島原半島が乗り放題のフリーパス

 JR九州と島原鉄道は島原鉄道全線などに乗ることのできるフリー切符、「ぐるっと島原半島フリーきっぷ」を発売しています。

 「ぐるっと島原半島フリーきっぷ」の対象区間は、長崎線諫早-長崎間(快速、普通のみ)、島原鉄道全線、島原鉄道の路線バス全線、鬼池港と口之津港を結ぶフェリーです。発売期間及び利用期間は10月2日から2022年2月20日までの休日、値段は1日間用が2500円、2日間用が3500円です。JR九州の諫早、長崎の両駅、島原鉄道の有人駅とバス営業所、フェリーの営業所で発売します。1000枚限定です。

 ところでなぜ「ぐるっと島原半島フリーきっぷ」を売り出したのでしょうか? 西九州新幹線は2022年秋に暫定開業しますが、島原半島は駅から離れています。その二次交通を充実させるために、今回長崎県の実証事業として発売することにしたのです。西九州新幹線暫定開業時には本格的にこのようなフリー切符を発売するようです。
(参考:長崎新聞ホームページ https://nordot.app/813968041513877504)

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「みんなの九州きっぷ」も10月6日から再発売

 2020年夏から2021年春にかけて発売された、JR九州の「みんなの九州きっぷ」、10月6日から再発売されています。

 以前に発売されたときと同じように、「みんなの九州きっぷ」には2種類あります。JR九州全線が対象の全九州版と、北部九州エリア(豊肥線、三角線以北)が対象の北部九州版です。どちらも普通車指定席には6回乗ることができ、新幹線や特急の自由席は乗り放題です。発売期間は10月6日から12月22日まで(利用開始日の3日前まで発売)、利用期間は10月9日から12月26日までの休日です。

 値段は全九州版が大人15000円、子供2000円、北部九州版が大人8000円、子供1000円です。前回に比べると大人がかなり高くなっています。大人は1人で利用できますが、子供1人だけでの利用はできません。「みどりの窓口」では発売せず、JR九州インターネット列車予約で購入することになります。

 また、男性は60歳以上、女性は50歳以上なら、「ハロー!自由時間クラブ」に入ることができます。この会員なら、10月9日から12月26日の間、曜日に関係なく利用することができます。その他の条件は「みんなの九州きっぷ」と同じです。

 なお、「みんなの九州きっぷ」を持っている人は、高速バス「B&Sみやざき」の10周年を記念して、通常4350円かかる新八代-宮崎・宮交シティ間を3000円で乗ることができます。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2021/09/30/210930_minnano_kyushu.pdf)

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京都市交通局、2024年度ごろに値上げで初乗り250円

 京都市交通局の経営が厳しいことは以前にも記事にしましたが、一日乗車券等に続いて、正規の地下鉄、バスの運賃も値上げする方針です。

 値上げは2024年度ごろに行います。現在の地下鉄の初乗り運賃は220円、市バスは均一区間で230円ですが、地下鉄は30円、市バスは20円値上げして、初乗り運賃を250円にします。かなり高い初乗りとなりますが、これが実現すれば、単年度で地下鉄は26億円、市バスは16.4億円の増収効果が見込まれます。

 地下鉄は2021年度に経営改善についての計画策定が義務づけられる経営健全化団体に転落します。市バスは2023年度に経営健全化団体に転落する見込みです。ところが、経営が安定することを目指して、先ほど述べた値上げのほか、ダイヤ改正などの経費節減策も合わせて行うと、地下鉄は2024年度に(地下鉄は値上げしなくても利用者が回復すれば2024年度には経営健全化団体から脱却できるようですが、最大1377億円の累積資金不足が見込まれます)、市バスは2027年度に経営健全化団体から脱却できるとのことです。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF085BD0Y1A001C2000000/、https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF13567013082021000000/)

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「昼特急」が新東名経由になるのは10月28日から

 東京と大阪を結ぶJRの高速バスが東名経由から新東名経由になることは以前にも記事にしましたが、そのダイヤ改正日が決まりました。

 それは10月28日。これまで三ヶ日で乗務員の乗り継ぎを行ってきましたが、それを新東名新城インターチェンジ近くの道の駅で行うことによって、東名経由から新東名経由に変更します。新東名はカーブや勾配がゆるやかで、所要時間も最大で30分短縮されます。昼行の「昼特急」が新東名経由になることによりバス停の改廃があり、東名綾瀬、新城(道の駅もっくる新城)に停まりますが、東名富士、東名静岡、東名浜松北の3停留所には停まらなくなります。新城(道の駅もっくる新城)は乗降ともにできます。休憩場所は足柄サービスエリア、道の駅もっくる新城、甲南パーキングエリアの3つです。なお、今回の改正により「中央ドリーム」号は廃止になります。

