広島の春と冬(1)

 今回の旅のはじまりは、珍しくバス。広島行きの夜行バス「セレナーデ」に乗って、私の旅は始まる。広島駅で1日乗車券(宮島への乗船券つき、840円)を買い、さあ出発!

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 世界文化遺産の厳島神社があり、広島の観光地として有名な宮島。宮島は広電宮島駅から船で10分のところにある。船は港を離れ、宮島へゆっくりと進みはじめる。朝から降っていた雨も止み、ほっと一安心。


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 宮島といってまず最初に思い浮かべるのは、厳島神社の大鳥居。潮が引いていたら、もっと近くまで行って写真を撮ることができたのに。

 厳島神社は6世紀に創建されたが、平安末期に平清盛によって保護され、今に伝わる寝殿造りの社殿もそのときにつくられた。厳島神社のとなりにある宝物館の社宝の中には、そのときの繁栄を今に伝えるものもある。

 厳島神社を鑑賞した後は、みやげ物街を歩く。途中、焼きがきを売っている店があったので、入ってみる。牡蠣の大きさには目を見張るばかり。味のほうも塩味が効いていておいしい。再び船で宮島口に戻り、あなご飯を食べる。あなごがご飯の上にびっしりと敷き詰められ、こちらもグッド。


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 広島は日本で一番路面電車が発達した街。ひっきりなしに街の中を走り回り、市民や観光客の足として活躍している。宮島方面は割合スピードも出て、快適だ。

 上の写真に写っているのは、2年前に入った最新車両。今年は、さらに新車が導入されるらしい。この路面電車に乗って、広島市内に戻る。