たべちゃんのヨーロッパ新婚旅行記(2)
今回のプランではヴェルサイユへの観光が含まれていなかったので、自分たちで電車に乗って出かける(普通は、オプショナルツアーでバスに乗って出かけると思われるが)。
ヴェルサイユへ行く鉄道はいくつかあるが、私たちが乗ったのはRER(高速郊外地下鉄線)。2階建ての電車で、1等車も連結されている。座席はクロスシートで、トイレもある。パリ中心部では地下を走るが(駅は地下鉄よりも少ない)、郊外では地上を走る。駅での放送は全くなく、時刻表の掲示もわかりにくいものではあったが、何とか迷わずにヴェルサイユに行くことができた。
ヴェルサイユは、もともとは小さな村であった。しかし、ルイ14世がこの地に大宮殿を造らせたのだ。大宮殿の名は、ヴェルサイユ。一流の建築家などを集め、巨額の費用と50年もの歳月をかけて造られたのだ。
日本語テープガイドを借りて宮殿の中に入る。見ることができるのはほんのわずか。でも、中に展示されている調度品は豪華なものばかり。当時の華やかな生活が想像できる。
ヴェルサイユ宮殿の奥には、広大な庭園が広がっている。この大庭園も忘れずに見ておきたいものだ。とは言っても、グラン・カナル(大運河)の先まで歩いていこうと思ったら、1時間はかかるらしい。
また、ヴェルサイユ宮殿の奥には、窮屈な生活を嫌ったマリー・アントワネットが住んでいた、プティ・トリアノンや田舎家などもある。宮殿と庭園は、全てが国民に公開され、朝起きてから寝るまで全てにおいて、厳格な決まりごとが決められていた。しかし、マリー・アントワネットの許可がないと入ることができないプティ・トリアノンなどではしきたりのない、自由な生活ができたのだ。
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