貴志駅から高野山までバスで500円

 和歌山電鐵の終点貴志駅からはコミュニティバスの類があるだけで(乗車記はこちら)、そのコミュニティバスに乗らなければ、来た道を引き返すしか方法はありません。ところが11月14日から12月6日までの休日限定(全9回)で、貴志駅からさらに遠くに行くバスが走ります。

 そのバスの名前は「紀の川”ちょこっと”立ち寄りライナー」。たった500円(子供半額)で世界遺産の高野山まで行くのです。ダイヤは次の通りです。貴志から高野山に行くAコースは貴志駅前に10:00に集合し、駅を見学してから10:20に出発します。途中、道の駅・青洲の里に立ち寄り、12:30に高野山の金剛峯寺前、12:40に奥の院前に到着します。高野山から貴志に行くBコースは高野山の中の橋駐車場バス停前を13:30に、金剛峯寺駐車場バス停前を13:40に出て、道の駅・青洲の里とめっけもん広場に立ち寄り、貴志駅に16:30に着きます。Aコース、Bコースともに和歌山駅-貴志駅間は和歌山電鐵を利用します。この区間の運賃410円は、別途負担する必要があります。合計すると和歌山-高野山間を910円で移動することができます。

 なお、この「紀の川”ちょこっと”立ち寄りライナー」に乗るには、事前に予約する必要があります。出発2日前の17時までに、近畿日本ツーリスト関西のホームページで予約する必要があります(当日でも空席があれば乗車できます)。また、「紀の川”ちょこっと”立ち寄りライナー」は観光庁の実証調査事業として運行するものなので、利用者にはアンケートに答えることを求めています。
(参考:和歌山電鐵ホームページ https://www.wakayama-dentetsu.co.jp/2020/11/11/tachiyori_liner/)

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「カンサイスルーパス 2dayチケット」で久々の旅(4)

 再び20分かけて深江に戻る。こちらも「青胴車」だった。西宮からは阪神バスに乗って甲陽園に行く。西宮の山麓の高級住宅街に阪神バスが走るのは不思議な感じがする。かつて阪神と阪急が激しく争っていた時代の名残なのだろう。甲陽園に行くバスは西回り、東回りともに20分間隔で出ている。阪神西宮12:30発のバスに乗ったが、10人余りが乗っていて、15分ほどで阪急甲陽園駅前に着いた。甲陽園からは阪急に乗って夙川へ。支線なので3両編成の短い列車が行ったり来たりしているが、支線でも綺麗なのがさすが阪急。つくられてから40年の古い車両とは思えない。夙川では接続が良すぎるため、一番前の車両だけが混む。何しろ夙川に着くとすぐに大阪梅田への特急が神戸線のホームに入ってくるぐらいのタイミングだからだ。ぼやぼやしていると乗り遅れてしまう。私も特急に乗って次の西宮北口まで、西宮北口からは普通に乗り換えて塚口へ、塚口からは伊丹線に乗って伊丹に行く。

 伊丹からは伊丹市交通局の路線バスで大阪国際空港へ。空港に乗り入れるバスはリムジンバスが主体だが、普通の路線バスも走っている。ただ、本数が多いのは20~30分程度の間隔で運行されている伊丹ぐらいだ。本数が多いため、客もそれなりに乗っている。新型コロナウイルスの影響で空港の利用客は少ないかと思っていたが、意外といた。私が空港に行ったのは航空機に乗るためではなく、モノレールに乗り継ぐため。大阪の郊外をぐるっと回る大阪モノレールで大阪空港から門真市までの全線を乗り通す。門真市までモノレールを乗り通したが、ひと駅戻って、大日で降りる。

 大日からはOsaka Metroの谷町線に乗る。天王寺以北は久しく乗っていない区間だったので、いったん天王寺まで乗ってから谷町九丁目に戻り、近鉄で帰途についた。

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「カンサイスルーパス 2dayチケット」で久々の旅(2)

 バス停の目の前が石山坂本線の駅。ちょうど石山寺12:29発の坂本比叡山口行きの列車が出ようとしていたが、それに乗ることができた。びわ湖浜大津を過ぎ、終点の坂本比叡山口で降りる。ここから比叡山へのケーブルカー乗り場へはバスが出ているが、江若交通は「カンサイスルーパス 2dayチケット」の対象外。10分ほどかけて坂道を登っていく。比叡山坂本ケーブルはケーブル坂本13:30発。晴れていたら琵琶湖や周囲の山が見えるのだが、台風前の雨のため、全く見えず。ケーブルには途中、2つの駅があるが、利用する人がいないので、通過。

