前橋で顔認証でバスに乗車できる実証実験

 前橋では自動運転バスの実証実験を何度か行っています。その前橋で2月15日から28日までの間、実証実験を行っていました。3度目の実証実験です。

 今回も実証実験を行ったのは中央前橋駅と前橋駅の間。中央前橋駅の周辺では道路状況が複雑なので、遅れが少なく性能の高い通信ができる5Gのアンテナを設置します。車両だけでなく路肩にも複数のセンサーやカメラを置き、映像などの情報を群馬大学の遠隔管制室に送信します。車両には乗客全員の顔を認識するためのカメラも搭載し、人工知能で乗客数や性別、年齢などを分析して効率的な運行計画を組むことができるか検証を行います。

 また今回は顔認証技術を活用して、切符や現金精算のいらない手ぶら乗車の検証も行います。手ぶらでバスに乗ることができるのです。マイナンバーカードがあればこの検証に参加することができ(前橋市によれば140人以上が参加したようです)、運賃は無料になりました。

 前橋市は2022年度を目標に中央前橋駅と前橋駅との間でバスの自動運転を実用化させます。レベル3の予定で、運転士の代わりにバスには保安要員が乗り、離れたところから運転状況を監視します。運転士が不足している状況なので、自動運転を行うことによってバス路線を維持します。
(参考:上毛新聞ホームページ https://this.kiji.is/727267878492274688?c=648454265403114593、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB05DRF0V00C21A2000000/、www.nikkei.com/article/DGXZQOFB155AP0V10C21A2000000/)

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名鉄バス、期間限定で名古屋・桃花台線を増便&小牧市内だけの乗降可

 名鉄バスが運行している、近距離高速バスの名古屋・桃花台線。この名古屋・桃花台線ですが、1月12日から増便しています。

 増便するのは平日は上下合わせて5便、休日は上下合わせて7便です。元々走っていた便を合わせると、平日は上下合わせて25便、休日は合わせて20便になります(小牧駅発着や明治村発着を含みます)。利用者の多い時間帯ではなく、間隔の空いている時間帯を埋めるかたちで増発しています。

 またこれは1月12日から9月30日までの期間限定ですが、実証実験というかたちで小牧市内(+明治村)だけの乗り降りが可能になります。小牧も名鉄バスのエリアなのでそのような使いかたができなかったのは不思議ですが、期間限定ながら路線バスみたいな使いかたができます。所要時間と運賃は小牧駅-桃花台東間が25分、300円、小牧駅-明治村間が28分、640円です。「manaca」も利用できます。
(参考:名鉄バスホームページ www.meitetsu-bus.co.jp/info/detail/769)

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前橋でもバスの共同経営

 同じ道路を違う会社の路線バスが走っているということは時々あります。ダイヤを調整して等間隔で走るようにすれば便利ですが、これは独禁法で禁止されているカルテルに当たり、これまでできませんでした。

 ところが2020年11月に独占禁止法の適用を除外する特例法が施行されました。これによって市中心部の重複する路線などで運行間隔を調整することができるようになりました。この特例法を使って熊本ではバス会社5社が熊本市中心部で路線やダイヤの調整を行います。4月の開始を目指しています。

 この動きは他の都市でもあります。そのひとつが以前も取り上げた、前橋。関越交通、群馬中央バス、日本中央バス、永井運輸、群馬バス、上信電鉄の6社は前橋市の中心部において運行間隔を調整してバスを運行することにしました。すでに2020年2月から前橋市を調整役にして、協議を行っていたのです。運行間隔を調整するのは、前橋駅から市役所や群馬県庁前を経由する「本町ライン」と呼ばれるもの。平日は1日150本ほど走る本数の多い路線で、4台が同時に発車することもあれば、平日で20分、休日で35分の待ち時間があることもあります。これを調整し、10時から16時までは最大でも15分間隔になるようにします。5分間隔となる時間帯もあります。前橋駅の乗り場の配置も見直します。減便は行いません。今後は収支の改善見込みを盛り込んだ共同経営計画をまとめて、7月にも国交相に申請する予定です。

 この動きはほかでも見られます。広島では広電がほかの事業者と協議をしています。岡山では岡電バスと両備バスの両備グループに属する2社だけですが(岡山のバス事業者はほかにもたくさんあります)、重複する11系統を対象にダイヤの調整や減便を行います。4月の開始を目指しています。
(参考:上毛新聞ホームページ https://this.kiji.is/719563605017264128?c=648454265403114593、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2020/11/30/340782.html)

