SRTに乗ってきました

 名古屋の中心部に2月13日から走り始めたSRTですが、昨日(5月4日)、ようやく乗ることができました。

 

 SRTは栄を出て名古屋駅を経由し、再び栄に戻るコース。事前にホームページで時刻表を見て出かけたが、栄のバス停には発車の15分ほど前に着いた。バス停はバスに合わせて黒を基調としたシックなデザインで、屋根の付いたベンチがある。ベンチは結構大きいが、屋根の位置が高いため、雨をしのぐ効果があるかは疑わしい。発車(栄16:25発)までまだ15分もあるのに10人近くが待っている。

 発車の5分ほど前にSRTはやって来た。前後の扉から乗客が降りていく。その後で乗ることになるが、現金以外なら後ろの扉からでも乗ることができる。乗るときにお金を払うので、読み取り機にタッチすれば良いのだ。市バスの定期券を持っていたのでそれでタッチしたのだが、定期券で乗ることができず、ちゃんと210円を引かれてしまった。SRTは連節バスで、長さは18メートルのバス。後ろのほうには机のあるボックスシートもある。撮影しながら乗ったので座ることができず、前の車両に立つ。

 SRTの停留所は少なく、名古屋駅までの間で停まるのは、広小路本町と納屋橋のみ。最初はそれほど混んでいなかったが、途中からも乗ってきて、結構混んできた。名古屋駅での停留所は名古屋駅桜通と名古屋駅の2か所。名古屋駅桜通で降りる人は少なく、名古屋駅で大量に降りる。ここからJRや名鉄等に乗って帰るのであろう。乗る人もいたが降りる人に比べたら少なく、車内は空いた。ここで座ることができる。名古屋駅からは広小路通を進むため行きに比べるとスムーズで、行きは25分もかかっていたのに(桜通にも行くので、どうしても時間がかかる)、15分もかからずに元の栄に戻った。

 名古屋では初めての連節バスなので盛況で、今でもスマホで撮影している人を多く見かけたが、実用的な交通機関かと言えば結構疑わしいのが正直なところである。地下鉄だと乗り降りに時間がかかるので路上からすぐに乗り降りできるバスの需要もあるのだが、45~60分間隔で、しかも週末中心の運転では使えない。そもそも名古屋駅と栄を結ぶバスなら、既存の市バスで十分役割は果たしている。昼間だけだが、市バスの都心ループバスC-758系統なら10分間隔である。スピードでは地下鉄に劣るが停留所の間隔が狭く、使いやすさを売りにしている。運営している名鉄バスも本気でやるのなら、それぐらいの本数でないと意味がないだろう。車両もそれなりの数が必要となる。1台だけでは、物珍しさで客を呼ぶ効果はあっても、実用的な交通機関にはなり得ない。何のために導入したのかわからない、というのが正直なところだ。
(参考:SRTホームページ https://www.srt.city.nagoya.jp)

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四国高速バス、福岡線を高知に延伸へ

 四国高速バスはこの春から、自社の高速バス路線の延伸等を行います。

 高松・丸亀-福岡線は、4月1日から高知まで延伸しました。高知では高知駅とはりまや橋に停まります。高知駅-西鉄天神高速バスターミナル間の所要時間は約12時間、運賃は7700~10200円なので、香川県内より500円高いだけです。

 丸亀・高松-名古屋線は、4月1日から坂出駅に延伸しました。その代わり、高速丸亀には停まらなくなります。運賃は利用状況により変わる、ダイナミックプライシングを新たに採用し、4000~10000円です。また、これまで高知に行く場合は「乗り継ぎきっぷ」の設定がありましたが、これは3月31日出発分で廃止になりました。

 丸亀・善通寺-神戸・大阪・USJ線も、3月1日から坂出駅に延伸しました。こちらは、高速丸亀にも停まります。
(参考:TRAICY https://www.traicy.com/posts/20260225362103/、四国高速バスホームページ https://www.yonkou-bus.co.jp)