 ケーブル延暦寺を出て、延暦寺の方向に歩いて行く。延暦寺は比叡山にある寺の総称で、東塔、西塔、横川の3地区に分かれる。比叡山坂本ケーブルから歩いて10分ほどのところにあるのが東塔だ。東塔の手前に入口があり、参拝料を払う。こちらも「カンサイスルーパス 2dayチケット」を見せると2割引になって、800円で済む。なお、本来の参拝料の1000円を払うのなら、交通系ICカードでも対応できる。またしばらく歩くと、メインの根本中堂に着く。ただし、根本中堂は改修中で、外観は見えない(参拝はできる)。東塔には根本中堂のほかいくつかお寺があり、そちらも歩いて回る。天気が良く、時間があれば西塔や横川に寄ってもよかったのだが、あまりにも状況が悪いので、東塔を見ただけで比叡山を下りることにする。シャトルバス(京阪バスの運行なので、これも「カンサイスルーパス 2dayチケット」で乗ることができる)に乗って比叡山頂に行き、ここからロープウェーとケーブルカーで降りる。これから乗るロープウェーとケーブルカーは京福の運営だが、「カンサイスルーパス 2dayチケット」の対象外。運賃900円は別払いとなる。比叡山から京都に行くには、直通の京阪バスに乗れば追加料金なしで行くことができるが、叡山ロープウェイと叡山ケーブルにも乗りたかったので、お金を払って乗る。風が強くなってきたので、一刻も早く比叡山を下りることにする。ロープウェーとケーブルカーを乗り継ぐのだが、接続は悪く、ケーブルカー乗り場で30分ほど待ってようやくケーブルカーに乗ることができた。

 叡山電鉄の駅は、ケーブルカーから少し歩いたところにある。少し早足で急いだら、八瀬比叡山口15:50発に間に合った。しかも、車両は楕円形の輪が特徴の「ひえい」。予想していなかった展開なので非常にラッキー。「ひえい」の出す独特な世界観を感じながら出町柳へ。出町柳からは京阪で三条に行くのだが、ホームに8000系が停まっていたので、3分間だけだが2階建ての1階部分に座って過ごす。その後、地下鉄を乗り継いで京都へ。

 京都からは京都17:16発の急行に乗る予定だったが、それだと大和八木で30分近く待たされる。そこで大和八木まで直前に出る特急に乗ることにする。特急ならば、車内での食事もしやすいとの判断もある。夕方の特急は帰宅の足として使われているようで、半分ほど埋まっていた。大和八木からは予定通り急行での乗り継ぎ。名張では2分の停車中に改札に行き、行きとは逆に2枚のフリーパスを自動改札機に通して使う切符を切り替えた。(続く)

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「カンサイスルーパス 2dayチケット」で久々の旅(1)

 かつて、関西の私鉄には五大私鉄や地下鉄などが乗り放題の「3dayチケット」等が季節ごとに発売されていましたが、ICカード化が進み、4年前に廃止されてしまった。ところがこの秋、乗り放題の切符が「カンサイスルーパス 2dayチケット」として復活したので、この機会に使うことにした。自宅近くのコンビニで引換券を買い、現地で引き換えるのだ。近鉄名古屋から一番近い引き換え駅は名張なので、そこまでは近鉄が期間限定で発売している「近鉄1dayおでかけきっぷ」と併用することにする。「近鉄1dayおでかけきっぷ」は前日までに買わないといけないので、事前に近鉄名古屋で買っておいた。

 近鉄名古屋5:50発の急行に乗り、伊勢中川で大阪線に乗り換えて名張に行く。ちょうど通学の時間で、高校生で混雑している。窓口で引換券を出すとすぐ「カンサイスルーパス 2dayチケット」を出してくれた。朝混雑している時間なので引き換えに時間がかかると考え、1本落として次の急行に乗る計画であったが、すぐに引き換えることができたので、名張まで乗った来た急行に再び乗ることができた。