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国際興業バス、「バス利用特典サービス」を2月28日で廃止

 交通系ICカードを使っても割引になるケースはあまりありません。その例外のひとつが首都圏のバス事業者等で行っている「バス利用特典サービス」。「Suica」や「PASMO」を使ってバスに乗れば、自動的にポイントが貯まり、一定のポイントが貯まると特典バスチケットが付与され、自動的にバス運賃に充てることができます。ほかのバス事業者等とも共通で使うことができます。このサービスは磁気カード時代に行われていたものを引き継ぐもので、磁気カードからICカードに移行させるために行われていたものです。

 しかし、国際興業バスは2月28日で、西東京バスは3月12日で「バス利用特典サービス」を廃止します。理由はどちらもICカードの普及が一定割合に達し(西東京バスによれば9割がICカードを利用しています)、当初の目的を達成したからです。ポイントの付与はそれぞれ2月28日、3月12日で終了しますが、特典バスチケットは付与されてから10年間使えます。

 なお、「バス利用特典サービス」を廃止する国際興業バス、西東京バスともに、代替の商品として「金額式IC定期券」を勧めています。全路線で決められた金額までならどこの路線でも乗り放題で、設定された金額を超えた場合は差額だけを払えば良いのです。
(参考:国際興業バスホームページ https://5931bus.com/news_details/id=3013、西東京バスホームページ https://www.nisitokyobus.co.jp/info/19632.html、東急バスホームページ https://www.tokyubus.co.jp/route/ticket/value/service.html)

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「エアポートバス東京・成田」、3月1日に値上げ

 東京駅と成田空港とを結ぶ格安リムジンバス、「エアポートバス東京・成田」ですが、3月1日に値上げを行います。

 現行の運賃は大人1000円、子供500円、深夜大人2000円ですが、3割上がります。新型コロナウイルスの影響で航空機を利用する人が減り、採算が悪化したためです。正規運賃の値上げは2012年の運行開始以来初めてで、値上げ後は大人1300円、子供650円、深夜大人2600円となります。

 また、同じ3月1日から、東京駅から現金で乗るときの方法が変わります。これまでは直接バスに乗ればよかったのですが、3月1日からはJR高速バスきっぷ売り場であらかじめ乗車券を買っておく必要があります。ただし、東京駅のJR高速バスきっぷ売り場の営業時間外に発車する便(東京駅5:00発、5:30発、6:00発)については、現金の人も直接バスに乗ることができます。ICカードを利用する人はこれまで通り、直接バスに乗ります。
(参考:エアポートバス東京・成田ホームページ https://tyo-nrt.com/archives/info/2020-3-1%e3%80%80運賃改定のお知らせ、https://tyo-nrt.com/archives/info/2021-03-01-東京駅乗車方法変更のお知らせ(現金乗車のお、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20210213/ddl/k12/020/093000c)

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立山黒部アルペンルート、4月15日に最大52%の値上げ

 立山黒部アルペンルートは4月15日に2021年の営業を開始しますが、その4月15日に立山ケーブルカー(立山駅-美女平間)、黒部ケーブルカー(黒部平-黒部湖間)、立山高原バス(美女平-室堂間)の値上げを行います。

 値上げ率は立山ケーブルカーが52%、黒部ケーブルカーが39%と高いです。純粋な観光鉄道なので生活に必要な人はなく、思い切った値上げができるのでしょう。現在730円の立山ケーブルカーは1110円に、870円の黒部ケーブルカーは1210円になります。

 ただ、52%や39%も上がるのは上限運賃で、実際に適用される実施運賃はそこまで上がりません。立山ケーブルカーは960円、黒部ケーブルカーは1050円になります。実質的な値上げ率はそれぞれ32%、21%です。

 また、立山高原バスについても実施運賃の変更を行います。現行運賃が1740円のところ、2200円になります。26%の値上げです。
(参考:立山黒部貫光ホームページ https://tkk.alpen-route.co.jp/wp/wp-content/themes/tkk002/pdf/ir-r021224.pdf)

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東京駅前に京王がバスターミナル

 新宿にはいろいろなバスが乗り入れるバスターミナル、バスタ新宿がありますが、東京駅八重洲口にもできるようです。

 2020年12月18日のことですが、UR都市機構と京王電鉄バスは、東京駅八重洲口にできる八重洲バスターミナルの整備、運営について基本協定を締結したことを発表しました。

