たべちゃんの飛騨路旅日記(8)
2002年4月19日 古川祭
4月の飛騨は祭の季節。雪に閉ざされた飛騨にも春が訪れ、人々は新しい命の息吹に感謝する。
春の高山祭の少し後の19・20日が、古川祭である。古川にも高山と同じように、豪華な屋台が見られるが、古川の魅力は何といっても19日の夜に行われる「起し太鼓」。高山祭を「静」の祭とするならば、古川祭は上半身裸の男が激しくぶつかり合う、「動」の祭だ。「起し太鼓」が大きな太鼓を鳴らしながら町を練り歩く。それに小さな「付け太鼓」を付けようとする一団との攻防が町内のあちこちで繰り広げられる。間近で見るこの攻防は本当に迫力がある。こんな迫力を味わえるのはそうないだろう。
2002年4月13・28日 臥龍桜(宮村)・荘川桜(荘川村)
全国的に咲くのが早かった今年の桜。飛騨も例外ではなく、高山も9日に満開となった。平年より12日も早い。
13日に、奥飛騨に行った帰りに宮村の臥龍桜を見に行った。臥龍桜は樹齢1000年を誇るエドヒガンザクラで、飛騨一ノ宮駅の裏手にある。桜の様子が、龍が横たわる姿に似ていることから、「臥龍桜」と名付けられたのだ。
それから約半月後、今度は荘川桜を見に行った。御母衣<みぼろ>ダムの湖畔に2本並んで立つ荘川桜。もともとは中野地区の2つの寺の境内に立っていた桜なのだが、ダムの建設に伴い移植されることになったのである。当時、樹齢400年以上の桜の移植は例がなく、成功の可能性は低いと言われたが、翌年の春、見事な花を2本の桜は咲かせた。この2本の桜には、多くのドラマが秘められているのだ。
臥龍桜(宮村)↓
↑荘川桜(荘川村)
2002年6月30日 清見のラベンダー畑
「ラベンダー」と言えば、富良野あたりを思い浮かべるであろう。しかし、飛騨でもラベンダー畑がある。清見村の中心部から車で5分もかからないところに、目指すラベンダー畑がある。仕事で忙しい、旅に出かけるお金がない、という方は是非下の写真を見てもらいたい。いい香りまでは伝わらないが、ラベンダーの美しさに心が洗われるであろう。(おわり)
↑清見のラベンダー畑
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