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石油節約のための10項目

 生活に欠かせない石油、日本ではほとんど産出されず、中東などからの輸入に頼っています。しかし、その中東の情勢から石油の輸入が難しくなり、値段も上がっています。石油そのものだけではなく、あらゆる製品の値段が上がります。そもそも、石油がなかったら、経済活動はできません。価格だけの問題ではないのです。日本だけではなく、世界的な危機なのです。

 そのような状況の中、国際エネルギー機関(IEA)は、政府や企業、家庭でとることができる10項目の対策をまとめた報告書を発表しました。それは、(1)在宅勤務の推進 (2)高速道路の最高速度の10キロ以上引き下げ (3)公共交通機関の利用の促進 (4)大都市圏での私有車の乗り入れ制限(日替わりで乗り入れることができる車両を決める) (5)カーシェアリングやエコドライブの推進 (6)トラックの効率的な運転 (7)液化石油ガス(LPG)を輸送以外の用途にも使う (8)できるだけ航空機を使わない (9)電気を使った調理 (10)石油化学業界における操業の効率化 です。車など石油を多く使うものの利用を減らしていくのです。世界の石油需要のうち、約45%が道路での輸送に使われています。ここにメスを入れることによって、石油の使用量を抑えるのです。これらの方策はすでに実証済みのものであり、車や航空機の利用を減らすことによって使用量を抑えるのです。石油の使用量が減れば、その分石油が安くなったのと同じことなのです。

 そういうことから考えると、やるべきことは、車の使用を減らすことです。そのためなら、ガソリンが高くなっても仕方がありません。それなのに、今日本がやっていることは、補助金でガソリンを安くしています。石油の無駄遣いを奨励しているようなものです。衰退している国情を考えますと、どうしても政策は近視眼的になってしまいますが、車にお金を使うなら、省エネの技術の向上に振り向けるのが望ましいです。日本には新幹線のような理想的な高速鉄道があるのですから、できるだけ車や航空機の利用を減らして鉄道にシフトさせるのが望ましい方向性でしょう。そういう意味では、新幹線のような高速鉄道はまだまだ整備する余地があると言えます。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV3M7TSHV3MUHBI006M.html?msockid=14a30a4a6e7662f310461f4b6ffd6323)

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京都市、市民以外のバス運賃を2倍近くに

 京都には地下鉄がありますが、路線は烏丸線と東西線の2つしかありません。市内の観光で一番便利なのは、バスです。そういうこともあって、京都のバスは混み合っています。有名な神社仏閣などへ行く路線を中心に外国人観光客で混雑していますが、運賃が安いこともあり、市民にとっては観光の恩恵をあまり受けていません。

 そこで京都市は、市民以外の運賃を大幅に上げ、市民については逆に値下げをすることによって、差を付けようとしています。今の均一運賃は230円ですが、市民は200円に値下げするのに対して、それ以外の人は日本人も外国人も関係なく、350~400円と2倍近い差を付けます。2027年度中の改定を目指します。なお、子供や障害者への割引はこれまで通り行い、通勤定期、通学定期も据え置きにします。均一運賃以外のところでも、市民とそれ以外で運賃に差を付けます。京都市内は、市バス以外にも、民間のバス会社も走っていますので、そちらも運賃の改定が必要になります。

 以前にも書きましたが、このように市民とそれ以外で運賃に差を付けることができるのでしょうか? 混雑する車内で素早く運転士が市民かそれ以外かを判別し、適切な運賃を収受しないといけません。ひとりひとりマイナンバーカードや運転免許証で確認することはできないのです。市外からの人でも通勤、通学、通院者については若干安くしたいようですが、そんな器用なことは難しいでしょう。本当なら、外国人だけ高くするとか、荷物料金を取るとかしたいところですが、技術的には難しいと思われます。

