たべちゃんの飛騨路旅日記(4)
2001年1月21日 酒蔵巡り
冬の高山の寒さは、そこに住む人にとってはつらいものだが、酒づくりにはいい条件である。そのため、市内には8つの造り酒屋があり、味を競い合っている。毎年1月、2月には8つの造り酒屋が交代で1週間づつ酒蔵を公開し(この時期以外は公開していない)、工場の内部を見学した後に(雑菌が入るのを防ぐために、公開している時間にはお酒はつくらないようである)、最後にはできたてのおいしいお酒をほんの少しだけだが味見することができる。
まだまだ酒蔵巡りはできるので、今度はほかのところにも行ってみたいと思う。
2001年2月3日 白川郷ライトアップ
白川郷のライトアップは、最近かなり有名になり、全国から観光バスが押し寄せてくる。私が行ったときも、岡山から来ているバスがあったぐらいだ。私もこのように評判になった白川郷のライトアップを見学したいと思い、濃飛バスに電話したが、観光バスのほうはすでに満員で、臨時特急バスに乗ることにした。観光バスと臨時特急のバスは車両が違うだけで、ほかには大きな差はない。
臨時特急バスの運転手のガイドで、一般道を2時間かけて白川郷に到着。高速道路が開通したら高山との間を40分で結ぶことができるが、これでもかなり速くなったようである。すっかり暗くなった18:00、ライトアップが始まった。今回(第3回)は駐車場に近い「民宿 源作」付近がライトアップされる。光が一面に覆われた真っ白な雪を照らし、合掌造りの民家が浮かび上がってくる。
↑真っ白な雪と白川郷の合掌造りの民家
2001年2月4日 秋神温泉 氷点下の森(朝日村)
白川郷の次は秋神温泉。バスセンターに行くと、小さいバスが止まっていた。バスセンターを出発してしばらくして、運転手の携帯電話がなる。「急に飛び入りの客が入ったので、駅まで戻ってきて欲しい」とのことだった。結局、バスセンターを10分ほど遅れて出発した。凍結した道を走ること1時間、様々な色の光が私たちを迎えてくれた。あれが「氷点下の森」だ。
秋神温泉の「氷点下の森」は、秋神温泉の旅館の主人がひとりで造り上げた氷の芸術である。冷え込む夜間に水を放水し、長い時間をかけて氷の芸術を造り上げる。氷が様々な色の光に照らされ、本当に綺麗だ。森の散策に疲れたら、旅館の主人がやっている小さな喫茶店での一休みもできる。
これだけのものをつくるには長い時間がかかる↓
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