広電、併用軌道で時速50キロ走行試験

 路面電車の最高速度は軌道運転規則により時速40キロとされています。車の少ない時代ならこれでも十分速かったのですが、今となっては遅く、車にどんどん抜かれてしまいます。道路が狭いのならともかく、何車線もある道路ならこの規制は厳しすぎます。

 そこで広電は、3月4日から横川線十日市町-別院前間(長さ770メートル)において、時速50キロで運転することにしました。この取り組みは国交省、警察庁、有識者や軌道事業者で構成される、路面電車の速度向上に係る検討会における検証の一環として行います。国交省から軌道運転規則の例外取扱い許可を受けて行います。今回時速50キロで走るのは試運転車両であり、実際に客を乗せて走るわけではありません。

 今回の試運転で問題がないことが確認されたら、実際に営業車両で客を乗せて、十日市町-別院前間を時速50キロで走ることになります。6月ごろの見込みで、実現すれば72年ぶりのスピードアップということになります。実際の車の流れに近づくことになり、自動車との速度差が少なくなることから接触事故が減ることが見込まれ、将来的には速達性向上につながるとされています。ライトラインなど、状況の良いところについては問題がなければ最高速度の引き上げをするのが望ましいでしょう。
(参考:広島電鉄ホームページ https://www.hiroden.co.jp/topics/2026/pdf/0303-traininfo/release.pdf、中国新聞ホームページ https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/796352)

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ライトライン、4月1日ダイヤ改正で昼間の発車時刻を揃える

 ライトラインは4月1日にダイヤ改正を行います。

 現在、昼間(11~15時台)の宇都宮駅東口の発車時刻は、休日が毎時0、12、24、36、48分とわかりやすくなっていますが、平日は毎時10、22、34、46、58分と同じ12分間隔ですが、わかりにくくなっています。しかし、今回のダイヤ改正で、平日も休日と同じように毎時0、12、24、36、48分とわかりやすくなりました。

 このほか、平日夕ラッシュ時間帯(17時台後半~19時台前半)の芳賀・高見沢工業団地発の上りの発車時刻を等間隔にしまうs。現在は8~10分間隔ですが、これが9分間隔に統一されます。
(参考:ライトラインホームページ https://www.miyarail.co.jp/cms/wp-content/uploads/2026/02/プレスリリース-ダイヤ改正-2月25日.pdf)

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富山県内90分限定のフリー切符が2枚300円

 富山県は、2月20日から3月15日の間、「電車・バスで行こう!」キャンペーンを行っています。そして、その間、平日の90分間、乗り継ぎが自由な乗車券2枚を300円で発売しています。1枚あたり150円で、90分の時間内であれば、複数の乗り物を乗り継ぐことができます。

 どういうことでしょうか? 富山県は、県民1人あたり、地域交通を1年間で50回利用することを目標として掲げています。公共交通は日常生活で使ってもらってこそ価値があるものです。無理に乗らなくても、時々乗ってもらうレベルで十分なのです。そのきっかけとして行うのが、このキャンペーンなのです。ですから、富山県民以外の人は利用できません。県民なら、通勤、通学でも、レジャーでも構いません。

 話を切符に戻します。利用するには、まずネット上で参加登録をする必要があります。そして、スマホアプリで購入します。支払いもアプリ内で行います。スマホの画面がそのまま切符になり、乗り降りの際はスマホの画面を提示します。利用できるのはあいの風とやま鉄道(「あいの風ライナー」は別途料金が必要です)、富山地鉄(特急は除きます)、万葉線のほか、コミュニティバスの類も一部を除いて乗ることができます。JRは対象外です。あいの風とやま鉄道だとかなり長い区間でも利用できそうですが、降車の際、90分の有効期間が過ぎていれば、乗車駅からの正規料金を支払わないといけません。それで、はたまた余談ですが、このような有効期間が異様に短いフリー切符は、うまく使えば複数の交通機関を乗り継ぐことによって生じる、運賃の上昇を抑える効果もあります。広電では、8時間有効のフリー切符がありますが(それを使って広電に乗ったとき旅行記はこちら)、それよりもさらに利用エリアと有効期間を思いっきり短くするのです。

 また、休日に関しては、3月8日だけですが、富山地鉄の鉄道線が100円で1日乗り放題になります。こちらは特急も対象です。
(参考:富山県ホームページ https://www.pref.toyama.jp/densha-bus/)