 結局のところ、市民割引の適用を受けたいのならば、マイナンバーカードと紐付けしたICカードで対応するしかないでしょう。もしくは、市民専用のICカードをつくり、チャージは駅ではなく区役所で行う方法でも良いです。ICカードを忘れたとか、マイナンバーカードを持ちたくないとか言う人は、高い運賃を払うことになっても仕方がありません。当然ながら支払いは現金には対応していません。また、市外の人でも通勤定期や通学定期は、割安は市民用の運賃をベースにします。毎日ではありませんが、通院などある程度使う人のために回数券を復活しても良いでしょう。紙ベースの回数券ではなく、専用のICカードに格納し、それを改札機にタッチして使います。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV2T34LZV2TPLZB00FM.html)

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美祢線BRT、専用道はなし

 2023年の豪雨以来、運休が続いていた美祢線ですが、JR西日本が推奨していたBRTになることが決まりました。冷静に考えると、鉄道にするほどの需要はなく、鉄道として復旧させようとすると時間もかかります。冷静に考えれば考えるほど、鉄道に固執せず次のステージに進むのが賢明です。BRTなら、本数が鉄道の1.5倍程度に増えます。スピードも、快速便なら鉄道と遜色がありません。鉄道に比べて3分遅くなるだけです。

 とは言っても、専用道はつくられず、バスは一般道を走り続けます。線路に沿って走る通常便も、停留所を減らして国道316号を経由する快速便も、全区間一般道です。なぜBRTなのに、専用道がないのでしょうか? その理由は、お金をかけて専用道をつくっても、効果が得られないからです。

 専用道の候補に挙がっていたのは、南大嶺-美祢間(2.5キロ)、貞任第5踏切-厚保間(4.2キロ)、厚狭-下河端第2踏切間(1.2キロ)の3区間。約21~45億円の費用がかかりますが、時間の短縮効果は1分程度しか見込めません。新幹線停車駅近くでも、近くに道路がないような区間でも、BRTにしなければならないような状況ではないのです。

 その代わりとして考えられているのが、PTPSの設置。バスが交差点で停止しなくても良いように、信号機の制御を行います。PTPSは5か所に設置する予定で、約0.6億円の費用で、最大1.5分の短縮を図ることができます。こちらのほうが効率的なのです。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20260308-GYS1T00023/、山口県ホームページ https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/231826.pdf)

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神戸市交通局、4月1日に黒字系統も10%以上の減便

 神戸市交通局は4月1日にバスのダイヤ改正を行います。

 今回のダイヤ改正では、4つの路線の運行を休止し、25の路線で便数を減らします。平日は約11%、土曜は約15%、休日は約14%の削減です。休止する4つの路線のうち、2つは六甲山や摩耶山への急行便(急行106系統:JR六甲道から阪急六甲を経て六甲ケーブル下まで、急行18系統:三宮駅から新神戸駅を経て摩耶ケーブル下まで)ですが、利用者が少ないので休止することにしました。

 それよりも目立つのが、黒字で本数の多い系統の減便。路線の廃止は地元から反対されますが、本数が多いところなら少々減っても客が逃げることがないからと考えているのでしょうか? 代表的な減便される系統は、JR六甲道から阪急六甲を経て三宮神社に行く2系統です。途中、駅から離れた山側を通るため(鉄道の駅からは坂を登る必要があります)、バスの需要があるところです。1日約16000人が使う、市バスで最も利用者の多い路線です。平日は314便から283便に約10%減ります。土休日は290便から243便に約16%減ります。

 もうひとつ減る主要系統は、16系統(阪神御影-六甲ケーブル下)、36系統(阪神御影-鶴甲団地)。16系統は六甲ケーブルのアクセスとしても使われていますが、平日の主役は神戸大学の学生や団地の住民です。こちらもそれぞれ1日8000人程度が使います。ダイヤ改正によって16系統は、平日は252便から224便に約11%減り、土休日は196便から164便に約16%減ります。36系統は、平日は249便から232便に約7%減り、土休日は147便から138便に約6%減ります。

 三宮駅ターミナル前と神戸北町とを結ぶ64系統は、北神急行が市営化されたため利用者が大幅に減り(2019年度は約8500人利用者がいましたが、2024年度は約6100人となりました)、赤字になってしまいました。そのため、減便されることになりました。平日は211便から174便に約18%減り、土曜は177便から139便に約21%減り、休日は148便から138便に約7%減ります。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/kobebus2026/)