 大和八木で乗り換え。竹田からは地下鉄に乗ったが、阪急にも乗りたかったので、四条で降りて、隣接する烏丸から京都河原町までの一駅だけだが、阪急に乗る。京都河原町からは歩いて祇園四条に行き、京阪で三条に行く。三条からは再び地下鉄に乗るのだが(京都市交通局の駅名は三条京阪)、次のびわ湖浜大津行きは15分後の三条京阪10:39発までなく、とりあえず来た六地蔵行きに乗って、分岐点の御陵まで行く。御陵に着いたが次も六地蔵行きなので見送り、その次にようやく来たびわ湖浜大津行きに乗る。先頭車の前向きのシートに座る。京津線は路面電車だが1997年の東西線開通によって、京都市内の部分が廃止され、地下鉄に乗り入れるようになった。路面電車が地下を走ってはいけないという決まりはない。郊外は乗り降りしやすいように地上を走り、地上を走ると渋滞する都心は高架や地下を走ってもよいのだ。京津線は御陵を出るとすぐに地上に出る。急カーブや急勾配があるが、直線区間では意外とスピードを出す。地上区間の駅では自動改札やICカードリーダーがあるため全ての扉が開く。駅はバリアフリーではないが、段差は少ない。ある意味京津線はLRTに近い、理想的な路面電車だ。ただ、地下鉄と京阪の2社にまたがるため運賃は異様に高く、並行するJRに比べて高くて遅いという致命的な欠点を持っている。大津の中心部に近づくと京津線は路上に出て、4両編成と路面電車としては異様に長い姿でゆっくりと走る。

 石山坂本線に乗り換えて終点の石山寺へ。そこから10分ほど歩くと、駅名の由来となった石山寺に着く。門前にある志じみ釜飯の店で昼にするが、注文を受けてから釜飯をつくるため、15~20分程度かかる。その間に石山寺を参拝する。「カンサイスルーパス 2dayチケット」を見せると、参拝料が100円引きの500円となった。おまけにコロナ退散ということでお札ももらう。参拝を終えて店に戻り、しばらくすると注文した志じみ釜飯が出てきた。小ぶりの茶碗で3杯ほどあるが、軽く平らげた。

 「カンサイスルーパス 2dayチケット」ではバスにも乗ることができる。石山寺からの帰りは目の前を通りかかったバスに乗る。石山方面にはバスが日中でも1時間に8本出ていて、便利。しかも12時台のバスなのに、混んでいる。急いで乗ったバスだが、次が京阪との乗換駅なので、降りる。フリー切符でないとできない芸当だ。(続く)

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「カンサイスルーパス 2dayチケット」で久々の旅(0)

 10月9日のことですが、4年ぶりに復活した「カンサイスルーパス 2dayチケットを使って、京都に出かけました。

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「めぐりん」廃止か?

 両備ホールディングスの基幹路線に殴り込みをかけるかたちで開設した八晃運輸の「めぐりん」。9つもの事業者が乱立し、調整できていないのが現状です。

 ただ、岡山市は公共交通のありかたについての法定協議会を開いて、バス路線の再編や事業者の経営健全化を図ろうとしています。高齢者などには割引を行うものの、全体的には運賃の適正化を図ることも考えています。中心部の初乗り運賃を150円にするよう求めています。現在は競争が激しいため100~140円と安くなっていますが、これを150円に値上げすることによって増収を図ることを考えています。全体として年間約4.3億円の増収を狙う計画です。

 路線の再編では、混乱のきっかけとなった八晃運輸の益野線の廃止について触れられています。しかし八晃運輸は代わりに、岡山電気軌道と中鉄バスが共同で運行する、岡山駅と国立病院機構岡山医療センターとを結ぶ便に条件付きながら参入することができるようです。

 岡山市は事業者の同意を得て、その後国による計画の認定や認可をもらい、2021年度後半に利便増進実施計画を実施する予定ですが、先ほども述べたように事業者が9もあるため話は簡単にはまとまらないようです。八晃運輸の「めぐりん」の存在が話をややこしくしているという指摘もあるようです。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64901400S0A011C2LC0000/)

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西日本ジェイアールバス、12月に大幅見直し

 西日本ジェイアールバスは12月1日にダイヤ改正を行います。

 しかし、今回の改正は路線の休止が目立つ厳しいもの。共同運行会社を含めて休止するのは、大阪-大宮線、京都-津山線、金沢-新宿線、京都-有馬線、神戸-USJ線です。共同運行会社は残るものの、西日本ジェイアールバス運行便を休止するのは、大阪-浜松線(遠州鉄道運行便は現行ダイヤで運行)、京都-舞鶴線(京都交通運行便は現行ダイヤで運行)、京都-出雲線(中国ジェイアールバス運行便は現行ダイヤで運行)、京都-鳥取線(日本交通運行便は現行ダイヤで運行、ただし現在は全便が運休しています。運行再開日は未定です)、京都-米子線(日本交通、京阪バス運行便は現行ダイヤで運行、ただし現在は全便が運休しています。運行再開日は未定です)です。