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広電の循環線は昼間のみの運行

 広電の駅前大橋ルートは2025年8月に開業しましたが、循環線の整備は遅れていました。

 ところが、その遅れていた循環線ですが、開業日が明らかになりました。開業日は3月28日、この日から休止していた的場町、段原一丁目を通る循環線が走ります。系統番号はLで、2003年の7号線(横川-広島港間)以来、23年ぶりに誕生する新しい系統です。運賃は他の系統と同じく、大人240円、子供120円です。なお、5月以降、レトロ電車等による定期運行を行います。

 循環線は内回り、外回りの2つがあり、昼間のみ運行します。平日、休日ともに10~16時のみの運転です。運行間隔は平日は約25分間隔、休日は約45分間隔で、運行本数は平日は1日15本(内回り、外回りともに1日15本)、休日は1日8本(内回り、外回りともに1日8本)です。路面電車だから朝から晩までそれなりの本数が走るものと思っていましたが、昼間のみの運行で、しかもその運行間隔が長いとは思ってもいませんでした。

 そのほか3月28日には、ダイヤ改正も行います。駅前大橋ルートが開業してから、広島駅の乗降客数が増加しているためです。1号線は、平日朝ラッシュ時の車両を大型化します。休日も利用の多い時間帯を中心に増便や大型化を行います。5号線も早朝の増便を行い、始発も繰り上げられます。

 1号線で実証運行中だった平日朝のラッシュ時の快速便も本格的に運行します。2系統でも2本が快速便となり、合わせて4本ということになります。
(参考:広島電鉄ホームページ https://www.hiroden.co.jp/topics/2026/0328-loopline_toppage.html)

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福井鉄道、4月から夕方に急行を試験増便

 以前に予告した、福井鉄道の話です。

 福井鉄道の定期券利用は、ハピラインふくいの開業後、減っています。特に通学定期は前年同期に比べて1割減っています。JRだったときは特急が優先されたため普通列車についてサービスができなかったのですが、特急がなくなったので普通列車のサービスを充実させるようになったからです。しかも、福井鉄道の沿線にあった高校が統合され、新駅のしきぶの近くに移っています。

 そのような厳しい状況ですが、福井鉄道は通勤、通学の定期利用客を増やすため、4月から15~18時台に急行を増やすことにしました。たけふ新からえちぜん鉄道の鷲塚針原までの間を直通する急行で、福井駅を経由しません。半数ほどの駅に停まり、所要時間はこれまでより30分近く短縮されます。また、直通列車以外でも田原町での接続を改善し、乗り換え時間を10~20分短縮させます。

 また、割引率の高い定期券を導入します。詳細はわかりませんが、最大22%安くなるようです。ハピラインとえちぜん鉄道を乗り継いだ場合とほぼ同じ水準になるようです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/6bfb97e05dc90607c12480f4861ec010f338355d)

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福井鉄道、特定日に運休する急行、2月28日ダイヤ改正で廃止

 福井鉄道は2月28日にダイヤ改正を行います。

 福井鉄道には、特定日に運休する急行が上下合わせて5本あります。不定期に運休する列車なのですが(運休する日は事前に公表されます)、これが2月28日のダイヤ改正で廃止されることになりました。やはり事前に予告があるとはいえ、運休する日がある列車は使いづらかったのでしょうか? なお、今回のダイヤ改正では、特定日に運休する急行の廃止以外の変更事項はありません。

 ただ、福井鉄道には別の話もあります。それについては後日、書きます。
(参考:福井鉄道ホームページ https://fukutetsu.jp/newsDetail.php?num=653)

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運転士不足で4号系統休止

 長崎電気軌道は明日18日にダイヤ改正を行います。

 そもそも、なぜダイヤ改正をやるのかと言えば、運転士が足らないため。現在のダイヤを維持するためには94人の運転士が必要ですが、85人しかいないのです。それではどれぐらい減るのでしょうか? 9時台から19時台の場合、現在、1号系統は約5分間隔、3号系統は約7~9分間隔、5号系統は約9分間隔で走っています。それがダイヤ改正後は、1号系統は約7分間隔、3号系統は約10分間隔、5号系統は約11分間隔となります。全ての系統を合わせると、784便から672便に減ります。112便も減るのです。ただし、朝夕には増発便を設定するようです。