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留萌線全線廃止後の交通体系についての続報

 段階的に廃止を繰り返し、深川-石狩沼田間となった留萌線ですが、ついに4月1日に全線廃止になります。廃止になった後の交通体系については以前にも記事にしましたが、復習を兼ねてもう一度書くことにします。

 留萌線廃止後は、道北バスの「きたそライナー」が上下合わせて8本(平日はこのうち1本が深川駅前を経由せずに深川西高校まで行きます。休日は7本)、定期券を持っている人だけ乗ることができる明日萌観光バスが深川駅前行きの1本(高校の長期休暇中や休日は0本)、そして深川市立病院に行く空知中央バスの路線バスが上下合わせて10本(休日は6本)走ります。朝夕に走る「きたそライナー」は速達便の扱いで、通常なら30分かかる深川-石狩沼田間を25分で結びます。なお、旭川と留萌を結ぶ路線バス(石狩沼田には行きませんが、深川と秩父別は通ります)は10本のまま変わりません。定期券は空知中央バスのものを買います。これで道北バスの「きたそライナー」にも乗ることができます。

 また、交通結節点として4月には秩父別にコミュニティプラザができ、11月には深川にバスターミナルができます。秩父別のコミュニティプラザは、1階に信用金庫、2階に商工会が入ります。そして、10月からは空知中央バスの路線バスも地域が運行主体となる自家用有償旅客運送、「きたそライナー」に移行します。

(追記)
 深川-石狩沼田間のJRの運賃は360円でしたが、バスだと650円です。定期券は鉄道が1か月9790円でしたが、バスは2倍以上の23400円です(JR北海道と沼田町が差額の一部を負担します)。かなりの値上げですが、設備投資が車両ぐらいで、補助金も期待できるバスでもこれぐらいの運賃になってしまうのが現状です。逆に言えば、ローカル線のJRの運賃はかなりの割安なのです。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20260311_KO_rumoisenbus.pdf、FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/1024213)

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平成筑豊鉄道、バス転換へ

 平成筑豊鉄道は、国鉄の伊田線、田川線、糸田線の3線を引き継いだ第三セクター鉄道。最初のころは新駅の設置や増発といった経営努力を行い、結構好調でしたが、次第に沿線の人口が減ったこともあり、苦しいものとなっていました。

 そこで平成筑豊鉄道の今後のありかたを議論する法定協議会を設置し、議論を行ってきました。バス、BRT、鉄道のままでの上下分離の3案の中から沿線9市町村、福岡県、公共交通事業者、有識者ら27人の委員が書面で投票した結果、棄権した人を除いて一番多くの票を得たバスにする案に決まりました。沿線自治体も過半数がバスを支持していて、その意向が反映されたとも言えます。バスに転換するメリットは、赤字額が少ないこと。今後30年間の赤字額の見通しが、現状のままだと473億円ですが、バスは110億円、BRTは148億円、上下分離だと439億円です。

 2026年度の早い時期に地域公共交通計画を作成した上で、国の補助金などを使い、バスへの転換を進めていきます。具体的な廃止時期は決まっていませんが、いずれは明治時代からの歴史にピリオドを打つことになります。もっとも、バスにした場合、今の鉄道に沿ったバス路線になるようですが、44人程度の運転士が必要となります。その運転士を確保できるか、ということも問題になります。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV3S2CXDV3STIPE008M.html、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20260326-GYS1T00017/、福岡県ホームページ https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/256097.pdf)

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木曽川の渡し船に乗ってきました

 川を渡ろうと思ったら、橋を渡れば良い。しかし、かつては大きな川に架かる橋はなかったので、船に乗って渡ることもあった。渡し船もいくつかあった。しかし、橋がつくられると、渡し船は存続意義を失い、消えていく。こうして渡し船は貴重な存在となった。木曽川にもいくつか渡し船があったようだが、残っているのは一宮市と羽島市とを結ぶ西中野渡船ぐらいで、それも2025年に近くに橋ができたことから25日で県営としての営業を終了する。一宮市が引き継ぐようだが、廃止直前の日曜日の22日に乗ってみることにした。

