中国の食堂車でバイキング

 日本は観光列車のような特殊なものを除いて食堂車は廃止されてしまいましたが、広大な中国では食堂車が残っています。24時間以上かけて走る列車もあるので、食堂車は欠かせないのです。

 その中国の食堂車ですが、バイキング形式で出すところが出ました。それは、長春と西安とを結ぶK128/125号で、瀋陽北、天津、鄭州など24駅を経由し、30時間を要します。バイキング形式の食堂車は7月に本格的に導入されました。食事の内容は、朝食がおかゆ、とうもろこし、マントウ(中国風蒸しパン)、さつまいもなどの主食に卵料理や炒め物などのおかずが付いて25元(約500円)。昼食と夕食が2種類のスープ、数種類の主食に肉料理4品、野菜料理4品が提供されて35元(約700円)です。従来からのアラカルトメニューや弁当の販売もあります。
(参考:Record China https://www.recordchina.co.jp/b959211-s25-c30-d0193.html)

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パンタグラフ付きの蒸気機関車、原子力で動く蒸気機関車

 蒸気機関車の燃料は石炭が使われることが一般的です。石炭を燃やして水を温め蒸気をつくり、その蒸気の力で走るのです。

 しかし、石炭以外でも走らせることができます。国鉄でかつて使われていたのが重油。出力の増加や煤煙の減少といった効果がありました。石炭と併用するのが一般的で、JR西日本のC57形1号機のように、動態保存されている機関車でも重油タンクを備えているものがあります。

 海外には、変わったもので走る蒸気機関車があります。ひとつはパンタグラフ付き。第二次世界大戦中にスイスで試作されたのですが、電気で水を湧かして蒸気をつくるのです。石炭が不足していて、電気には余裕があったのでつくられたのですが、それなら最初から電車や電気機関車をつくったほうがはるかに効率が良いので、普及しませんでした。

 構想段階でしたが、もっとぶっ飛んだものも考えられていました。原子力です。水を温めて蒸気をつくって走らせるのです。原子力発電の原理と同じですし、乗り物でも船は実用化されていましたので、それを鉄道に使えないか研究したのです。アメリカ、ソ連、西ドイツなどで研究が行われ、日本でも行われていましたが、結局は実用化されませんでした。

 最近では、バイオ燃料をつかったものもあります。東武が実験したもので、木くずなど植物由来の廃棄物を用いて行われました。
(参考:鉄道コム https://www.tetsudo.com/column/1287/)

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イギリス王室のお召し列車専用車両、2027年に廃止

 日本には皇室などごく限られた方のみが使う、お召し列車専用車両というものがあります。E655系という専用の車両があります。

 イギリスにもそのような車両があります。1869年にビクトリア女王が専用車両を求めたのがその起源で、今の車両は1977年に登場しました。

 しかし、イギリス王室は、その王室専用列車の使用を2027年3月で取りやめる方針です。現在の車両使用契約が2027年3月で切れるので、そこで王室専用列車は引退することになったのです。車両にかかる維持管理費用(120万ポンド、約2.37億円)の割には使用度合いが少なく(先代のエリザベス女王と違い、今のチャールズ国王は鉄道を使いません。2025年3月までの1年間で王室専用列車が使われたのは2回だけです)、2027年以降も王室専用列車を走らせるならば、さらに多額の費用がかかると見込んでいるからです。王室専用列車の廃止後は、2機のヘリコプターを購入し、代替とします。ただ鉄道に全く乗らないわけではなく、今後も民間の鉄道サービスは使います。

 日本でもお召し列車専用車両が使われるのはそれほどありませんが(JR東日本が保有する在来線用の車両なので、東京近辺でないと走る機会がない、ということもあります)、幸いなことにE655系は高級団体車両としての使い道もあります。合理的な使いかたです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/2f3acf5ba4fffcec8e82e788c3a4174aad8c9ca8、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/562023)

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ドイツの旧型車両が他国へ

 日本で使われていた車両が古くなって、外国に持って行く例はありますが、ほかの国でもそのような例があるようです。

 その国はドイツ。2016年から約8年かけてIC4が約1500両(7~13両編成が合わせて137本)が導入され、これまで特急に使われてきた客車が余ることになりました。

 そこで余った客車を他国に譲渡することにしました。ドイツの中古車も状態が良いため、人気が高いようです。3月にはブルガリア鉄道との間で76両の中古車を売却する契約が成立しました。夏までに全車がブルガリアに送られ、これまでブルガリアで使われてきた、老朽化した客車を置き換えていきます。主要都市を結ぶ路線で使われるようです。

 また、オーストリア鉄道は、ドイツ鉄道から30両を借りています。オーストリア鉄道は2023年末の寒波の影響で車両に不具合が生じ、今なお列車の運休、編成短縮、使用列車の変更が生じています。それを解消するために一時的にドイツ鉄道で余っている客車を借りているのです。こちらも幹線で使われるようです。
(参考:「鉄道ジャーナル」2024年7月号 鉄道ジャーナル社

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台湾に寝台列車

 国土がそんなに広くないため、夜行列車がない台湾ですが、その台湾に寝台列車の計画があるようです。

 この寝台列車には展望車、個室寝台車のほか、食堂車、調理を行う車両などもあり、乗客は専用のラウンジで地域の特色ある食事を楽しむことができます。どうやら移動のための手段というより、観光列車の類のようです。