 八重洲バスターミナルは、東京駅八重洲口につくられる高さ240メートル以上の3つの再開発ビルの中にできます(余談ですが、再開発ビルの中に区立小学校も入ります)。地上1階から地下2階の間に整備されます。北地区、中地区、東地区の3つに分けられ、北地区、中地区と東地区の間は大きい道路(八重洲通り)で隔てられています。バスタ新宿みたいにひとつの建物にまとまっているわけではないのですから、バス乗り場を間違えると大変です。この3つのバスターミナルを京王電鉄バスはUR都市機構から借り、一体的に運営します。八重洲バスターミナルの乗降場所は3地区合わせて国内最大規模の20、東京駅八重洲口を発着する高速バスやリムジンバスがここに集約されます。

 八重洲バスターミナルは3回に分けて開業していきます。まず最初にできるのが北地区、2022年8月にビルが竣工し、バスターミナルが開業します。その後2025年度に東地区、2028年度に中地区が開業し、八重洲バスターミナルが完成します。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/103073)

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「尾瀬夜行」で新潟に抜けることができる?

 東武には浅草を23:55に出る会津高原尾瀬口行きの夜行列車、「尾瀬夜行23:55」というものがあります。シーズンのみの運行で東武トップツアーズの旅行商品として発売される列車なのですが、これを使って新潟方面に抜けることができるのです。いろいろな乗りものに乗りながら。

 どのようなものでしょうか? まず、「尾瀬夜行23:55」に乗って、会津高原尾瀬口まで行きます。会津高原尾瀬口から会津バスの尾瀬沼山峠行きに乗り(会津高原尾瀬口4:20発)、尾瀬御池で降ります。3時間ほど待って(この間に尾瀬の散策もできます)尾瀬御池から再び会津バスに乗り(尾瀬御池9:20発)、尾瀬口船着場まで行きます。尾瀬口船着場から遊覧船に乗り、奥只見船着場に行きます。奥只見ダムから南越後観光バスに乗り、奥只見シルバーラインを経由して新幹線の停まる浦佐駅東口に出ます。本来は尾瀬に向かうための乗りものをうまく組み合わせて、新潟に抜けるのです。途中寄り道せずに乗り継いだ場合、浦佐には12:55に着きます。このルートはとても国道とは思えないところを走る、マニア大喜びのものだそうです。

 このルートは東武トップツアーズの旅行商品として売られていますが、バスや遊覧船の乗り継ぎは「尾瀬夜行」を利用しなくてもできます。ただ一部の区間は予約が必要で、魚沼市観光協会が一括して受け付けるようです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/99669)

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バス停にスコップ

 金沢市中心部のバス停(9か所)には、スコップがあります。

 なぜかと言えば、除雪のため。2004年度から「思いやりの雪すかし運動」という名前で続いているもので、バス停にスコップを備えることによって、地域住民やバス利用者に周辺の除雪への協力を促します。バスを待っている時間に除雪をやってもらうのです。

 スコップは3月まで置かれています。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/07b6e23be9e87cfe1cb2d83534647f576cff1ee1)

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高速バスのダイナミック・プライシング

 JR東日本やJR西日本などは乗車する時間帯によって運賃を変えるという、時間帯別運賃を導入することを考えています。

 その先を行くのが高速バス。事前予約のいる長距離の高速バスは、割引制度が充実しています。席数限定の割引運賃や、あらかじめ需要を予測して混雑の予想具合に応じて運賃を上下させる、いわゆるカレンダー運賃があります。

 最近は新たな運賃体系が生まれました。航空業界やホテルでは当たり前にあるもので、予約状況に応じて随時、価格を変動させるものです。前に買ったから安いというわけではなく、空いていれば直前でも安くなるのです。ダイナミック・プライシングと言われ、高速バスの世界でも、2020年の暮れから、両備バス、京王電鉄バス、ジェイアール東海バスなどで導入することを発表しました。

 さすがにこのような運賃制度は事前予約がいる高速バスだからできるのであって、路線バスや通勤電車ではできません。できるのは、運賃水準自体を値上げして、空いている昼間などはポイントなどで実質的な運賃を下げることぐらいです。昼間や休日だけ使うことのできる定期券の発売もいいでしょう。

 ただ、鉄道でも新幹線などの長距離ではダイナミック・プライシングを採用する余地はあります。お盆や正月などの繁忙期や「みどりの窓口」で切符を買う人からは高い正規料金をもらい、インターネットで切符を買う人には条件次第で割引切符を売るのです。みんなに同じ値段で切符を売ることが正しいことではないのです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/103747)

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