少ない伊野側(朝倉もしくは鏡川橋から西)がバスに転換される案が有力です。

 それに基づき、高知県、高知、南国、いのの沿線2市1町、とさでん交通、大学教授などから成る検討会が、一部区間をバスに転換した場合の収支を検討しました。それによれば、30年間の累積赤字は50億円前後で、軌道を全区間維持した場合と比べて大きく収支改善することはないとのことです。

 また、路面電車を廃止してバスを走らせるには、バスの運転士が必要です。その確保が難しいこと等から、路面電車を廃止せずそのまま存続させるほうが望ましいと結論づけました。

 もっとも、路線を維持するためには、1979年につくられた鏡川橋梁(約200メートル)の耐震化が必要です。その工事費用は橋脚4本の補強と橋桁の落下防止措置で約3億円、基礎部を含めた全面補強では約16億円が必要になるそうです。高知県は、2027年度に鏡川橋梁の耐震診断をとさでん交通等と実施していきたいそうです。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20260415-GYO1T00033/)

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西鉄貝塚線と福岡市交通局箱崎線の直通運転、再び浮上か?

 西鉄貝塚線と福岡市交通局箱崎線の直通構想は浮かんでは消える性質のもの。その直通構想が再び出てきました。「にしてつグループ第17次中期経営計画」(2026~2028年度)において、直通運転の実現に向けた検討を進める方針であることが明らかになったのです。

 現在、鹿児島線から地下鉄箱崎線経由で福岡市の中心部に行く場合、千早で西鉄貝塚線に乗り換え貝塚まで行き、貝塚で地下鉄に乗り換えるルートを使う人が多いようです(ただしこの場合、定期券で博多に寄ることができなくなります)。これがJR貝塚が開業すると、JR貝塚で地下鉄に乗り換える人が増えると予想されます。西鉄に乗らなくても済みますので、運賃の節約になります。西鉄としては収入が減る事態となりますので、地下鉄との直通運転を行い、減少を食い止めようとしているようです。

 もっとも、これまで課題と指摘されていた問題が解決されたわけではありません。ですから、今まで同様、実現性が高いものではありません。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20260322-4248690/)

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小児用「nimoca」なら、休日、長期休暇中は子供実質50円

 交通系ICカードを使えば子供の運賃が異様に安くなる鉄道会社はいくつかありますが、西鉄も4月29日からそれに似たかたちで実質的に安くするサービスを導入しました。

 元々西鉄バスは2021年12月から「こども50円バス」を実施していました。そして鉄道も2025年度の夏休みと冬休み限定で、「こども実質50円電車」を行いました。そのときの利用実績から、通年で全ての休日と長期休暇期間中、後でポイントで還元するというかたちで実質的に50円でできるようにします。「小児用nimoca限定 こども実質50円電車」です。年間で約170日が対象です。

 対象となるのは、4月29日以降の全ての休日と長期休暇中。長期休暇中とは、春分の日から4月7日まで、昭和の日からこどもの日まで、海の日から8月31日まで、12月24日から成人の日までのことを指します。小児用の「nimoca」(ほかの交通系ICカードは対象外です)で利用したとき、いったんは正規の子供運賃を払いますが、利用月の翌月末までに運賃と50円との差額をポイントにより還元します。いったんは正規の運賃を払わないといけないのである程度の金額をチャージしなければなりませんが、実質的には50円で利用できるので、家族などとのお出かけに使えます。
(参考:西鉄ホームページ https://www.nishitetsu.co.jp/ja/news/news20260414/main/0/link/26_005.pdf)

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熊本電鉄、運転士不足解消で30分間隔に戻る

 熊本電鉄は5月11日にダイヤ改正を行います。

 以前、熊本電鉄は運転士不足の影響により、2025年2月のダイヤ改正で大幅に運行本数を減らしていました。9人必要だったのが4人にまで減っていたのです。この根本的な原因であった、運転士不足が解消されたため、本数を大幅に増やすことにしたのです。路線バスで先行導入していた平日限定の勤務制度が好評だったため、鉄道事業でも取り入れたところ、全国から応募が相次ぎ、運転士は12人にまで増えたのです。