 この寝台列車、早ければ2027年に営業を始める見込みです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/6f5ef575f6f740a91c967191c284445f2536bf94)

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ハワイの鉄道、6月30日に暫定開業

 以前にも当blogで取り上げた、ハワイホノルルの鉄道計画。紆余曲折はありましたが、この6月30日14時に一部区間が開業します。

 開業するのは、西側のイースト・カポレイ-アロハスタジアム間、約16キロ。運賃は大人3ドル。実際に乗車するには、オアフ島の公共バスで使われている「HOLOカード」というものが必要です。このカードがあれば、鉄道と公共バスが2時間半乗り放題となります。ちなみに、7.5ドル払えば、1日乗り放題になります。なお、開業日の6月30日は14時から18時まで無料開放されます。7月1日から4日も、「HOLOカード」があれば、終日無料です。

 このハワイの鉄道は、標準軌で、第三軌条方式です。4両編成の自動運転の電車が10分間隔で走ります。電車の最高速度は時速55マイル(88キロ)のようです。

 ただし、今回開業する区間は一部だけで、日本からの観光客が使いそうな区間ではありません。空港やホノルル中心部まで開業するのは、2031年の全線開業時です。

(追記)
 空港までは2025年10月に開業しました。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/honolulurail2023/、朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASTBJ13D5TBJULFA007M.html)

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台湾新幹線にN700S

 台湾新幹線は2007年に開業しました。車両は日本のシステムを使っているので、700系をベースにした700Tというものを走らせています。

 ただ、台湾新幹線は利用者が増加し、今保有している車両だけでは足らなくなりました。台湾新幹線を運営している台湾高鐵は、2019年から車両の増備を考えていましたが、なかなか価格交渉がまとまりませんでした。台湾新幹線は日本の新幹線をそのままコピーしたものではなく、世界のいろいろな高速鉄道の要素を取り入れています。その中で台湾向けの仕様にすると、ロットが小さいので、どうしても割高になってしまうのです。今走っている700系は古すぎるので、それを増備することもできません。

 結局、増備する車両はJR東海の最新型車両、N700Sをベースにしたものとなりました。12両編成を12本導入し、価格は1240億円となります。早ければ2027年に増備された車両の運転を開始します。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230315-OYT1T50309/、東洋経済ONLINE https://toyokeizai.net/articles/-/663455)

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アメリカにリニア

 かなり前にアメリカへのリニア導入についての記事を書きましたが、どうやらこの計画は消えていないようです。

 アメリカでのリニア計画は、最終的にはワシントンとニューヨークとの間、約370キロを結ぶものですが、とりあえず最初につくるのは、ワシントンとボルティモア(メリーランド州)の間、約65キロです。2024年から2025年の間に環境影響評価を終え、2026年から2027年に着工を行う予定です。開業予定は2033年から2034年ごろです。
(参考:中京テレビ NewsWEB https://www.ctv.co.jp/news/articles/oc79amsr538ef09l.html)

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個人所有の鉄道車両を列車にくっつけることができる

 アメリカで旅客運送を行っているアムトラックは、運行する長距離列車に個人所有の鉄道車両を連結し、目的地まで連れて行ってくれるサービスを行っています。

 貨車ならともかく、日本では個人所有の客車とは考えられないですが、全米には約100両の私有客車があるようです。お金のある人は個人もしくは友人達と私有客車に乗って鉄道の旅をします。

 企業や団体で使うこともあります。どういうときに使うのかと言えば、企業の重役会議。私有客車なら、機密会議を開くことができます。コロナがはやっていたときは、これなら完全にソーシャル・ディスタンスを保つことができるということで、私有客車で移動する事例があったようです。

 もっとも、私有客車で移動するには、お金がかかります。年間の登録料が497ドル、移動のたびに1両、1マイル当たり4.09ドルかかります。追加料金を払えば、洗車や下水の抜き取りサービスも受けることができます。当然ながら、車両の購入、保管、メンテナンスにはお金がかかります。値段が値段なので、お金持ちしか使えないでしょう。誰でもできるものではないのです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/d1a782faa48a26d767bb7468da99b896b1e82764)

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アメリカで航空機の座席の広さを見直しへ

 アメリカ連邦航空局は今、国民から機内の座席面積の最低基準についての意見を求めています。

 なぜ意見を求めているのでしょうか? 別に乗客の快適さや便利さのためではありません。最低基準を設置するのは安全のためで、どれくらい狭いと緊急のときの避難に悪影響を与えるのかということなのです。

 実は座席の狭さと避難については、過去にも調査を行っています。そのときの結論は、座席の狭さは緊急時の避難に悪影響を与えないということだったのですが、そのときの調査では、子供、高齢者、障害者はいませんでした。今回はそういう人がいた場合のことも考えないといけません。

 もし最低基準が設けられ、座席が広くなれば、安全性が高まり、快適な空の旅ができることでしょう。ただ座席が広くなると、その分定員が減り、運賃が上がることも考えられます。単純に座席が広くなればいい、というわけでもないようです。
(参考:FNNホームページ https://www.fnn.jp/articles/-/401996)

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