たべちゃんのヨーロッパ新婚旅行記(7)

 2回に分けて紹介するローマ、今回は「現代編」だ。

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 映画「ローマの休日」で有名な、スペイン広場。名前の由来は、17世紀、このあたりにスペイン大使館があったことに因る。

 ここでは、映画のヒロインみたいに、ジェラートを食べながら階段を下りたいところだが、残念ながら階段付近での飲食は禁止されている。真似する人が多くて、掃除に手間がかかったからなのか?


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 スペイン広場からタクシーに乗って、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会に行く。ここの教会の起源は6世紀に遡るらしいが、あまり知られてはいない。ここの教会は、入口付近にある「真実の口」で有名なところだ。

 映画「ローマの休日」で「真実の口」に手を入れる場面があるが、もともとこれはマンホールのふたらしい。だから、うそつきでも手を噛み切られることはないのだが、やはりちょっと怖くなる(手を噛み切られるほど、うそをついていることはないのだが)。「口」に手を入れたがもちろん噛み切られることはない。

 私たちが出ようとしたときに、急にたくさんの人がやってきた。並ばずに済んでラッキーだった。


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 スペイン広場と同じく、一日中観光客であふれているトレヴィの泉。バックの建物が大きく、しかも泉の前の広場は狭いので、うまく写真を撮ることはできない。

 トレヴィの泉は、水道(ローマ時代につくられたもの)の改修記念として18世紀にできた噴水。バックにある建物を利用し、彫刻や岩をうまく配置してできたこの泉は、つくるのに30年かかったそうだ。

 ここで泉にコインを投げたら、再びローマに戻ることができるという。私たちもそれにしたがって、コインを投げてみた。いつの日か、また行きたいものである。(おわり)