 そして、朝夕しか走らないレアな4号系統の運行を休止します。2年半ほど前に長崎に行ったときに乗り残した系統ですが、結局は乗らないままになってしまいました。これまで4号系統を使っていた人は、交通系ICカードやクレジットカード等のタッチ決済なら、西浜町で乗り換えることによって、1回分の運賃で利用できますが、現金の人は2回分の運賃が必要になります。
(参考:長崎電気軌道ホームページ https://www.naga-den.com/pages/1405/、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC058LW0V00C26A2000000/)

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岡山電気軌道、2029年度に路面電車の環状運転を実施

 岡山電気軌道には、以前から環状運転の計画があります。まだ岡山駅前広場への乗り入れも実現していないので、まだまだ先の話と思っていたのですが、近いうちに実現するようです。

 まず、環状運転の内容について説明します。岡山電気軌道には東山線と清輝橋線の2つの路線がありますが、清輝橋線の大雲寺前と東山線の西大寺町との間、0.6キロを結んで環状運転します。岡山駅→大雲寺前→ハレノワ前→西大寺町→岡山駅と結ぶ単線左回りの3.4キロの路線ができます。このうち、この新しくできる0.6キロの路線の途中にハレノワ前という電停を設置します。ハレノワは、2023年にできた岡山芸術劇場のことで、ピーク時には1時間に3本以上走り、事業費は約27.4億円です。

 それでは、以前から話のあったこの路線が実現することになったのでしょうか? 鉄道会社が自ら責任で投資し、運賃で回収していくというやりかたでは、いつまで経っても鉄道はできません。そこで、ここハレノワ線では、みなし上下分離という方法を採ります。新しくできる区間も岡山電気軌道が整備し、施設の保有も運行も岡山電気軌道が行いますが、新しくできる区間の整備費用は国と岡山市が半分ずつ負担します。ハレノワ線全体の維持管理にかかる費用は岡山市が全額負担します。新しくできる区間の固定資産税は岡山電気軌道が支払いますが、その税金相当額は岡山市が負担します。こういうスキームができたので、計画が前に進んだのです。

 環状運転は2029年度中の運行開始を目指します。岡山駅前広場への乗り入れは2027年3月の予定なので、それから2~3年でさらに伸びることになります。岡山駅前広場への乗り入れもハレノワ線も、できたら乗りに行きたいです。
(参考:岡山市ホームページ https://www.city.okayama.jp/shisei/cmsfiles/contents/0000078/78385/01_roden.pdf、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/e9b93b376d2a31e9f454dabeed74d3275fd4e43f)

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熊本市電、益城方面に延伸か?

 熊本市電には健軍町から市民病院への延伸構想がありますが(ただし、相次ぐトラブルの影響で延伸の時期は遅れるようです)、ほかにも延伸構想があります。

 東のほうへは、健軍町から直線距離で約5キロの益城町役場付近へ延伸します。市民病院への路線と途中で別れることになりますが、分かれるところまでの間に単線区間ができますので、そこが輸送上のネックになると思われます。西のほうは田崎橋から直線距離で約4キロの西区役所付近へ延伸します。南のほうへは辛島町から直線距離で約1.5キロの南熊本に行きます。

 これらの延伸構想は20年後を想定した中長期計画の中にあるので、まずは市民病院への延伸ができてからの話になると思われます。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20260106-GYS1T00048/)

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熊本で朝ラッシュ時以外にクレジットカードのタッチ決済を使えば2割引

 前の記事で熊本市電の交通系ICカードについて書きましたが、熊本市電も熊本のバス等もクレジットカードのタッチ決済が使えます。

 その熊本の鉄道、バスのタッチ決済ですが、12月1日から31日の間、平日朝のラッシュ時を除いて、運賃が2割引になります。

 対象になる路線は、熊本市内を通る系統の路線バスと、熊本電鉄電車、熊本市電です。路線バスは熊本市内を一部でも通過すれば対象となりますが、高速バスやリムジンバスなどは対象外となります。熊本電鉄と市電は全線が対象です。

 割引にならないのは、平日朝7:30~8:30に降車した場合です。渋滞などで遅れてこの時間帯に降りることになっても、割引の対象外です。そのほかの平日と、休日(12月29~31日を含みます)の全ての時間帯は2割引です。
(参考:共同経営推進室ホームページ https://ksp-lp.com)

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