 この新東名経由への変更に伴い様々なキャンペーンが行われますが、10月28日から12月31日までの限定で、東京-大阪間の得割運賃が2500円の臨時便、「超得得ドリーム号」が運行されます。「超得得ドリーム419号」が東京駅(八重洲南口)23:00発(始発は新木場駅)、大阪駅JR高速バスターミナル7:49着、「超得得ドリーム422号」が大阪駅JR高速バスターミナル22:40発、東京駅(日本橋口)7:26着(終着は新木場駅)です。4列シートの2階建て車両で運行されます。学生と65歳以上の人には、「学生・シニア応援割」があります。東京-京阪神間の夜行便の運賃が1500円引きになります。3列シート、4列シートどちらも対象となりますが、「超得得ドリーム号」は対象外です。また、今回のダイヤ改正で新たに停まる新城については、東京や大阪からの観光にお得な企画乗車券を発売する予定です。
(参考:ジェイアールバス関東ホームページ www.jrbuskanto.co.jp/topics01/post_741.html)

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高知の路面電車やバス、11月から2022年1月まで、日祝無料

 電車やバスに乗るにはお金が必要なのは常識です。しかし、高知では、期間限定ながらこの常識が当てはまらないようになります。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ需要を喚起するため、高知市は1.2億円を出して(運賃負担の見込額。通常の2.5倍の50万人が利用すると見込んでいます)、11月から2022年1月までの日曜、祝日と年末年始(12月30日から1月3日まで)の合計20日間、高知市内を運行する路面電車や路線バスの運賃を無料にするのです(ただし、新型コロナウイルスの感染状況により、見直しがなされることもあります)。

 無料になるのは、とさでん交通など8社が運行している路面電車や路線バス。高知市外との路線や乗合タクシーも対象に含まれますが、高知空港とを結ぶ連絡バスは除きます。また、高知市民だけが無料の対象になるのではなく、観光客も対象になります。年齢の制限もありません。

 新型コロナウイルスの影響で公共交通機関の需要は落ち込んでいますが、国や自治体はお金を出し渋っています。そうこうしているうちに、公共交通機関を維持することができなくなってしまいます。この悪循環を防ぐためには、公共交通機関を公共で支えないといけません。また、2019年9月のことですが、一日だけ熊本県内の路線バスや鉄道が一部を除いて無料になりました。このときは公共交通機関の利用が増え、渋滞は減りました。そのときの試算では、熊本県内の全世帯が月1000円を負担するだけで、熊本県内の路線バスを年中無料にすることができるようです。今回無料にすることにより、どのような効果があったのか、まとめていただきたいものです。
(参考:東京新聞ホームページ https://www.tokyo-np.co.jp/article/135045、高知新聞ホームページ https://www.kochinews.co.jp/article/492354)

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能登をぐるりと回る定期観光バス

 西日本ジェイアールバスは、10月16日から、新たな定期観光バスを走らせます。

 10月16日から12月19日までの休日に走るこの定期観光バスの行先は能登。「能登路」という名前で、金沢駅東口(9:00発)から千里浜なぎさドライブウェイ、能登金剛・巌門、總持寺祖院、千枚田、奥能登塩田村など、能登半島の外浦(日本海側)を1日かけて回ります。終着金沢駅東口には19:00ごろ到着しますが、輪島ふらっと訪夢、和倉温泉などでも下車することができます。料金は金沢駅発着が大人6950円、和倉温泉下車が大人6600円、輪島市内下車が大人6150円です。

 この定期観光バス料金には總持寺祖院及び奥能登塩田村の入場料が含まれていますが、昼食は含まれていません。總持寺祖院付近での自由昼食になります。ただし、700円を出せば、總持寺祖院境内で「季節の精進うどんセット」を食べることができます。曹洞宗にとっては食べることも修行であり、うどんを食べることでその体験ができるのです。
(参考:西日本ジェイアールバスホームページ https://www.nishinihonjrbus.co.jp/upload/news/content/20210921notoji.pdf)

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横浜市交通局に現金で乗ることができないバス

 10月1日から、横浜市交通局の109系統に首都高速を走る便ができます。平日の朝夕のみに走る、「特急」です。「特急」は平日の朝に横浜駅前→大黒税関正門前間及び横浜駅前→C3バース間(合計9便)、平日の夕方にスカイウォーク前→横浜駅前間及び大黒海づり公園→横浜駅前間(合計8便)を走ります。大黒ふ頭まではノンストップで、大黒ふ頭ではこまめに停まります。高速道路を走るため、通常のバスより座席数の多いリムジン型車両(観光バスタイプ)の車両が使われます。また、バスの中で立つことはできず、座席定員制となっています。

 この「特急」の運賃はほかのバス同様、大人220円、子供110円です。高速道路を通るからといって加算料金がかかることはありません。ただ、この「特急」では、キャッシュレスの実証実験を行います。支払いはVisaのタッチ決済のほか、「PASMO」や「Suica」(チャージはできません)、定期券、1日乗車券のみが使え、現金での利用はできません。乗るときには注意が必要です。