 新しいダイヤでは、藤崎宮前-御代志間は平日の朝ラッシュ時(6~9時台)、20分間隔から15分間隔になります。平日昼間(9~16時台)と夜間(21~23時台)、そして休日は40分間隔から30分間隔になります。平日の夕方ラッシュ時(16~21時台)は20分間隔のままです。上熊本-北熊本間は平日、休日ともに40分間隔から30分間隔になります。これにより本数も増えます。平日は121本から151本に、土曜は101本から133本に、日祝は91本から123本に増えます。

 スピードアップも行います。藤崎宮前-御代志間は31分かかっているところ、26分に短縮されます。平日の夕方ラッシュ時は31分のままです。上熊本-北熊本間は9分のまま変わりありません。熊本電鉄は15分間隔や30分間隔でうまく行き違いできるよう交換設備が整備され、20分間隔や40分間隔ではどうしてもスムーズにできなかったからでしょうか?
(参考:熊本電鉄ホームページ https://www.kumamotodentetsu.co.jp/news/202604102437.html、熊本日日新聞ホームページ https://kumanichi.com/articles/1981871)

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くま川鉄道の全線運転再開は9月20日

 以前の記事でも簡単に触れましたが、2020年7月の豪雨災害で大きな被害を受けたくま川鉄道が、全線で運転を再開することとなりました。運転再開の日は9月20日、5連休中の日曜日です。予定よりは遅くなりましたが、一部区間をバスで代行していた状態がようやく解消されます。

 なお、全線での運転再開に合わせて、2駅の改称を行います。ひとつは川村。運休している区間にある駅で、以前にも書きましたが、浸水対策のために移転します。移転先が十島菅原神社の近くになるため、駅名も相良十島<さがらとしま>に変わります。もうひとつは、東多良木。こちらは多良木青蓮寺<たらぎしょうれんじ>に変わります。元々駅名変更の要望があったところで、この機会に変更することにしました。
(参考:くま川鉄道ホームページ https://kumagawa-rail.com/2026/03/23/4459/)

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伊予鉄、松山観光港に延伸か?

 伊予鉄高浜線の終点は高浜。広島へのフェリーや高速船が発着する松山観光港まで800メートルほどあります。バスも用意されていますが、乗り換えは面倒です。ちなみにバスは2分の乗車ですが、270円もかかります。鉄道との連絡運賃もありません。体力のある人なら歩くでしょう。また、バスの運転士を確保する必要もあります。

 そういうわけで、伊予鉄道を松山観光港まで延ばす構想は以前からあります。松山観光港のターミナルも、鉄道の乗り入れができるようになっています。

 3月2日のことですが、その伊予鉄道の松山観光港乗り入れについて、野志松山市長が議員の質問に対して、前向きな答弁を行いました。当然ながらすぐに建設ができるわけではないので、まずは勉強会からの段階となります。ここで費用対効果や技術的な問題を検討することとなります。国などからどのような補助を受けることができるか、ということも重要なポイントでしょう。

 さらに言えば、広島にしか行けない松山観光港の延伸より、利用できる人の多い松山空港への延長構想はどうなったのでしょうか? 高架になった駅への乗り入れもまだです。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/iyotetsuenshin/)

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広電、併用軌道で時速50キロ走行試験

 路面電車の最高速度は軌道運転規則により時速40キロとされています。車の少ない時代ならこれでも十分速かったのですが、今となっては遅く、車にどんどん抜かれてしまいます。道路が狭いのならともかく、何車線もある道路ならこの規制は厳しすぎます。

 そこで広電は、3月4日から横川線十日市町-別院前間(長さ770メートル)において、時速50キロで運転することにしました。この取り組みは国交省、警察庁、有識者や軌道事業者で構成される、路面電車の速度向上に係る検討会における検証の一環として行います。国交省から軌道運転規則の例外取扱い許可を受けて行います。今回時速50キロで走るのは試運転車両であり、実際に客を乗せて走るわけではありません。

 今回の試運転で問題がないことが確認されたら、実際に営業車両で客を乗せて、十日市町-別院前間を時速50キロで走ることになります。6月ごろの見込みで、実現すれば72年ぶりのスピードアップということになります。実際の車の流れに近づくことになり、自動車との速度差が少なくなることから接触事故が減ることが見込まれ、将来的には速達性向上につながるとされています。ライトラインなど、状況の良いところについては問題がなければ最高速度の引き上げをするのが望ましいでしょう。
(参考:広島電鉄ホームページ https://www.hiroden.co.jp/topics/2026/pdf/0303-traininfo/release.pdf、中国新聞ホームページ https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/796352)

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