富山キトキトの旅(1)

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 名古屋駅出発直前の「ワイドビューひだ」。土曜日の朝なので、8両編成ではあるがかなり混んでいる。高山などの観光地に出かける客を乗せて出発。

 列車は飛騨(益田<ました>)川沿いに敷かれた線路をすいすいと走っていく。JRになってからつくられた新車らしく、パワフルな走りを見せる。振り子機能はついていないものの、この新車の投入によって名古屋-高山間の所要時間が30分も短縮されたのである。

 サミットを過ぎた高山で5分停車、ここで後ろの5両を切り離し、3両という身軽な姿になる。車内販売員もここで降り、「ローカル特急」の感を強くする。乗客がなかなか減らなかったのは意外であったが。


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 富山の駅弁としてあまりにも有名な「ますのすし」。その工場は富山駅からバスで25分の工業団地の中にある。工場ではガラス越しに「ますのすし」の製造工程を見ることができ、また、売店ではここだけでしか売られていない特製の「ますのすし」もあった。

 その後、富山駅前に戻り友人と夕食。富山のキトキトな魚を食べながら話をすると、あっという間に時間が過ぎてしまう。新鮮な魚で味は良かったのだが、最後に精算すると値段はびっくりするほどであった。