 なお、この「特急」ですが、今のところ2022年9月30日までの運行を予定しています。
(参考:横浜市交通局ホームページ https://www.city.yokohama.lg.jp/kotsu/bus/oshirase/default20210826.files/0058_20210906.pdf、https://www.city.yokohama.lg.jp/kotsu/bus/oshirase/default20210826.files/109cashless.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/110899)

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高鍋駅を整備して宮崎交通のバスが乗り入れ

 鉄道とバスが同じところを並行して走っているケースがあります。いろいろ事情はあるのでしょうが、鉄道とバスが小さいパイを巡って争っているだけとも言えます。

 これまでもJR九州と宮崎交通は、交通サービスの利便性向上のため、協力して取り組んできましたが、さらに深めるため、宮崎県における地域輸送サービスにおける連携に関する覚書を締結しました。そして、覚書を締結した後の最初の取り組みとして、高鍋駅を整備すること等によって、列車とバスを乗り継ぐ人の利便性向上と利用促進に向けた取り組みを行います。

 利便性向上と利用促進に向けた取り組みは以下の4つです。(1)まず最初に高鍋駅バス停(ロータリー内)に停まるバスを大幅に増やし、鉄道とバスの乗り継ぎをしやすいような運行体系及びダイヤにします。これまで一部の系統のみ停車していた高鍋駅バス停(ロータリー内)に、宮崎市街地と高鍋・木城温泉を結ぶバスも全便停車します。このロータリーへの乗り入れは10月1日に行います。 (2)スマホアプリ「my route」を使って、木城町・高鍋バスセンター方面から宮崎市中心部に向け、高鍋駅でバスから鉄道を乗り継ぐときに便利でお得なデジタルチケットを10月1日から発売します(スマホのアプリで購入するもので、駅やバスセンターでは発売しません)。スマホがそのまま切符になり、運転士や駅係員にスマホの画面を見せれば良いのです。 (3)これまでも高鍋駅前にはバス停がありましたが、上屋やベンチなどの待合設備がありませんでした。これでは、バスを待つのもしんどいです。そこで、高鍋町から支援を受け、バス・鉄道乗りつぎ施設の整備を行います。バス停を駅舎正面に動かし、駅舎内にバス時刻表や路線図を掲出します。ベンチも増やします。また、すでに3月から列車の走行位置とバスのロケーションシステムをひとつの画面で表示できるようにしています。 (4)現在、「JR&宮交バス『お買い物デジタルきっぷ』」が発売されていますが、これにアミュプラザみやざきで使うことのできるショッピングチケット引換券2000円分をつけて、1500円(子供1170円)で発売します。10月1日から2022年3月31日までの期間限定、枚数限定です。
(参考:JR九州ホームページ www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2021/09/17/210917_JR_miyakoubuss.pdf)

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宇都宮のバス、4路線を統合

 東北線で宇都宮の次の駅は岡本。その宇都宮と岡本の間には、関東自動車のバスが走っています。

 その関東自動車ですが、10月1日にダイヤ改正を行います。岡本方面へのバスは、実は4つの系統で成り立っています。平日の岡本方面で見ると、多くても1日12便です。それをまとめて実質的に1つの系統にします。10月1日からはJR宇都宮駅東口-御幸ヶ原元町-岡本駅西口が26本(平日の岡本方面の本数)、岡本駅西口からさらに和久まで走るのが2本(平日の岡本方面の本数)です。合計28本でダイヤ改正前の26本から若干増えています(東武宇都宮まで行かなくなったことにより、運行時間が大幅に短縮され、それを増便に充てています)。改正後のルートは利用者の多い停留所を選んでいますので、一部の停留所には停まらなくなります。

 なぜこのようにまとめたのでしょうか? 関東自動車も新型コロナウイルスの影響で利用者は減っています。このような中、近隣の系統をまとめ、そこに集中することによって運行本数を増やすのが狙いです。統合された系統は約30分間隔でバスが走ります。

 話は変わりますが、6月30日からの昼間(9~16時)、地域連携ICカード「totra」や、交通系ICカードを使った場合、宇都宮市内のバス運賃に上限を設けます。上限の額は400円、遠い区間だとお得です。なお、現金で払った場合や、市境を越えての乗り降りは通常料金となります。
(参考:下野新聞ホームページ https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/501309、https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/457109)

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山万で顔認証乗車の実証実験

 ユーカリが丘をぐるっと回る新交通システムの山万。この山万ですが、9月15日から顔認証で乗車することができる実証実験を行っています。正確に言えば、5月からコミュニティバスにおいては顔認証での実証実験をしていましたが、それを新交通システムにも拡大することにしたのです。

 今回の実証実験では、パナソニックの顔認証技術とジョルダンの決済・チケット管理システムを組み合わせて、非接触、非対面での本人確認とチケット確認、乗車管理を行います。バスの場合、顔認証端末を車内の乗車口付近に設置しますが、鉄道では各駅の改札にポールを置き、そこで顔認証を行います。業界初の仕組みだそうです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/110724)

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