 

 名鉄一宮で尾西線に乗り換える。6:49発の津島行きは2両編成、5つ目の玉野で降りる。玉野はホーム1面だけの無人駅。名鉄なので自動改札機はあるが、そのほかは何もない。川のほうに向かって歩く。西のほうに歩くこと55分、少し迷ったが西中野の渡船場に着く。堤防に小屋があったので戸を開けたところ、船頭の控え室のようで、利用するには堤防を降りて並ばないといけないとのこと(待合室の類はない)。8:30の運航開始だが、すでに4人が並んでいた。その後も増えていく。NHKの取材陣も来て、近いうちに夕方のニュースで使うらしい。

 8:30から少し遅れて、船頭がやって来た。乗る船はボートみたいな小舟で、屋根はない。救命胴衣が渡され、それを着てベンチみたいなシートに座る。片側に6人ずつ、両方で12人座る。定員は船頭を含めて14人なので、乗ることができるのは12人。並ぶ人が多いため乗ることができないのも2、3人いて、それとNHKの人に見送られて出航。波のない、穏やかな川面を進んでいく。

 対岸には5分ほどで着く。こちらは岐阜県側だ。西中野の渡船場も小舟が2隻あるだけだったが、こちらはそれ以上。港らしい設備は何もなく、ただ乗船場の看板しかない。コンクリートで固めるわけでもなく土のままで、ボートみたいな小舟といい、子供の探検みたい。とても県が運営しているものとは思えない。渡し船と言えば、天保山で乗ったものを想定していたが、よく令和の今まで残っていたものだ。こんなのでよく利用する人がいるのが不思議なぐらいだ。本来、渡し船は対岸に来れば降りるものだが、両方ともアクセスに難があるため、車で来て往復乗る人が多いらしい。岐阜県側で降りたのは私を含めて5人、並んでいたのは8人なので、3人を残して愛知県側に戻っていく。

 15分ほど歩くとバス停に着く。羽島市のコミュニティバスだが、25年ほど前まであった名鉄の代替バスを兼ねているので、本数はある。日祝の午前中はやや少ないが、それを除けば1時間に1本ある。平日の朝夕は1時間に2本だ。西中野のほうは2時間に1本しかないので、そちらよりも本数は多い。運賃も100円と安い。15分ほど待ってバスに乗る。交通系ICカードは使えず、「PayPay」が使えるので、それで支払うことにする。乗ったときは誰もいなかったが、その後は乗る人がいて、終点の羽島市役所前駅では4人になっていた。

 竹鼻線は今回のダイヤ改正で本数が大幅に減り、30分間隔になった。また乗車した羽島市役所前も無人駅になっている。このような寂しい現状だが、来た列車(羽島市役所前9:40発)は最新型の4両編成。2両と思っていたが、意外だった。笠松からは名古屋本線に乗り換え、名鉄名古屋に戻った。

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閑蔵線、3月末で廃止

 大井川鐵道の井川線に沿って、閑蔵線というバスが走っています。大井川鐵道のグループ会社である大鉄アドバンスが運行し、鉄道で1時間半かかる千頭-閑蔵間をたったの30分で結んでいます。井川線に乗ると、来た道を戻らないといけないので、変化を付けることができるこのバスは貴重な存在です。以前、大井川鐵道に乗ったとき、帰りはこのバスに乗りました(そのときの旅行記はこちら)。今は1往復だけが走っています。

 しかし、この閑蔵線ですが、新型コロナや2022年9月の台風の影響により、長い間利用が低迷していました。そこで大鉄アドバンスは沿線自治体等に申し入れ、4月1日に廃止することになりました。3月31日が最終運行日です。
(参考:大鉄アドバンスホームページ https://daitetsu-adv.co.jp/shared_bus/、大井川鐵道ホームページ https://daitetsu.jp/ft_bus)

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