 このほか、京阪神-東京線では、宝塚駅、JRなんば(湊町バスターミナル)、天王寺駅前を廃止します。運行本数やダイヤの見直しを行います。大阪-津山線では、運行本数やダイヤの見直しを行います。担当便の変更を行います。四日市・ナガシマリゾート線では、三宮バスターミナルを廃止して、大阪駅発着とします。大阪-名古屋線は、昼行は湊町バスターミナル、千里ニュータウン、京都深草を廃止します。夜行は湊町バスターミナルを廃止します。
(参考:西日本ジェイアールバスホームページ https://www.nishinihonjrbus.co.jp/news/detail/1065)

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「四国満喫きっぷスペシャル プラス」を発売

 以前の記事で、「四国満喫きっぷスペシャル」について紹介しました。「四国満喫きっぷスペシャル」は9月までの切符でしたが、10月からは若干内容が変わって「四国満喫きっぷスペシャル プラス」という名前で売られています。

 「四国満喫きっぷスペシャル プラス」は休日を1日以上含む連続した3日間利用可能な切符です。JR四国のほか、土佐くろしお鉄道、阿佐海岸鉄道、ジェイアール四国バスの路線バスも乗り放題です。JR四国と土佐くろしお鉄道は特急の自由席にも乗ることができます。発売期間は10月1日から2021年1月29日まで(WEBで購入する場合は出発の6日前まで)、利用期間は10月1日から2021年1月31日まで(2021年1月29日出発分までです。休日を1日以上含むことが必要となります)です。値段はJR四国の「みどりの窓口」等で買う場合が10000円(「四国満喫きっぷスペシャル」より若干高くなっています)、WEBで購入する場合が10500円です。レンタカーとセットにしたプランもあり、それは12500円です(12月31日から2021年1月3日までに出発した場合はレンタカーとセットにしたプランの設定はありません)。「みどりの窓口」で買うほうが安いのですが、これはアンケートに協力することを条件としています。そして、子供は一律3000円です(大人と同一行程の場合のみ発売します)。有効期間は先ほども書いたとおり3日間ですが、最終日に0時を過ぎた場合は利用エリア内の列車に乗っている限り有効となります。

 これに加えて、大人には「選べる おトクーポン券」というものがつきます。2500円分の「四国旅ぱす。」ポイント引換券か、「四国キヨスク1000円利用券」です。
(参考:JR四国ホームページ www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2020%2009%2024%2004.pdf)

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JR四国、地元バス会社と代替輸送契約を締結

 事故や災害で列車が止まった場合、客の運送をどのように行うのでしょうか? 大都市圏なら近くに並行して走る路線があるため、そのライバル路線に代替輸送を頼みます。

 しかし、JR四国では高松、松山、高知付近を除いてそのような鉄道はありません。そこでJR四国は宇和島自動車、伊予鉄南予バス、四万十交通と代替輸送契約を結びました。10月1日以降、事故や災害などで長時間運転を見合わせる事象が発生した場合、鉄道とバスが互いに代替輸送手段として利用できるようにするのです(実際に代替輸送を実施するかどうかはそのときの状況によります)。

 代替輸送の対象線区と区間は次の通ります。予讃線の伊予長浜-伊予大洲間は、伊予鉄南予バスの長浜駅前-大洲駅前間が対応します。予土線の窪川-十川間は、四万十交通の窪川駅前-十川駅間が対応します。同じく予土線の宇和島-松丸間は、宇和島自動車の宇和島駅前-松丸間が対応します。この3区間で長時間運転を見合わせる事象が発生すれば、代替輸送を行うことがあるのです。
(参考:JR四国ホームページ www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2020%2009%2023%2001.pdf)

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阿佐海岸鉄道もディーゼルカーの運行は11月まで

 車両を全てDMVに置き換えようとしている阿佐海岸鉄道。北隣のJR四国の牟岐線では、7月から牟岐-海部間の列車の運行を止め、代替バスを走らせていますが、阿佐海岸鉄道も12月1日から列車の運行を止め、代替バスを走らせることになりました(これに伴い、JR四国の代替バスとの乗り換え場所が海部から阿波海南に変わります)。今走っている2両のディーゼルカーは失業することになります。現在、列車は1日16往復していますが、代替バスは(牟岐線の代替バスと同じ)9往復だけです。運賃は現行と同じです。

 なお、11月1日からJR四国の牟岐線阿波海南-海部間が阿佐海岸鉄道に編入されましたが、この区間の運賃は11月から無料となっています。
(参考:朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASNBR6TGZNBRPTLC01K.html、阿佐海岸鉄道ホームページ asatetu.com/wp-content/uploads/2020/10/R2.11.1_あさてつニュース.pdf)

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