激安フリー切符で近江鉄道旅(2)
八日市で米原行きに乗り換えるのだが、乗り換え時間で訪れたのが「近江鉄道ミュージアム」。通りかかったときに、たまたまあることに気づいたのである。昔使われていた機械なども展示している。規模は小さいので、10分程度の乗り換え時間でも十分に見ることができる。八日市13:11発の米原行きに乗って2駅、五箇荘で降りる。五個荘(五箇荘は駅名で、地名は五個荘である)は近江商人を多く出したところで知られている。出発が遅かったので次の列車までの1時間しかないが、駅を出て観光に出かけることにする。とは言っても、五個荘の古い街並みは駅からかなり離れていて、昔の商人の家や博物館に入る時間はない(時間があれば入りたかった)。街並みを歩くだけで時間になる。
五箇荘14:19発の米原行きに乗り、高宮で乗り換え。多賀線の列車は米原方面のとうまく接続するようにダイヤを組んでいるので、八日市方面からだと30分近く待つことになる。駅舎には彦根市が整備した待合室があるので、そこで米原で買った駅弁を食べることにする。買ったのは「湖北のおはなし」。元々分割民営化直後にJR東海が各駅にある駅弁業者につくらせたもので(当時は各駅で駅弁が売られていた)、値段は900円に統一されていた。「湖北のおはなし」は久しぶりだが、値段が1480円と高くなっていたのはともかく(発売当初からすると1.6倍以上)、容器も竹すだれから紙箱になっていた。これでコストを抑えようとしたのだろうが、結局はそれも実らず、やがて幻の駅弁となってしまうのだ。ただ、味は小海老が消えたぐらいで変わらず。
多賀線に乗り2駅、多賀大社前に着いて、これで近江鉄道の全線に乗ったことになる。朝と違って雪は止んでいて、道路にあった雪も溶けている。普段通りに歩くことができる。ここまで来たので多賀大社を参拝して門前の売店でお土産を買って再び駅に戻ったが、次の列車(16:27発)までまだ30分以上もあったので、待合室で待つ。その次の列車で米原まで戻ったが、高宮のほか、運用の都合なのか彦根でも乗り換えがあった。米原からJRで名古屋に戻る。米原でも接続があまり良くなく、30分近く待たされたが、大阪方面からの新快速が到着する前に並んだので、楽に席を確保することができた。そして、その豊橋への新快速の車内で、「湖北のおはなし」のデザートとしてサイコロの中に入っていた、飴を食べた。
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